- プレゼンテーションのコツを学ぶことが出来る!
- スティーブ・ジョブズのプレゼンの極意を知ることが出来る!
- どういったポイントに気をつければ良いかが分かる!
この記事では、世界一のプレゼンターとも呼ばれるスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションより、その極意を分かりやすく3つの側面から解説をしていきます。
プレゼンテーションのコツ
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
突然ですが、皆さんは次のような課題に直面したことはございませんか?
- 発表の資料をどのように作れば良いのかが分からない
- どうやって人前で発表すれば良いのかが分からない
- プレゼンテンショーンをする事になったけど誰からもちゃんと教わったことが無い!
そんな方に朗報です!
今日の記事では、
「聴衆を魅了することにかけては世界一」
と称されるほどの名プレゼンターであり、
今は亡きスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションから、
その極意をご紹介していきます。
今日ご紹介するプレゼンのエッセンスさえ今後押さえておけば、
伝えたい事をしっかり聞き手に伝え、
満足のいくプレゼンテーションが行えるようになることでしょう!
是非最後までお楽しみください!
スティーブ・ジョブズのプレゼン
スティーブ・ジョブズは、言わずと知れた世界的な大企業アップルの創始者であり、
日本人にとっても今ではすっかりおなじみのあのiPhoneを生み出した会社です。
そんなアップル社の製品の飛躍を可能にしたのは、
もちろんあの洗練されたデザインと使い勝手の良い機能もさることながら、
そうした製品を世界に向けて発信し、世界中の人々に
「iMacが!iPodが!Macbookが!iPhoneが!iPadが!とにかく欲しい!」
と思わせるほどのスティーブ・ジョブズのプレゼンスキルの高さにあると言っても過言ではありません。
そんなスティーブ・ジョブズのプレゼンは、プレゼンテーションという域を超え、
ある種の「演劇」であるとも称され、世界中の人々がスティーブ・ジョブズの新しい演劇の観客になれることを心から待ち望むほどでした。
スティーブ・ジョブズのプレゼンの特徴
さて、そんなスティーブ・ジョブズのプレゼンの特徴を端的にまとめるならば、それは
- 聴衆の心を動かし
- また聞きたいと思わせ
- 一生その人の記憶に残る
プレゼンテーションであると言えるでしょう。
スティーブ・ジョブズは、
2011年10月5日、56歳という年齢で膵臓腫瘍の転移による呼吸停止により亡くなられましたが、
後世においてもそのプレゼンの素晴らしさは語り継がれ、
今でも
「スティーブ・ジョブズ プレゼンテーション」
などで検索をすれば、当時の様子をリアルに再体験することができます。
そして、
この動画では、そんなスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションから学べるエッセンスともなる3つの心がけを1つずつご紹介していきます。
プレゼンターに必要な3つの心がけ
プレゼンテーションを行う人、すなわちプレゼンターには、これから解説をする3つの心がけが大切です。
- 聞き手を魅了するストーリを作ること
- 聞き手に新しい体験を提供すること
- 徹底的に練習すること
それでは1つずつ解説していきます。
①聞き手を魅了するストーリを作ること
スティーブ・ジョブズのプレゼンは、プレゼンテーションという域を超えもはや「演劇」であった、とは既に述べた通りですが、
演劇的であるということは、そこにはストーリーがあったと言うことです。
つまり、あたかも物語のように台本を作ったということです。
素晴らしい物語に必要不可欠な要素とは一体なんだと思いますか?
そう、クライマックスです。
言い換えるならば、「WOW」と思わせるほどの、盛り上がりの瞬間が必要なのです。
それでは、聞き手に「WOW」と思わせるだけの盛り上がりの瞬間とはどう作るのでしょうか。
それは、演出するのです。
つまり、プレゼンターが意図的に、WOWと思わせるだけの盛り上がりの瞬間を演出するのです。
そのためのストーリを作るのです。
そうしたストーリーには、3つの特徴があります。
それは、
- 話の流れの道筋が明確であること
- 一番大事な事が明確であること
- 一番大事な事が際立っている事
つまり、
飛び飛びに話す内容を伝えるのではなく、
最初から最後までの流れ全てに関連性をもたせスムーズに伝えていくと言う事、
そして、その中で大事な事を何個も言うのではなく、一番大事な事を1つだけ設定し、
その一番大事なことを、ストーリの文脈の中、そして比較の中で際立たせるのです。
比較の手法としては、色々ありますが、
スティーブ・ジョブズは、プレゼンの中で敵役を登場させ、その敵役をやっつける救世主として自社製品を演出するということをよく行いました。
また、スティーブ・ジョブズは、話の道筋を示す際に、端的に3つにまとめるという3点ルールを重宝していました。2個でも4個でもなく3個に要点をまとめるというのが、一番ちょうど良いということです。
②聞き手に新しい体験を提供すること
素晴らしいプレゼンテーションは、ただ情報を伝えるものではなく、そこから新たな体験を生み出すことに繋がらなくてはいけません。
スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、情報を伝えるという側面、そして楽しめるという側面、の2つの側面を持ったインフォテイメントなプレゼンテーションであると言われていました。
プレゼンテーションを、単なる情報伝達の手段から、楽しめるエンターテイメントなものに変えるためには、
次の3つの要素を念頭に置いてみるだけで、ガラッと印象が変わります。
それは、
- キレのいい言葉を使う
- 数字をドレスアップする
- 内容を削りシャープにする
と言うことです。
