一点集中

一点集中によって得られるメリットとその方法について

一点集中の力を発揮しよう!

みなさんこんにちは。ライフハックアニメーションです。

突然ですが、質問です。一生懸命に頑張っているはずなのに、後から見返した時、どれも中途半端になってしまっているという経験は多くありませんか?

1日という中でも、1ヶ月という中でも、一年という中でも、
あれもこれもしているせいで、どれも計画倒れに終わってしまったという経験、私は多くあります。

ただ、私たちの日々の生活は、することに溢れているので、それら全てを同時に進めないと到底間に合わない!と思われてしまうのは無理のない話ですよね。

しかし、全てを同時に進めるのではなく、1つずつ集中して片していくほうが実は効率的である、という「一点集中の力」について今日はお伝えしてきます。

シングルタスクとマルチタスクの効率の違い

例えば、今みなさんの目の前に、10個のするべきことが並んでいるとしましょう。

これら10個のことに対して、時間を分散させながら同時進行させていくのと、1つずつ個別に時間を集中して順次完了させていくのとでは、どちらのほうが効率的でしょうか。

答えは、1つずつ個別に時間を集中させて解決していく方です。

一体どうしてそのような結果になるのかというと、私たち人間の脳は、複数のことを同時に進めるマルチタスクが苦手だからです。

そもそも脳は一度に一つのことにしか注意を向けることができません。
一見複数のことを同時進行しているようにみえても、脳の中を覗いてみると、注意の対象が高速に切り替わっているだけなのです。

そしてこの注意の切り替えのたびに脳はエネルギーをどんどん消耗していきます。

脳は、ある1つのことに取り組む時、まるで準備運動をするかのように、その1つのことをするために必要な情報を集めます。
つまり、注意の矛先が切り替わるたびに、その都度「必要な情報集め」というコストが発生しているのです。

そのため、複数のことに対して、あっちこっちとすることを切り替えながら進めてしまうと、することを切り替える度にそれだけ多くのエネルギーを消耗してしまうのです。

結果、疲れやすく、費やす時間の割には進展も悪く、後から見返した時にどれも中途半端という結果になってしまうのです。

なぜマルチタスクは疲れやすいのか

まず、1つのことから別の1つのことに注意を向ける時、脳の集中の切り替えのためのコストが発生しています。つまり、注意を向ける先を切り替えれば切り替えるほど、それだけでエネルギーはどんどん消耗してしまうということです。

そして理由のもうひとつ。脳は、ある1つのことに取り組む時、まるで準備運動をするかのように、その1つのことを完了させるために必要な情報を集めます。つまり、することを切り替える度に、その都度、「必要な情報集め」というコストが発生します。

そのため、複数のことに対して、あっちこっちとすることを切り替えながら進めてしまうと、することを切り替える度にそれだけ多くのエネルギーを消耗してしまうのです。

結果、疲れやすく、費やす時間の割には進展も悪く、後から見返した時にどれも中途半端という結果になってしまうのです。

複数のことを同時進行してしまう人は、まるでこの図のように力が分散しているため、なかなか前に進めません。

一方で1つのことに集中している人は、この図のようにまっすぐ矢印が伸び、一気に前に前進することができます。

1日は24時間。私たちの時間は限られています。限られた時間の中で一点集中の力を発揮するために大切なことは、優先順位をしっかり見極め、優先順位の高いことにエネルギーを集中させていくことです。

シングルタスクで一点集中の力を発揮する方法

ここまでの話を私たちの日常の中に取り入れるために、例えば次の3つのことを意識してみてください。

①何かに取り組む時は、ながら作業は絶対にやめ、1つのことにのめり込むようにする。気が散らない環境作りにも力をいれよう!
②1つの目標を達成するまでは、そのことから目を離さないようにする。目標は無闇に増やさないようにしよう!
③それをすることで他の事が必要でなくなるような効果の高いことを見極める。やらなくていいことは、やらないままで良い!

この3つのことは、仕事の中だけでなく、資格取得のための勉強、家族との時間の充実、といった中においても、大いに役立てることができるでしょう。

この一点集中の力を発揮できる人は次のように考えます。

・「みんな・すべて」ではなく、「より少なく、しかしより良く」
・「やることを増やして解決」ではなく、「やることを計画的に減らして解決」

理想の状態とは、その時その時で、優先度が最も高いたった1つのことに、十分なエネルギーと時間を費やせている状態です。
ただ実際は、するべきことが多くなってしまっているかもしれません。

そのため、物事を同時進行することがいかに非効率であるかを肝に命じ、「二兎追うものは一兎も得ず」の状態にならないように、自分が今、追求するべき目標をはっきりさせる必要があります。

このように、限りのある自分の時間とエネルギーを優先度の高い1つのことに傾けることで、

何もかもが中途半端で振り回されていると無力感を感じる状態から抜け出せます。

そして、自分をコントロールできていると感じられ、目に見える成果を出すことが出来、毎日に充実感を感じることができるようになります。

まとめ

さあ、みなさんも目の前に広がる多くの「するべきこと」を減らしていってみましょう。
そして「これさえしっかりやり切れば、大丈夫」と思える1つの優先度の高いことを見つけだしてみましょう。

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