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嫌な記憶を忘れたいあなたへ。過去を断ち切る5つの方法とは。

  • 言葉がどうしてメンタルと関係しているのかが分かる!
  • どうしてネガティブになってしまっているのかが分かる!
  • どのような言葉でポジティブになれるのかが分かる!
今回の動画では、過去にあった嫌なことを、人はなぜ引きずってしまうのか、どうしたらそれにとらわれず、健やかな生活を送れるようになるのかについて解説します。過去の気持ちをリセットするための5つの実践方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

 

嫌な記憶に悩まされるあなたへ 過去を断ち切る5つの方法

みなさんこんにちは!

突然ですが、
過去のトラウマを何度も思い出してしまうことってありませんか?

  • 両親がよくケンカをしていて嫌だった
  • クラスで私だけ仲間はずれでつらかった

嫌なことや辛いことは、もう過去だとわかってはいるのに
いつまでも引きずり、今も辛い気持ちを抱えてしまう…

もし、みなさんが、「本当は昔のことを忘れて前を向いて歩き出したいのに!」
そう思っているなら、今日の記事がきっとお役に立てると思います。

今回のキーワードは「忘れる」ということ。

実は、過去の出来事を引きずってしまうのは、
脳の使い方に問題がある、ということがわかっています。

この記事では、過去を引きずるメカニズムをご説明し、過去を忘れる方法をご紹介します。

「「忘れる」なんて無責任。」
「人は失敗から学ぶものだ。」

そのように
自分の考えをしっかり持っている人や、一生懸命がんばり続けているあなたにこそ
この記事の内容をお伝えしたい!

みなさんが、前向きに、そして健やかな人生を送れるように
心を込めてお伝えしていきますので、是非最後までお楽しみください。

信念が強い人ほど悲しみや怒りの感情で苦しんでしまう理由

昔の嫌な出来事、例えば

友だちにいじめられて、家で毎日泣いていた
恋人にひどい振られ方をしてひどくふさぎ込んだ

こんな風に過去を突然思い出しては
涙がとまらなくなる、どんどん気持ちが沈んでしまう。つらいですよね。

でも感情が揺さぶられるのは、人として当たり前のこと。
決して悪いことではありません。

しかし、それで家事や仕事が手につかなくなり、
毎日の生活が辛くなってしまっては、せっかくの人生を楽しめませんよね。

人間が、悲しみや怒りの感情で苦しんでしまうのは、
自分の信念が思い通りにならなかったことが原因だと言われています。

自分にとって、これが「正しい」と固く信じ込んでいる考えを信念といいますが、この信念が強い人ほど、嫌なことや不運に見舞われたとき、

私は真面目に生きてきたのに、どうしてこんな目に?
私はちゃんとやっているのに、そんなはずはない!

そのように心の中で嘆きつづけたり、傷ついたりしてしまいます。

つまり、
自分の考えをしっかり持っている人や、
一生懸命がんばり続けてきた人ほど、

それが思い通りにならなかったとき、
大きなショックを受けて、苦しみ続けてしまうのです。

信念があることや、真面目であることは、素晴らしいことです!
過去の出来事を引きずり前に進めないからと、
今のあなたが苦しんでしまうなんて、もったいない!

ちょっと脳の使い方を変えて、自分をもっと楽にしてあげましょう。

まずは、あなたの脳で何が起きているのか、解説します。

過去を引きずるメカニズム

まず、人間の脳はマイナスの出来事を記憶するようにつくられている、というところから始めましょう。

辛い出来事を経験すると、脳はあなたのために

  • 失敗を繰り返さないように
  • 同じようなことでまた傷つかないように

このような指令を出します。
過去の辛い出来事をインプットし、未来を守ろうとします。

例えば、
小さいころから両親のケンカが絶えず、
気を遣ったり悲しい思いをしたりしてきたAさん。

過去の出来事を急に思い出しては、
悲しい気持ちになったり、恐怖を感じたりしてしまいます。

そして
【失敗を繰り返さないように】両親の不仲の原因を考え、原因は自分だったと考えてしまう
【同じようなことでまた傷つかないように】自分もあたたかい家庭を築けないと考えてしまう

