「アファーメーション」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- 自分自身に対する思い込みがどのように生じるのかそのメカニズムが分かる!
- アファーメーションとは何か、どのような効果があるのかが分かる!
- アファーメーションの効果的なやり方が分かる!
この記事では、どうして思い込みが分自身の行動やメンタルに影響を与えるのか、その理由を解説しています。その上で、思い込みを変える方法として「アファーメーション」というものをご紹介しています。動画と合わせてご覧いただくことで、自分をポジティブに変えていくためのヒントが見つかるでしょう!
アファメーションのやり方と効果について解説!
みなさんこんにちは!助手のライフハック・アニ子です!
突然ですが、こんな悩みを持ってはいませんか?
「自分を変えたい」
そう思って、
新しい習慣を始めてみてみたけれど、なかなか続かない…
自己啓発書を読んで様々な方法を試してみて、その時は変化を感じるものの、やはりこれまでの状態にすぐ戻ってしまう。
このようなことを繰り返して、自分を変えられないと、すっかり諦めモード。
そのような人は意外と多いのではないでしょうか。
では、自分を変えられないのは一体どうしてなのでしょうか?
それはもしかすると「自分に対する思い込み」が、
自分を変えたいと思う気持ちを邪魔してしまっているのではないでしょうか。
そこで今日の記事では、自分自身に対する思い込みが
自分の感情や行動にどんな影響を与えているのか、どんなメカニズムにより思い込みが生じるのかについて、解説していきます。
そして最後に、
「どうすれば思い込みを変え、自分自身を変えていけるのか」
その方法をご紹介していきます。
この記事を読み終わる頃には、
自分自身の変化を邪魔する「思い込み」をなくし、
自分をありたい自分へと変えられるようになるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
自分に対する思い込みを変えれば行動も変わる
思い込みとは
「思い込み」という言葉自体は、なにも目新しいものではないと思います。
けれども、
何かの思い込みが発生しているとき、
まさか当の本人である自分がまさに思い込んでしまっているとは気が付かないものです。
そのため、
そもそも思い込みとは何なのか、
そのことを本当に理解している人は少ないでしょう。
それでは、
思い込みとは一体なんなのでしょうか。思い込みが生まれる理由についてみてみましょう。
思い込みが生まれる理由
まず、脳は直面する現実に対してなにか違和感を覚えたとき、
その違和感を解消するのに都合の良い感情や行動を生みだそうとします。
なぜなら、
私たちの脳は変化を好まないため、現実に違和感を覚えたとき、なんとかその変化を無かったことにしようとするのです。
つまり脳は、
変化が生じることを止めるように動きます。そして、現状を維持しようとするのです。
そして、違和感の解消に都合のよい感情や行動を生み出すために、脳が一体なにをするのかというと、勝手に思考を操作します。
その時生まれるのが「思い込み」なのです。
このように、
脳は変化を嫌い、なるべく現状を維持できるように「思い込み」を発生させてしまいます。
どんなに自分を変えようと努力したところで、「思い込み」が邪魔をして思うようには自分を変えられないのです。
それなら、どうすればいいのでしょうか。
実は、最初にするべきことは、
自分自身に対する思い込みを変えることです。
ここから始めることにより、
脳が維持しようとする「現状」が変わりはじめます。
それにより、
いつのまにか変化を拒んでいた「思い込み」がなくなり、自分がなりたいように自分を変えられるのです。
思い込みが発生するメカニズム
そんな思い込みは、これから紹介する手順を経て形成されます。
この思い込みが発生する流れを知ることで、既にある「思い込み」を解消し、逆に新しい「思い込み」を作っていくことができるのです。
一つずつその流れを見ていきましょう。
最初のステップは「体験」です。
私たちは、日常でいろいろなことを体験します。
そして「体験」したことにより生じるのが「思考」です。
この「体験」から生じる最初の「思考」こそが、のちのち思い込みへと繋がっていきます。
たとえば、「同僚とケンカになってしまった」という体験をしたとしましょう。
そして、ケンカになったという体験を通じて「同僚と私は性格が合わない」と考えるようになったとします。
