感情の暴走をコントロールする方法【デタッチド・マインドフルネス】

この記事のポイント
  1. 感情や思考の暴走を抑えるのが難しい理由が分かる!
  2. デタッチド・マインドフルネスとは何かが分かる!
  3. どうすれば感情をコントロールできるのかが分かる!

この記事では、デタッチド・マインドフルネスの解説を主に、感情や思考の暴走に対していかに対処するのがもっとも好ましいのかというその方法や理由について解説をしています。

感情をコントロールする最善の方法とは

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

突然ですが質問です。

みなさんは、自分の感情や注意をコントロール出来ない事が原因で、

  • 集中力を全く発揮できない
  • 落ち込みの気分から脱却できない
  • 欲望に取り憑かれて逃げられない

といった問題に直面したことはありませんでしょうか。

一度くらいなら誰でもあるかと思いますが、
そうした問題に常に付きまとわれてしまっているという方は意外にかなり多いのではないでしょうか。

そこで、

今日の記事では、

「デタッチド・マインドフルネス」

という手法を解説していきます。

今日の記事を見ることで、

自分をコントロールするために、あえて自分をコントロールしないという新しい発想を手にし、
これまで悩まされてきた内面的な問題にうまく対処していくことが出来るでしょう。

是非最後までお楽しみください。

デタッチド・マインドフルネスとは

デタッチド・マインドフルネスとは

「マインドフルネス」

この言葉について既に聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。

実際、

このサイトでも今まで「マインドフルネス」を題材にした記事を多く作ってきましたが、
改めて簡単に解説すると、

マインドフルネスとは、
「今」というこの瞬間に自分の意識を定め、
心が過去や未来にさまよってしまわないようにする手法のことです。

一方で、

今日紹介する「デタッチド・マインドフルネス」はこれとは少し考え方が異なります。

まず、

デタッチドとは、「分離」や「切り離す」という事を意味します。
一体、何と何を分離して切り離すのかといと、

自分自身から、思考と感情を切り離し、距離を置きます。

距離を置いた上で、マインドフルネスの状態、つまり
距離を置いているという今その瞬間に自分の意識の焦点を定めます。

後ほど、

このデタッチド・マインドフルネスの具体的な方法については解説をしていきますが、

現時点で理解しておくべきことは、

デタッチド・マインドフルネスを行うことによって、
自分自身を観察する能力を高めて落ち着いた状態を取り戻し、

  • 集中したいのなら集中を
  • 気持ちを切り替えたいのなら気持ちの切り替えを

スムーズに行っていくことができるようになるということです。

思考や感情の混乱を抑える

それでは一体なぜ、自分の感情や注意をコントロールするにあたって、

「デタッチド・マインドフルネス」がオススメなのでしょうか。

それは、私たちの脳の仕組みを見ることで、その理由が分かってきます。

人間の脳の仕組み

人間の脳と感情の仕組み

話をシンプルにするために、

私たちの脳には2つのシステムが事前にプログラムされているとしましょう。

1つ目のシステムは、

人類の進化の初期の段階に出来たシステムであり、
食べること、寝ること、子孫を残すこと、といった本能的な欲望をコントロールしているシステムです。

これは脳の「辺縁系」と呼ばれる部位が主に担っているシステムです。

2つ目のシステムは、

進化の後の段階で誕生したシステムであり、
複雑な計算や問題解決、将来を予想して計画を立てる能力をコントロールしているシステムです。

これは脳の「前頭前皮質」と呼ばれる部位が主に担っているシステムです。

そして、記事の冒頭でも述べた

  • 集中力を全く発揮できない
  • 落ち込みの気分から脱却できない
  • 欲望に取り憑かれて逃げられない

といった問題はすべて、1つ目のシステム、すなわち衝動と欲望を扱うシステムが暴走し、
2つ目のシステムによっては制御不能になっている事が原因で起きている問題だったわけです。

じゃあ2つ目の理性的なシステムが、1つ目の衝動的なシステムの方をコントロールすればいいじゃないかと思われてしまうかもしれませんが、
それがなかなかうまくいかないわけです。

