「腰が重い」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- どうして腰が重くなるのかが分かる!
- どうすればすぐに行動できるようになるのかが分かる!
- 重い腰を上げるための具体的な解決方法が分かる!
この記事では、「腰が重い」という状況が生じる原因と、その解決方法をご紹介しています。動画と合わせてご覧いただくことで、重い腰を上げてすぐに行動に移せるようになるためのコツを学ぶことができます!
「腰が重い」状況を打破する方法を解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
突然ですが、みなさんはやらないといけないとわかっているのに進まないことに囲まれて毎日が億劫になっていませんか?
- 朝早くやろうと思っているけれど、起きれないから夜遅くまですることになってしまう
- コツコツ勉強すればいいのに、やらないから試験直前にはいつも疲れている
- すぐに仕事に取り組めないから、締め切り直前になって慌てている
こういった「腰が重い」というお悩みを抱えている人はとても多いものです。
今回の記事では「腰が重い」という悩みについて取り上げます。
- 腰が重い原因は何なのか
- どうすれば解消できるのか
- 具体的な解決方法はあるのか
など、原因を分析したうえでその解決策について検討していきます。
「腰が重い」という悩みが解消されると、物事が順調に進んでいると感じられるようになり人生がうまくいきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
腰が重い原因は脳にあった!
腰が重いのはなぜか
どうして人間は腰が重いことに悩むのでしょうか?
それは人間が計画通りに行動するよりも衝動に従った行動を優先的に選ぶことが原因です。もし人間が計画通りに行動できていれば、腰が重いと悩むことはないでしょう。
では、どうして計画よりも衝動による行動を優先するのでしょうか?
衝動脳と理性脳
その原因は脳にあります。
脳は機能や構造から様々な分類がなされますが、ここで注目したいのは衝動脳と理性脳という分類です。
衝動脳とは本能に従って直観的・反射的に反応する原始的な脳です。そして、理性脳は体全体を動かす計画や規則を作っている体の政府ともいうべきものです。
ただ残念なことにこれら二つの脳のうち、強いのは衝動脳の方です。私たちが衝動に駆られて計画をなおざりにするのも、衝動脳の方が強いことが原因です。
しかし、幸いなことに衝動脳は理性脳でコントロールできます。腰が重いと言う問題を解決するには、このコントロール方法を学ぶ必要があると言えます。
コントロールの方法といってもあまり複雑なものではなく、ちょっとした工夫で済みます。言い換えれば、ちょっとした工夫で人生が天と地ほども変わるのです。
目標達成のポイントは衝動の制御です。衝動を制御するためには衝動脳、ひいては自分自身を騙してしまうのが一番です。
みなさんが新しい仕事を始めようとするとき、どうして抵抗を感じるのでしょうか?それは、衝動脳が新しい仕事に不安や恐怖を感じているからです。
例えば、初めてのアルバイトに出勤する学生や新しい取引先に訪れる営業社員を考えてみてください。
彼らと同じ立場だったのなら、仕事に行きたくないと考える人は多いでしょう。初めて会う人はどんな人だろうか、仕事で失敗しないだろうかと不安と緊張でドキドキしているはずです。
彼らが仕事に抵抗を感じるのは仕事に対して恐怖心があるからです。恐怖心さえなくなれば、仕事への抵抗も薄れていくでしょう。
つまり、仕事に抵抗を感じる時は、新しい仕事は怖くない!と自分自身を騙せばよいのです。
もちろん、注意すべき点もあります。衝動脳は刺激に対して反応します。そして、理性脳は思考をもとに決断し、行動につなげます。
そのため、もし計画にない、予定外のことが起きてしまったらどうなるでしょう?その予定外のことが脳にとっては脅威に思え、とたんに衝動脳が優勢になり、事態が緊迫して計画が崩壊してしまうのです。
衝動脳をコントロールするにはどうすれば良いのか
それでは、衝動脳をコントロールするにはどのような方法があるのでしょうか?そのことについて知るためにまず、そもそも、なぜ衝動脳は抵抗するのか、そのことについて見ていきましょう。
衝動脳が抵抗する進化的背景
その理由は人類の進化の過程の中に見出すことができます。
現代では衝動に従うことはあまり良いことではありませんが、大昔はそうではありませんでした。
人間に進化するよりもずっと前、地球上に現れたばかりの哺乳類にとって未知なるものに対して本能的に脅威を感じ避けようとすることは重要なものだったのです。
常に生命の危機がすぐそばにある彼らにとっては、未来の計画を見通すことも立ち止まって考える時間もありません。瞬間に反応することが生存競争に有利だったのです。
しかし、現代に生きる私たちには必要ありません。生命を危険にさらすような状況はめったにないのですから。
それにも関わらず私たちの脳は遠い祖先の脳とあまり変わらないままの状態であるため、いまだに目新しくて難しいと思えることに対しては、なるべく避けようと反応してしまうのです。
抵抗脳をコントロールする方法
さて、ここまで見てきたように、抵抗感が発生するのは「ある行動」がそのほかの行動よりも難しいと感じた時です。
それは避けようの無い問題であると感じてしまうかもしれませんが、実は仕事や生活のシステムで解決できる問題です。そしてシステムというのは一度身についてしまうと、その通りに行動しないことに大きな抵抗を覚えるものです。
つまり、なるべく衝動脳が抵抗を感じないような優れたシステムを一度組み立ててしまえば、あとはそのシステムと習慣が自分を支えてくれるというわけです。
人間の脳は非常に集中力があるので、適切に使いこなせばとてつもない能力を発揮します。
集中できないことが問題なのではなく、集中すべきこと以外のものに集中してしまっている、あれこれと集中の対象が変わってしまっていることが問題なのです。
