筋トレや有酸素運動はストレス対策に効果的!

この記事のポイント
  1. 運動がストレス耐性をつけるのに効果的である理由が分かる!
  2. 筋トレや有酸素運動がメンタルを強くする理由が脳科学的に分かる!
  3. 運動へのモチベーションを高める事ができる!

この記事では運動をすることによって、ストレスに強くなれるということを、脳科学的な観点から解説をしています。この記事を読むことで運動をすることへの確かなメリットを感じられ、そのやる気を高めることができるようになります。

運動によるストレス軽減効果とは

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。

今日の記事では、

運動をすることは肉体面での強化だけではなく、
メンタル面でストレスに強くなることも出来る、
という事を脳科学的な観点から解説していきます。

今、慢性的なストレスに悩まされているという方には、
自分自身をそもそもストレスに強く生まれ変わらせていけば良いという提案を、

そしてすでに有酸素運動や筋トレといった運動に取り組んでいる方には、
その普段の取り組みがいかに自分自身を精神的なストレスに対して強くしているのかを知る事で、

普段の運動へのモチベーションをもっと高めることにつながります。

是非最後までお楽しみください。

ストレスとは

ストレスとは

ストレスとは一体なんなのでしょうか。

パッと思いつくのは、

精神面に大きな影響を与えやすい社会的なストレスではないでしょうか。

仕事上での責任であったり受験勉強からくるプレッシャー、
また、複雑な人間関係、将来への不安など。

しかし、ストレスと呼べるものは探せば他にももっとありますよね。

例えば、

トイレに行きたいのに、なかなかトイレが見つからない時に感じるストレス、
お腹が空きすぎてイライラしている時に感じるストレス、
睡眠時間が足りず、眠たいのに働かなくてはいけない時に感じるストレス、

このように、
「ストレス」と一言でまとめられがちですが、
詳細に見ていくとジャンルも事の重大さも全てバラバラです。

そして、

運動によって肉体的に疲れる時に感じる辛さも、まさにストレスの一種であり、

ここで重要なポイントは、
脳の中で起こっている事は、実はどのストレスであっても同じという事です。

脳にとってのストレス

脳にとってのストレス

つまりそれはどういう事なのかというと、

ストレスにはその内容はともかくとして、

「体の均衡を脅かすものに対する対抗反応」

という共通点があります。

体の均衡を脅かすものに対して反応するためには、脳細胞の活動が必要であり、
脳細胞の活動のためにはエネルギーが必要です。

そのエネルギーを作り出す過程で燃料が燃やされるわけですが、
そのプロセスの中で脳細胞は消耗し傷つきます。

この時に脳細胞が受けているダメージを、感情的に捉えたものがあのストレスという感覚なのです。

つまり、

感じるストレスが、

社会的なプレッシャーのものであろうと、
空腹や寝不足といった生理的な反応のものであろうと、
肉体的な疲労といったものであろうと、

脳内で起こっていることは、基本的には同じであり、
そこではなにかしらの

「体の均衡を脅かすもの」

に対抗するために、
エネルギーが作り出され、その過程で脳細胞がダメージを受けているわけです。

ストレスを通じて人は強くなる

ストレスを通じて強くなれる

それでは一体どうして、そのような反応を私たちはしているのでしょうか。

その答えは、端的には

以前よりも強くなるため

です。

脳細胞は、傷つけられると、以前よりも強くなって回復します。

以前よりも強くなって回復するとどうなるのかというと、
同じ状況に居合わせたとしても、動じなくなります。

つまり耐性がついたということです。

このことは例えば、

予防接種をすると一時的に肉体はダメージを受けるのだけれども、そこから回復をすることで免疫をつけられるという事や、
筋トレをすると一時的に筋肉はダメージを受けるのだけれども、そこから回復することで筋力があがるという事と、

理屈としては同じです。

慢性疲労になる理由

慢性疲労の原因

じゃあどうして私たちは、社会的なストレスに悩まされ続けているのでしょうか。
さらにはどうして慢性疲労などという症状が存在するのでしょうか。

その理由は、

仕事のプレッシャー・人間関係・将来への不安といった、

社会的なストレスは、想像の産物という側面が強く、
解消することなくずるずると続いてしまうという特徴があるからです。

つまり、

回復するタイミングがないため、当然強くなれないわけです。
強くなれないどころか、ダメージを受け続けていると、最終的には脳細胞は死に、脳は萎縮していってしまいます。