なぜならば、

衝動と本能を司る1つ目のシステムは、そのパワーが非常に強いだけではなく、1度に複数のことに対してエネルギーを注ぎ込むことができてしまうのですが、

一方で、理性と論理を司る2つ目のシステムは、そのパワーは弱く、1度に1つの事にしかエネルギーを注ぎ込めないからです。

一度暴走を始めた衝動と本能のシステムは、コントロールしようとしてコントロールできるようなものではないわけです。

じゃあどうすれば良いというのでしょうか。

感情の起伏を抑える方法

それは、

なるべく早く落ち着かせる

というのが唯一かつ最善の対策となります。

そして、

このなるべく早く落ち着かせるというのを可能にするのが、

今日の記事のテーマでもある

「デタッチド・マインドフルネス」

なのです。

気持ちをコントロールする方法

それではいよいよ、デタッチド・マインドフルネスの方法について解説をします。

といっても、方法自体はなにも複雑なものではありません。

端的に説明するならば、

今の自分の感情や思考が一体どのような状態にいるのかということを、なるべく客観的に観察します。

しかし、

それは言うのは簡単でも、実際に行うのは非常に難しいです。

そこで、非常に役にたってくれるのが「イメージング」を用いる方法です。

これからいくつかのおすすめのイメージングの方法をご紹介します。

①雲を観察することをイメージする

感情コントロール方法①

ここでいう雲とは、私たちの感情や思考です。

雲は、空高いところにあり私たちの手には到底届きそうにありません。
そして時には早く、時にはゆっくりのスピードで、その姿形を変えながら流れていきます。

雲が恐竜のように見えた時、あなたは怯えますか?「あ、恐竜みたいだなあ。」くらいに思うのではないでしょうか。
また大好きなお菓子のように見えた時、あなたは我を忘れて興奮などしますか?「お菓子みたいだなあ。」と微笑むくらいではないでしょうか。

それと同じで、

自分とは関係のない、手の届かないところで、一時的にその場を通り過ぎている雲であるかのように、
自分の思考や感情をただただ観察します。

自分の思考や感情を直接観察しようとするとなかなか難しくても、
あたかもそれが天高く移動する雲であるかのようにイメージすることで、

自分自身と切り離したところで、観察しやすくなります。

②牛を放牧することをイメージする

感情コントロール方法②

ここでいうと牛とは、私たちの感情や思考です。

牛を狭い檻の中に閉じ込めようとすると、どうなるでしょうか。
当然牛は居心地が悪くて暴れ出し、そこから飛び出ようとします。

挙げ句の果てには、檻はぐちゃぐちゃ、牛も傷だらけです。

暴走する感情や思考を押さえつけようとすることは、
まさにそれと同じような事をしているわけです。

では一体どうすると牛は一番落ち着いてくれるでしょうか。

それは、牛が十分にリラックスできるほど広い牧草地を用意して、
そこに放牧してあげることです。

放牧地が十分に広ければ、牛が牧草を食い尽くすという事もありませんし、
ストレスで暴れ出すということもありません。

仮に暴れ出したとしても、時間が経てば疲れて寝始めることでしょう。

それと同じことを自分の中でも行います。

自分の中に用意する牧草地を、十分に広く確保することをイメージしましょう。
そして柵の外から、思考・感情と言う名のついた牛たちの様子を観察しているところをイメージしましょう。

③電車のホームにいることをイメージする

感情コントロール方法③

最後に、自分は電車のホームに今居て、

そこに次から次へと各駅やら急行やら特急などの電車が来ては止まったり、
はたまた通り過ぎて行ったり、

さらには、運行を見合わせてしばらく停車している場面などをイメージしましょう。

ここでいう電車とは、

お気付きの通り、私たちの思考や感情です。

来ては去っていくを繰り返す電車を眺めるように、自分の思考や感情を眺めます。

ちなみに、この電車のホームをイメージする方法については、

こちらの動画にて、乗客を猿に見立て、その猿たちにどのように対処すれば良いのかという例え話を用いながら、
詳しく解説をしておりますのでご興味のある方は是非合わせてご視聴ください。

感情の起伏を抑える方法

以上いかがでしたか?