そのため、仕事のシステムには次の3つが必要です。
- 集中力を継続して発揮できること
- 抵抗感を克服する方法が入っていること
- 計画外の出来事にも対応できること
衝動脳が優勢にならないように、衝動脳が脅威を感じないように上手に操れることが、優れたシステムには要求されます。
「腰が重い」を解消する具体的な方法
ここまで見てきたように「腰が重い」という悩みは解決可能な問題です。そのための具体的な方法を考えてみましょう。
そのための方法としておすすめなのは次の2つです。
- 導線を考えること
- 仕事に終わりがあると意識させること
それぞれについてこれから解説をしていきます。
①導線を考える
まずは仕事の効率を上げる方法、「導線を考える」という方法を検討してみましょう。
仕事の効率というものは想像力と整理によって決まります。この両方が高ければ仕事の効率は良くなります。
仕事の整理には抵抗感のあるものや衝動脳が発動するきっかけになるものを排除することも重要です。
ただ忙しいだけの仕事は思い切って捨ててしまいましょう。仕事が予定通り進んでいるときに一番やる気が出ると言われています。忙しいだけの仕事というのは本当の仕事を遠ざけてしまうので、排除してしまいましょう。
また、衝動を遠ざけるためには20秒ルールが効果的です。20秒ルールとは何かをするときに20秒余計にかけるだけで悪い習慣がなくなるというものです。
例えば、スマホは電源を切って遠くに置く、お菓子は箱に入れてひとつずつ持ってくるなどです。脳は楽をしたがるので、衝動脳が発動しなくなるのです。
②仕事に終わりがあると意識させること
方法にはもう一つ、「仕事に終わりがあると意識させる」という方法もあります。仕事を増やさず細かくすることで、達成感を与えることができます。また、仕事を増やさないことも重要です。
仕事の分割にはクローズドリストを活用するという方法があります。クローズドリストとは一言でいえば「ある目的を達成するための完結された行動リスト」です。
新しい仕事を始める時には、その仕事に内包される作業をかき出しましょう。このリストがすべて終われば仕事は完了です。終える順番は問いません。
リスト化することで仕事の先送りを回避できるうえ、作業効率も良くなります。また、仕事全体の作業量を適切に保てるのでやり残しの管理にも有効です。
クローズドリストでは最初に決めた作業に新たな作業が追加されることはありません。もし追加に制限のないリストを使うと際限なく仕事が追加されてしまうため、仕事をコントロールできているとは言えなくなります。
終わりを意識させる方法には二等分法もあります。二等分法とはすべての仕事を半分にすることです。これ以上分割できないくらいにまで仕事を分解していき、仕事に対する抵抗感をやわらげましょう。抵抗を感じることなく仕事に取り組むことが目的です。
いっそ仕事を翌日に回し、その日の仕事を増やさないという方法もあります。
大事なことは抵抗感に対する意識を変えることです。仕事への抵抗感は仕事から逃げるためではなく、行動を促すためのサインであると考えましょう。
まとめ
以上、いかがでしたか?
この記事では
- 「腰が重い」原因は何か
- 仕事に抵抗を感じるのはどうしてか
- 抵抗感に対してはどのように対処すればよいのか
ということについて解説をしてきました。
「腰が重い」ということは仕事や勉強に取り掛かることに抵抗があるということです。そしてそれは困難なことよりも簡単なことを好む脳の性質上仕方のないことです。
脳の性質を変えることは困難なので、私たちも脳に従ってより簡単な方、つまり仕事や勉強への抵抗感を解消する方を選びましょう。
仕事への対抗感を解消するために重要なのは効率を上げることと終わりを意識することです。
大がかりなことや大変なことには抵抗を感じるものですが、簡単なことやちょっとしたことにはあまり抵抗を感じませんよね?
仕事が小さくなればなるほど抵抗感はなくなるはずです。
想像力を働かせて、自分の仕事を細かく分解、整理し、なるべく脳が抵抗感を感じないようにしてあげましょう。
今回の記事では脳の性質という難しい話を取り扱いましたが、私たちがするべき具体的な方法はそう難しくありません。
抵抗感を取り除くことでより順調に進んでいるという実感のある毎日を送りましょう。
この記事の内容が何か1つでもあなたのお役に立っておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。
- 衝動脳と理性脳
- 衝動脳とは本能に従って直感的・反射的に反応する原始的な脳
- 理性脳とは体全体を動かす計画や規則を作っている体の政府ともいうべきもの
- 「腰が重い」と言う状態が起こるメカニズム
- 衝動脳のほうが理性脳よりも強いため、人間はすぐに衝動に駆られてしまう
- 衝動脳が優位になるのは未知のこと・計画外のことなどに出会した時
- 衝動脳をコントロールする方法
- 衝動脳に抵抗感を感じさせないような仕組みづくりが重要
- 集中力を継続して発揮できる環境
- 抵抗感を克服できる方法が入っている環境
- 計画外の出来事にも対応できる環境
- 行動力を高める環境作りの2つのポイント:
- ①導線を考える
- 抵抗感のあるものや衝動脳が発動するきっかけになるものを排除する
- 余計なことをするのに対して20秒余分にかかるようにする(20秒ルール)
- ②仕事に終わりがあると意識させる
- 終わりの見えない仕事に対して人は抵抗感を感じてしまう
- これ以上仕事の増えないクローズドリストと言うものを作る
- 新しく発生した仕事は明日に回してしまう
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
マーク・フォースター (著), 青木高夫 (翻訳)(2016)仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版 ディスカヴァー・トゥエンティワン