ソロー, ソロー 森,

ソローの森の生活に学ぶ自分の時間を贅沢に過ごす方法

  • ソローが森での生活で編み出した「究極のミニマリスト」的な価値観がわかる!
  • ソローが考える、贅沢な時間を過ごす方法5選をご紹介!
  • 人間関係などで複雑化した人生を出来るだけシンプルにするためのヒントが見つかる!
今回の記事では、18世紀アメリカの作家・思想家のソローが編み出した
自分の時間を贅沢に過ごす方法についてご紹介します。

この記事をご覧いただくことで、
自分に与えられた時間(人生・命)をより自由に、より豊かに楽しむための
ちょっとしたヒントが見つかれば幸いです。

 

自分の時間を贅沢に過ごしたい ソローのシンプル人生のすすめ

みなさんこんにちは!

今日のテーマはソローに学ぶ「自分の時間を贅沢に過ごす方法」

仕事でいつも同じ人間関係…なんだかマンネリ化しているなぁ…
SNSにラインにメール、少しの時間でもいいから自由になりたい!

どんなに仲のいい友だちでも、ずっと一緒にいると疲れてしまう
でも、ひとりになると、何をすればいいのか分からず孤独を感じてしまう

すべてのしがらみから解き放たれて自由になりたいけど、ひとりぼっちはさびしい。
こんな矛盾した気持ちを抱きながら、どことなく心がどんより…そんなことありますよね。

都会の生活や複雑な人間関係に疲れて、森での生活に挑戦したのがヘンリー・デイヴィッド・ソロー。
18世紀に活躍したアメリカの作家で思想家です。

ソローは2年半におよぶ森の生活で、人生とは何か、生きるとは何かを考えます。
そしてたどり着いた結論は、ひとりって最高!ひとり時間がいちばんの贅沢!

そこで今回の記事では、ソローが編み出した自分の時間を贅沢に過ごす方法を解説します。

この記事を読み終わる頃には、人生ってなんて自由なんだ、そんな気持ちになって、
ひとり時間を贅沢に楽しめるようになるでしょう。

是非最後までお楽しみください。

森の暮らしをすることの意味

ソローが住まいに選んだのはマサチューセッツ州にあるウォールデン池畔の森のなか。
池のふもとに丸太小屋をたてて、豆や野菜を育てながら、2年半のあいだ自給自足の生活を送りました。

裕福ではなかったものの、都会の便利な生活を離れることを選んだのは、
春の訪れを感じる心と、時間のゆとりが欲しいと思ったから。

自分は結婚していないので、誰かと予定を合わせる必要がない、
だからすぐに旅に出られる!なんてラッキー!

そんな身軽さが森の生活に向かわせたとソローは言っています。

もしあなたが、
友だちと会う予定がなくなりひとり時間ができたけど、やることがない!
みんな結婚して家族と過ごしているのに、私はひとりぼっちなの?

そんなことを思っていたら、ソローはあなたにきっとこう言うでしょう。
ひとり時間こそいちばんの贅沢、思いっきり楽しめばいいじゃないかと。

ソローによると、都会の生活が続くと、自然の姿が見えなくなってしまうといいます。
人間の本来の姿は自然と近いもの。自然が見えなくなると、生きている喜びを感じられなくなる、これがソローの考え方です。

そこでソローは、人間本来の姿をとりもどすために、
自然のなかで自給自足やものづくりに挑戦したのです。

自然と共に生活すること、それは多くのものを持たず、シンプルに生きること。
そうすることで、自分の弱さを弱みと思わず、ありのままの自分を受け入れられるようになった、そのようにソローは言っています。

森での生活は、自分と向き合う贅沢な時間となったとソローは言います。
次に、そこでソローが編み出した贅沢な時間を過ごす方法についてご紹介します。

ソローが考える贅沢な時間を過ごす方法5選

ソロー, ソロー 森,

ソローは、ウォールデン池のほとりでの自給自足生活について記録し続けます。
その記録は、たんなる滞在記ではなく、人間にとっていちばんの贅沢とは何かを問いかけるもの。

ソローは究極のミニマリスト。そのため彼の考えかたには、ちょっと極端なところがあります。極端だからこそ、こんな考え方もありなんだ!そう思えて、心が楽になることでしょう。

