- プライミング効果とは何かが分かる!
- プライミング効果が潜在意識に与える影響が分かる!
- プライミング効果を活用してモチベーションを上げる方法が分かる!
この記事では、心理学用語のプライミング効果について解説をすると共に、
どうすればそのプライミング効果を活用してモチベーションを高めることに繋げれば良いのかということについて解説をしています。
プライミング効果とは
心理学用語の「プラミング効果」では、先行する刺激(プライマー)の処理によって、
後続する刺激(ターゲット)の処理が促進または抑制されることが説明されています。
つまり簡単に説明をすると、
人間は、先に受けた刺激によって、その後の行動が変わるという事です。
プライミング効果の実験
このプライミング効果についての説明では
ニューヨーク大学でジョン・バルフ博士が行なった実験が有名です。
この実験では、
被験者として集められた大学生たちを複数のチームに分け、
各チームに複数の単語を並べ替えて1つの文章を作らせました。
ただし、そのうちの1つのチームには、
しわ、忘れっぽい、孤独、白髪、杖
といった高齢者を連想される単語を混ぜました。
すると、実験後に歩くスピードを計測したところ、
高齢者を連想させる単語で文章を作った大学生たちの歩くスピードが、
他のチームの学生よりも遅くなったのです。
プライミング効果の活用例
それではこの「プライミング効果」から日常レベルで
学べることとは一体なになのでしょうか。
それは、私たちは自分が思っている以上に、
使う言葉や見る言葉によって潜在意識レベルで影響を受けているという事です。
そのため、毎日をもっと意欲にあふれパワフルに過ごすためには、
自分が使う言葉や見る言葉を、そうしたモチベーションに溢れた状態を連想させるようなものにすれば良いのです。
例えば、
毎朝起きてすぐ目に入る場所に、
- 気分最高
- やる気が止まらない
- 幸せ
といったことを紙に書いて貼り付けておくとよいでしょう。
他にも、携帯の待ち受けを、そうしたやる気に満ちた状態を連想させるような写真や言葉が書かれたものにするのも1つの手です。
また、やる気がこみ上げてくるのを感じるようなBGMを、目覚ましの音楽として設定するのも効果的です。
プライミング効果でモチベーションUP!
他にも、このプライミング効果を利用して、
毎日のモチベーションをあげるアイデアがありましたら是非動画のコメント欄に書き込んでいってくださいね♪
何か一つでもご参考になる点がございましたら幸いです。
また当記事の内容は「3分で上げるモチベーションシリーズ」として動画にしてもまとめていますので、
是非そちらもご覧していってください。
ご愛読ありがとう御座いました。
参考書籍:
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部(2009) 【新版】動機づける力―モチベーションの理論と実践 ダイヤモンド社
池田貴将(2017)図解 モチベーション大百科 サンクチュアリ出版
鹿毛雅治(2012) モティベーションをまなぶ12の理論 金剛出版
エドワード・L. デシ, リチャード フラスト(1999) 人を伸ばす力―内発と自律のすすめ 新曜社