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【NLP講座③】五感・言葉・プログラムをわかりやすく解説

NLP nlp講座3回目

NLP講座第3回目

今日は、NLP講座の3回目です。

前回までの投稿で、

  • NLPが目指す先
    • 良い状態が高い能力へ
    • 良い状態に自分、そして他者を導く方法をNLPは教えている
  • 脳の3つの自動システムと1つの根本欲求
    • 3つの自動システム
      • 空白埋めシステム
      • 焦点化システム
      • 快追求/痛拒絶システム
  • 1つの根本欲求
    • 安全/安心欲求

について解説してきました。

そして今日の投稿では、それらの知識を土台にさらに一歩踏み込み、解説していきます。

まず、NLPで使われる用語への理解を深めるために、

  • 体験とは何か
  • 言葉とは何か
  • プログラムとは何か

について解説を加えます。

その上で、

NLPが教える「プログラムの仕組み」とはどのようなものなのかについて理解を深め、

自分の中にすでにあるプログラムを、良い状態へとつながるように改変していく方法を理解してもらいます。

今日もボリューム満点ですが、ここがNLPの基礎部分で正念場なので一緒に頑張りましょう!😁💪

改めてNLPとは?

NLPとはNeuro Linguistic Programming の頭文字をとった言葉で、日本語では神経言語プログラミングと略されます。

その文字が示している通り、NLPでは、五感(N)と言葉(L)が、脳のプログラム(P)を作ったり、起動させたりすると考えます。

実は、私たちは何かを理解したり、誰かとコミュニケーションをとるとき、無意識的&自動的に、それらNとLとPの3つを使っています。

例① 物を見てその名前を想起する時

例えば、目の前にリンゴがあったとしましょう。

私たちは、それを見て、「リンゴだ」と思うことができます。

この一連の流れを、NとLとPを使って説明すると、

N・・・五感(ここでは視覚)に赤くて丸い物体が入ってくる
P・・・過去の記憶に照らし合わせその物体の正体を明らかにする
L・・・「リンゴ」という言葉が想起される

というようにです。

以前、NLPを簡略的に示した図式として、

N x P = L

を紹介しましたが、この式が意味しているのは、同じ「N」に対しても、「P」が異なれば、出てくるLは異なるというものです。

例えば、同じ赤くて丸い物体を、アメリカ人が見たとしたら、おそらく

Lは「Apple(アップル)」になることでしょう。

他の例も見てみましょう。

 

例② 経験に対する反応

次に、お客からの電話対応の仕事をしているAさんとBさん。

そんなAさんとBさんのもとに、クレームが舞い込んできました。

Aさんにとって、クレームがくることは一番嫌いでストレスでしかありません。一方で、Bさんにとって、クレームとは改善をするためのアドバイスであり歓迎すべきものです。

つまり、

Aさんのプログラム・・・クレームは悪いモノ
Bさんのプログラム・・・クレームは良いモノ

となっています。

この時、クレームに対する反応をAさん、Bさんとで見てみると、

電話クレームから五感(N)に入ってくる情報(ここでは主に聴覚から)に対して、AさんとBさんはそれぞれ別のプログラム(P)で反応し、

結果として、

AさんのL(ここでは非言語表現)は、しかめっつらでうつむく
BさんのL(ここでは非言語表現)は、笑顔で背筋が伸びている

というようになります。

以上は、NLP(神経言語プログラミング)に関しての初歩的な理解に必要な知識です。

しかし、それだけではNLPを使いこなして自己改善および対人関係の改善へとつなげるのには今一歩たりません。

そこで、今からさらに一歩踏み込んだ知識をお届けしていきます。

☆五感(N)・言葉(L)・プログラム(P)をもっと理解する

①五感とは

五感というと、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の5つがありますが、
NLPでは主に、

  • 視覚(Visual)
  • 聴覚(Auditory)
  • 身体感覚情報(Kinesthetic)

の3つ(頭文字をとってVAKと呼ぶ)を、NLPの「N(Neuron)」とします。

つまり、触覚と嗅覚と味覚は3つセットで身体感覚情報とし、頭文字を「K」として扱うというわけです。

そして、このN(VAK)について理解しておくべき関連知識は、

体験はN(VAK)でできているということです。

つまり、N(五感)= VAK = 体験

というわけです。

例えば、あらゆる体験は、VAKの各要素に分解が可能です。

例えば、映画でサメが襲ってくるシーンを見たとしましょう。

すると、

V(Visual = 視覚)・・・映像からの情報
A(Auditory = 聴覚)・・・おどろおどろしいBGM
K(Kinesthetic = 身体感覚)・・・手汗握る、体が強張る、ドキドキする

