この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。
- 話し上手になるための3つの原則がわかる!
- 話し上手になるための5つの実践方法がわかる!
- コミュニケーションを磨くことで、人生をより楽しくするヒントが見つかる!
そしてそこを土台にした5つの実践方法を紹介します。「話し上手になる方法」というと、
こうすれば上手になれるといったテクニックのように感じてしまうかもしれませんが、
記事の中で紹介するように、ポイントは「相手のことを思いやる」という心のあり方です。
この記事を見終わった直後の会話から、是非役立ててみて下さいね。
会話における3つの原則と話し上手になるための5つの実践法について解説!
みなさんこんにちは!
今日の記事では、仕事や学校や家庭において、人間関係を楽しくリラックスしたものへと変化させていくための「話し方」について紹介します。
例えば、
- 何をどう相手に伝えたらいいのか分からない
- 自分は人よりもコミュニケーションが下手だと思う
- どうやったら話し上手になれるのか分からない
そのような悩みをお持ちの方にとって、今日の内容はコミュニケーションにおけるこれからの指針になるはずです。
コミュニケーションというのは、日常的に私たちが行っていることです。
そんな日常的なコミュニケーションが上手になれば、それだけで人生は今よりもっと楽しくなるはずです。
今日の記事では、「話し方」についてその根幹となる重要なことをご紹介していきます。今日の内容を実践することで、誰でも明日から話すことが以前よりも上手になった自分に気づけるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
話し上手になるために知っておくべき3つの原則
これから、「話し方」について具体的な方法を紹介していくわけですが、その前に重要なことをお伝えします。
それは、「話す力」というのはスキルよりも、メンタル的な部分が大きいということ。
つまり、小手先のテクニックよりも、コミュニケーションに対する心の持ち方の方が大切ということです。
そのため、コミュニケーションに対する根本的な姿勢さえ修正してしまえば、
後は芋づる式に話し上手へと成長していくことができます。
そこでまず、他者と話す際に念頭において置くべき3つの原則を紹介します。
それは、
- 人は誰でも自分が一番大切で自分に一番興味がある
- 人は誰でも自分のことを認めて欲しいと願っている
- 人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる
という3つのことです。
この3つのことをまずは頭の中にいれておいて下さい。
その上でこれから、上手な話し方が今すぐできるようになっていく5つの方法を紹介していきます。
みるみる話し上手になっていく5つの方法
①言葉の意味より相手の感情に注目する
まず1つ目は、相手が口にする言葉の意味それ自体よりも、なぜその言葉を使っているのかという相手の感情の方に注目するようにしましょう。
私たちは、頭で考えた事や、感じたことを言葉にしているわけですが、
口から出てくる言葉というのは、いわば氷山の一角にすぎません。外に出てくる言葉の裏にはもっと多くのことが隠されており、その隠された部分にこそ相手が本当に伝えたいことがあります。
さらに言うと、考えること、感じること、の2つにおいては、感じることの方に注目する方が大切です。
なぜならば、私たち人間は、考えるより先に感じるようになっているからです。
感情が生じ、その感情に沿って思考が行われ、言葉となって外に出てくる、というわけです。
そのため、注目すべきはその最初の段階の感情部分です。
相手の感情に注目するというのは、言うのは簡単でも実際に行うのは難しいでしょう。
しかし、完璧にはできなくても、全くできないということは無いはずですし、少なくともこちらが相手の気持ちに着目している事は相手にちゃんと伝わります。
3つの原則の部分でお伝えした通り、私たち人間は自分のことを分かってくれる人が大好きです。自分というのは、話す内容の表面的な部分にはなく、言葉にならない背後に隠れている部分のはずです。
今度人と話す時は、相手が何を話しているのかを理解すると同時に、どうしてそれを話しているのか、言葉の背後にある相手の感情に注目するようにしてみましょう。
②絶対に相手を否定しない