「性格が合わない」というのは、体験そのものではなく、体験の結果として生まれた、その人の思考です。
その結果、次に何が生まれるのでしょうか。
ここで、物事を見る「視点」が生まれます。
世の中には、無数の情報が存在していますが、それらを見る「視点」が異なるだけで全く別の解釈がされます。
そして私たちは、自分にとって都合がいい情報だけを見れるような視点を無意識的に選ぶ傾向にあります。
つまり、先ほどの同僚との喧嘩の例でいうならば、知らず知らずのうちに、
性格が合わないことの裏付けをとるように、無数に存在する情報のなかから特定の情報だけをピックアップするようになってしまうのです。
そして生まれるのがその視点ならではの「感情や思考」です。
例えば、
「どうせ性格が合わないよね…」
「話してもどうせ無駄だよね…」
というように
偏った視点を通じて、偏った感情や思考が生じるようになるのです。
そして、
それに即した「行動」をとるようになります。
例えば、
同僚との会話をさける、
接点を持たないなど、
同僚と性格が合わないことを前提に行動するようになります。
このように、
偏った視点と偏った思考に基づいて行動するため、
いつになっても同僚と分かり合えることはないでのす。
そして、当然のことながら自分の思い込み通りの「結果」が出ます。
この例で言うならば「同僚と性格が合わない」という思考を裏付けるような結果です。
このように、
「同僚と性格が合わない」という思考が実際の結果としてあらわれることで、
「やっぱり自分の思った通りだった」
というように、自分の思い込みに対して自信を深めていきます。
つまり、思い込みに基づく行動の「結果」が裏付けとなって、
どんどん思い込みが強くなっていく、これが思い込みのメカニズムなのです。
どうやって思い込みを変えていくのか
思考を変える
さて、ここまでで、
思い込みが生じるメカニズムを解説しました。
それでは、
思い込みから逃れて、行動を変えるためにはどうすればいいのでしょうか。
結論から述べますと、「思考」を変えること、ここから始めます。
思考が変われば、行動が変わり、新しい「結果」を体験できます。
その新しい「結果」を「体験」することにより、
新しく作った「思考」の正しさを証明するのです。
新しい思考の通りだったと感じられるような体験をするということです。
そして、そうした新しい思考を裏付けるような体験を繰り返していくことで、
思い込みは徐々に変えられるのです。
それでは、どのようにすれば思考を変えられるのでしょうか。
それは、「言葉遣いを変える」ことから始めます。
人間は、何かを考えるとき考えている内容を口にしたり、頭のなかで考えたりします。
そのどちらであっても、必ず考えていることを言葉にしています。
このように思考と言葉はセットになっているのです。
つまり、口に出したり頭のなかで思ったりしているときに、
使う言葉を変えるだけで、思考は変わるのです。
私たちは言葉を無意識のうちに発していることが多いので、
「言葉遣いを変える」というのは実はなかなか大変なことです。
そこでおすすめの方法が、「アファーメーション」と呼ばれるものです。
アファーメーション
アファーメーションとは、自分自身に対する肯定的な宣言を繰り返し行い、自分に対する自己イメージを変えていく方法のことです。
「自分はこのようになりたい」という理想的な自己像を繰り返し言葉であらわします。
そうすることで、思い込みの出発点である思考を変えることができるのです。
そして、思考が変わることで、行動が変わるので、新しい結果が生まれます。
その結果というのは、自分が繰り返し発した言葉の内容を証明するような、「やっぱりそうだった」と思えるような結果です。
この新しい結果を体験することによって、思い込みが変わって行くのです。
たとえば、
「私はすぐ物事にとりかかれない」という思い込みがあったとしましょう。
それにより、何事も先延ばしにして後々後悔するという結果がうまれます。
その結果、「私はすぐ物事にとりかかれない」という思い込みがますます強くなっていきます。
そこで、
「私はすぐ物事にとりかかれない」という思考を、
「私はすぐ行動に移すことができる」という思考に変えてみたらどうなるでしょうか。
そして、
「私はすぐ行動に移すことができる」という言葉を、口に出したり頭のなかで思ったりします。
すると、どうなるでしょうか。そうした言葉の繰り返しが、自分の「思考」に影響を与えていくのです。