今日の記事では、

暴走する思考や感情から身を守るためのハウツーとして、

「デタッチド・マインドフルネス」という方法をご紹介してきました。

  • 怒りや悲しみに支配されていると思った時
  • 好ましくない欲望に取り憑かれていると思った時
  • 集中したいのに注意があちこちにいってしまう時

そんな時には、

今日紹介したデタッチド・マインドフルネスの手法を是非試してみてください。

脳内で暴走する衝動と欲望のシステムをあえてコントロールしないことで、なるべく早く静かにさせ、
理性と論理のシステムでもって自分自身の主導権を取り戻しましょう。

それでは最後に記事の内容を簡単にまとめておしまいにします。

唯一で最善の方法とは

感情の暴走をコントロール

私たちの脳の仕組みをシンプルに捉えるならば、

それは、

衝動と欲望を司るシステムと、理性と論理を司るシステムとの2つとがそこでは常に動いています。

しかし、

衝動と欲望を司る方のシステムは、もう片方の理性と論理を司るシステムよりもパワーが非常に強く、
一度暴走を始めるともう誰にも止められません。

むしろ、止めようとすればするほど暴れ出すという性格すらもっています。

  • 集中力を全く発揮できない
  • 落ち込みの気分から脱却できない
  • 欲望に取り憑かれて逃げられない

といった問題に悩まされている時というのは、

ほぼ例外なく、衝動と欲望を司るシステムが脳内で暴走して誰も手をつけられない状態になってしまっています。

そうした暴走状態に対処する、

もっとも適切で、そして唯一の方法は、

なるべく早く落ち着くのを待つ

という事です。

そのための実践的な手法が、今日紹介した

デタッチド・マインドフルネス

です。

デタッチド・マインドフルネスでは、
今の自分の思考と感情とを、自分から切り離したところでただただ観察する手法です。

暴れている人を落ち着かせるもっとも最短の方法が、

下手になだめようとするのではなく、距離を置いて黙って見守るというのと全く同じように、
暴走する脳を落ち着かせるもっとも最短の方法は、

暴走する思考や感情から距離を置いて落ち着くのを待つ事です。

しかし、それは言うのは簡単でもなかなか難しいのも事実です。

そこで、それを実践可能にするおすすめの方法として、

  1. 雲を観察することをイメージする
  2. 牛を放牧することをイメージする
  3. 電車のホームにいることをイメージする

という3つのイメージングの手法をご紹介しました。

人によって相性の良いイメージングの方法は異なりますので、
是非自分と相性の良いイメージングの方法を見つけて、

デタッチド・マインドフルネスを実践してみてください。

この記事の内容が何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご視聴ありがとうございました。

また次回の動画でお会いしましょう!

p.s.
当記事の内容はYoutube動画でも解説をしておりますので合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深める事ができます。

内容の要点メモ
  • マインドフルネスとは
    • 「今」というこの瞬間に自分の意識を定め、心が過去や未来にさまよってしまわないようにする手法
  • デタッチド・マインドフルネスとは
    • 自分から思考と感情を切り離し客観的に観察する手法
    • 自分自身を観察する能力を高め落ち着いた状態を維持できる
    • 自己コントロール能力を高めることができる
  • 人間の脳の仕組み
    • 2つのシステム
      • 辺縁系
        • 食べること、寝ること、子孫を残すこと、といった本能的な欲望をコントロールしているシステム
        • パワーが強大
        • 一度に複数のことにエネルギーを注ぎこめる
      • 前頭前皮質
        • 複雑な計算や問題解決、将来を予想して計画を立てる能力をコントロールしているシステム
        • パワーが弱い
        • 一度に1つのことにしかエネルギーを注ぎこめない
    • 感情や思考が暴走する時
      • 辺縁系の暴走が脳内をハイジャックしている
  • デタッチド・マインドフルネスの方法
    • イメージングを取り入れる
      • ①雲を観察することをイメージする
      • ②牛を放牧することをイメージする
      • ③電車のホームにいることをイメージする

参考書籍:
鈴木 祐(2019)ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45 SBクリエイティブ
メンタリストDaiGo(2016) 自分を操る超集中力 かんき出版