セルフアウェアネスの正しい方法とは?自己認識能力を高めポジティブになるためには。

この記事のポイント
  1. ネガティブになる内省とポジティブになる内省の違いが分かる!
  2. どうすれば正しい自己認識を行えるのかが分かる!
  3. 前向きで意欲に溢れるための自己対話の方法が分かる!

この記事では、今世界で注目されている「EI(感情的知性)」の主要な要素の1つである自己認識能力(セルフアウェアネス)について、その正しい方法について解説しています。ネガティブに陥りがちな思考の罠から抜け出すための発想について述べています。

セルフアウェアネスの正しい方法

自己認識能力とは

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

みなさん普段から「内省」していますか??

内省とは、
自分の感情・長所・短所・欲求・衝動などを理解するために、
自分の内面と向かい合い対話を重ねる行為の事です。

しかし、この「内省」という行為。

上手に行うことができた後は、ポジティブで前向きな意欲が湧いてきますが、

間違った方法で行ってしまうと、ネガティブな気分で自己否定的、後ろ向きな姿勢になってしまいます。

そこでこの記事では、

内省という名の「自己対話」を誰でも上手にできるとっておきの方法をご紹介していきます。

是非最後までお楽しみ下さい。

セルフアウェアネスの重要性

セルフアウェアネスとは

価値観が多様化する時代、今の私たちに求められる能力は、EI、つまり感情的知性であるとされています。

そしてこのEI、感情的知性を形成するもっとも重要な要素が、

今日のテーマでもある「自己認識能力」、別名「セルフアウェアネス」として、今世界で注目されています。

自己認識とは、

自分の感情・長所・短所・欲求・衝動について深く理解することですが、

そのためには「内省」、
すなわち自分自身との対話の積み重ねが欠かせません。

いま、

世界で「EI」という指標が注目されているという事実を知ろうが知るまいと、

実際、世の中の流れとして

  • 自分は何がしたいのか
  • 自分の好きなことは何か
  • 自分は一体どういう人間なのか

という事について考えるよう迫られていると感じている方も多いのではないでしょうか。

内省のポジティブ化とネガティブ化

ポジティブ・ネガティブと内省

しかし、

この「内省」という行為。出口が2つあります。

1つは、ポジティブで意欲に溢れている出口。
もう1つは、ネガティブで混沌とした気分の出口。

つまり、

自分を理解しようと努力した結果、活力を得られる人と、逆に落ち込んでしまう人がいるわけです。

みなさんはどちらの出口に出たいですか?

おそらく、1つ目のポジティブな方の出口だと思うのですが、
一体どうすればそっちの方に行けるのでしょうか。

実は、最新の研究では、

その方法が分かってきています。
そして、その方法は驚くほどにちょっとしたことです。

「なぜ?」と自分に問いかけてはいけない

内省のダメな例

私は、今までいくつかの記事で、自分に対して「なぜ?」を問いかける、といった趣旨の話を部分的にでもしてきたと思います。

しかし、

実はこの「なぜ?」と自分に問いかける行為、あまり宜しくなかったようです。

つまり、

  • なぜ私は自分で決めたことを出来ないのだろうか
  • なぜ私は人前でいつも緊張してしまうのだろうか
  • なぜ私は、どうして私は、原因は何?