このようにすることで、その思考と現実との間のギャップを埋めていくように、実際の行動が徐々に変わっていくのです。
これが、アファーメーションの効果です。
アファーメーションの実践方法
早速、アファーメーションを実践しよう、
そう思ったら、これから紹介する理想的な手順を踏むことがおすすめです。
最初に、実現したい状態を思い浮かべます。
先ほどの例で言えば、「私はすぐ行動に移すことができる」という状態です。
実現したい状況を思い浮かべられたら、
今度はそれを紙に書きます。この時、実際にそれを出来たことと仮定して書き出すのが効果的です。
例えば、
「私は物事にすぐとりかかれた」
「私はするべきことをすぐ行動に移せた」
など、理想的な状態を完了したものとして書きます。完了したものとして書き出すことで、脳がその状態を現実だと思い込みやすくなるのです。
そして、そのように書き出したことを、自分に宣言するかのように、何度も繰り返し読み上げるのです。
大切なポイントは、
この書き出した内容を毎日繰り返し読み上げることです。
1日だけでは効果はありません。
毎日、実現したい状態を思い浮かべ、宣言します。
鏡に映る自分に向かって宣言するのも効果的でしょう。
そうすることで、
脳が認識する情報に変化があらわれます。
これまで「自分はいつも先延ばししてしまう」と思っていた脳が、
「自分はすぐ行動に移すことができる」という状態を目指すように行動が変わっていくのです。
そのように繰り返し宣言することにより「思考」を変えれば、当然行動も変わり、
好ましい結果が生まれ、思い込みをどんどんポジティブなものへと変化させていくことができます。
自分に対するポジティブな思い込みが多ければ多いほど、ポジティブな行動をどんどんしやすくなっていくのです。
まとめ
以上いかがでしたか?
今日の記事では、
「思い込みを変えて、自分自身を変える」という観点から、アファーメーションについてご紹介しました。
自分を変えたいと思って、行動しようとしても、
長続きせずに元の状態に戻ってしまう。
その原因は、脳が変化を避けるために、あの手この手を尽くしているからなのです。
自分を変えられないのは、
自分自身に対する思い込みに原因がある、
それを理解し、思考を変え、思い込みを変えていけば、
おのずと行動が変わり、結果が変わってくるのです。
今日ご紹介した「アファーメーション」の手法を生活の中に取り入れ、毎日自分自身に対する肯定的な自己宣言を繰り返してみてください。
きっとすぐ目に見える効果を実感できるでしょう。
この記事の内容が何か一つでもお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- 思い込みが生まれる理由
- 脳は直面する現実に対し何か違和感を覚えとき、その違和感を解消するのに都合の良い感情や行動を生み出す。
- 脳は変化を好まないため、現実に違和感覚えるとその変化をなかったことにしようとする。
- そのために脳が勝手に思考を操作しこの時生まれるのが「思い込み」である。
- 思い込み発生のメカニズム
- 体験→思考→視点→視点ならではの感情や思考→行動→思考を裏づける結果→思い込みが強くなる
- 思い込みを変える方法
- 思考を変える
・思考が変われば行動が変わり新しい結果を体験できる
・新しい結果を体験することで新しく作った思考の正しさを証明する - そのためには「言葉遣い」から変える
・思考とは言葉であるから
・頭の中で考える時も口に出す時も「言葉」を媒介に思考はされる - おすすめの方法が「アファーメーション」
・自分自身に対する肯定的な自己宣言により、自分に対する自己イメージを変えていく方法
- 思考を変える
- アファーメーションの効果的な方法
- ①実現したい状態を思い浮かべる
- ②その状態を「実現したものとして」紙に書き出す
- ③毎日読み上げる、鏡に向かって宣言するのも良い
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
タラ・スワート (著), 土方 奈美 (翻訳) (2019) 脳メンテナンス: 無限の力を引き出す4つの鍵 早川書房
アラン・ピーズ (著), バーバラ・ピーズ (著), 市中芳江 (翻訳) (2017) 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング サンマーク出版