【NLP講座④】脳内プログラム再構築を促す「リフレーム」とは?

【NLP講座④】脳内プログラム再構築を促す「リフレーム」とは?

NLP講座第4回目

さて、今日の投稿では「リフレーム」という手法について紹介します。

前回までの3回の投稿で、当講座のNLPの基礎理論は完了です。

ここからはその基礎理論をどのように応用していくのか、というお話をNLPの理論に乗っ取りながら解説していきます。

フレームとは

「リフレーム」という手法について理解をするためには、その前に「フレーム」とは何かについて知る必要があります。

(リフレームの「リ」は、英語の接頭語で『再度』という意味があります。そのため、リフレームとは、再度「フレーム」を行うという意味になります。)

フレームとは、端的には物事をみる際の、「物の見方」のことを言います。

例えば、前の投稿でも具体例をあげた、顧客からのクレーム対応の話について。

  • Aさんにとっては、クレームは気分を害するもの
  • Bさんにとっては、クレームは改善をもたらすもの

つまり、Aさんはクレームの悪い面をみており、Bさんはクレームの良い面を見ているわけです。では、どうしてAさんとBさんとで物の見方が異なるのかと言うと、それはAさんとBさんとでは持っている「フレーム」が異なるからです。

新しくプログラムを作るにはフレームを変えると良い

その具体例からも簡単に想像がつくように、フレームが異なれば物事の意味が変わります。物事の意味が変わるということは、当然体験の内容も異なります。

NLPの基礎理論として、プログラムは体験の蓄積によって形成されるとは既に解説しました。

つまり、フレームを変えることで体験の内容を変え、その新しい体験の蓄積によって、自分にとって好ましいプログラムを新しく形成していけばよいのです。

そしてそのようにフレームを変え、物事の体験の内容を変えてしまうことを、

NLPでは「リフレーム」と呼ぶのです。

リフレームをする方法

それでは一体どうすればリフレームをすることができるのでしょうか?

その答えは、

「質問(自己改善の場合は自問自答)」

によってです。

なぜ質問なのでしょうか?

それは、質問をすることによって、

「空白(=疑問)」を意図的に作りだすことができ、

「体験の内容を焦点化」させることができるからです。

つまり、

人間には空白埋めシステムが備わっているわけですから、その空白を無意識的に埋めようとし始めます。

そして、その空白を埋めていくプロセスの中で焦点化(すなわち物事をシンプルに捉える性質)が行われ、

結果として体験のありかたが変化します。

リフレームの具体例

例えば、先ほどのAさんの例についてリフレームによって体験の内容を変えてみる方法を試してみましょう。

Aさんは、NLPを学び、クレームに対するプログラムを変更し、自分の状態を良いものへと変化させたいと思いました。

そこで、次のように自問自答してみました。

「クレームによって、どのようなメリットが自分にはあるだろうか?」
「もしクレームがなかったら、自分はそのままどうなっていただろうか?」
「クレームがあることで、会社にはどのような良い影響があるのだろうか?」

すると、次のような「空白(=疑問)」がAさんの脳内に生まれます。

  • クレームのメリット
  • クレームの良い面
  • クレームが無い場合の悪影響
  • クレームによってもたらされる会社への利益

そして、その空白を無意識的に埋めようとする結果、焦点化が起きます。

つまり、クレームの悪い面と良い面を満遍なくみるのではなく、

シンプルに良い面ばかりが見えるようになるわけです。

なぜ悪い面がみえなくなってしまうのかというと、

「焦点化システム」によって物事はシンプルに捉えられるので、

悪い面と良い面があるといった複雑な捉え方ではなく、

「クレームは良い」というようにシンプルに捉えられ始めるというわけです。

質問は体験と擬似体験を起こす

このような、自分に対する質問(=自問自答)も、NLPでは「言葉」として扱われます。

前回の投稿で、質問は「擬似体験」を起こすと言いました。

そして擬似体験の蓄積によってもプログラムはできると言いました。

先程の例で、自問自答の結果、体験の質が多少なりとも変化することにはご納得頂けるかと思いますが、

それだけではなく、自問自答の取り組み自体が脳内に擬似体験を起こし新しいプログラムを作り出す一助になっているわけです。

リフレームをもたらす質問例

さて、それでは皆さんにも実際に試してもらいましょう!

以下に、ジャンル別にリフレームの質問集を作成しました。

これらの質問集には、物事に対するネガティブな反応を変える方法だけではなく、新しいアイデアを思いついたり、自己成長をもたらす方法も含まれています。

①生産性を高める質問

・仕事を通じて自分はどんな楽しさがあるだろうか?
・生産性を高めるにはどのような方法があるだろうか?
・どうしたら今の仕事の質を高めることができるだろうか?

②問題解決の質問リスト

・解決に必要なものは何だろうか?
・問題を解決するために今できることは何だろうか?
・この問題を解決するためには何を止めるべきだろうか?
・この問題の良い面は何だろうか?

③決断力を高める質問リスト

・いま何種類の選択肢が自分の目の前にはあるのだろうか?
・それぞれの選択肢のメリット/デメリットを比較したらどの選択肢が一番よいだろうか?
・最悪の場合になったとしても自分はそれを乗り越えることができるのだろうか?

④生活を改善する質問リスト

・今の生活のどの部分を改善することができるだろうか?
・生活改善に成功した自分はどのような生活をしているだろうか?
・理想の生活の1日の流れというのはどのようなものだろうか?

まとめ

さて、今日の投稿ではNLPの理論を応用した方法として

「リフレーム」

と呼ばれる手法をご紹介しました。

リフレームとは、自分が既に持っているフレーム(=物の見方)を変更して体験の内容を変えてしまう手法のことです。

体験の蓄積によって、私たちのプログラム(P)はできているわけですから、リフレームによってプログラムは変更されます。

ではどうやってリフレームを行うのかといと、

それは質問(自問自答)によってです。

私たちには、その基礎的な脳内システムとして

  • 空白埋めシステム
  • 焦点化システム

があるわけですから、質問によって空白(=疑問)が作り出され、その空白を埋めようとするプロセスの中で焦点化(=体験の簡略化)が行われ、結果として体験が変更されるというわけです。

リフレームをするための質問集をいくつか紹介しましたが、
どのような質問を自分に対してするかはその人次第です。

一番最初の投稿で、自分の状態が良い時について情報を整理して頂きましたが、

その良い状態へと自分を導いてくれる条件を満たすように自問自答を行ってみましょう。

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