【自分を慰めることの効果】失敗から一刻も早く立ち直るためには

この記事のポイント
  1. 自分との約束を守れなかった時自分を責めてはいけない理由が分かる!
  2. 身近な失敗ごとからすぐ立ち直るには自分を慰めれば良い理由が分かる!
  3. すぐ後悔して立ち直れない悪い癖を直す方法が分かる!

この記事では、寝坊・過食・浪費など、自分で立てた計画を自ら破ってしまった時にとるべき適切な対処の方法について解説しています。

自分を慰めることのススメ

失敗から即座に立ち直る

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。

突然ですが質問です。

みなさんは、自分の意志に従って行動ができない時、ついつい自分を責めてしまってはいませんか?

  • 夜食をしないと決めたはずなのにポテチを食べてしまった。
  • 午前から勉強をするはずだったのに気づいたら夕方
  • もうこれ以上ネットサーフィンをしないと決めたはずなのに気づいたらダラダラ、、、

もしそのような時、

自分はなんてダメなやつなんだ!

と自分を戒めるように考えてしまうことは、
一見自己改善の方法として適切なように思えてしまいますが、

実はそれ逆効果なんです!

今日の記事では、

自分の約束を守れなかった時、一体どう対処するのが正しいのか、

というお話をしてきます。

是非最後までお楽しみください。

自分を慰めるのが最も効果的

自分を慰めることの効果

結論から述べますと、

我慢できなかったり、時間を守れなかったりなど、
自分への約束を守れなかった時、一体どうするのが良いのかと言うと、

自分を慰める

という事です。

逆に、一番逆効果の方法は、

自分を責める

という事です。

自分を責めてはいけない理由

自分を責めるとどうなってしまうのかというと、

悪い方向にどんどん引き込まれていってしまいます。

例えば、

ポテチ1枚のルール違反が、ポテチ一袋の完食に繋がり、
朝寝坊のルール違反が、夕方まで寝るという昼夜逆転に繋がり、
SNSで時間を潰した事が、一日中ネットサーフィンする事に繋がります。

こうした不思議な現象は、

「もうどうにでもなれ効果」

とも呼ばれており、

ちょっとした約束破りに対して、自分を責めてしまう事で、

「あー、また自分の約束を守れなかった。もう全部だめだ。もうどうにでもなれ。」

というように、自己コントロールの歯止めがきかなくなってしまうわけです。

一方で、

自分を慰めるとどうなるのかと言うと、

  • 失敗からのモチベーションの回復が早く
  • 自分自身に対する責任感が増し
  • 結果として最も好ましい心理状態に自分を導く

事ができます。

失敗に対して慰めと責めの影響の違い

失敗に対して自分を責めるのと自分を慰めるのとでどのような違いが生まれるのかという実験がありますので紹介します。

慰めることで自制心が高まる

慰めの効果を調べる実験

ルイジアナ州立大学のクレア・アダムズとデューク大学のマーク・リアリーという二人の心理学者は、
失敗に対する反応の仕方が結果に及ぼす影響について調べる実験を行いました。

その実験では、ダイエット中の女性を集め2つのグループに分けました。

片方のグループには、
忍耐強くいれなかった時、自分を責めるのではなく慰めて下さいと伝えました。

人間は誰だって自分の意志を強く保つことは難しいので、そのことで自分をいちいち責めなくてもいいという訳です。

しかし、もう片方のグループには、何も伝えませんでした。

そして、

女性たちの前に美味しそうなお菓子をたくさん並べ、
自分の食べたお菓子の味に関する感想を述べてください、と伝えました。もちろん、いくらでも食べて大丈夫です。

結果どうなったのかと言うと、

自分を責めずに慰めるようにと伝えられたグループの女性は平均して28gほどのお菓子しか食べなかったのに対して、
何も伝えられなかったグループの女性は平均して70gほどのお菓子を食べていました。

つまり、2-3倍近くの差が出たわけです。

慰めることで立ち直りが早くなる

前向きになれる

他にも、カナダのカールトン大学で試験を控える大学生向けに行われた実験では、学生たちが勉強を先延ばしにする様子を学期の最初から最後まで記録しました。

そこから得られた結果というのは、

勉強を先延ばしした事に対して自分を責める傾向にある学生は、さらに勉強を先延ばししやすく、
逆に先延ばしした事に対して自分を許す傾向にある学生は、気を取り直して着実に勉強に取り掛かる傾向にあるという事です。

