- スタンドード大学卒業スピーツの要点が分かる!
- スティーブ・ジョブズの経歴の概略が分かる!
- 人生を前向きに捉え直しモチベーションを上げられる!
この記事では、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業スピーチより、自分の人生を前向きに再解釈し、エネルギッシュにさせてくれる、3つの教訓、という切り口から要点を解説していきます。
スティーブ・ジョブズのスピーチから学ぶ3つの教訓
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
今日の記事では、言わずと知れた今は亡き、世界的な実業家であるスティーブ・ジョブズが、
スタンフォード大学の卒業式で語った歴史的な名スピーチを、
自分の人生を前向きに再解釈し、エネルギッシュにさせてくれる、3つの教訓
という切り口からご紹介していきます。
今日の動画を見ることで、
- 今辛い状況にいる人も、その状況と向き合う活力を、
- 人生を通じて自分が向くべき方向性を、
- そして人生という限られた時間の中でなにをすべきなのかという着眼点を、
得ることができます。
是非最後までお楽しみください。
スティーブ・ジョブズの経歴の概要
今は亡きスティーブ・ジョブズは、
誰もが知るあのiPhoneを生み出したApple社の創業者です。
スティーブ・ジョブズは、
家のガレージから始まり、若くしてシリコンバレーを代表する企業を育て上げたという点で、
世界中の実業家達のロールモデルとしての側面が非常に強いですが、
それだけではなく、世界的な名プレゼンターとしても有名です。
そんなスティーブ・ジョブズが生前に残したプレゼンテーションやスピーチは数多くありますが、
その中でも特に有名であり世界中に感動を与えたものに、この世を去る6年前の50歳の時に、
スタンフォード大学の卒業式で行なったスピーチがあります。
先ほどは、スティーブ・ジョブズがいかに成功したかという側面に軽く触れましたが、
今日これから紹介するスピーチの背景には、
スティーブ・ジョブズがそれまでの人生で歩んできた苦難の歴史がぎっしりと詰め込まれています。
そんな苦難を経験しながらも、決してその苦難に負けず、
世界的な企業と世界中で使われる製品を作り上げたスティーブ・ジョブズだからこそ語れ、
そして伝えることができた、
自分の人生と向かい合うための教訓が、
そこにはあります。
3つの教訓とは
そこで、この記事では、
そんなスティーブ・ジョブズの名スピーチより、
現代を生きる私たちにとって非常にためになる3つの教訓をご紹介していきます。
その教訓とは
- 点と点を結ぶ
- 愛を持つ
- 死を想う
の3つです。
それでは1つずつご紹介をしていきます。
スタンフォード大学卒業スピーチにて
点と点を結ぶ
スティーブ・ジョブズは言いました。
人生で経験するありとあらゆることは、点であり、
それらの点は互いに繋がりあって線となる。
と。
つまり、
人生の中で経験するありとあらゆることは、その瞬間の嬉しさや辛さというものに決して止まらず、
後々から見てみると互いに関係し合い、自分というオリジナルな存在を作り出し、ただ1つとして点として止まっているものはないということです。
スティーブ・ジョブズは、学費の問題と大学の必修に興味を持てなかったという理由で大学を中退しました。
ただ、中退後も哲学や芸術といった、自分にとって興味のある分野の授業には潜り込み続けました。
その時の経験がのちに、アップルのコンピューターの中に洗練された文字フォントを組み込ませ、
世界中を魅了する素晴らしいデザインの製品を作りあげることになったと語っています。
しかし、
点と点を繋げる意識など当時は無く、将来をあらかじめ見据えて線を描くことはできず、
唯一できるのは点と点とを後からつなぎ合わせることだけであるとも言いました。
つまり、
自分は将来こういう人生を送りたいから点と点をこのように作っていき、人生という線をこのように引いていこう、
などということはそもそも出来ないということです。
人生で経験するあらゆることは点として残るが、それらの点と点とがどのように繋がり線となるかは、
人生を後々振り返ってみて初めて見えてくるものなのです。
だからスティーブ・ジョブズはいいました。
「人生におけるまさに今この瞬間においてできる唯一のことは、今自分がやっていることが、いずれ人生のどこかで点と点とが繋がり線となるように、何かしらの形で実を結ぶだろうと思うことだけ。
だから、人間は運命にせよ、カルマにせよ何かを信じないとやっていけないのだけれども、私はこの点と点と結ぶというやり方で後悔をしたことはないし、むしろ今になって思えばそうした考え方が大きな差になった。」
と。
愛を持つ
スティーブ・ジョブズは、愛が持てることを見つけるのは非常に重要だと言います。
仕事にしても、恋愛にしても、それらは人生の一大事であり、中途半端な気持ちで臨んでいては、
素晴らしい結果は期待できないと。
大切なことは、やりがいを感じられること、それを心底楽しめること、
そしてそのためには何よりも、「愛」がなくてはいけないと言います。
スティーブ・ジョブズは、20歳の時、自宅のガレージで友人のウォズニアックとアップル社を創業し、
たった10年後には売上高20億ドル、社員数は4000人を超える会社に成長させました。
しかし、マッキントッシュを発売したちょうど一年後、30歳の時に、会社から解雇されました。
つまり、自分が作ったはずの会社から追い出され一人になってしまったわけです。
当時を振り返り、スティーブ・ジョブズは途方に暮れていたと言います。
