ワーキングメモリを鍛える方法まとめ

ワーキングメモリを鍛える方法・消耗を抑える方法

ワーキングメモリを鍛える方法については動画でも解説しています!

  • ワーキングメモリとは何か分かる!
  • ワーキングメモリが私たちに与える影響が分かる!
  • ワーキングメモリを鍛える方法・消耗を抑える方法が分かる!

この記事では「ワーキングメモリ」とは何か、そしてそれが私たちの日常生活や、勉強・仕事といった場面においてどのような働きをしているのかという解説をしています。

また、一体どうすればワーキングメモリを鍛えることが出来るのか、またどうすればワーキングメモリの消耗を抑えることが出来るのか、その方法についても解説をしています。

ワーキングメモリが低いかも?

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

突然ですが次のような悩みを抱えてはいませんか?

  • 集中力が続かない
  • うっかりミスが多い
  • 頭がすぐに疲れてしまう

もしかしたらそれは、

脳の中のワーキングメモリが容量不足になってしまっていることが原因かもしれません。

今日の記事では、

そんな「ワーキングメモリ」とはいったい何か?

そしてその知識をもとに、

一体どうすれば

  • 集中力の問題
  • うっかりミスの問題
  • 疲れやすい脳の問題

を解決できるのかというその方法をご紹介していきます。

是非最後までお楽しみください。

ワーキングメモリとは

ワーキングメモリとは

ワーキングメモリとは、脳のメモ帳・作業記憶とも呼ばれますが、

必要な情報を一時的に脳内に保持し、
思考や判断のために活用することを可能にします。

私たちは常に更新を続ける大量の情報を目の前に生きていますが、
それらの情報の一部を「今」として記憶し、脳の中で使いやすい状態に保つのがワーキングメモリの働きです。

身近な例で言うならば、

それは、

電話番号や暗証番号を一時的に覚えたり、
上司に言われた命令を覚えておく時などにワーキングメモリは使われています。

もし私たちにワーキングメモリがなかったとするならば、私たちは頭の中で情報を保持することができないので、

ちょっとしたことを覚えたり考えたりする際にも毎回、メモ帳が必要不可欠になってしまうでしょう。

ワーキングメモリは脳の中の机の広さ

もっとイメージで捉えるならば、

ワーキングメモリとは、自分の脳の中にいる指揮官の机の上の広さであり、一度に保持したり、考えられる思考の幅がワーキングメモリの正体です。

それではワーキングメモリというのは一体どのように私たちに影響を与えているのでしょうか。

ワーキングメモリを増やすメリット

ワーキングメモリが大きくなると

既に述べたとおり、ワーキングメモリをイメージで捉えるならば脳の司令官の机の上の広さです。

机が広いと当然、一度に出来ることも増えますし、多少散らかっていてもどこに何があるかは分かります。

また作業スペースが広いと気分も快適で集中力も長く続きます。

しかし、

机が狭いと、一度にできることは少なくなりますし、ちょっと散らかるだけですぐ机の上はぐちゃぐちゃで作業がし辛くなってしまいます。そうなるとイライラし始め集中力もすぐ切れてしまいます。

