「プライド捨てる」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- 健全なプライドと不健全なプライドの違いが分かる!
- どうして高すぎるプライドが生まれるかがが分かる!
- どうすれば高すぎるプライドから解放されるかが分かる!
この記事では、高すぎるプライドを捨てるための具体的な方法を心理的なメカニズムから解説しています。動画と合わせてご覧いただくことで、プライドとの適切な付き合い方が学べます!
高すぎて厄介なプライドから解放される方法を解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
突然ですが質問です。
皆さんは次のような問題で悩まれた事は無いでしょうか。
- わたしはもっとできる人のはずなのに、周囲の評価が低すぎると思う
- 頭の中では分かっているけど、自分の失敗だと認めたくない
- 最近、ストレスがたまって、怒りっぽくなったせいか、みんなから敬遠されているみたいだ。
このように、もっと自分にも他人にも素直になれたらいいのにと思ったことがあると言う方は多いのではないでしょうか。
今日の記事では「高すぎて、厄介な、自分のプライドから解放される方法」を紹介していきます。
何もプライドを悪者扱いしようとする内容ではありません。
プライドは、だれもが持っているものです。良くない面もあれば、いい面もあります。
この記事では、
そういったプライドの多様な面の中でも、高すぎるプライドの弊害と言う側面に焦点をあて、厄介なプライドが、いったいどこから生まれてきたのか、その正体を突き止め、
そこから解放されるための具体的な方法を心理的なメカニズムから探っていきます。
ぜひ最後までお楽しみください。
高すぎるプライドの弊害
健全なプライドと不健全なプライドの違い
健全なプライドとは、実力の伴ったプライドのことです。
健全なプライドは、目的を達成するための意欲となり、大きな推進力を発揮します。
一方、高すぎるプライドとは、実力を伴わない、不健全なプライドのことです。
高すぎるプライドの持ち主は、自分の実力を過大評価しているので、たとえ失敗しても、自分の力不足が原因であることを、認めたくありません。
友人や、仕事仲間の忠告、アドバイスに耳を傾けることをしないで、自分が招いた失敗を他人のせいにして、責任を転嫁します。
もしも、会社の上司や社長に、こんな人物がいたら、会社全体に大きな悲劇を招くことになりかねません。
そして、そういった話は何も他人事では無いはずです。
そこまで不健全で厄介なプライドでなくても、誰であってもプライドが自分の内なる部分に潜んでおり、たまにそれが悪さをし始めるということがあるのです。
例えば、思わず、“知ったかぶり”をしてしまったり、余計な自慢話をしてしまったときなどがそうです。
知ったかぶりは、だれにでも起こることですが、そのあとのつじつまを合わせるのに苦労します。
詳しい内容を聞かれて、無知が分かってしまうと、その後には、なんとも居心地の悪い時間が流れます。
他にも、自分の家柄の良さや、知人に有名人がいること、それに昔の自慢話なんかをしたりして、自分の地位や能力の高さを大袈裟に話してしまうことなどもあります。
さらに悪いことに、何度も聞いた同じ話のときなど、まわりの人は話が終わるまで我慢するしかありません。
これらは、小さなプライドが起こした、小さな弊害です。
ここまでは、まだ可愛い内で、個性や性格といった範囲のことで済まされるかもしれません。
しかし、度が過ぎるとも言える高すぎるプライドは、本人にとってもコントロールができない厄介な代物で、大きな弊害を招きます。
高すぎるプライドの持ち主は、自分自身に対する評価が過大なので、自分に対する周囲の評価を低すぎると嘆き、客観的で正しい評価として認めることができないのです。
「自分はこの程度の評価の人間ではないはずだ」
そんな思いが原因で欲求不満になり、怒りっぽく、他人の意見を即座に否定して、高圧的な態度を取ることが多くなります。
そうした不健全なプライドは本人だけでなく、まわりの人まで巻き込んで、良好な人間関係を壊し、お互いに不幸な結果を招く恐れがあるのです。
