「ライフデザイン講座」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- スタンフォード大学の人気授業「ライフデザイン講座」の内容を今すぐ実践できるように分かりやすく要約して解説!
- ライフデザインとは自分の人生をデザイナーのように作っていく考え方および方法論
- ライフデザインに必要な3つのポイントは、「自分の現在地を知る事」「向かいたい人生の方向性を知る事」「ワクワク感をヒントにする事」
- ライフデザインを知れば、自己肯定感を高め、キャリアや人生についての良いアイデアを次々に思いつく能力を高められる
この記事では、スタンフォード大学の人気授業「ライフデザイン講座」の内容を要約して解説していきます。動画と合わせてご覧いただくことで、よりよい人生を自らの手でデザインしていくための方法を実践的に学ぶことができます!
「ライフデザイン」で人生を設計する方法を解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。
今日の記事ではスタンフォード大学で一位二位を争うほどに人気の授業である「ライフデザイン講座」より、
その内容を今すぐ実践できるように分かりやすく要約して解説していきます。
この講座は一体どうすれば人は有意義な人生を自らの手でデザインしていけるようになるかという単純な疑問から始まった講座であり、
デザイナーの発想法を用いて自分の人生をデザインしていく方法論について実践的に解説される人気講座です。
このライフデザイン講座が注目に値する理由は、その内容の素晴らしさはさることながら、授業内容の実践結果について科学的な研究が行われており、以下の点においてその効果が科学的に実証されているという点にあります。
- 自分の将来に対する自信を高める
- 人生を客観的に分析する力を身につける
- ポジティブな未来を描く力を高める
つまり、この講座の内容は、将来に対する自己肯定感を高め、自分の足を引っ張るネガティブな考えを減少させ、キャリアや人生についての良いアイデアを次々に思いつく能力を高められるように設計されているのです。
今日の動画を通じてライフデザインの考え方および方法を学べば、誰であっても今述べたような恩恵を受けることができるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
ライフデザインの考え方
ライフデザインから見る人生とは?
ライフデザインとは一体なにか、その疑問に端的に答えるとするならばそれは
自分の人生をデザイナーのように作っていく考え方および方法論
です。
そんなライフデザインの考え方の根底には、
人生において唯一絶対の正解といったものは存在せず、出来る事といえばただ自分にとっての正解を作っていくことだけであるという考えがあります。
しかし、この正解を作るという発想は、私たちが慣れている正解を見つけるという発想とは異なるものです。
数学の問題を解いたり物理的な課題を解決するためには究極の正解を突き詰めるエンジニア的な視点、つまり収束的な視点が必要になりますが、
商品のデザインや社会問題の解消など様々な答えがありうる複雑な問題を解決する場合には、それとは逆のデザイナー的な視点、つまり発散的な視点が必要となります。
その意味において、唯一の正解がない「人生」という問題と向き合うためには、そのようなデザイナー的な発想方法がこの上なく有効なわけです。
それではライフデザインとは一体どのように実践していくのでしょうか。
これからその基本的な考え方とその具体的な方法について二段構えで解説していきます。
デザイナーの思考とは?
自分の人生をデザイナーのように作っていくためにはまずこの「デザイナーのように」という部分が一体どのようなものなのかを理解する必要があります。
そこでまず初めに、応急処置的に皆さんの思考をデザイナー的にしてみます。
そのためには次の3つの考え方を肝に銘じてみましょう。
- ①デザインとは目的ではなく目的達成のための手段である
- ②問題解決の方法は1つではなく無限にある
- ③計画通りを期待せずトライアンドエラーを繰り返す中で模索していく
デザイナーというとどこか色彩豊かでクリエイティブな存在という印象を持つ方も多いかと思いますが、
デザイナーとしての本質は広い意味での問題解決能力の高さにこそあるというわけです。
ライフデザインの3つのステップ
その上で、ライフデザインでは大きく分けて次の3つのステップを行う中で自分の人生をデザインしていきます。
- STEP① 人生の方向性を定める
- STEP② その方向を阻む問題を見つける
- STEP③ 問題解決の行動を設計し試す
そして、これらの3つのステップをグルグルと繰り返し、自分の人生をどんどん充実させていくことを目指すのがライフデザインの全貌です。
しかし、
人生の方向性を定めると言ってもそれがどの方向なのか分からないと思いますし、
問題のありかを見つけると言われても何をもってして問題と言えるのか分からないと思います。
だからこそ、当然どう行動すれば良いのかも分からないかと思います。
そこで、
ライフデザインでは次の3つのアイテムを使います。
- 人生のバランスを測る4つのゲージ
- 人生の方向性を示すコンパス
- ワクワクという形で現れる人生のヒントのランプ
ライフデザインの3つの実践方法
人生のバランスを測る4つのゲージ
ライフデザインでは、まず自分の人生を次の4つの要素を使って測定することを行います。
その4つの要素というのは、
- ①健康
- ②仕事
- ③遊び
- ④愛
の4つです。
これら4つの要素それぞれについて、今自分はどのくらい満たされているかという事を考え評価します。
その目的は、自分の現在地を知るという事です。
健康とは心と体の健康全てを指します。
仕事とはお金になるかは関係なく他者のためにしていることを指します。
遊びとはそれ自体を純粋に楽しむだけの活動のことを指します。
愛とは説明し難いですがここでは「つながっている感覚」とでもしておきましょう。
これら4つの要素についてどの程度ゲージが満たされているかどうかについては完全な主観で構いません。
というのも人によってしっくりくるバランスというのは異なるからです。
そのため、これは比較的十分かな、これは全然足りていないなーといった感覚レベルの評価でざっくり四段階くらいで評価してみましょう。
そしてライフデザインではこれら4つの要素について自分なりに満足のいくバランス点を実現していくということを行なっていきます。
これら4つの要素について自分の状態を知るというのがライフデザインの第一歩目なのです。
目指す方向性を示すコンパス
そして次にするのは、人生の目指す方向を示すコンパスを作ることです。
コンパスを作る目的は、自分の人生に一貫性を持たす事、
それは、
- 自分の人間性
- 自分の考え方
- 自分の行動
これら3つが足並みを揃えられるようにするためです。
そして、そんなコンパスを作るのに必要なのはただ一つ、自分の人生観です。
自分の人生観というのは次に挙げるような質問に答える中で見えてくるものです。
- 質問①人生に意味を与えるものは?