という行為は、自己認識をするという点においては実は非効率であるばかりか、
逆に物事への満足度や幸福感を下げてしまいます。

人は自分の無意識の思考、感情、動機を探ろうとしても、
その大部分を知ることはそもそも不可能です。

不可能にも関わらずしようとすると何をするのかというと、

認識できるごく一部の情報を元に、

あたかも「これが真実だ」と思えるような答えを意図的に作りだしてしまいます。

人間は、「これこそが真実だ!」と思えるような考えに行き着いてしまうと、
その考えにしがみ付きます。

しかも、その考えには一応の理由づけがされてしまっているため、
自分視点では非常に説得力のある結論のように思えてしまうわけです。

しかし、その答えは客観的な根拠に乏しいばかりか、だいたいの場合において間違っています。

するとどうなってしまうのかというと、

そうした間違った考えを過信して他の考えを寄せ付けなくなってしまったり、
自分視点での最もな理由づけによってマイナス思考の負の連鎖に陥っていったりします。

自分自身を理解するために行った行為が、

結果として自分を狭い世界の中に閉じ込め、ネガティブな連鎖の中に落とし込んでいるとしたら、

それは果たして当初の目的にかなった結果と言えるでしょうか。

「なぜ?」から「何を?」の展開で視界は開ける

ただしい内省の方法

それでは一体どうすればいいのでしょうか。

自己認識度が高く、ポジティブで前向きで、日々の生活を生産的に送っている人を集めた調査では、
次の傾向が明らかになりました。

それは、

そうした人は、内省の際、「なぜ?」という言葉の回数が圧倒的に少なく、
代わりに「何?」の回数が圧倒的に多いという事です。

先ほどの例を置き換えるならば、

なぜ私は自分で決めたことを出来ないのだろうか
ではなく、
私は何を出来ていないのだろうか、そして何をしたいのか

また、

なぜ私は人前でいつも緊張してしまうのだろうか
ではなく、
私は何に対して緊張しているのだろうか、そしてどういった状態を望んでいるのか

というように、原因を探るのではなく、今ある「事実」は何かに注目し、そこから未来に目を向けます。

つまり、

なぜ?、どうして?、原因は?、といった因果関係への注目ではなく、

「何が?」「何を?」「何に?」

といった、事実への注目を行います。

イメージとしてはこうです。

同じ事実を起点に、そこから過去に対してその原因を探ろうと遡るのではなく、
そこを起点に、じゃあどうしたいか、どうするべきかという未来の方向に視点を向けるのです。

因果関係については、
そもそもいくら考えたところで、正しい答えには至らない、ということを認めて諦めてしまいます。

代わりに、

認識可能な事実を起点に、じゃあそこからどういった方向に向かっていきたいのか、
ということを考えるようにします。

このように、

「なぜ?」ではなく、「何が?何を?何に?」を自分に問いかける習慣ができると、

誤った考えを過度に信じてしまうということや、
非生産的で自分をネガティブな状況に縛り付けるだけの考えからは即座に解放され、

前向きで、ポジティブで、生産的、

そして心地よい前進感でもって、日々の生活を送ることができるようになります。

自己認識能力を高めポジティブになれる内省の方法

自己認識能力を高める正しい方法

以上いかがでしたか?

記事の内容を簡単にまとめるとこうです。

まず、自己認識能力を高めること、

つまり、自分の感情・長所・短所・欲求・衝動などを理解することは
価値観が多様化しこれといった正解のない今の時代において非常に大切です。

しかし、

その方法にはちょっとしたポイントがあります。

それは、

「なぜ?」を問いかけるのではなく、「何が?何を?何に?」を問いかける

ということです。

なぜ?といくら自分に問いかけたところで、
無意識の思考、感情、動機などは、そのほとんどがそもそも分かりっこ無いことです。

それは、無駄な努力で終わることが多いばかりか、
無理に結論を導き出してしまう事で、自分を狭い考えの中に閉じ込める事にもつながる可能性が高いです。

そうではなく、

「何?」

を問いかけます。そして、そこから視野を未来に向けて広げます。

つまり、今認識できる限りの事実をベースに、
そこから自分はどの方向に向かっていきたいのかを考え、実行します。

  • 自分は、何に対してイライラしているのか、じゃあ自分はどうしたいのか、そのために出来そうなことは?
  • 自分は、何を望んでいるのか、そのために出来そうなことは?
  • 自分は、今何ができるのか、その中で一番良さそうなことは?

というように、

「今」この瞬間に立って、足元を見るか、先を見ます。

もちろん、たまには振り返ってしみじみと思いにふけるのも良いでしょう。
ただし、いつまで振り返っていてもそこに未来はありません。

「なぜ?」から「何?」への発想の展開

今すぐ実践できそうじゃありませんか?

この記事の内容が何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

またこの記事でも触れた「セルフアウェアネス」についてもっと詳しく学びたいという方には、
こちらの書籍がおすすめです。

また、当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深める事ができます。

最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!

要点のメモ
  • セルフアウェアネスとは
    • 自己認識能力のこと
    • EI(感情的知性、Emotional Intelligence)を構成する重要な要素の1つ
    • 価値観が多様化する時代において高い自己認識能力を持つことは重要
      • 自分の感情、長所、短所、欲求、衝動への深い理解
  • 「なぜ?」と自問してはいけない理由
    • 理由などいくら掘り下げても極論的に分からないから
    • 潜在意識の思考、感情、動機は推測したところで部分的にしか認識できない
    • 部分的な認識から結論を導き出すことは相応にして誤った思考に偏りやすく、自分を狭い世界に閉じ込める
    • ネガティブな思考に最もに思える根拠が備わり、負の連鎖から抜け出せなくなる
  • 「何?」を自問するべき
    • WHY→WHATへの発想の転換
    • 「何が?何を?何に?」と自問するだけで、今を起点に未来に目を向けられる
    • 事実は何であって、じゃあこれからどうするか、どうしたいか、どうするべきかという思考が自然と導かれる

参考文献:
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 『セルフ・アウェアネス (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])』 ダイヤモンド社