自信をつける方法については動画でも解説中!
- 自信を構成する要素を知れる!
- 自信をなくしてしまう理由が分かる!
- どうすれば自信をつけられるのか方法が分かる!
この記事では、自信が低く日々の生活にネガティブな悪影響を及ぼしてしまっている人を対象に、「自信をもてない人のための心理学」を参考にどうすれば自信をつけられるようになるのかその方法を解説していきます。
自信を持てない人のための心理学
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。
今日の記事では、
フランスの精神科医フレデリック・ファンジェ博士が書き記しロングセラーとなっている名著
「自信をもてない人のための心理学」
より、
- 自信とは何か
- 自信を失ってしまう理由は何か
- どうすれば自信をもてるようになるのか
というお話を、心理学的知見から解説をしていきます。
自信を高めることができると、
- やる気が高まり
- チャレンジする勇気を持て
- 困難にくじけ無い強いメンタル
を持つ事ができるようになります。
今日の記事を読むことで、
そんな博士が解説する、自信を構成する要素、そしてそれらを高めていく方法を学ぶことができます。
是非最後までお楽しみください。
自信のメカニズム
フレデリック・ファンジェ博士によると、
「自信」というのは、次の3つの要素の相互作用によって成り立っていると言います。
その要素というのは、
- 自己評価
- 行動
- 自己主張
の3つです。
これら3つの要素というのは、どれか1つだけでも高まれば他の2つもつられて高まるという仕組みになっていますが、
そのことは逆に、どれか1つだけでも低くなると、他の2つも一緒に低くなるというわけです。
自分に対する評価が低いと、行動意欲は起きませし、勇気をもってNOと他人に言うこともできません。
行動する力が弱いと、本来なら行動することで得られる知識や経験が乏しくなっていきますし、
自己主張ができ無いと、自分本位の生き方ではなく、他人に振り回される生き方になっていきます。
このように、
自信が無く、そのことが日々の生活にネガティブな影響を及ぼしている人というのは、
それら3つの要素がどれも低く、そのことがさらに他の要素をどんどん下げていくという悪循環に入っているからであると説明できるのです。
自信が無い人に共通する事
となると、
「自信が無い」
という人に共通することというのは、
それら3つの要素のいずれか、もしくは複数を直接的に下げてしまっている要因があるということです。
その要因とは一体なんなのでしょうか。
自信を持てない原因とは
自信をなくす7つの思い込み
博士によると、その要因というのは、人のネガティブな思い込みであり、
その思い込みには次の7つの典型的なパターンがあると言います。
その思い込みの7つのパターンというのは、
- 私には能力がない
- いつも人から認められなければならない
- 私はダメな人間だ
- 何事も完璧にやらなければならない
- いつも正しい決断を下さなければならない
- 世の中は危険に満ちている
- 人を信頼してはいけない
の7つです。
こうした思い込みが、
自信を構成する3つの要素である「自己評価」「行動」「自己主張」の3つのいずれかを下げており、
そのことがその他2つの要素をもどんどん下げると言う負の連鎖が始まってしまうのです。
認知行動療法と自信
以前解説した「認知行動療法」についての記事の中では、
自分を苦しめる「認知の歪み」としてそれらのネガティブな思い込みを紹介しその解消方法について触れてきました。
そこで今日の記事では、
「自信」を取り戻す、という点にもっと焦点を絞り、
一体どうすれば自分を苦しめるネガティブな思い込みから脱却して、
本来の自信というのを取り戻せるのか、
その方法を解説していきます。
自信をつける方法
自信を構成する3つの要素、
自己評価・行動・自己主張というのは、互いに関連しあっていると先ほど言いました。
つまり、
3つのうちどれか1つだけでも良くなれば、自然と他の2つも良くなり、
そのことがまた他の2つを良くしていくという好循環に入っていく事ができるのです。
そこでこの記事ではこれから、
それら3つの要素について、1つずつその改善の方法を紹介していきます。
いくつか方法を紹介していきますが、どれか今すぐ簡単に手が届きそうと思える方法を実践してみてください。
3つの要素を全て一気に上げていくのは難しくても、
どれか1つの要素さえ高めれば、他の2つも高まり、
そのことがどんどん全体のレベルを高めていくことができるようになっていきます。
①自己評価を高める
自己評価を高めるというのは、つまり、
もっと自分を好きになり、自分のことを肯定的に見られるようになるということです。
そのためにはまず、自分の評価を自分で下げているネガティブな自動思考の存在に気づき止める必要があります。
自動思考というのは、
選択の余地なく自動的に頭の中に浮かんでくる考えのことで、例えば
- 自分はダメだ
- 自分は悪い人間だ
- 自分にはどうせできない
というように、事あるごとに悪魔の囁きのように頭の中で繰り返されます。
そうした自動思考は自分を自信のない状態に縛りつけてしまうため、なかなか自信回復のための好循環に入っていけ無いわけです。
しかし、そうした状況をいち早く改善するとっておきの方法があります。
それは、
自分が自分の親友になる
という発想です。
一番仲の良い友達が、目の前でくじけていたらきっと皆さんは、
非難するのをやめ、励まそうとするはずです。
そのときそこにあるのは、
「客観性」です。
つまり、
ネガティブの中に埋没せず、そこから一歩距離をとった位置から、
言うほどネガティブな状態なんかではなく、全然大丈夫であると励ますはずです。
しかし、自分ごととなるとどうしても客観的に状況を見られなくなっています。
そのため、
自分が自分の親友であるという発想で、自分自身に接してみるとよいのです。
自信を回復するための第一の方法は、
