7つの習慣要約

【まとめ】7つの習慣を5分で分かりやすく要約!

この記事では、全世界で3000万部、国内では180万部を超え、
今もなお読み続けられる人生哲学の定番「7つの習慣」について、その要点を分かりやすくまとめて紹介しています。

  1. 7つの習慣の全体的な構造が分かる!
  2. 7つの習慣それぞれについての要点が分かる!
  3. 7つの習慣の土台となる人格主義が何かが分かる!

「7つの習慣」の要約

人格主義の回復

7つの習慣の著者である、
スティーブン・R・コヴィー博士は、

社会的なイメージ作りなど、表面的なテクニックによって成功しようとする「個性主義」のアプローチは、

あくまでも二次的なものであり、
長期的な成功のためにはなんらの役に立たないと警告します。

その代わりに、

謙虚・誠意・誠実・勇気・忍耐など、

人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」こそを、
養っていくべきであるとしています。

そして、7つの習慣では、

この「人格主義の回復」ということを副題にしているように、

人格主義を磨いていくための具体的な習慣作りが7ステップに渡って解説されています。

おなじく人生哲学の定番である「嫌われる勇気」が、理論的・哲学的な面を強調しているとするならば、
この「7つの習慣」は、実践的・現実的な面が強い内容であると言えます。

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嫌われる勇気まとめ

7つの習慣によって導かれる成長の連続体とは

7つの習慣の構造

この後、7つの習慣それぞれについて、解説をしていきますが、

その前提として、押さえておいたほうがよいことがあります。

それは、7つの習慣を作っていくことの目的は、

「依存」から「自立」、
そして「相互依存」へと至る成長の螺旋階段を上っていくため

ということにあります。

まず、「依存」した存在から「自立」した存在になるためのプロセスとして、

7つの習慣のうちの第1から第3の習慣が、
「私的成功の習慣」として位置づけれます。

次に、「自立」した存在から「相互依存」できる存在へと至るためのプロセスとして、

第4から第6の習慣が、「公的成功の習慣」として位置づけられます。

そして、

これら、第1から第6までの習慣を総合的にまとめあげ、
継続的に成長の螺旋階段を上っていくための習慣として、

第7の習慣が、「再新再生の習慣」として位置づけられています。

全体的な位置付けとしては、

これから紹介する7つの習慣それぞれによって、

「依存」→「自立」→「相互依存」

という成長のプロセスが段階的に進展していき、

こうした成長のプロセスを継続的に行なっていくことが、

「人格主義」を磨いていくということになるのです。

【まとめ】7つの習慣とは

7つの習慣まとめ

私的成功の習慣(第1から第3の習慣)

それではまずはじめに、「依存」した存在から「自立」した存在へと至るための習慣として、

私的成功のための、第1から第3の習慣を解説していきます。

第1の習慣 主体的である

第1の習慣

第1の習慣の示すところは、私たちの行動は100%自分次第で決めることが出来るということです。

どのようなことが降りかかろうとも、
それらはその時点では意味づけのされていない単なる現象に過ぎず、
肝心なのは、その現象を受けて自分はどのように反応するかということです。

どんな感情が湧きあがろうとも、理性の力でそれを押さえつけ、
自らの価値観に従って行動を選択する、

ということが出来るようになるのが第1の習慣の目的です。

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める

第2の習慣

第2の習慣は、人生の最終的なゴールを常に頭にイメージしながら生きる事で、
人生における全ての意思決定の判断基準を持ち、

日常の細かい事に振り回されて人生を望まない方向へと進ませないようにするための習慣です。

この習慣を身につけるためには、

  1. どのような人間になりたいのか
  2. 人生を通じて何をしたいのか
  3. それらの土台となるような価値観はなにか

という3点を考え続けることが効果的です。

第3の習慣 最優先事項を優先する

第3の習慣

第2の習慣が自分の理想を頭でイメージする習慣であるとするならば、
この第3の習慣は、そこで描いた理想像を現実のものに変えていくための習慣であると言えます。

第3の習慣を身につけるためには、

物事を重要度と緊急度の2軸で四分割し、
その中で「緊急度は低いけれども、重要度は高い」ということを、たくさん行なっていくようにすると良いでしょう。

以上第1から第3までの習慣が、
「依存」した存在から「自立」した存在になるための私的成功の習慣でした。

公的成功の習慣(第4から第6の習慣)