それでは、そのような高すぎるプライドと言うのは、いったいどのような心理的なメカニズムによって起こるのでしょうか。
高すぎるプライドの心理メカニズム
実は、プライドの高すぎる人は、「自分は何でもできるはずだ」という期待感と、現実の結果や自分への不当に低い評価とのギャップに混乱し、苦しんでいます。
そのうえ、野心家でもあるので、目標が高く、自分は成功に値する人間だと信じ込んでいるだけに、悪い結果や評価は耐えがたいことなのです。
見方を変えると、高すぎるプライドの持ち主は打たれ弱いとも言えるのです。
それでは、高すぎるプライドと、自分自身への過大な評価の幻想は、いったいどのようにして生まれてきたのでしょうか。
幼児期のナルシシズム
この過大な幻想は、幼児期に許された自己愛「ナルシシズム」が源流であるとされています。
幼児期になると子供は
「自分は何でもできるはずだ」
「自分には無限の可能性がある」
といった幼児特有の「万能感」を抱くようになります。
この「幼児的な万能感」は、
皆さんも、子供の頃の記憶をたどれば、思い当たるはずです。
大人になれば、この万能感が幻想に過ぎないことに気づいて、経験や、実績に基づく「健全な自己愛」に代わり、成長します。
ここから健全なプライドが生まれてきます。
高すぎるプライドが生まれるメカニズム
一方、健全な自己愛が生まれずに、幼児的な「万能感」を引きずったまま、大人になってしまった人の自己愛が、「高すぎるプライド」を生み出すのです。
これは、単なる「幼児的な万能感」をよりどころにしているので、不健全なプライドと呼ばれます。
このような高すぎるプライドの持ち主は、現実の厳しい結果を受け入れることができずに、幼児的な万能感に逃げ込むことで、自分の自尊心を守ろうとするのです。
例えば、自分自身を過大評価するばかりに、自分の失敗の原因をねじ曲げ、他人のせいにすることで自己満足を手に入れます。
この心理メカニズムは、周りの人にはもちろんのこと、実は本人にこそ不幸な結果をもたらします。
高過ぎるプライドのせいで、現実の結果に満足できるわけがなくて、まわりに怒りを表したり、仲間に不平不満を述べて、攻撃的な行動を取ることにつながるのです。
その結果として、自ら、自責の念に駆られて傷ついたり、周りからの支持や信頼を得られず孤立することにつながってしまいます。
自分のことを理解してくれる人が周りにおらず、かといって自分自身も自分のことを認めてあげられていないのです。
それでは、高すぎて、厄介なプライドから解放されるためには、いったいどうすれば良いのでしょうか?
高すぎるプライドから解放されるための3つの方法
それでは、高すぎて、厄介なプライドから解放されるための、3つの方法を紹介いたします。
①自分の弱点を知る
方法の1つめは、“自分の弱点を知る”ことです。
人間はだれにでも能力に限界があります。
高すぎるプライドのせいで、目標が高すぎると、自分への過大評価と現実との間に大きなギャップが起こり、その食い違いが、不幸な結果を引き起こして、自分自身やまわりを苦しめることになります。
極端な話ですが、わかりやすい例として、自分の偏差値と違いすぎる大学を受験して失敗をする高校生、ブランド企業を目指して就職浪人を続ける大学生のケースなどがあります。
このような例は、幼児的万能感や、良くできた過去の成績などを引きずっているために、
プライドが高すぎて欲求水準を下げられない“勘違い”が起こり、不幸な結果を招いているのです。
少し逆説的に聞こえるかもしれませんが、プライドが高い人は、高すぎるプライドが招く不幸な結果を防ぐために、他人の話や忠告をよく聞いて、自分の能力に限界があるという事実をしっかりと受け入れることが必要なのです。
②失敗はつきものと考える
高すぎるプライドから解放されるためにするべきことの2つ目は“失敗はつきものと考える”ことです。
プライドの高い人は、完璧主義者であることが多く、失敗を畏れるあまり、なかなか行動に踏み切れないという傾向があります。
なにかを始めようとか、なにかを変えようとしたら、失敗するリスクは常に付きまといます。
なんとしても失敗を避けたいという気持ちが強すぎると、肩に力が入って、かえって失敗を招きかねません。
こんなときは、
失敗はあってあたりまえくらいに、楽に考えることも必要です。