2つ目は、絶対に相手を否定しないということです。3つの原則でも触れた様に、私たち人間は自分のことを認めて欲しいと、心の底では願っています。そのため、自分の言った事を否定されると当然面白くありません。
そこで気をつけたいことが、
- でも
- だって
- どうせ
- だめ
という4つのDから始まる言葉(4D)を使わないようにするということです。
話すのが下手な人というのは、話す量が多くても所々で相手を否定してしまいます。その結果として相手が不満や怒りを感じるようでしたら、到底話し上手とは言えません。
しかし、時には相手の間違いを訂正する必要がある時や、もっと良い方法を教えたい時などもありますよね。
そんな時は、一度相手の言うことを肯定してから、自分の意見を伝えるようにしましょう。この「一度相手の言うことを肯定する」というのがポイントです。
そのように、相手が言うことを否定することなく、基本的に肯定するスタンスでいると、当然相手もこちらを否定しなくなります。人は、自分を肯定してくれる人に対しては好意を抱き、こちらに対しても肯定するようにできています。
話し上手な人というのは、そのようにして相手も自分もお互い肯定し合う関係を築けるので、楽しくリラックスした状態で会話を楽しむことができるのです。
今度人と話す時は、この「相手を否定しない」「まずは肯定するスタンス」というのを意識してみましょう。
③相手を主役にする
3つ目の方法は、相手を会話の主役にするということです。最初に、3つの原則で触れたように、人は誰でも自分のことに興味があり、自分のことを認めて分かって欲しいと思っています。
そのため、話し上手な人というのは自然な流れで相手を会話の主役に導き楽しく会話することができるのです。
相手を会話の主役にするためにおすすめなのが「拡張話法」という方法です。
これは、相手が話す内容をどんどん広げていく方法のことで、
感嘆(Admiration)→反復(Repeat)→共感(Empathy)→称賛(Praise)→質問(Question)
の5つのステップを繰り返します。
まずは、相手の話すことに感情をこめて反応します。そして相手が話したことをこちらも繰り返します。
この時、オウム返しのようにならないよう注意しましょう。
そして相手の気持ちに共感を示し、相手の良いところを褒めます。そして最後に話す内容に関連した質問を投げかけます。
今度、人と会話をする時は、この5つのステップを意識してみましょう。順番通りにこだわらなくても、それら5つの事を意識して会話に取り入れるだけで大丈夫です。
英語の頭文字をとって、「AREP-Q」と覚えておきましょう。
④正しいより面白いを心がける
話し上手になる4つ目の方法は、正しい話よりも面白い話をするという心がけです。
話す内容は正しいのだけど、いつも会話が重い雰囲気になってしまうという時は、
会話というのはそもそも楽しむものという発想に切り替えましょう。
「会話とは情報を伝えるためだけのもの」とだけ捉えてしまうのは、人間には感情があるという視点が抜けてしまっています。楽しい、嬉しい、面白い、といった明るい気持ちにさせてくれる会話ができるのが話し上手の人の特徴なのです。
そのためには、次のことを意識してみましょう。
- 力みを捨てて、ゆっくり話す
- 失敗談やジョークなどユーモアを大切にする
- 正論はストレートには伝えない
特に3つ目の「正論」の取り扱い方には注意が必要です。言葉は時に人を容易に傷つけます。ド直球すぎる正論は、相手の逃げ場を塞ぎ込み追い込んでしまいます。
しかし、時には正しい話をしなくてはならない時もあることでしょう。そんな時は、正論だからこそ、ストレートにそのまま伝えるのではなく、オブラートに包んでそれとなく伝えることを心がけましょう。
そのためには、「私も同じ間違いをしたことがあるのですが、、、」「私も以前は全く同じ考えを持っていたのですが、、、」というように、相手も自分も同じであることを強調した上で伝えると良いです。
次、人と会話をする機会がある時は、正しいよりは面白い会話を、そして正論であるからこそ相手に突き刺さるような伝え方をしないように心がけてみましょう。
⑤笑顔を絶やさない、そして感謝を言葉にする。
そして5つ目の方法が、笑顔を絶やさず感謝を多く言葉にするということです。
ここまで4つの方法を紹介しましたが、
もしそれらの方法を無表情で、体の動きも一切ない状態で実践してしまうと、
とてもじゃありませんが話し上手とは言えません。
私たち人間は、相手の見た目や話し方、声の調子などのジェスチャー部分からも多くの情報を得ています。