このように思い込み、正しいと堅く信じ込んでしまうと
Aさんの信念として深く根付いていきます。すると

私は家族をバラバラにした悪い人間だ
私は結婚する資格がない人間だ

というように、自分を追い詰めてしまいます。

いくらあなたの脳が
失敗を繰り返さないように!傷つかないように!と過去のことを覚えてくれていても
これでは、自分を苦しめているだけです。

そこで今日から、脳内の情報処理のパターンを変えてしまいましょう。

人間の脳がそもそも辛い出来事を忘れないようにできているのであれば
この2つの方法しかありません。

  • 自分を悩ます過去を忘れてしまう

もしくは

  • 忘れないまでも前向きに捉え直すようにする

でも、人間はロボットではありませんから
「今日から過去を忘れよう」「悪い過去も良い過去だと捉えなおそう」と思っても
そんなこと難しいですよね。

今日の記事では、自分を悩ます過去を忘れる方法を5つご紹介します。
自分にしっくりくる方法を、実践してみてください。

嫌な過去の記憶に左右されず、「もっと前向きに」「もっと楽しく」穏やかな毎日があなたを待っていますよ!

過去を忘れる5つの方法

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①これがベストだったと考える

過去の記憶に悩まされてしまうのは、
マイナスの感情が引き出されたことで、落ち込んでしまうからです。

それなら、過去の記憶を楽観的に考えるようにしてみてはどうでしょうか。
そこで、使って欲しい言葉が

「それがどうした?」
「これがベストだった」

就職活動が思うように行かないとき、

あのとき希望の大学に合格していれば
もっと就職に役立つ資格をとっていれば

過去の自分の選択を振り返って悔やみ続けても意味がありません。
そこで、

この大学に入るのが、あのときのベストの選択だった!
資格は持っていないけど、それがどうした?

今の状況は、ベストの選択によるベストの結果。
楽観的になって開き直ってしまえば、自然と状況は好転するはずです。

②自分の問題として捉える

人間の感情は、
「こいつは許せない!」
「あいつのせいでこうなった!」

など、基本的に他人に対して起こります。

例えば、元カレにひどいフラれ方をしたアニ子の場合

今の自分がこんなに不幸なのは、
浮気したあげくにあんな風に私を振った元カレのせいだ!

自分の現状の原因は、あの時別れた元カレだ、と考えている状態です。

…もちろん、元カレは本当にひどい男でした。
あっ、いえ。

もちろん、元カレが本当にひどい男だったのかもしれません。

ただ、そのことにとらわれ続けても、何の得にもなりませんよね。

そこで試してほしいのが、自分の問題として捉えること。

元カレの浮気を許して甘やかしたアニ子も悪かった
さっさと別れないアニ子の選択にも問題があった

「こいつは許せない!」を「自分にも問題があった」に置き換えることで、
不思議なこと怒りがおさまりますので、ぜひ試してみてくださいね。

③自分の感情を冷静に捉える

突然、昔のことを思い出して、はらわたが煮えくり返る…

あのとき大事な仕事で同僚がミスした、最悪だ!
あのときみんなの前で先生に怒鳴られた、許せない!

すっかり忘れていたのに急に怒りがふつふつとわき、
気が付いたら夜も眠れないほど感情が高まってしまう。

何だか嫌な気持ちをひきずりながら、
次の日の朝を迎えるのは後味が悪いですよね。

このような感情が急にわいてくるとき、
どうして怒りがおさまらないか、意外と自分でも分からなくなっていることが多いんです。

そこで、

  • 「どうして自分はこんなにも怒っているのか」
  • 「これだけの怒りはまっとうな感情なのか」

怒りの理由を突き詰めて考えてみると、

理由がとくになかった…
それなら、穏やかな気持ちで夜ぐっすり寝るほうが断然お得です。

本当に眠れなくなるほどムカムカするほどのことなのか、
いちど冷静になって客観的に考えてみましょう。

そして、必要のない怒りはゴミ箱に捨てて、
穏やかな気持ちを取り返しましょう。

④自分の成長を第一に考える

過去のことのとらわれ、

あのとき勉強していれば…
あのときこう言っておけば…

などと後悔ばかりしているのは、自分に対する評価が低いから。

過去の自分の判断に自信がないため、

「戻れるものなら、あのときに戻りたい」
そう思い続けてしまうのです。

過去の自分の判断を低く評価したところで、
現状の問題は何も解決しません。

そこで、「これでいいんだ!」と、
過去の自分の判断に自信を持ったほうが、楽になれると思いませんか?