そんなソローが編み出した、贅沢な時間を過ごす方法を5つご紹介します。
共感できそうだな!そう思えるものがあったら、日ごろの生活に取り入れてみてくださいね。

①自分を変えようとしない

私たちは壁にぶち当たっとき、ここで自分を変えないと!もっと成長したい!
現状に限界を感じたことで、自分の変化を願うことがあるでしょう。

ソローにとって、やたらと自分を変えようとすること、いろいろなものから影響を受けることは、命のムダ遣い。

みんなが「あの人の生活うらやましいなぁ」「私もあんな人生を歩みたい」と、
うらやんだり褒めたたえたりする人生は、いろいろな人生のひとつに過ぎません。

自分を変えようとすると、他人に気をつかったり、目上の人に媚をうったり、
余計な仕事がどんどん増えてしまいます。そうなるくらいなら他の人生に固執する必要はなし。

ソローが大切に感じたことは、ありのままの自分でいること
人生を変えなくていい、自分を変えなくていい、必要以上を求めなくていい。

自分の本来の姿でいれば、きっと人生に光が差してくるだろう、ソローはそう考えたのです。

②贅沢なものを得ようとしない

ソローが重視するのは、必要以上を求めない生きかた
それは、自分自身だけではなく、身の回りの物に対しても同じです。

身の回りに置くのは生活に必要な物だけで大丈夫!
贅沢なものを無理に得ようとする必要はない!

高価な洋服でどれだけ着飾っても、中身が変わるわけではありません。
それなら、洋服を得るために時間を使うのに意味があるのだろうかとソローは思ったのです。

自由になりたいなら、時間を味方につけること。
そうすれば、自分の好きなことに没頭できます。

贅沢なものを得るために働く時間はムダ以外の何物でもありません。
ソローにとっていちばんの自由な仕事が自給自足の生活、そう考えるに至ったのです。

③自分の理想の家を考える

贅沢なものを得ようとしない、それは、最低限、生活に何か必要なのかを知ることでもあります。
そこでソローは、森で生活しながら、自分にとって理想の家とは何かを問い続けました。

そしてソローが行き着いた理想の家は次のような感じです。

  • 部屋はひとつあればOK
  • 必要なものは見渡せるところにある
  • 道具類は壁にかかる分だけある

理想の部屋は、ひとつの部屋に、大きな家一軒分の魅力が備わっていること。
必要最低限の家具や道具が最高のインテリア。だから、余計な装飾は一切無用!

ひとつの部屋に、自分の楽しみと、キッチン、リビング、客間、寝室…
すべての機能が詰まっている、そんな部屋がソローの理想でした。

孤独を愛するソローですが、そんな彼にも友人がおり、森にある丸太小屋を訪ねてきます。
そんなときソローが案内するのが客間。それは小屋の裏にある松林のことです。
ソローにとって丸太小屋のなかだけが住まいなのではないのですね。

お気に入りの公園、太陽が降り注ぐ河川敷、静かな遊歩道…
自分のお気に入りのスポットをすべて部屋だと思ってしまえば、そんなに大きな家は必要ないのです。

④必要のないものは捨てる

ソローが考える理想の家は、暮らしに必要なものはすべてあるが、余計な物がいっさいない家。
そんな家をいざ作ろうと思ったら、ものが溢れかえって、とても一部屋にはおさまらない!

大掃除や引っ越しのたびに、自分でも忘れていたものの数々が出てきて、
ゴミ出しにリサイクルに苦労した…なんてこと、きっと誰でも経験があるのではないでしょうか?

今は使っていないけど、そのうち使うだろう
まだきれいだから捨てるのはもったいない

そんな気持ちになること、誰にでもあると思いますが、
何の足しにもならないがらくたを荷車に積んで引っ越す人を見て、
ソローが言った言葉、それは「なんて恥ずかしい!」