それでは回復する事が出来ないというのあら、
私たちは社会的なストレスを前にしてはなす術がないのでしょうか。

いいえ、そんな事はありません。

実は、

運動をすることによって、社会的なストレスに打ち勝つことができるようになるのです。

運動をすることでストレスに強くなれる理由

運動によってストレス耐性がつく

先ほど、

筋トレの例を挙げ、筋トレによるダメージから回復すると筋力が強くなるという話をしましたが、

筋トレや有酸素運動といった運動のすごいところは、
そうした筋肉的な回復だけではなく、脳細胞の回復プロセスにもスイッチを入れるということにあります。

最初に述べたように、

運動によるダメージも、社会的なプレッシャーからくる負担も、

脳的には同様に「体の均衡を脅かすものに対する対抗反応」、すなわちストレス反応として捉えるため、

当然運動によって脳細胞も強く回復するわけです。

脳細胞が強く生まれ変わるとどうなるのかというと、

ストレスへの反応の閾値があがります。
つまり、ちょっとこのことではストレスに感じなくなるということです。

有酸素運動とストレス

有酸素運動とストレス

例えば、

今まで3分走ってヘトヘトだった人が、毎日走り続けることで、
20分くらいなら心地よく走れるようになったとしましょう。

その時その人は、3分走ったとしても、以前ならストレスに感じていたのに、今では全くストレスに感じておらず、
むしろ心地よい刺激くらいに感じているわけです。

この事実は、

表面的に見れば単純に「体力がついた」、という話なわけですが、

脳的にはそれ以上の成長が実はあります。

つまり、

20分走れるようになったその人は、3分走ってヘトヘトだった時と比べると、
日常におけるその他諸々のストレスへの耐性が上がっているわけです。

筋トレ・有酸素運動とストレスの関係まとめ

筋トレとストレス

以上いかがでしたか?

この記事では、

運動をすることによって、脳細胞が強くなり、社会的なストレスに対しても強くなる事ができるというお話をしてきました。

再度、記事の内容を簡単にまとめておしまいにします。

運動によるストレスも、社会的なストレスも全て、脳的にはどれも同じストレスです。

脳細胞は、そうしたストレスへの反応を通じてダメージを受けるわけですが、
そのダメージから回復するプロセスで以前よりも強く生まれ変わります。

しかし、

運動によるストレスには、回復のタイミングが即座に訪れますが、
社会的なストレスには、回復のタイミングが与えられずズルズルと長引く事が多々あります。

回復のタイミングがないと、脳細胞はダメージを受け続け最終的には死んでしまいます。
脳細胞がどんどん死んでいくと、脳は萎縮し、慢性疲労やうつ病といった症状として表面化してきます。

それでは、社会的なストレスを前になす術がないのかというとそういうわけではありません。

運動をすれば、運動によるストレスに対抗して脳細胞が以前よりも強く生まれ変わります。

強く生まれ変わった脳細胞は、運動によるストレスのみならず、社会的なストレスに対しても、
強くなっています。

つまり、

運動をする事によって、日々の生活で直面するありとあらゆるストレスに対して強くなる事が出来、

この現代社会を、楽しく・ストレスなく・自分らしく生きるための土台を自分の中に作ることができるようになるわけです。

この記事では、

運動とストレスの関係に焦点を絞って解説をしてきましたが、

こちらの記事では、

運動によって脳機能が向上するというお話もしておりますので、
是非合わせてご覧ください。

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この記事を通じて、

ストレス対策として運動をする気になれたり、
運動へのモチベーションを高めることに繋がっておりましたら幸いです。

また運動による脳への効果についてもっと詳しくなりたい方には、
こちらの書籍がおすすめです。

また当記事の内容は動画にても解説をしておりますので、復習も兼ねて是非ご覧ください。

最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の動画でお会いしましょう♪

要点まとめ
  • 社会的なストレスも、生理的なストレスも、運動によるストレスも、脳的には等しく「ストレス」
    • ストレスとは「体の均衡を脅かすものに対する対抗反応」と言える
    • その反応のためには、脳細胞の活動が必要であり、脳細胞の活動のためにはエネルギーが必要
    • エネルギーを作り出す過程の中で脳細胞は消耗し傷つく
    • この脳細胞へのダメージを感情的に捉えたものが「ストレス」という不快な感覚の正体
  • しかし、脳細胞はダメージを受けるだけではなくそこから回復し以前よりも強くなる
    • 運動によって強くなった脳細胞は、他の種類のストレスに対してもその耐性を発揮する
    • 社会的なストレスは「想像の産物」という側面が強いため、だらだらと長期化する傾向
    • 社会的なストレスには回復のタイミングがこないため、いつまでたっても脳細胞は回復せず、最終的には死亡する
    • そうすると「慢性疲労」や「うつ病」といった症状として表面化してくる

参考文献:
ジョン J. レイティ, エリック ヘイガーマン(2009) 『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』 野中 香方子訳