モチベーション維持の秘訣に共通する2つのポイント
ポイント①自己認識
意図した行動を継続するために必要不可欠なことは、「自己認識」です。
つまり、自分自身について客観的に知り、理性的な判断を下せるようになるということです。
私たちの脳には、意志力を司る「理性」と、生命維持や現状維持を重視する「本能」という異なる2つの性質があることに気づく必要があります。
自己コントロールとは、そのような自分自身の様々な一面を認識し、両者の欲求を受け入れながら、うまく折り合いをつけていくことです。
そのため、これからいかなるチャレンジをする時にも、「自己認識」を重視することで、あなたのチャレンジはうまくいきやすくなるはずです。
ポイント②意志力
「サボりたい」「でも、目標を達成したい」
など、私たちには様々な面があります。自己コントロールを強化するための秘訣は、ただなんとなく、惰性に流されるがままに行動するのではなく、どんな行動をするにも、自分がその行動を選択している、という意識、つまりは意志力を持つことが大切です。
辛さに負けてしまいそうな時に、ぐっと踏みとどまり、一呼吸おいて、
・自分にとって一番大切な行動はなにか
・どうすれば心から嬉しく思えるか
を考え、選択することが大切です。
そんな意志力を鍛え、伸ばし、発揮する方法について、この記事の後半でおさらいしていきます。
自己認識のための実践方法3選
ここでは、「ポイント①自己認識」のための実践方法を振り返っていきます。
実践1. モチベーション管理のPDCA
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案内はこちら。
みなさんにはこの1ヶ月、
PLAN(計画)
↓
DO(実行)
↓
CHECK(検証)
↓
ACTION(改善)
このモチベーション維持のPDCAをぐるぐると回しながら、モチベーション維持に取り組んでいただきました。
このサロンで提案したCHECK(検証)→ACTION(改善)の方法は、
ある程度パターン化させて自己改善を重ねていけるように工夫を付け加えておきましたが、いかがでしたか?
今後、何か新しい取り組みを始める際にも、ぜひこのPDCAのサイクル、そしてパターン化された検証→改善のサイクルの方法を活用してみてくださいね🧙♀️✨
実践2. 「モチベーション日記」
自分のモチベーションの状態はどうであったのかを毎日記録し続けることで、日頃から自己認識ができるように日頃から訓練しておくことも、モチベーションを操るための秘訣でしたね!
配布したこちらのシートは、週単位のものでしたが、これを書き続けることはそのまま「モチベーション日記」となって、ポイント①の自己認識を高めることにつながります。
これからもぜひ実践してみてください😁💪
実践3. 本能の声はコントロールせず、聞き流しておこう
本能の自分に負けそうになった時、本能的な欲求を追い払おうとしたり、無理矢理考え方を変えようとコントロールするのは逆効果というお話をしました。
その代わりに、自分の頭に浮かんでくる考えをただ「へ〜、あ、そうなんですか」と、否定も肯定もせずに、軽く聞き流すようにしてみましょう。
ちょっと離れたところから、自分以外の誰かのつぶやきを観察するようなイメージです。
自分をコントロールしようとしなくていい。心の声はただ聞き流しておけばいい。
このように意識することは、自分を客観的に見つめることです。それは自己認識を高めることに繋がり、結果的にモチベーション維持という自己コントロール能力が高まるはずです!
意志力を発揮するための実践方法3選
それでは次に、「ポイント②意志力」のための実践方法を3つ抜粋します。
意志力は、言い換えるならば、頭の中にいる二人の自分(本能的な自分と理性的な自分)のうち、理性的な自分が優位になるようにする力であるとも言えます。
モチベーションを維持するためには、理性的な自分の力を借りるしかありません。なぜならば、本能的な自分は楽な方に楽な方にと怠けてしまう性質があるからです。
意志力を高める方法について振り返ってみましょう。
実践1. ちょっとだけ努力が必要な事を繰り返そう
自分にとって「ちょっとだけ努力が必要なこと」を繰り返すことで、
意志力を担う前頭前野を繰り返し刺激し、意志力を鍛えることにつながります。
例えば#2の記事でご紹介した「ルール付きの障害物」を設置する方法など、「意志トレ」の一環として、ぜひ実践してみてくださいね!
実践2. 欲求を受け入れた上で、理性的な行動を選択し直そう
衝動的な行動をしそうになった時には、次の5つのステップを挟んでみましょう。
ステップ1. まずは、本能の自分が欲求を感じていることに気づきましょう。 (例:もっと寝ていたいという欲求)
ステップ2. その欲求を、素直に受け入れましょう。 (例:「自分は寝たがっているんだね」)
ステップ3. 次の行動を起こす前に、一呼吸おき、現状を把握しましょう。 (例:「ただし、このまま寝ているか起きるかは、自分の次の選択にかかっている。」)
ステップ4. 大事な目標を再確認しましょう。 (例:「自分には早起きという目標があったよね?」)
ステップ5. あなたの意志力を信じて、自分が選択した行動を起こしましょう!
「理性(意志力)の自分」が「本能の自分」に負けそうな時には、これからもこの5ステップを是非活用してみてくださいね。
実践3. 「なぜ」を思い出そう
意志力が弱まってきた時には、自分は「なぜ」その目標を達成しようとしているのか、その理由・動機を思い出すのが効果的でしたね。
サボりたいという気持ちが湧いてきたら、まずは一呼吸おいて、そもそも自分は「なぜ」頑張っているかという理由に思いをめぐらせてみましょう。そうすると、目先の誘惑に対する感じ方が変わり、意志力が復活してくるはずです!
(まとめ)他のチャレンジに応用してみよう!
この投稿で振り返ったように、モチベーションを維持するためには、2つのポイント、
- 自己認識
- 意志力
この2つさえしっかり備われば、自分の意図した通りに行動を続けることができるはずです。
もちろん、モチベーション維持の方法としてはそのほかにもたくさんありますが、当サロンでは特にそれらの点に焦点を絞り、
・時間が経っても
・どんなチャレンジに対しても
適用できるハウツーをご紹介してきました。
「モチベーション」というのは、ある種の感情現象であり、それが感情的なものである以上、当然上げ下げがありまる。しかし、そんな感情的な上げ下げに振り回されていては、「続ける」ということはなかなか難しいですよね。
そのため、自己認識をしっかり行うこと、そして意志力について意識をし、理性的な自分で自分自身を奮い立たせることができるようになりましょう。
【モチベーションアップ連載#1】モチベーションのPDCA管理とは
【モチベーションアップ連載#3】科学的効果実証済みのモチベアップ術10選
【モチベーションアップ連載#4】望む力を高めれば意志力は高まる
【モチベーションアップ連載#5】やる気が続かない原因とその脳内メカニズム