しかし、どこからともなく希望が湧いてきて、また挑戦しようと思う気持ちになれたと言います。
その後の5年間でNeXTという会社を起業し、「トイ・ストーリー」でもお馴染みのアニメ制作会社ピクサーも立ち上げ、妻になる女性とも巡り会いました。
そして運命の巡り合わせか、自分を追い出したアップルがNeXT社を買収し、スティーブ・ジョブズは再びアップル社へと舞い戻りました。
その後は皆さんもご存知の通りアップル社のCEOとして、iPodに、iPhoneに、IPadを世の中に生み出して行きました。
どうしてスティーブ・ジョブズは、ここまでにバイタリティに溢れることができたのでしょうか。
そしてバイタリティに溢れるばかりではなく、素晴らしい成果を残すことができたのでしょうか。
その理由としてスティーブ・ジョブズは端的に、「仕事に対する愛」があったからであると、言います。
だからスティーブ・ジョブズは言います。
愛せることを見つけることは非常に重要であると。
もし、まだ愛せることを見つけていないのなら、最優先課題として、愛せることを探すべきであると。
そして、愛せることを見つけられるためには、決して立ち止まってはならず、もし本当に愛せることを見つけた時には不思議と自分でもすぐに分かるはずだと。
死を想う
スティーブ・ジョブズは、17歳の時「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出会いました。それ以来33年間ずっと毎朝鏡に映る自分に対して、
「もし今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」
と問いかけるようにしていたと言います。
もし、「違う」という答えが何日も続くようなら、それは生き方を見直せということだと。
「自分は間も無く死ぬ」という認識は、決断を下す際に一番役に立ったと言います。
なぜならば、どんな希望も、プライドも、不安も、悩みも、死を前にしては何の意味もなさなくなるからです。
死を思えば、そこには本当に大切なことしか残らず、
「泣いても笑ってもいずれ自分は死ぬのだ」と思い出すことが、ありとあらゆる不安・悩み・怒りに囚われないですむ、
最善の方法であると言います。
死を前にすれば、人間は誰であっても裸であり、その時、飾らない自分の素の心というものを感じられます。
スティーブ・ジョブズは48歳の時、膵臓癌が見つかり、医者に余命半年と告げられました。
しかし、幸運にもその膵臓癌は、手術で治療可能なきわめてまれなものであり、なんとか一命を取り留めました。
スティーブ・ジョブズは、その時のことを、人生の中でもっとも死に近づいたひと時だったと振り返ります。
そして、そうした死に近づいた経験は、先ほどの「死を想う」ことの大切さと便利さを確信させたと言います。
スティーブ・ジョブズは、「死」というのは生物の最高の発明であると言います。
逆説的ですが「死」があるから生きられるのです。
そして、「死」があるから、生きられる時間は限られているのであり、
そのため、本意ではない人生を生きて時間を無駄にしてはいけないと言います。
形式だけの考え、形骸化した責任、盲目的な信念にとらわれてはいけません。
他人の考えに従っていては、一番大切な自分の内なる声が聞こえてきません。
「死」を常に想い、自分の心と直感に従う勇気を持てるのなら、他のことは別に二の次で構わないのです。
まとめ
以上いかがでしたか?
この記事では、スティーブ・ジョブズが生前残した名スピーチの1つである、
スタンフォード大学での卒業スピーチより、
自分の人生を前向きに再解釈し、エネルギッシュにさせてくれる、3つの教訓
という切り口からご紹介をしてきました。
人生で直面するあらゆることは「点」であり、後になって「線」であったことが分かります。
今、どんなにつらくても、どんなに苦しくても、今の経験・感情・思考は全て、人生の後になって、決して無駄ではなく、むしろ自分の人生にとって必要不可欠な「点」であったことが分かるはずです。
また、
人生における当面の最優先課題は「愛せること」を探すことです。
自分の人生の軸に「愛」さえあれば、どんな困難に見舞われたとしても何回でも甦れます。
そしてそれだけではなく、自分にしかできない最高のことを世界に向けて表現していくことができるようになります。
そして、
「死」は最高の発明品です。「死」があるから人は生きることができます。
「死を想う」ことは、あらゆる希望・プライド・不安・悩みを無に帰し、
何も着ていない裸の自分と向き合える、もっとも最善の方法です。
毎朝鏡を見たら死を想い、今日が人生最後の日なら、今日1日何をしようかと自問自答しましょう。
その習慣は、人生の過程でどんな事に出くわしたとしても、自分本来の生き方へと強力に引き戻してくれる最高の習慣です。
Stay hungry, stay foolish
ちなみに、スティーブ・ジョブズは、スピーチの最後を、
「Stay hungry, stay foolish ハングリーなままであれ、愚かなままであれ」
という言葉で締めくくっています。
点と点を結ぶこと、愛せることを探す事、死を想う事、
そして、その全プロセスにおいて、そもそも満足しようとせず、無知の知でもって、あらゆることを新鮮な眼差しで楽しむようにしましょう。
なにか1つでもご参考いただけましたら幸いです。
また、当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、是非復習も兼ね、
動画の方もご視聴ください。
最後までご愛読ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。