端的に言うならば、
演出的にする
ということですが、それは事実を誇大表示するような、いわゆる「話を盛る」という事とはニュアンスが異なります。
嘘をつくのではなく、楽しませるというユーモアなセンスを大事にするということです。
プレゼンテーションの原稿を作ったのなら、
- もっと言葉の表現をキレのある面白い表現にできないか
- 単なる数字を魅力的な数字に変える工夫はできないか
- もっとぐさっと心に刺さるほどに内容をシャープに削れないか
ということを念頭に置いて、みましょう。
ちなみに、数字をドレスアップするというのは、聞き手が直感的にその数字の凄さや良さを理解できるように表現を工夫するということです。
例えば、
年間で1000万個売れた、といってもピンときませんが、
年間で1000万個ということは、毎月約85万個、毎日約3万個、毎時間1250個も売れたというと、一気に数字が身近ですごいと言うことが理解できます。
③徹底的に練習すること
そして、最後に徹底的に練習すると言うことです。
スティーブ・ジョブズは、話す内容が全く別のことを考えながらでも口からスラスラと自動的に出てくるほどにプレゼンテーションを練習したと言います。
なぜならば、プレゼン本番では、会場の雰囲気から聴衆の表情にまで気を配り、巧みなボディーランゲージと熱意のこもったスピーチを行い、会場と聴衆と一体化するためには、
何を話すかを思い出したりするのは余計なことだからです。
つまり、プレゼン本番では台本を捨ててしまった、くらいの気持ちで望めるようにしなくてはいけません。
そのためには、次の5ステップを踏んでプレゼンの練習をしましょう。
ステップ①
台本を何度も繰り返し読む
ステップ②
各スライドごとに1つのキーポイントを設定し、そのキーポイントから話す内容を全て連想できるようにする
ステップ③
スライドを見るだけで話す内容のキーポイントから具体的な内容まで全て思い出せるようにする
ステップ④
動画で自分を録画し、身振り手振りを研究する
ステップ⑤
プレゼンを楽しめるレベルにまで練習する
どんなに内容を作り込んで、どんなにスライドのデザインにこだわったところで、
実際に伝えるその時、ぎこちなかったり、棒読みだったりすると、
話の流れも掴みづらく、また聞きたいとは思わず、一生記憶に残るということにはなりません。
やはり最後は、どれくらい練習に時間を費やしたかが、大きな差となって現れてくるというわけです。
プレゼンスキルを高める(まとめ)
以上いかがでしたか?
この記事では、
世界一のプレゼンターとしての呼び声が高いスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションより、
そこから私たちが学べる重要なエッセンスとなる部分をご紹介してきました。
この記事を見た後は、ネット上にてスティーブ・ジョブズが生前に残した数々のプレゼンテーションを見てみると、
なるほどこの記事で言っていたことはこう言うことか
と理解できるポイントが多くあることでしょう。
ちなみに、プレゼンテーションではりませんが、
スティーブ・ジョブズが生前に残したスピーチとしてもっとも有名な、スタンフォード大学での卒業式スピーチについては、こちらの記事にて紹介しておりますので、
ご興味のある方は是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/embed/vdEnkWkMyQs スタンドード大学卒業スピーツの要点が分かる! スティーブ・ジョブズの経歴の概略が分かる! 人生を前向きに捉え直しモチベーションを上[…]
また、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションについてもっと詳しく学びたいと言う方には、
こちらの書籍がおすすめです。
当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、合わせてご視聴くださいますと効果的です。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- 素晴らしいプレゼンに共通する特徴
- 聴衆の心を動かす
- また聞きたいと思わせる
- 一生記憶に残る
- プレゼンターに必要な3つの心がけ
- 聞き手を魅了するストーリを作る
- クライマックスを演出する(WOWと思わせる瞬間を作る)
- 話の流れの道筋を明確にする(3点ルール)
- 一番大事な事を明確にする
- 一番大事な事を際立たせる(比較、敵役と救世主)
- クライマックスを演出する(WOWと思わせる瞬間を作る)
- 聞き手を魅了するストーリを作る
- 聞き手に新しい体験を提供する
- 情報を伝える(INFORMATION)と楽しませる(ENTERTAINMENT)を兼ね備えたINFOTAINMENTを目指す
- キレのいい言葉使う
- 数字をドレスアップする
- 内容を削りシャープにする
- つまり演出的にする
- 情報を伝える(INFORMATION)と楽しませる(ENTERTAINMENT)を兼ね備えたINFOTAINMENTを目指す
- 徹底的に練習するプレゼン本番は何を話すかを思い出さなくても良いようにする(台本は捨てる)
- 本番は会場の雰囲気、聴衆の表情を見て会場全体と一体化する
- そこに至るまでの5ステップの練習
- ①台本を何度も繰り返し読む
- ②各スライドに1つのキーポイントを設定し、キーポイントから内容全てを連想できるようにする
- ③スライドを見るだけで話す内容全てを思い出せるようにする
- ④動画で自分を録画し身振り手振りを研究する
- ⑤プレゼンを楽しめるレベルにまで仕上げる
参考文献:
カーマイン・ガロ(2010)『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』井口耕二訳 日経BP
ジェレミー・ドノバン(2013) 『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』中西 真雄美訳 新潮社