「メラビアンの法則」についてご存知の方も多いかと思いますが、
実は話す内容それ自体よりも、それをどう伝えるかの方が重要です。
ただ、見た目や声の調子などと言われると、一体どうすれば良いのか分かりませんよね。
そこで最も効果的でかつ最も簡単な方法が、笑顔で話すということです。
笑顔で話せば、相手も楽しい気持ちになり自然と会話が弾みます。それに、笑顔になることで、自分の気持ちも自然とポジティブなものとなり、会話の内容もそれに合わせて楽しいものへとなっていきます。
笑顔で話すだけでも効果は十分ですが、さらに効果を倍増させるのが感謝を言葉にするということです。
日本人が一番好きな言葉は感謝です。
- ありがとう
- おかげさまです
- 感謝しています
そういった感謝の言葉を使われて気分が悪くなる人なんていません。
それに実は、感謝をすると、その感謝をした当の本人も気分が良くなることが分かっています。
ただ、笑顔や感謝も、それが習慣になっていないとなかなか自然にできるものではないですよね。
そこでおすすめなのが、相手と話す時、「あなたが幸せになりますように」と願ってみる方法です。
そうすると自然と相手を想う気持ちになれ、笑顔が生まれ、感謝の言葉が出てくるようになるはずです。
まとめ
以上いかがでしたか?
今日の記事では、「話し上手になる方法」として、最初に3つの原則を、そしてそこを土台に5つの方法を紹介してきました。
話し方にはその人の心のあり方が現れるといいます。
そのため、話し上手になるというのは、自分の心を磨くということです。
というのも、私たちは、感じたこと、そして考えたことを言葉にしています。
どのように感じ、どのように考えるか、というのはまさにその人の心のあり方です。
「話し上手になる方法」というと、こうすれば上手になれるといったテクニックのように感じてしまうかもしれませんが、
今日紹介してきた方法からも分かるように、それは「相手のことを思いやる」という心のあり方です。
話し方、というとどうしても話す側に注目してしまいがちですが、実は話し上手になるためには、なによりも聞く側の方にこそ注目しなくてはいけないということです。
最初に述べたように、
コミュニケーションというのは、日常的に私たちが行っていることです。
そんな日常的なコミュニケーションが上手になれば、それだけで人生は今よりもっと楽しくなるはずです。
今日紹介した3つの原則と5つの方法を念頭に、是非明日からの会話に役立ててみて下さい。
ちなみに今日の記事と関連して、こちらの記事もおすすめですので是非合わせてご覧ください。
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この記事の内容がなにか一つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。
①人は誰でも自分が一番大切で自分に一番興味がある
②人は誰でも自分のことを認めて欲しいと願っている
③人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる・みるみる話し上手になっていく5つの方法
①言葉の意味より相手の感情に注目する
・相手が何を話しているのかを理解すると同時に、
どうしてそれを話しているのか、言葉の背後にある相手の感情に注目する②絶対に相手を否定しない
・4つのDから始まる言葉(4D)を使わないようにする
「でも」「だって」「どうせ」「だめ」
・相手の間違いを訂正する必要がある時や、もっと良い方法を教えたい時には、
一度相手の言うことを肯定してから、自分の意見を伝えるようにする③相手を主役にする
・感嘆(Admiration)→反復(Repeat)→共感(Empathy)→
称賛(Praise)→質問(Question)
以上5つのステップを繰り返す(拡張話法)④正しいより面白いを心がける
・力みを捨てて、ゆっくり話す
・失敗談やジョークなどユーモアを大切にする
・正論はストレートには伝えない⑤笑顔を絶やさない、そして感謝を言葉にする
・実は話す内容それ自体よりも、どう伝えるかの方が重要(メラビアンの法則)
・最も効果的且つ簡単な方法:笑顔で話すこと
・感謝を言葉にすることで、効果が倍増
・笑顔や感謝が難しく感じる場合は、
相手と話す時、「あなたが幸せになりますように」と願ってみる
参考書籍:
永松茂久(2019)人は話し方が9割 すばる舎
齋藤孝(2006)質問力――話し上手はここがちがう 筑摩書房