「ビジュアライゼーション」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- ビジュアライゼーションとは何かが分かる!
- ビジョンボードの作り方と脳科学的効果が分かる!
- 願望実現脳を手に入れる方法が分かる!
この記事では、ビジュアライゼーションの効果を脳科学的に解説し、それを効果的に実践するための「ビジョンボード」の作り方を紹介しています。動画と合わせてご覧いただくことで、今の自分をより効果的に変化させていくことができるでしょう!
ビジュアライゼーションの効果と実践方法を脳科学的に解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
突然ですが、日常生活でこんな悩みはありませんか?
- 自分を変えたいけどなかなか変えられない
- 夢を叶えたいけど叶えられない気がしている
- どうせこのまま何も変わらないまま人生が過ぎていってしまうと思っている
このような悩みをお持ちの方には、今日の記事がお役に立てるかもしれません。
今日の記事では、「ビジュアライゼーション」について脳科学的な観点から解説します。
ビジュアライゼーションとは、簡単にいうと、頭の中で望む願望をありありと「イメージ」することを言います。
「ビジュアライゼーションをうまく使う事によって、望む現実が引き寄せられる」というような話を巷で耳にしたこともあるかもしれません。
しかし、ビジュアライゼーションってどこか胡散臭い響きがありませんか?例えば、
- イメージしたところで現実が変わるはずはないんじゃないの?
- 脳科学的なつながりってちゃんとわかっているの?
- そんなんで夢が叶うほど人生甘くないよ!
と。
もちろん、こんなふうに思うのも無理はありません。
そこで今日の記事ではそんな疑問を解決するために、ビジュアライゼーションの効果と実践方法を脳科学的な観点から解説していきます。
ビジュアライゼーションの技法を学ぶことで、自分を確実に変え、未来をよりポジティブに変えていくことができるようになるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
ビジュアライゼーションとは
ここで、ビジュアライゼーションとは何かを明確にしておきましょう。
ビジュアライゼーションとは、日本語で「視覚化」という意味で、要は、望む状態について脳内でありありと思い描くことです。
ビジュアライゼーションに効果があるのは、私たちの脳にとって、ある出来事を物理的世界で直接経験することと、そのイメージあるいは行動をしっかりと思い浮かべることの間にはほとんど違いがないからです。
要するに、直接経験する事もイメージする事も、脳にとっては同じだという事です。
例えば、
左足で床をトントンと踏むところをちょっと想像してみてください。この時、あなたの脳の中では、実際に左足で床を踏み鳴らす時と同じ領域が刺激されています。
また別の例として、
筋肉を鍛えるところを想像すると、実際に筋肉が強くなり、またその動きと関連する脳の回路が活性することを示す研究もあります。
さらには、
梅干しやレモンを想像しただけで、口の中に唾液が出てくるということも起こってしまいます。
このように、何かをイメージするだけで、イメージした行動による心理的効果のみならず身体的効果も現れてしまうことは、実は日常茶飯事なのです。イメージの力ってすごいですよね。
では、あなたの理想の未来を作るという目的のためには、ビジュアライゼーションにどんな効果が期待できるでしょうか?
ビジュアライゼーションの効果
ビジュアライゼーションを行うと次の2つの効果が得られます。
- チャンスに気づきやすくなる
- 行動に移す力が高まる
チャンスに気づきやすくなる
まず一つ目の「チャンスに気づきやすくなる」効果について。
実は、人間の脳にはチャンスに気づきやすくなるのに適した「選択的注意」という性質が備わっています。
選択的注意とは、脳が少数の情報のみに集中し、不要な情報とみなしたものは除去する性質のことです。
私たちの脳は、毎秒何百万と言う膨大な量の情報を五感から受け取っているのですが、それら全てを処理していると、脳の処理速度が低下してしまいます。
このことを防ぐために脳は、不要と見なした情報を自動的に無視したり忘れる事によって、最も必要なことに焦点を合わせるという仕組みになっています。
したがって、理想の未来を視覚化することによって、未来を先取りする形で脳の準備を整えることができるので、脳がそれと結びつく有利なチャンスを自動的に見つけてくれるようになるのです。
行動に移す力が高まる
次に、2つ目の「行動に移す力が高まる」効果について。
理想の未来を作っていくためには、現状維持ではなく、新しいことを始めてみたり、新しい人に会ってみたり、新しい環境に飛び込んでみたりと、何らかの新しい行動を起こす必要があることはご理解いただけるかと思います。
ところが脳には、新たな事態、人物、場所との遭遇を潜在的な脅威とみなし、無意識的に抵抗しようとしてしまう厄介な性質があるのです。要するに、脳は現状維持が大好きなのです。
その結果として、自分のためになると頭でわかっていることにも、無意識的に脅威を感じてしまうため、新しい物事にうまく適応できないという現実が生まれます。
そこでビジュアライゼーションによって、事前に特定の出来事や状況を視覚化しておくと、それがなじみのある状況、既知の試練であると脳に錯覚させることができます。ビジュアライゼーションを使えば、新しい物事に対する脳の抵抗感を軽減してやることができるのです。
すると結果として、頭でするべきと思っていることを、すんなりと行動に移すことができるようになります。
このようにビジュアライゼーションには脳科学に裏づけされた素晴らしい効果があるのです。
それでは次に、そんなビジュアライゼーションを日常生活の中で効果的かつ簡単に行っていく方法をご紹介していきます。
ビジュアライゼーションの実践方法
ビジョンボード
ビジュアライゼーションの実践方法としてオススメなのは、「ビジョンボード」を作ることです。
