- 多動力のまとめが分かる!
- ホリエモンの語る今の時代のキャリア戦略が分かる!
- 多動力を身につける方法が分かる!
この記事ではホリエモン(堀江貴文)氏が提唱する「多動力」という言葉について、その要約の解説から、いかにして多動力を身につけていくのかというお話をしています。
みなさんこんにちは!
このシリーズでは、
ビジネスの世界で活躍する先人の頭の中を覗き、
今の時代の大きな流れや、アイデアや発想法、
また今ホットなテーマなどについてのご紹介をしていきます。
このシリーズを見る事で、
仕事に対するやる気を高めたり、起業のアイデアを思いついたり、
また高校生や大学生にとってはこれからのキャリアを考える上での重要な視点を提供できることを目指します。
今日の記事では、
実業家として有名な、堀江貴文氏が提唱する「多動力」という言葉について、
その要点および、そこから私たちが学べることをご紹介していきます。
是非最後までお楽しみください。
多動力とは
「多動力」とは、端的に言うと、
「いくつもの異なることを同時にこなす力」
であると、
堀江貴文氏は言います。
この多動力を生み出す主な要因は、好奇心と集中力であり、
何か特定の事にはまり込んでは飽き、
また新しい事にはまり込んでいく、
という事を繰り返していくことが、
これからの時代においては大切であるとしています。
従来の日本人の価値観としては、
1つの事をコツコツと磨き続けることが美徳とされていますが、
堀江貴文氏は、今の時代においてはそのような価値観は足枷にしかならず、
新しい価値観にアップデートさせた方が良いと言います。
それではなぜ、
今の時代においてこの「多動力」と言われる力が必要とされているのでしょうか。
今の時代に「多動力」が必要とされる理由
この「多動力」の重要性を納得するためには、
21世紀の今およびこれからも拡大し続けるであろう「インターネット」の世界についての理解が必要になります。
インターネットの性質の1つの側面を端的に説明すると、
あらゆるジャンルを横断して貫くもの
であると言えます。
堀江貴文氏は、
こうしたインターネットの性質を「水平分業型モデル」という言葉に例えていますが、
これと対になるのが「垂直統合型モデル」です。
これまでの時代はまさに「垂直統合型モデル」であり、
テレビだったらテレビ業界、家電製品だったら家電製品業界、ゲームだったらゲーム業界、
というように、
それぞれの業界がお互いに独立する形で存在していました。
インターネットの時代
しかし、
今のインターネットの時代においては、
それまでの業界の垣根は崩れ、全てが1つの舞台の上に並べられます。
分かりやすい例がスマートホンです。
スマホ上では、
先ほどのテレビだったらAbemaTVやYoutube、
家電だったら目覚ましアプリから、エアコンの操作まで、
ゲームだったらスマホゲームが沢山入っています。
そのように、
ジャンルを横断して統合してしまうのが、まさにインターネット時代の特徴の1つであるというわけです。
そして、
このように業界の垣根が崩れ、
あらゆる業界がインターネットという1つの世界で統合された新しい世界においては、
1つの事に特化しているのではなく、
複数の事に長け、統合され1つになった世界を自由に動き回れる人材、
すなわち「多動力」のある人材を目指すべきであると言うわけです。
多動力を身につける方法
それでは次に、
そうした「多動力」を身につけていくためにはどうすれば良いのか、
という観点から、意識するべき3つの事をご紹介していきます。
①自分の時間を取り戻す
「多動力」を身につけるためには、まずとことん1つの事にのめり込むことから始めなくてはいけません。
とことんのめり込んで専門性を高めた領域同士を掛け算することで、はじめて「多動力」が身についたと言えるからです。
しかし、
そのためにはそもそもの大前提として、
とことんのめりこめるだけの時間を持っておく必要があります。
堀江貴文氏は、
自分の時間を生きていない人が多い一番大きな理由として、
その人が自分の時間ではなく、
他人の時間を生きているからであるとしています。
「嫌われる勇気」でもお馴染みのアドラー心理学でも、
自分と他人との課題を分離できていないことが対人関係における諸々の原因であるとしていますが、
まさに、
- 他人の目を気にしてしまう事
- 一般論を基準に考えてしまう事
- 自分のしたい事に目を瞑ってしまう事
といったことが、自分の時間を失っている原因です。
そのため、「多動力」を身につけるためにはまずは、
今の自分の生活を見直してみて、
- やりたくないのにやっていること
- する必要を感じていないのにやっていること
- 惰性で続けているだけのこと
といった事を見つけて、
勇気を出して断ち切り、
自分の自由な時間を増やす必要があります。
②選択と集中を意識する
次に意識するべきポイントは「選択と集中」です。
「多動力」とは、あれもこれも中途半端にしている状態では決してなく、
専門性の高い領域を複数かけ合わせている状態のことです。
1日の時間には限りがあり、
あれもこれもとやっていては、いつまでたっても専門と言える領域を確立することができません。
多動力を身につけるためには、
専門性を高めるべき領域を見極め、
その領域に自分の全集中力を一気に注ぎ込む、
ということを繰り返す必要があるのです。
そして、
堀江貴文氏は、この選択と集中の際には、
物事の本質を突くような質の高い情報をアウトプットできるようになることを心がけるべきであるとも言います。
この質の高い情報を、
堀江貴文氏は「原液」という言葉で言い表しており、
物事の「原液」さえ生み出すことが出来れば、
あとは周りの人がその原液を薄める形でどんどん広めていってくれるともしています。
③強いメンタルと健康が大切
そして最後に、
堀江貴文氏も、最後はなんだかんだ強いメンタルと健康な体が必要であると言っています。
いくら最高の仕事術やアイデアを学んだとしても、
「それを他人がどう思うだろうか。」
という他人の目を気にしてしまう感情によって、
あまりにも多くの人が一歩を踏み出すのを躊躇してしまっていると言います。
また、当然ながら健康も重要です。
いくら、密度の高い生活を送っていたとしても、健康を害して足止めを食らうことや、
最悪の場合早死にをしていては、
この人生100年時代において、
自分の価値を最大限活かさないまま終わってしまう事になります。
「多動力」を身につけ、いまの時代を生き抜くためには、
恥をかく勇気と失敗する勇気をもち、次々とチャレンジを続けられる強いメンタル、
そして、毎日をエネルギッシュに過ごせる最高に健康な体を持つことが重要なのです
多動力まとめ
以上いかがでしたか?
この記事では、
堀江貴文氏が提唱する「多動力」について、その要点と身につけ方を解説してきました。
再度動画の内容をまとめておしまいにします。
インターネットが全業界を横断し、
従来の業界の垣根を取っ払ってしまっている今、
個人が社会の中で活躍していくためには、
複数の領域において専門性をもち、
領域横断的に活躍できるような「多動力」を身につけることが重要であると堀江貴文氏は言います。
この「多動力」を身につけるにあたっては、3つの事を意識すると良いでしょう。
- 自分の時間を取り戻し、なにかに熱中できる時間を作り出す
- 選択と集中を通じて質の高い「原液」を生み出す事を心がける
- なんだかんだ強いメンタルと健康な体を持つことが大切
なにか一つでもご参考になることがございましたら幸いです。
また当記事の内容は、動画にしても解説をしていますので、
復習も兼ねて是非そちらもご覧ください。
最後までご覧くださいありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう♪
参考文献:
堀江 貴文(2019) 多動力 幻冬舎