それでは次に、

人と人とが力を合わせて結果を出していけるようになる「公的成功」をもたらすための、
第4から第6の習慣を解説します。

第4の習慣 win-winを考える

第4の習慣

第4の習慣は「win-winを考える」という思考面での習慣です。

win-winとは、
すべての人間関係において、
お互い同士の利益になるような結果を見つけようとする考え方と姿勢のことです。

win-winで考えるという習慣を身につける事で、

人生は競争の場から、協力の場へと進化します。
そして、人と人とが力を合わせて結果を出していくための土壌を作り出します。

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

第5の習慣

第5の習慣は、「まず理解に徹し、そして理解される」というコミュニケーション面での習慣です。

人は、相手の話を聞くよりも、自分の事を話したがり、
相手を理解する前から、相手を理解したような気になってしまいがちです。

しかし、そうしたコミュニケーションのあり方では、互いに協力し合うというレベルにまでは決して至りません。

他人同士が手と手を取り合って協力していくためには、
お互いに相手のことを理解することが必要不可欠です。

「まず理解に徹し、そして理解される」というコミュニケーションの習慣を身につけるためには、
相手の話を共感しながら聞く、という事を心がけると良いでしょう。

第6の習慣 シナジーを創り出す

第6の習慣とは

「シナジー」とは、簡単に言えば、全体の合計が、個々の部分の総和よりも大きくなるということです。

そうしたシナジーを創り出すためには、以下の3つの事が必要です。

  1. お互いが自立し合っている事
  2. win-winを考えられる事
  3. お互いが違いを受け入れ尊重し合っている事

こうした事を抑える事で、

人は、単なる個としての存在から、
全体を構成し、互いにプラスの影響を与え合う存在へと進化します。

以上第4から第6の習慣が、
「自立」した存在から「相互依存」できる存在へと至る、「公的成功の習慣」でした。

再新再生の習慣

それでは最後に、ここまでの第1から第6までの習慣をまとめあげ、
継続的に成長の螺旋階段を登っていけるようになる「再新再生の習慣」として第7の習慣を解説します。

第7の習慣 刃を研ぐ

第7の習慣

「刃を研ぐ」とは、第1から第6までの習慣を身につけていく、
まさにその人自身の価値を維持し、高めていくための習慣です

具体的には、肉体面・精神面・知性面・社会面の4つの側面を磨いていきます。

・肉体面では、自分の体に気を使い、良いものを食べ、十分な休養を取り、適度に運動すること。

・精神面では、自分の核となるような価値観を大切にし、神聖なもののように守り続けること。

・知性面では、日頃から知識を吸収していくことを心がけ、継続的に学び続けること。

・そして、社会面では、日々他者との交流の中で情緒的なやりとりを行い、自他共に学びを深め続ける事。

このように、

第1から第6までの習慣を身につけ、
さらにこれら4つの側面を磨きづつけることで、
人格主義に基づいた成長の螺旋階段を登り続けることが出来るようになります。

7つの習慣は実践してこそ効果を発揮!

以上いかがでしたか?

この記事では、「7つの習慣」について、私がそこから学んだことを、
まとめて紹介してきました。

再度、記事の内容をまとめておしまいにします。

人生を通じて真の意味での成功を掴み取るためには、

小手先のテクニックのような「個性主義」からは脱却して、
人間としてのより普遍的な価値に重きを置く「人格主義」に基づいた人生設計が不可欠です。

そのためには、まず「依存」した存在から「自立」した存在へと成長し、
さらにそこから「相互依存」出来る状態へと成長していくことが大切です。

そして、本のタイトルにもなっている7つの習慣とは、

まさに、この人格主義に基づいた人生設計を可能にする、
実行可能な7つの行動と思考の方針を示しています。

  1. 第1の習慣:主体的に考える事
  2. 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める事
  3. 第3の習慣:最優先事項を優先する事
  4. 第4の習慣:win-winを考える事
  5. 第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される事
  6. 第6の習慣:シナジーを創り出す事
  7. 第7の習慣:刃を研ぎ続ける事

これら7つの習慣を身につける事で、
個人としての成功のみならず、
自分を含む社会全体の成長と発展へと貢献していくことができるようになります。

なにか一つでもご参考になる点がございましたら幸いです。

また、当記事の内容は、動画にしても簡単なアニメーションで解説をしていますので、是非そちらも復習も兼ねてご覧ください♪

ご愛読ありがとうございました。

参考文献:
スティーブン・R・コヴィー(2013) 完訳 7つの習慣 人格主義の回復, フランクリン・コヴィー・ジャパン訳 キングベアー出版

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