アインシュタイン 名言

アインシュタインの名言に学ぶユーモアの精神

  • 物理学者アインシュタインの知られざる素顔や人生観が知れる!
  • アインシュタインの「ユーモア」をヒントに、心豊かに生きる考え方を5つご紹介!
  • 愉快で楽しく、そして穏やかに人生を送るためのヒントが見つかる!
今回の記事でご紹介するのは物理学者のアルベルト・アインシュタインの超ポジティブ人生論。天才と思われることの多いアインシュタインですが、この記事でご紹介するような彼の素顔に触れてみると、 クスッと笑って共感できるところが見つかるかもしれませんよ。

 

ユーモアで愉快に楽しく!アインシュタインの超ポジティブ人生論

みなさんこんにちは!

今日のテーマは「人生を超ポジティブに生きる方法」

『また人生がテーマか~最近多いな~』とか思ったそこのあなた!!
今日は一味違います!

今日ご紹介するのはアルベルト・アインシュタイン。
相対性理論を構築したで有名な物理学の大家で、舌をベロっと出した写真はあまりにも有名ですよね。

ノーベル物理学賞まで受賞したアインシュタインが大切にしたのは、なんと、ユーモアの精神

アインシュタインは、科学の世界に身を置きながら
原因と結果を見つけることにこだわるべきではないと言いました。

ちょっと興味がわいてきませんか~?
まずはアインシュタインがどんな人物だったのか
そして、彼の人生論から愉快に楽しく生きる考え方を紐解いていきましょう。

ユーモアの精神をもって愉快で楽しい人生を!
天才アインシュタインならでは超ポジティブ人生論、是非最後までお楽しみください。

アインシュタインにとってのユーモア

アインシュタインは、誰でも一度は名前を聞いたことがある世界的有名人。
イギリスのエリザベス女王とも手紙のやり取りをするくらいの大物でした。

そんなアインシュタインですが、たびたびこんなことをつぶやいているんです。

  • 結局、ひとりがいちばん楽だ…
  • 他人と関わると疲れるなあ…

そうつぶやきながらも、アインシュタインが語ってきた自分や他人に対する考えは茶目っ気たっぷりなものばかり!
まずは、彼が自分自身についてどのように捉えているのか、紹介しますね。

1. 自分は平凡な人間だ

天才と言われるアインシュタインでもこんな悩みがありました。

  • 本当の自分と世間が思う自分のあいだにはギャップがある
  • ことあるごとに憎まれたり聖人にされたり、そんなのばっかり!

本当の自分は誰の興味も引かない平凡な人間、これがアインシュタインのセルフイメージです。
でも悲観することなく「そんな自分をいつも笑い飛ばしている」と言っています。

2. 他人と関わるのが苦手

世界中の有名人と交流があったアインシュタインですが、実はとても孤独を愛する人。
態度をコロコロ変える人と付き合うことは苦手でした、何度か結婚しているけど結婚には不向きだったのかもしれませんね…。

アインシュタンがとくに苦手だったのは、自分や他人の感情の起伏。
感情の起伏から距離を置く手段として彼が大切にしたのがユーモアの精神だったのです。

3. 人生は矛盾だらけ

アインシュタインは、世界的な有名人になった自分は矛盾だらけとも言っています。

  • 人気のない本ばかり書いていたら人気者になっちゃった!
  • 権威を馬鹿にしたから、運命は私を権威に仕立て上げた!
  • 生まれ変わったら配管工になりたい…なんて言うことも。