- 質問②人生に生きがいや価値を与えるものは?
- 質問③自分の人生は家族、地域社会、世界とどう関係していきたいか?
- 質問④お金、名声、目標達成は満足できる人生とどう関わっているか?
- 質問⑤経験、成長、充足感は自分の人生にとってどれくらい重要か?
これらの質問に答える中で、ひとまずの形でいいので自分なりの人生のコンパスを作ってみましょう。
自分の人生観に従って、自分の人間性、考え方、行動の足並みを揃え、健康、仕事、遊び、愛の4つの側面から主観的な満足度を高めていく、
それがライフデザインの全貌です。
人生のヒントとなるワクワク
目指す方向を示すコンパスをもって、自分の状態を計測する4つのゲージがあれば、
当初の目的である充実した人生にむけて日々の生活をデザインしていけているかどうかは分かります。
ただそれは言うのは簡単で実現するのはなかなか難しくもあります。
そこで最後に登場するアイテムが、ワクワク感という名のランプの光です。
これが一体何かというと、ワクワク感という名のランプの光が灯り照らす先に、自分の人生観であったり、先ほどの4つの要素を充実させうためのヒントがあるということです。
ワクワク感とは言いましたが、言い換えるならばそれは、
- 情熱を感じる事
- 熱中できる事
- エネルギーを感じる事
です。
それをひっくるめてワクワク感と言いましたが、ワクワクした瞬間を見逃さないようにしなくてはいけません。
そこで、おすすめなのが、グッドタイム日誌をつけることです。
これは日々の生活の中でワクワクを感じた瞬間を忘れないように逐一メモしていくためのものです。
紙のノートでもいいですし、スマホのメモ帳アプリであっても構いません。
自分なりのグッドタイム日誌でもって、日々の生活の中からワクワクできる瞬間というものを抜き出していきましょう。
そうしたワクワクのありかというのは、ライフデザインをしていく中での貴重な判断材料となっていくのです。
まとめ
以上いかがでしたか?今日の記事では、ライフデザインの手法を用いて自分の人生をデザイナーのように作り出していく方法について解説をしてきました。
ライフデザインに必要な事の1つ目は、自分の現在地を知る事です。
それは自分の現状について、健康、仕事、遊び、愛、という4つの側面から評価してみるということです。
評価してみた上で、バランスを欠いた部分があるのならば、それがあなたがライフデザイナーとして解決しなくてはいけない部分です。
そしてライフデザインに必要な2つ目は、向かいたい人生の方向性を知る事であり、それは自分の人生観です。
それは方角を示すコンパスのようなもので、答えのない人生、すなわち地図のない冒険において唯一進むべき方向を指し示してくれるものです。
そして最後に、ワクワク感という名のランプの光を手がかりに、自分の人生観のありか、そして健康、仕事、遊び、愛の4つの側面を充実させていくためのアイデアを見つけていきましょう。
そうして出てきたアイデアというのは、ライフデザインの中ではプロトタイプ(試作品)と呼ばれ、実際に採用して試していく中で微調整を繰り返したり、全く別のアイデアの方を試してみたりというのを繰り返していきます。
ここまでの一連の流れを繰り返し、自分の人生を常にアップデートしていけるように設計していくのがライフデザインという名のライフハックです。
ちなみに、
スタンフォード大学のライフデザイン講座については、
「スタンフォード式 人生デザイン講座」
という書籍名で和訳された本が出版されておりますので、ご興味のある方は是非お手に取ってみてください。
この記事内では触れられきらなかった様々なアイデアや、ワークシートなどを手に入れることができます。
この記事の内容が何か一つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
- ライフデザインとは
- 自分の人生をデザイナーのように作っていく考え方および方法論
- 自分の人生をデザインするための3つのポイント
- 自分の現状について、健康、仕事、遊び、愛、という4つの側面から評価してみる
- 向かいたい人生の方向性 (人生観) を明確にする
- 自分が情熱を感じる事、熱中できる事、エネルギーを感じる事をヒントに人生を切り開いていく
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍
ビル バーネット (著), デイヴ エヴァンス (著), 千葉 敏生 (翻訳) (2019) スタンフォード式 人生デザイン講座 早川書房
ジャスパー ウ (著), 見崎 大悟 (著) (2019) 実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決 インプレス