ここであなたが一番に考えるべきことは、
過去ではなく今の自分の成長です。

過去のことをクヨクヨ悩んだところで、今の自分の成長につながらないなら、
悩むことに時間をつぎ込むこと自体意味がありません。

過去は過去!今は今!
そう思って、今できるベストのことに力を注ぎましょう。

⑤過去を思い出にする

5つめの方法としてご紹介したいことが、
とらわれ続けている過去を「思い出」にしてしまうこと。

「え?過去の出来事はみんな思い出じゃない?」きっとそう思うでしょう。

思い出とは、過去に自分が遭遇した出来事を心に浮かべること。
「こんな思い出があったなぁ~」と、自分の意志で何かを思い出すことです。

昔のことについて、急にムカムカしたり悲しくなったり、悔やんだりするのは、
過去の出来事が「思い出」になっていないからなのです。

そこで、ゆっくり目をつぶり、過去の出来事を映画だと思ってみてください。

映画の内容は、

クラスに馴染めずに辛い思いをする子どもの話
職場で上手く人間関係を築けず、悩んでいる人の話

であるとしましょう。

その映画はDVD化されており、
あなたは好きなときにそれを観ることができます。

悲しい映画を観て涙が止まらなくなり、
しばらく感傷に浸るけれども、「いい映画だった~」と思う。

どんなに辛いものであっても、
過去にあったすべてのことを忘れることは難しいですよね。

そこで過去の辛い出来事をDVDの映画のようにとらえ、
自分の好きなときに思い出す習慣を身につけてみましょう。

そうすれば、ムカムカしたり悲しくなったりなど、
過去のことに感情が振り回され、時間を浪費することが徐々になくなります。

まとめ

以上いかがでしたか?

今回の記事では、

過去にあった嫌なことをいつまでも引きずってしまう人に向けて、
どうしたらそれにとらわれず、健やかな生活を送れるようになるのか、
5つの方法をご紹介しました。

すべてを一気に取り入れる必要はありません。
自分が取り入れられそうだなと思ったものを、

ムカムカしてきた…
悲しくなってきた…

そのようなときに実践してみてください。

そうするだけで、
いつまでも嫌な出来事にとらわれ続けない、
精神的に安定した心を持つことができるでしょう。

また、今日の記事と関連してネガティブな気持ちに対処するために、コチラの記事もおすすめですので是非合わせてご覧ください:

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この記事の内容が何か一つでもお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

 

この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。

・過去を引きずってしまう理由
・信念が強い人ほど、過去を引きずってしまう
・信念とは、自分にとって、これが「正しい」と固く信じ込んでいる考えのこと
・信念が強いほど、それが思い通りにならなかったとき、苦しみ続けてしまう・過去を引きずるメカニズム
・人間の脳はそもそも辛い出来事を記憶するようにつくられている
・過去の辛い出来事を学習し、繰り返しを防ぐため
・対策: 脳内の情報処理のパターンを変える
・自分を悩ます過去を忘れてしまう
・忘れないまでも前向きに捉え直すようにする・自分を悩ます過去を忘れる5つの方法
①これがベストだったと考える
・過去の記憶を楽観的に捉え直す
・使ってみてほしい言葉:
「それがどうした?」
「これがベストだった」②自分の問題として捉える
・人間の感情は基本的に「他人」に対して起こるもの
・「あいつのせいで〜だ」「こいつは許せない!」を
「自分にも問題があった」に置き換えることで、
負の感情はおさまりやすくなる

③自分の感情を冷静に捉える
・負の感情が生まれた理由を突き詰めて考えてみる
「どうして自分はこんなにも怒っているのか」
「これだけの怒りはまっとうな感情なのか」

④自分の成長を第一に考える
・一番に考えるべきことは、「過去」ではなく「今」の自分の成長
・「今」の自分の成長につながることに力を注ぐ

⑤過去を思い出にする
・思い出とは、過去の出来事を「好きな時に」、「意図的に」、
心に浮かべること
・急にムカムカしたりするのは、その出来事が「思い出」になっていないから
・ゆっくり目をつむり、過去の辛い出来事をDVDの映画のようにとらえ、
自分の好きな時に意図的に思い出す習慣を身につける

参考書籍:
苫米地 英人(2012)「イヤな気持ち」を消す技術 フォレスト出版
水元 和也 (著), しんぼ けいこ (イラスト)(2016)思い出したくもないつらい過去にサヨナラする本 こう書房

 

 

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