大切なのは、失敗しても乗り越えられたという経験を積み重ねることです。
「失敗は成功のもと」と言います。
失敗を畏れずに、失敗はあたりまえと思うことが、高すぎるプライドの弊害から解放されることにつながるのです。
③地道な努力をして自信を付け、健全な自尊心を保つようにする
高過ぎるプライドから解放される方法の3つめは、“地道な努力をして自信を付け、健全な自尊心を保つようにする”ことです。
プライドが高くて、まわりに迷惑を及ぼす人は、
実は自信がない人であることが多いといわれています。
自信がないから、「自分は本当は凄いんだ」と誇示して、他人から認められようとするのです。
このような幼児的万能感から脱却して、経験によって強化された万能感による
「健全な自尊心」を作りあげるためには、努力や経験を地道に積み重ね、自信を身につけていくが必要です。
努力を重ねることで、自然と実績が上がり、まわりから高く評価されるようになると、確かな自信が生まれてきます。
そうなれば、やたらと自慢して賞賛を集めたり、他人への責任の転嫁や、ましてや自分の優位性を誇示したりする必要がなくなります。
地道な努力を積み重ねて、健全な自信と自尊心を作りあげることによって、初めて、高すぎて厄介なプライドから解放されることができるのです。
まとめ
以上いかがでしたか?
この動画では、
- 高すぎるプライドの弊害
- 高すぎるプライドの心理メカニズム
- 高すぎるプライドから解放されるための方法
ということについて解説をしてきました。
だれもが、高すぎて厄介なプライドを心の中に抱えています。
この大人になりきれない未成熟なプライドは、幼児期の「万能感」が源泉でした。
このような不健全なプライドを放置すると、まわりに迷惑な行動を起こしてしまうだけではなくて、本人にも不幸な結果を招くことになります。
そこで、解決策として、高すぎるプライドから解放される方法を3つ提案しました。
- 自分を知って、自分の弱点を受け入れる
- 失敗は人生につきものと思う
- 地道な努力をして自信を付け、健全な自尊心を保つようにする
3つの提案の中で、厄介なプライドを退治するために一番大事なことは、少し遠回りかもしれませんが、「地道な努力を積み重ねて、健全な自尊心を保つ」こと、
これこそが、唯一で最善の道筋です。
地道な努力さえ積み重ねていけば、困ったプライドとも自分なりに折り合いをつけ、健全な自尊心を育てることができるのです。
この動画の内容が、何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご視聴ありがとうございました。また次回の動画でお会いしましょう。
- 健全なプライドと不健全なプライドの違い
- 健全なプライドとは、実力の伴ったプライドのこと
- 不健全なプライド(=高すぎるプライド)とは、実力を伴わないプライド・自分自身への過大評価のこと
- 高すぎるプライドの弊害
- 高すぎるプライドの持ち主は、自分自身に対する評価が過大なので、自分に対する周囲の評価を低すぎると嘆き、客観的で正しい評価として認めることができない
- それによって、高すぎるプライドの持ち主は欲求不満になり、怒りっぽく、他人の意見を即座に否定して、高圧的な態度を取ることが多くなる
- その結果、高すぎるプライドは本人だけでなく、まわりの人まで巻き込んで、良好な人間関係を壊し、お互いに不幸な結果を招く恐れがある
- 高すぎるプライドが生まれるメカニズム
- 幼児期に許された自己愛「ナルシシズム」・万能感が源流
- 大人になって幼児期の万能感が幻想に過ぎないことに気づき、経験・実績に基づく「健全な自己愛」に変わった場合、健全なプライドが形成される
- 幼児的な「万能感」を引きずったまま大人になってしまった場合、「高すぎるプライド」が形成される
- 高すぎるプライドから解放される方法
- 自分を知って、自分の弱点を受け入れる
- 失敗は人生につきものと思う
- 地道な努力をして自信を付け、健全な自尊心を保つようにする
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
片田珠美(2014)プライドが高くて迷惑な人 PHP研究所