その例え話と同じようなことが私たちの脳の中でも起きています。

ワーキングメモリが大きくなるとどうなるのか

もしあなたのワーキングメモリが今よりもグンと大きく拡大するとどうなるのでしょうか。

まず、

頭の回転が速くなります。
そして、複雑な課題も効率よく捌くことができるので、うっかりミスなんかも減ります。

頭の中が綺麗に整理されやすくなるので、当然集中力も長く続くようになります。

ワーキングメモリが足りないとどうなるのか

ワーキングメモリが低いと

一方で、ワーキングメモリが容量不足になっているとどうなるのでしょうか。

まず、

頭の回転が鈍くなります。

そして、単純な作業はまだしも、ちょっとでも複雑な作業になると途端に混乱し始めうっかりミスも増えます。

また、そうこうしているうちに頭の中はぐちゃぐちゃになり始め、注意も散漫し、集中力が途切れてしまいます。

そして、そんな最悪のコンディションの中で難しい仕事をしなくてはいけないので当然頭もすぐに疲れ切ってしまいます。

以上の解説からもお分かりいただけるように、

自分のワーキングメモリと上手に付き合うことができるようになれば、
それだけで最初に述べたような

  • 集中力が続かない
  • うっかりミスしやすい
  • 脳が疲れやすい

という問題とうまく付き合うことができるようになるのです。

それではいったいどうすれば自分のワーキングメモリと上手に付き合うことができるようになるのでしょうか。

ワーキングメモリを鍛え、無駄にしない方法

自分のワーキングメモリと上手に付き合う方法には大きく分けて2つのアプローチがあります。

一つは、

ワーキングメモリの無駄な消耗を抑える方法

もう一つは

ワーキングメモリ自体を鍛える方法です。

それでは一つ目のアプローチから解説をしていきます。

①ワーキングメモリの無駄な消耗を抑える方法

ワーキングメモリの消耗を抑える

ワーキングメモリの消耗を抑えるとはすなわち、
脳の中に居座る司令官の机の上をなるべく汚さないよう綺麗に保つようにするということです。

それではいったいどのような時、机の上が散らかる、すなわちワーキングメモリが使われてしまうのでしょうか。

それは端的には「選択」を行う時です。

つまり、何かを選び出そうとする時ワーキングメモリは消耗されます。

何かを選び出すためには、考えうる選択肢を一旦全て見回して吟味する必要があるわけですが、

そのことをイメージで捉えると、

それは机の上に一旦選択肢を全部広げるようなものです。

当然机の上はぐちゃぐちゃに散らかってしまいますよね?

となると、

日常生活の中から「選択」の必要性というのをなるべく少なくすることで、
結果として私たちは自分のワーキングメモリの消耗を抑えることができるというわけです。

部屋を綺麗にする

そのための方法としては例えば、

自分の部屋を綺麗にするというのがまず効果的です。

というのも、散らかった物が目に入った時私たちの脳の中でいったいなにが起きているのかと言うと、端的には

それを「片付けるか」「片付けないか」という小さな選択が行われています。

つまり、

部屋が散らかっていればいるほど、そうした「片付けるか」「片付けないか」という小さな選択が無意識下において大量に行われてしまうため、結果としてワーキングメモリを無駄使いしてしまうことになるわけです。

頭のモヤモヤを紙に書き出す

その他にも、

頭のモヤモヤであったり、未決定のことを紙に書き出して一旦まとめるというのも効果的です。

紙に書き出すことによって、紙の上に情報を一時保管することになるため、脳の中に情報を維持する必要がなく、必然的にワーキングメモリの容量に空きができます。

その意味で、朝一で今日することを紙に書き出したり、ToDoリストを活用するというのは、ワーキングメモリの無駄を抑えると言う意味においても理にかなった手法なわけです。

気が散る物を隠しておく

また、集中力を阻害する要因を隠しておくことも効果的です。

例えば、勉強や仕事の最中に、スマホが見えたり漫画が見えたりすると脳の中で何が起こっているのかと言うと、もうみなさんもお気づきの通り、

それを見るか、見ないか、という小さな選択が行われています。
つまり、視界に気が散るものが入るたびに私たちの脳内では小さな選択が行われておりその度にワーキングメモリが消耗されてしまっているわけです。

DMNの働きを抑える

また、DMN(デフォルトモードネットワーク)という、
私たちが特に何も意識していない時も常に動き続けている脳の働きを抑えることもワーキングメモリを省エネするためには効果的です。

そのための方法は、端的には「マインドフルネス」の状態を心がけ心を今この瞬間の目の前のことに定め続けることなのですが、

そのことについては、こちらの記事で詳しく解説をしておりますので是非合わせてご視聴ください。

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それでは次に、もう一つのアプローチ、ワーキングメモリ自体を鍛える方法を紹介します。

②ワーキングメモリ自体を鍛える方法

ワーキングメモリを鍛える方法

実は、ワーキングメモリというのは年齢関係なく努力によって大きくすることが可能です。

ワーキングメモリを大きくするとはすなわち、脳の中にいる司令官の机を広くするということなので、当然いつもしている同じ作業も効率よく、そしてストレスなく快適に行うことができるようになります。

運動習慣を持つ

そのための方法としてまず効果的なのは、運動です。

例えば散歩という軽めの運動一つをとってみても、私たちが思っている以上に実はかなり複雑な動きを必要としており、そのことによってワーキングメモリには相当の負荷がかかります。