「自分自身に、親友であるかのように接する」
ということです。
②行動を増やす
行動を増やせるようになるとはつまり、
迷いや気後れを取り除いて、色々なことに挑戦できるようになるということです。
行動をすることによって、自己評価は高まり自己主張もできるようになるという好循環を加速させることができます。
それでは一体どうして、自信の無さは行動を減らしてしまうのでしょうか。
それは、行動しようという動機に先立って、
後悔、焦り、迷い、といったネガティブな感情がわき起こり、そのネガティブな感情から逃げるために、
行動意欲をなくしてしまうからです。
自信は、そうしたネガティブな感情を和らげまた振り払って行動する力をもたらします。
そこでとっておきの方法は、
自分の長所というのを自覚し、長所を活かすことから始めると言う方法です。
まず、自分の能力について考えてみて、長所と言える部分を洗い出してみましょう。
自信を失いやすい人というのは、自分に対する期待が高すぎるともいえるため、
「ややそう思う」というレベルで長所として構いません。
そして、そうした長所を今すぐ活かせる事は何かという視点から、
行動する事を考えてみましょう。
そして、小さな行動がさらなる行動意欲をもたらしてくる事をイメージしながら、
出来ることというのを一つずつ増やしていきましょう。
そうしたプロセスがそのまま、自己評価を高めまた自己主張能力を高めていくことにつながっていくのです。
③自己主張ができるようになる
そして最後に自己主張ができるようになりましょう。
自己主張ができるようになるとはつまり、
自分の気持ちや考えを相手にうまく伝え、人と上手に付き合えるようにするということです。
自信の無い人というのは、Noと言うのが苦手なため、
気づいたときには他人に振り回されているというケースが多々あります。
他人ではなく自分で考えた事を実際に行なっていくためには自己主張ができるようになると良いのです。
そのためのとっておきの方法は、
主張したいことリストを作り、難易度の低いことから順に主張してみるということです。
自分にとって難易度の高いことであったとしても、
それを要素に分解してみると、いきなり大きな要求ではなく、小さな要求を通すことから始めることもできるはずです。
ただ、自信がない人というのは、自己主張ができ無い他にも、自己主張が下手と言う問題もあります。
自己主張が下手な理由は、それが感情的すぎるか、攻撃的すぎるからです。
そのため、
感情的にならないこと、攻撃的にならないこと、
この2つのことを念頭に、
自己主張できる範囲というものを広げていってみましょう。
自信をつける方法まとめ
以上いかがでしたか?
今日の記事では、
フランスの精神科医で数々の名著を残したフレデリック・ファンジェ博士による、
「自信をもてない人のための心理学」より、
自信のメカニズムから、自信を失う原因、また回復のための方法について解説してきました。
博士によると、
自信というのは、
自己評価、行動、自己主張、
これら3つによって成り立っており、それら3つの要素は互いに高め合うこともすれば、下げ合うこともすると言います。
そのため、
自信を持てるようになるためには、それら3つの要素のうち、
どれか1つからでいいので高めるための取り組みを始めてみると良いのです。
今回の記事では、「自信」ということに焦点を絞り解説をしてきましたが、
前回の記事では、「自分を愛する」というまた少し違った角度からの解説を行いました。
前回の記事の内容と今日の動画の内容を合わせ、
自分を愛し、そして自分に自信を持てるようになることは、そのまま
自己肯定感を高めるということに直結します。
自己肯定感については、また別の機会にしっかりと解説を行なっていこうと思います。
今日の動画の内容が何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の動画でお会いしましょう!
P.S.
当記事の内容はYoutubeでも解説をしておりますので合わせてご視聴いただけますと効率的に理解を深めることができます。
- 自信を構成する3つの要素
- 自己評価
- 自分のことをありのままに肯定的に捉えているか
- 行動
- 焦りや気遅れなく行動を起こせるか
- 自己主張
- 嫌なことにはNoとはっきり言えるか
- 自己評価
- 自信をなくす原因となるネガティブな思い込み7パター
- ①私には能力がな
- ②いつも人から認められなければならな
- ③私はダメな人間
- ④何事も完璧にやらなければならな
- ⑤いつも正しい決断を下さなければならな
- ⑥世の中は危険に満ちてい
- ⑦人を信頼してはいけない
- 自信をつける方法
- 自信を構成する三つの要素(自己評価、行動、自己主張)のどれか1つを高めれば他の2つもつられて高まる
- ①自己評価を高める方法
- 自分が自分の親友になるという発想で自分に接する
- 否定せず励まし鼓舞する
- 客観的に自分をみつめることができ
- ②行動を増やす方法
- 自分の長所を自覚し長所を活かすことから始める
- 「ややそう思う」レベルで長所としてOK
- 小さいレベルのことからどんどん行動してい
- ③自己主張ができるようになる方法
- 主張したいことリストを作る
- 難易度の低いことから順に主張してみる
- その時、次のことに注意
- 感情的にならない
- 攻撃的にならない
参考文献:
フレデリック ファンジェ(2014)自信をもてない人のための心理学 紀伊國屋書店
中島 輝(2019) 何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書 SBクリエイティブ
中島輝(2019) 書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート SBクリエイティブ
藤井 英雄(2018) マインドフルネスと7つの言葉だけで自己肯定感が高い人になる本 廣済堂出版