つまり、

自分を責めるよりも、慰める方が、そこから最終的に得られる結果というのが好ましいものになるというわけです。

しかし、

慰めるといっても、

甘やかすとはニュアンスが異なります。

一体どのように自分を慰めるのが正しいのでしょうか。

自分を上手に慰める方法

それでは最後に自分を上手に慰める方法を紹介します。

そのための方法は2ステップです。

自分への約束を守れなかった時、
これから紹介する2ステップを毎回行ってください。

ステップ① 「どんな気落ちがするか」

どんな気持ちがするか

まず、意図した通りに自分をうまくコントロールできなかった時、
いまどんな気持ちがしているのかを自分に聞きましょう。

  • 後悔しているのなら、何に後悔しているのか
  • 焦ったのなら、何に焦っているのか
  • 自分がダメだと思ったのなら、自分の何がダメだと思ったのか

というように、

思考を今この瞬間に定め、自分の今の状態を確かめます。

ステップ② 「だって人間だもの。」

だって人間だもの

そして次にどうするのかというと、

「だって人間だもの。」

と自分に言います。

つまり、変に解決策を考えたり、どうしてダメだったのかなど余計な事は考えず、

とにかく全てをひっくるめて、

「だって人間だもの。」

の一言で片付けます。

その一言に全ては集約されています。

つまり、私たちは疑いようもなく人間なわけです。

そして、人間とはロボットではないので、
自分が決めた通りに動けない事は非常に多くあるわけです。

決めた通りに動けなかった事に対して自分を責めたところで、
それは陸で呼吸できない魚をなんで肺呼吸しないんだ!と責めるようなものです。

もちろん、責めてもいいわけですが、

責めたところで得られるものはなく、むしろ望むのとは逆の方向に引きずられてしまうため、
責めないに越したことはないわけです。

挫折からいち早く立ち直る方法

自分を慰めるまとめ

以上いかがでしたか?

自己批判というのは、常にモチベーションを下げ、自己コントロール能力を低下させます。
また慢性的な自己批判はうつ病の予兆です。

ついうっかり自己批判をしてしまう時は、代わりに自分をなぐさめましょう。

カッとなって握った拳をゆっくり開き、優しく自分の頭をナデナデしてあげるイメージです。

魔法の言葉

「だって人間だもの」

これ、口癖にしていきましょう。

それでは最後に動画の内容を簡単にまとめておしまいにします。

寝坊・夜食・時間の浪費など、

自分の意志とは真逆の行動を取ってしまった時、

私たちは一見合理的な理由で、そうした自分を戒め責めます。

責めることで、自分の態度は改善されると思っているわけです。

しかし、みなさんもおそらく経験がおありのように、
自分を責めることで状況が改善されるケースよりも、むしろ逆に悪い方向に引きづられてしまうことが多いでしょう。

責めるのではなくどうするのかというと、

慰めます。

上手な慰め方は2ステップで、以下の順番で自分に言い聞かせることです。

①「今、どんな気持ちか」
②「だって人間だもの」

この2ステップを踏むだけで、

  • 失敗からスピーディにモチベーションを回復し
  • 自分自身に対する責任感をより一層増し
  • 結果として最も好ましい心理状態に自分を導く

ことが出来るようになるでしょう。

私なんかは、
朝寝坊をした結果、なんだか全部が全部嫌な気分になってしまって、夕方までずっと寝る、なんてことはよくありました。

今ではほとんどそんな事なくなりましたが、
やはり気持ちの切り替えのためには、自己批判よりも、失敗を受け入れ、それ以上気を揉まないことこそがスピーディに前向きになれる秘訣であると思います。

繰り返しますが、

「だって人間だもの」

これ魔法の言葉です。

是非どんどん使って行ってください。

この記事の内容がなにか1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご視聴ありがとうございました。

また次回の動画でお会いしましょう!

P.S.
当記事の内容はYoutube動画でも解説をしておりますので、合わせてご視聴頂けますとより理解を深めることができます。

要点メモ
  • 失敗した時どうするか
    • 責めると
      • 悪い方向にどんどん引き込まれる
    • 慰めると
      • 素早くモチベーションを回復
      • 自分自身に対する責任感を一層増大
      • 結果として最も好ましい心理状態に自分を導く
  • 上手な慰め方
    • ステップ①:今どんな気持ちか
      • 何に後悔してる?
      • 何に焦ってる?
      • 自分の何がダメ?
    • ステップ②:だって人間だもの
      • 解決策も理由も考えずただ「だって人間だもの」の一言で片付ける
      • 甘やかしとは異なる
      • 現実を真正面から見て次のステップへの活力につなげる

参考文献:
ケリー・マクゴニガル(2015)『スタンフォードの自分を変える教室』神崎 朗子訳 大和書房
大谷 彰(2014)マインドフルネス入門講義 金剛出版