これだけ有名人になったら人生バラ色じゃない?そう思うかもしれませんが、
プレッシャーを感じたり、人間関係に疲れたり、ちょっと妻と上手くいかなかったり…

なんだか私たちと一緒ですね~
そんなアインシュタインにとって唯一の救いだったのがユーモアだったんです。

ユーモアを織り交ぜることで、自分や他人と一定の距離を置けるように。
だから死ぬまでユーモアの精神を持ち続けたいと言っていたのです。

世界的有名人のアインシュタインが、ちょっと身近な存在に思えてきたところで…
彼がどんな考えた方をもって、生活の中にユーモアを取り入れていたのか覗いてみましょう。

相対性理論とか難しいことは、ちょっとわかりませんが
アインシュタインのユーモアの精神なら、きっと気になるものが見つかりますよ~

アインシュタインの愉快に楽しく生きる考え方5選

アインシュタイン 名言

世界的な物理学者となった彼には、いろいろな人が寄ってきます。
時にはちやほやされたり、でも急に態度をコロッと変えられたり…。

信じられる人が少なく、人間不信に陥ることも多かったようです。
そんなアインシュタインが楽しく生きていくために、どんなユーモアな考え方をもっていたのか、今日は5つご紹介します。

①私の存在は奇跡のたまもの!

アインシュタインによると、人間の生き方にはたったの2通りしかありません。

  • a.奇跡はどこにもないと思って生きる
  • b.すべてが奇跡だと思って生きる

みなさんはどちらの生き方が好きですか?

物理学者アインシュタインにとって、すべての自然現象は奇跡に他なりません。
人間だって自然の一部、だから、アインシュタインにとっては人間が存在すること自体が、奇跡なんです。となると、私がこの世に存在することも奇跡!なんだか素敵な考え方ですね。

すべてが奇跡だと思って生きてみると、

  • 広い世の中、こんなに性格が合わない人と出会えた、奇跡だ!
  • 新しい仕事を探すことになった、チャレンジできるなんて奇跡!

こんなふうに、一見マイナスに思える出来事でも、楽観的にとらえることができます!

②偉人はお金を貯めこんでいるか?

アインシュタインは、人生でもっとも大切なものはお金で手に入らないと言っています。
この考え方自体は、いろいろな人生論で見かける、ありきたりなものかもしれません。

おもしろいのはその例。アインシュタインは「ちょっと想像してみてよ」言っています。
「モーゼ、キリスト、ガンジーは、お金をたくさん持って、ものを買いあさっているか?」

お金をたくさん貯めこむことで、お金持ちになることはできます。
しかし、時代を超えて語り継がれる人は、お金を貯めこんだ人ではありません。

アインシュタインによると、人間の価値は受けとることではなく与えることにあります。

日ごろから何かを受けとることを前提に行動すると、

  • あの人を助けても見返りがない
  • 働いてもちっとも評価されない

他人に対するマイマスの感情に振り回されるだけで意味がありません。

金銭面の成功や評価ではなく、価値がある人間になることが大事。
そのためには、野心や義務感ではなく愛情や献身で行動することが大切であると考えました。

③人間を海だと思ってしまおう

アインシュタインらしい考え方で、私がとっても好きなのが、「人間を海だと思ってしまおう!」というもの。

激動の時代を生き抜く人間と、荒れ狂う海で暮らす魚をくらべることはありそうですが、
アインシュタインは人間と海はとっても似ていると言っているんです。

私たちにとって海とは、

友だちや家族と海水浴に訪れる夏の海、
ぽかぽか日和の穏やかな春の海、
暗く静かな冬の海。

荒れ狂う台風シーズンの海は人間の命を奪いかねない脅威です。

朝、昼、夜はもちろん、日本海側と太平洋側でも海の顔はまったく異なりますよね。
アインシュタインは、ときには穏やかで友好的、ときには荒れ狂って敵対的、そんな海はほとんど人間と一緒なのだと表現しました。