ビジョンボードというのは、自分の理想の未来を絵や写真を使って表現したお手製のボードです。
わざわざビジョンボードを作る目的は、
自分の心の奥底にある夢をはっきりと認識し、それを絵や写真を使って表現することによって、その理想の状態を脳に覚え込ませるということです。
ビジョンボードと類似した方法に、夢や目標を文字でリスト化するという方法もあります。しかし文字でリスト化する方法は、夢や目標のイメージが論理を介して脳に届けられるため、否定的な思考によって脳がその気になることを妨げてしまう恐れがあります。
一方、ビジョンボードの良い点は、絵や写真を使う点です。
絵や写真など画像による情報は「どうせ無理だ」とか「不可能だ」とか言う論理的思考によって遮られることがないので、ダイレクトに無意識下に届けることができるのです。
したがって、より効率的にビジュアライゼーションを行いたいのであれば、ビジョンボードを使うことがおすすめです。
それではここからは、ビジョンボード作成時のポイントを作成期間・作り方・使い方の3点に絞ってお伝えしていきます。
ビジョンボードのポイント①作成期間
ビジョンボードの作成には1週間ほどかけてじっくり行うのが良いでしょう。
なぜかというと、
1週間かけることによって自分の願望や夢をしっかりと視覚化し、その実現に向けて動き出す準備を脳にさせることができるからです。
そして毎日ビジョンボードを作りながら自分の願望や夢を色彩豊かな画像として繰り返し見続けることで、視覚、感情、直感、モチベーションに関わる脳回路を活性化してゆきましょう。
ビジョンボードのポイント②作り方
ビジョンボード作りは、自分の願望や夢を表現する画像を集めるところから始まります。
ビジョンボードに使う画像は、直接的な画像や具体例だけでなく、比喩的なイメージで示すこともおすすめです。
なぜなら、比喩的なイメージを使えば、脳の論理的・意識的領域を飛び越え、無意識的領域を直接的に刺激することができるからです。
例えば、
しがらみから自由であることの重要性を思い起こすために風船の写真を使ってみたり、のんびりとした生活を思い起こすために南の島の写真を使ってみたりすると良いでしょう。
まず、画像を選び終わったら、床あるいは机の上で、集めた画像をテーマごとにまとめましょう。
そして、自分にとって一番大切なことをボードの真ん中あるいは1番上に置いてみてください。
次に、仕事、恋愛、健康、旅行などテーマごとにまとめて画像を置いていきます。
最後に、ボードの草案ができたら全体を眺め、少し時間をおいて、再び向き合う、これらを繰り返して完成度を高めていきます。
ビジョンボードのポイント③効果的な使い方
ビジョンボードは、毎日少なくとも1日1回は目に入るよう、見やすい場所に置くと良いです。
特にオススメは、ベッド脇に置くことです。
なぜなら、目覚めている状態から睡眠状態に変化する時、意識は半ば無意識下にあるため、脳は非常に暗示にかかりやすく、無意識の領域に直接メッセージを届けやすくなります。したがって、毎晩寝る前にビジョンボードを見ればより効果的です。
ボードに描いたことが現実になるには、脳の回路が強化され、行動が変わり、身の回りの世界が変化する必要があります。ですので、大体1年はかかると見積って、長期戦で臨みましょう。
以上、ビジョンボード作りのポイントを、期間、作り方、使い方に分けてご紹介しました。
まとめ
以上、いかがでしたか?
この記事では、ビジュアライゼーションについて脳科学的な観点から解説しました。
人間の脳は実際に経験したこととイメージしたことを区別できないので、イメージを膨らませることで、脳を刺激し身体の反応を変えることができます。
このような脳の仕組みを利用したのがビジュアライゼーションで、うまく活用することによって、
- チャンスに気づきやすくなる
- 行動に移す力が高まる
と言う効果が期待できることをお話ししました。
そしてこのような脳の仕組みを活かすための実践方法として、ビジョンボードをご紹介しました。それを効果的に活用するためのポイントは、すでにお伝えした通りです。
ビジョンボードの話をどこで聞いたことがあるという方は多いかと思いますが、実際にちゃんとやっている人は少ないのではないでしょうか?
その背景には、ビジョンボードをどこか嘘くさく感じたり、どうせ効果などないと感じたりしていたことが原因の一つかもしれません。
しかし今日の記事で解説したように、ビジョンボードの効果は脳科学的にも支持されています。
以前に一度諦めてしまった方も、今日初めて知った方も、この機会に是非、ビジョンボード作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
この記事の内容が何か⼀つでもお役に立てたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- ビジュアライゼーションとは
- 望む状態を脳内でありありと思い描くこと
- 脳内で思い描くことと、実際に物理的に経験することの間では脳的には違いがない
- ビジュアライゼーションの脳科学的効果
- チャンスに気づきやすくなる
・脳が自発的に行っている選択的注意を自分に有利に働かせることができる - 行動に移す力が高まる
・新たな事態、人物、場所との遭遇を脅威とみなすかあらかじめ視覚化しておくことで新しい物事への抵抗を減らすことができる
- チャンスに気づきやすくなる
- ビジョンボード作りのポイント
- 作成期間
・1週間ほどをかけてじっくり行う - 作り方
・自分の願望や夢を表現する画像を集めるところから始める
・直接的な表現だけではなく比喩的なイメージも効果的 - 使い方
・毎日少なくとも1日1回は目に入るよう、見やすい場所に置くと良い
・毎晩寝る前にビジョンボードを見ればより効果的
- 作成期間
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
タラ スワ―ト (著), 土方 奈美 (翻訳)(2019)脳メンテナンス:無限の力を引き出す4つの鍵 早川書房