負荷がかかると当然消耗されるわけですが、この場合の負荷というのは単なる消耗ではなく、筋トレによって筋肉が強くなるように、消耗から回復する際に前よりも鍛えられた状態になるのです。

ウォーキングや自転車といった有酸素運動でもいいですし、筋トレのような無酸素運動でも同様にワーキングメモリは強化されます。

ちなみに、こうした運動による脳へのポジティブな影響についてはこちらの記事でもっと詳しく解説しておりますので是非合わせてご視聴ください。

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脳に新しい経験をさせる

また、

脳に今まで経験したことのないような新しい経験をさせることも、自分のワーキングメモリを鍛えるためには効果的です。

そのためには例えば、まだ行ったことのないお店でランチをしてみる、であったり、
まだ行ったことのない場所に旅行に出かけてみる、さらには新しい趣味を始めたり、新しい資格の取得の勉強をするといったことも効果的です。

脳はマンネリされた状態が続くと、どんどん怠け者になってしまいます。

定期的に新しい刺激を与え続けることで、脳を常にフレッシュで活発な状態に保つことができるのです。

脳トレゲームをする

そして最後に、

いわゆる脳トレと呼ばれるゲームなども非常に効果的です。

クロスワードやナンプレや謎謎、
はたまた脳トレのゲームなども効果的です。

そういったゲームは、普段使わないような脳の使い方をするため、
脳にとっては非常に新しく新鮮な刺激であり、

そのことによってワーキングメモリを拡大することができるのです。

ワーキングメモリまとめ

以上いかがでしたか?

今日の記事では、脳のメモ帳や作業記憶と呼ばれることもある「ワーキングメモリ」について解説をし、

ワーキングメモリとの上手な付き合い方を学ぶことによって、

日常生活の場面から、勉強や仕事の場面まで幅広く自分の能力を底上げすることが可能であるというお話をしてきました。

今日の記事の中で紹介した方法を実践することで、

今まで以上に集中力を発揮し、今までと同じ量のことを今までよりも疲れることなく成し遂げていくことができるでしょう。

それでは最後に実践方法の部分だけまとめておしまいにします。

ワーキングメモリと上手に付き合う方法は大きく分けて2つです。

それは、まずワーキングメモリの無駄な消耗を抑えること、そして自分のワーキングメモリそれ自体を鍛えて大きくしていくということの2つです。

ワーキングメモリの無駄な消耗を抑える

ワーキングメモリの無駄な消耗を抑えるのに効果的なのは次の方法です。

  1. 部屋や机の上を綺麗にする
  2. 頭の中だけで考えず紙にすぐ書き出す
  3. 気が散るものをなるべく排除する
  4. マインドフルネスの状態を心がける

ワーキングメモリを増やす

そして、

ワーキングメモリそれ自体を鍛えるために効果的なのは次の方法です。

  1. 運動の習慣を持つ
  2. 新しい体験をする
  3. 脳トレゲームをする

以上です。

この記事の内容が何か一つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

P.S.
当記事の内容はYoutubeでも解説をしておりますので合わせてご視聴頂けますとより効率的に理解を深めることができます。

  • ワーキングメモリとは
    • 脳のメモ帳、作業記憶とも呼ばれる
    • 必要な情報を一時的に脳内に保持し、思考や判断のために活用する役割がある
  • ワーキングメモリを増やすメリット
    • ワーキングメモリとは脳にいる司令官の机の上の広さ
    • 広くなることで一度にできることが増えまた快適にそれらを進めていくことができる
    • 仕事が早くなり、理解が進み、ストレスなく快適に思考活動を行うことができる
  • ワーキングメモリと上手に付き合う方
    • ①ワーキングメモリの無駄な消耗を抑える
      • 部屋を綺麗にする
      • 頭のモヤモヤを紙に書き出す
      • 気が散る物を隠す
      • DMNの働きを抑える
    • ②ワーキングメモリを鍛える方法
      • 運動習慣を持つ
      • 脳に新しい経験をさせる
      • 脳トレゲームをする

参考文献:
トレーシー・アロウェイ(2013) 脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する NHK出版
北村良子(2019) 脳を鍛えると生産性が上がる ぴあ