そして何よりも、人間も海もほとんど水!これも一緒だと言っています。

人間を海だと思うと、不思議なことに、全部がちっぽけなことに感じませんか。

科学の世界というと、実験により証明する、想像でものを言ってはならない、そんなイメージがあります。しかし、アインシュタインによると大切なのは想像する才能。

自然界のなかで人間は動物とほとんど同じですが、唯一異なるのは想像する才能があること。

せっかく与えられた想像する才能は、ポジティブなことに使ったほうがいい、アインシュタインはそう問いかけているのです。

④自分の心は謎だと思え

物理学者として相対性理論を構築したアインシュタインは、自然界にあるさまざまな謎の解明に成功した人って印象がありますよね。

当の本人は、自分は自然について多くのことを知っているが、人間についてはほとんど何も知らないと言っています。

科学の世界に身を置く者として、人間についてすべて解き明かしたいと思っているのかというと、そういうわけではありません。

自分の心を分析しようとは思わない、むしろ永遠の謎にしたほうがいいというのがアインシュタインの考え。

アインシュタインは、人間関係がうまくいかない自分、結婚生活に適応できない自分、気が付いたら有名人になってしまった自分…

そんな自分の状況を事細かに分析することなく、こんな感じで笑い飛ばします。

「これが自分だからどうにもならないよ」

すべてを分かろうとしない、そんな姿勢も人生を楽しくするうえで大切なのかもしれませんね。

⑤自分と他人に深入りしない

晩年にアインシュタインは、あちこちガタがきている自分はまるでポンコツの車のようだ、
でもそんな自分に満足していると自分の人生について振り返っています。

満足いく人生を送れたのは、物理学の偉業を達成したからでも、世界中で知られる有名人となったからでもありません。

いちばんの理由は、自分と他人に深入りしてこなかったこと、アインシュタインはそう言い切っています。

そしてアインシュタインがユーモアの精神を大切にしてきた理由もまた、自分や他人に深入りしないようにするため。

自分のこと、他人のこと、そして人間全般のことを、面白おかしくときには突き放すように語るアインシュタインのユーモアセンスは、自分や他人と一定の距離を保ち、穏やかな心を保つための方法だったのでしょう。

まとめ

以上いかがでしたか?

この記事では、ユーモアの精神を持つことで愉快で楽しい人生を送る、アインシュタインの超ポジティブ人生論について解説しました。

アインシュタインは、原因と結果を見つけることだけにこだわるべきではないと言いました。

悩みを抱えているからといって、悩みの原因と結果を探りすぎると疲れるだけ。
そもそも分かるものではないと割りきってしまう姿勢も大切なんですね。

ちなみに今日の記事と関連して、先人の教えを分かりやすく解説した記事をまとめております。
老子やニーチェ、セネカやエピクテトスまで、面白い考え方や知恵をピックアップして紹介していますので、
是非合わせてご覧ください。

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この記事の内容が何か一つでもお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。

 

・アインシュタインにとってのユーモア
・ユーモアを織り交ぜることで、自分や他人と一定の距離を置けるように
・だから死ぬまでユーモアの精神を持ち続けたいと言っていた・アインシュタインの愉快に楽しく生きる考え方5選
①私の存在は奇跡のたまもの!
・物理学者アインシュタインにとって、すべての自然現象は奇跡
・人間だって自然の一部、だから、人間が存在すること自体が、奇跡
・となると、私がこの世に存在することも奇跡!②偉人はお金を貯めこんでいるか?
・お金をたくさん貯めこむことで、お金持ちになることはできる
・しかし、時代を超えて語り継がれる人は、お金を貯めこんだ人ではない
・人間の価値は受けとることではなく与えることにある
・野心や義務感ではなく愛情や献身で行動することが大切

③人間を海だと思ってしまおう
・ときには穏やかで友好的、ときには荒れ狂って敵対的、そんな海はほとんど人間と一緒
・人間も海もほとんど水!これも一緒
・人間に与えられた「想像する才能」は、ポジティブなことに使ったほうがいい

④自分の心は謎だと思え
・自分の心を分析しようとは思わない、むしろ永遠の謎にしたほうがいい
・「これが自分だからどうにもならないよ」と笑い飛ばす

⑤自分と他人に深入りしない
・自分のこと、他人のこと、そして人間全般のことを、
面白おかしく、ときには突き放すように語るユーモア精神が大切
・ユーモアの精神を持つことで、自分や他人と一定の距離を保ち、穏やかな心を保てる

 

 

参考書籍:
弓場隆 (編集, 翻訳) (2015) アインシュタインの言葉 エッセンシャル版 ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

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