このように、体験とは、視覚情報と聴覚情報と身体感覚情報の3つで成り立っています。

そして、抑えておくべきポイントは、

言葉はそれを使うだけで、擬似体験が脳内で起きる

ということです。

そのことについてもっと理解するために、次に②言葉についてもっと理解を深めましょう。

②言葉とは

「言葉とは何か?」を理解するために、まず氷山の一角を示す図をイメージしてみましょう。

この図の中で言葉はどこに当てはまるのかというと、それは水面の上に出ている一角です。

つまり、言葉というのは、膨大な情報(ここでは水中に隠れている氷山の大部分に当てはまる)を端的に省略して示す記号ということです。

例えば、先ほどの例の「リンゴ」。リンゴというのは記号にすぎません。リンゴという記号の背景には、

「赤色、丸い、すっぱい、しゃりしゃり、甘い、腐ると茶色になる、有名企業のロゴに使われている、青森県が名産地、いろいろな種類がある、オリゴ糖が豊富、腸内環境を整える」

などなど、いろいろな情報があるわけですが、それら大量の付随情報を一気に省略して端的に3文字で示したのが「リンゴ」という記号です。

このリンゴという記号を聞いて、どのようなことをイメージするかは、

その人がリンゴという言葉に関連して今までにどのような体験をしてきたかによって決まります。

nlp解説

先ほどの列挙は、まさに私にとってのリンゴの記号が意味する範囲です。

私は、リンゴに関して「健康面からの知識を得る」という体験もあるため、

リンゴという記号は、オリゴ糖や腸内環境といった意味もついてきます。

その意味で、言葉というのは、それ自体として「プログラム(P)」の性質も持っています。

さて、先ほど言葉というのは、使う(言う・聞く・書く・思う、、etc)だけで、擬似体験が起きると言いました。

ここでもう一つの例、「クレーム」という言葉について考えましょう。

「クレーム」というのは、これまた膨大な情報を端的にまとめて示す記号に過ぎません。

そして、その記号が意味するところ、イメージでいうなら氷山の水中に沈んだ部分が意味することは人によって異なります。(言葉はある意味でそれ自体がプログラムとしての性質を持つ)

さて、ここで皆さん、「クレーム」という言葉を今、視覚情報として受けとっているわけですが、

なんだかネガティブな印象を受け取りませんか?(中には、ポジティブな印象を受け取る方もいるかもしれませんが、一般的にクレームと聞いて良い印象を受ける人は少ないと思いますので、、、)

そのネガティブな印象、それを慎重に分解してみると、先ほどのVAK(視覚情報・聴覚情報・身体感覚情報)に分解可能なはずです。

人によっては、自分がクレームを入れたときの記憶の中にある映像、そのときの相手の顔色、声、そしてイライラして強張った身体感覚、そういったものが再び体験(擬似体験)されるはずです。