不要なものをため込むのは、あらゆる罠を自分のベルトに括りつける行為。
それをずるずる引きずって生きる人は不幸だ、ソローはそう考えたのです。

それなら、必要のないものはみんな捨てちゃいましょう。家に残すものは、
住まいを変えたくなったときすぐに引っ越しできる程度、それが基準です。

そうすれば、たいして欲しくないものを買うために働く人生とはさよなら!
余った時間を自分自身のために使う、それがソローにとっての贅沢なのです。

⑤自然に身を置く時間を設ける

ソローは、必要最低限のものだけがある家で、ひとり時間を充実させることを追求しました。
そのうえで、究極の贅沢は自然のなかに身を置くことであると考えました。

私たちの日々の生活は、仕事、学校、家事などのスケジュールに合わせて営まれています。
それに対してソローは、自然の時間に合わせて生活することの大切さを伝えました。

自然の一日はゆっくりとおだやかに過ぎていきます。
そんな一日を基盤に生活することで、心がとても満たされていきます。

自然が刻む時間はとてもゆっくり!
少しのんびりしたりさぼったりしても、自然が私たちをとがめることはありません。

時間はとてもゆっくり進むので、時間が過ぎても惜しいとは思わないし、
まだまだたっぷり時間がある気持ちになれます。

それは、会社とも学校とも全く異なる時間の使い方になるでしょう。

ソローおすすめの時間の過ごし方は、風にふかれるまま何もしないこと。
湖の真ん中までボートをこぎ出して、あとはそよ風にまかせて、寝そべりながら物思いにふけることだそうです。

それじゃあ、さぼっているだけ?いえ、そうではありません。
流れに身をまかせると、余計なことを考えなくて済むので、高いリフレッシュ効果を期待できます。
そのあとに仕事の効率性がグッと高まるというメリットもあります。

人間社会は複雑で、勘繰りたくなることがたくさんありますが、自然の世界はシンプル。
自然に身をゆだねて生活していると、人生もシンプルでいいと思えるようになるんです。

まとめ

以上いかがでしたか?

この記事では、ソローが森での自給自足生活を通じて編み出した、
贅沢な時間の過ごし方についてご紹介しました。

ソローは自由気ままな森の生活を2年半に渡って続けました。
しかし、経済的に苦しくなったこともあり、やむを得ず森を出ることにしました。

森を出たあとソローは、やっぱり都会の生活は便利でいいな~と言いながらも、
ときどき森の生活に戻ろうとする衝動に駆られるとも言っています。

ときどき自然と一体化するようなシンプルな時間を過ごすだけでも
すべてのしがらみから解き放たれた自由な気持ちになれる、
そして人生がもっと楽に感じられる、そういうことなのかもしれません。

ちなみに今日の記事と関連して、ものをもたないミニマリスト的な考え方についてご興味のある方は、
こちらの記事がおすすめですので是非合わせてご覧ください。 

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この記事の内容が何か一つでもお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。

 

・ヘンリー・デイヴィッド・ソローとは
 ・18世紀に活躍したアメリカの作家で思想家
 ・ウォールデン池のほとりでの自給自足生活について記録
 ・2年半におよぶ森の生活で、人生とは何か、生きるとは何かを考えた

・ ソローにとっての森の暮らしをすることの意味
 ・人間の本来の姿は自然と近いもの
 ・自然が見えなくなると、生きている喜びを感じられなくなる
 ・自然と共に生活すること、それは多くのものを持たず、シンプルに生きること

・ソローが考える贅沢な時間を過ごす方法5選
 ①自分を変えようとしない
  ・ソローが大切に感じたことは、ありのままの自分でいること
  ・人生を変えなくていい、自分を変えなくていい、必要以上を求めなくていい

 ②贅沢なものを得ようとしない
 ・ソローが重視するのは、必要以上を求めない生きかた
 ・身の回りに置くのは生活に必要な物だけで大丈夫
 ・贅沢なものを得るために働く時間はムダ以外の何物でもない

 ③自分の理想の家を考える
 ・ソローは森で生活しながら、自分にとって理想の家とは何かを問い続けた
 ・お気に入りの公園、太陽が降り注ぐ河川敷、静かな遊歩道など、
  自分のお気に入りのスポットをすべて部屋だと思ってしまえば、大きな家は必要ない

 ④必要のないものは捨てる
 ・ソローが考える理想の家は、暮らしに必要なものはすべてあるが、余計な物がいっさいない家
 ・家に残すものは、住まいを変えたくなったときすぐに引っ越しできる程度、それが基準

 ⑤自然に身を置く時間を設ける
 ・ソローは、自然の時間に合わせて生活することの大切さを伝えた
 ・シンプルな自然の世界に身をゆだねて生活していると、高いリフレッシュ効果が期待できる

 

 

参考書籍:
ヘンリー・D・ソロー (著), 神原栄一 (翻訳) (2012) 森の生活(ウォールデン)グーテンベルク21
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー (著), ジョン・ポーセリノ (著), 金原瑞人 (翻訳) (2018) ソロー『森の生活』を漫画で読む いそっぷ社