さて、話がやや複雑ですが、次のことだけおさえておきましょう。

「言葉はそれを使うだけで、擬似体験が脳内で起きる」

それでは次に、最後のもう一つのキーワード「プログラム」について見てみましょう。

③プログラムとは

深掘りしたい知識の三つ目はNLPのPのプログラムです。

ここで重要なポイントは、

・体験がプログラムを作る
・体験はプログラムに支配される

という、体験とプログラムの双方向の関係です。

nlp解説2

例えば、「クレームの電話→イライラする」というのは、

1つのプログラムですが、そのプログラムは最初から自分の中に作られていたわけではなく、

過去の嫌な経験(クレームで怒鳴られ怖い思いをするなど)が原因で作られたものです。

その意味で、体験がプログラムを作るのです。

一方で、

クレームの電話を受けてイライラする、

というのはそれ自体がVAKで分解ができる体験ですが、

そのような体験をするのはすでに「クレームの電話→イライラする」というプログラムが自分の中で出来てしまっているからです。

その意味で、体験はプログラムに支配されるのです。

逆のパターンもありえます。

例えば、先ほどの例と同じく「クレームの電話→感謝」というプログラムを持っていれば、

クレームを受けるという体験は、ネガティブなものではなくポジティブなものになります。

やはりここでも体験はプログラムに支配されています。

そして、そのようなプログラムが出来た理由は、

その人が過去にクレームをもらったおかげで、とても良い改善ができ心の底から感謝した、という体験があったからでしょう。

やはり、ここでも体験がプログラムを作っていることがお分かり頂けるでしょう。

NLPを示す以上の3つの用語(五感、言葉、プログラム)について重要ポイントを再度簡単にまとめますと、

①五感 = VAK = 体験 → プログラム
(五感とは、VAKであり、VAKとは体験。そして体験がプログラムを作る)

②言葉 = 膨大な情報を端的に示す記号 → 擬似体験が起きる ← 言葉とはそれ自体がプログラムの一形態
(言葉とは、膨大な情報を端的に示す記号であり人によってその記号が意味する範囲は異なる。そして言葉は見る・聞く・書く・読むだけで擬似体験が起きる)

③プログラム ← 体験 ← プログラム
(プログラムは体験によって作られる。そして体験はプログラムからの支配を受ける)

それでは次に、以上の知識を踏まえた上で、

「プログラムをどのように新しく作るか」という方法を紹介します。次が今日の投稿の最後ですので頑張ってついてきて下さいね!

NLPでプログラムを新しく作る方法

先ほど、体験によってプログラムは作られると言いました。

そのことについてもう少し補足をすると、

プログラムというのは

①インパクト(強い体験)
②回数(繰り返し)

によって、作られていきます。

例えば、過去の強烈なトラウマ体験というのは、

①のインパクトの強い体験になりますので、それがたった一回きりのことだとしても、「トラウマ」というプログラムが作られます。(つまり、そのことについて見たり聞いたりするだけで拒絶反応が起きるプログラムが作られるということ)

しかし、1回毎の体験のインパクトは弱くても、何回も繰り返されることによってもプログラムは作られます。

例えば、入社したばかりは上司とすれ違っても何も感じなかったが、
何度もすれ違うタイミングで小言を言われることを繰り返した結果、
上司とすれ違うだけでドキドキするというプログラムが作られます。

それらの例のように、プログラムは①インパクト②回数の2つの要素で作られます。

しかし、①インパクト、というのはなかなか自分の力でコントロールしずらいですよね。強烈な体験というのは、意図せず突如訪れるわけですから強烈なのです。

そのためNLPでは主に②回数の方を上手に使って新しくプログラムを作っていきます。

ではどのように回数の方を上手に使うのかと言うと、それは「言葉」を使います。

ここで注目すべき重要なポイントは、プログラムを作るための体験というのは「擬似体験」でも良いということです。

つまり、擬似体験によってもプログラムは作られます。

先ほど、言葉はそれ自体がプログラムとしての性質を持っており、言葉を使う(見る・言う・書く・聞く)だけで、その言葉に関連する「擬似体験」が起きると言いました。

脳は、現実と想像の区別がつきません。

つまり、目の前で起こっていることだろうと、脳内で起こっていることだろうと、同じ「体験」として認識しているわけです。

そうした脳の特徴をNLPではうまく活用します。

つまり、言葉を使って擬似体験を生み出し、その擬似体験を何度も繰り返すことで新しくプログラムを作っていきます。

そのことについて図で示すとこのようになります。

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まとめ

このように、NLPでは、「言葉」の使い方をこれから詳しく見ていくわけです。

これまでに見てきた、

3つの脳内システムや、1つの根本欲求、

また今日紹介した、体験やプログラムへの理解などは、あくまでも土台としての知識に過ぎません。

NLPでは、これから主に「言葉」を巧みに使っていき、自分の中、もしくは相手の中に意図する擬似体験を生み出しプログラムを構築していくということを行うのです。

さて、それでは一体どのように言葉を使って擬似体験を起こしていくのでしょうか。

その方法を次回からもっと解説していきます。

それまでにじっくり知識の定着を進めておいてください!

そして前回行ったように、これまで紹介した知識を1つのイメージで覚えられるように、今回も新しいイメージを作成しましたので是非ご活用ください。

nlp知識マップ2

それでは次回の投稿もお楽しみに!😁

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