- 自己肯定感が低い状態とはどのような状態かがわかる!
- 自己肯定感が低くなる原因がわかる!
- 無理なく自己肯定感を高めていくための3つのポジティブワードをご紹介!
低い自己肯定感との向き合い方について解説!
みなさんこんにちは!
突然ですが、質問です。
あなたの心の中はいつも、どんな思いを感じることが多いですか?
- 急にお願いされた仕事を「断ったら嫌な印象になるかも」と気にしてしまう
- 職場で同僚と目が合っても反応がないと「もしかして嫌われているかも」と心配になる
- 一日の終わりに「今日もうまくいかなかった、やっぱり自分はダメだな」と反省する
もし、このようなことを感じていたら、自己肯定感が低くなっているサインかもしれません。
自己肯定感が低いと、「自分なんて」「やっぱりダメかも」と、心の中に自分を否定するような言葉、ネガティブワードが浮かんでしまいがちです。
そして、自己肯定感の低さをそのままにしておくと…「仕事がうまくいかない」「人間関係に悩まされる」などといった、生きづらさにつながってしまうのです。
そこで、今日の記事では
- 自己肯定感が低くなってしまう原因を解き明かす!
- 自己肯定感を回復させ、自分と向き合う方法をご紹介!
これらを中心にご解説していきます。
「自分なんて」という自己否定の苦しみや、「やっぱりダメかも」「もしかしたら嫌われているかも」といった考え方のクセが、知らず知らずのうちにあなたを苦しめています。
こういったネガティブワードから解放され、無理せず自己肯定感を高めていきましょう。
是非最後までお付き合いください。
そもそも自己肯定感とは何か、自己肯定感が低い人に当てはまる特徴
「あなたは、自己肯定感が高い、ですか?低いですか?」と、いきなり聞かれてもパッと答えられないかもしれません。実は、自分の自己肯定感の高い・低いは、ハッキリと自覚していない方が多いんです。
そこでまず、自己肯定感が高い・低いとは何か、具体的にご説明します。これから挙げる特徴と照らし合わせて、あなたの自己肯定感が高いか低いか、チェックしてみてくださいね。
- 丸く収まるなら自分が我慢すればいい
- 過去の失敗を何度も思い返す
- 誰かが褒められているのを見聞きすると劣等感を感じる
- 周りからの評価が気になりいつも不安
- やる前から「どうせ何をやってもダメだ」と考え行動にうつせない
これら5つに共通する特徴、それは「自分で自分を否定してしまっている」ということです。このような方は自己肯定感が低い傾向にあります。
逆に、自己肯定感が高い人というのは、「ありのままの自分を受け入れられる感覚をはっきりと感じられている人」です。つまり、「今の自分っていい感じ!」と愛すことができる、ということです。でも「ありのままの自分」というのは、良いところだけではありません。自分の悪いところも全部ひっくるめて自分を受け入れられることが、自己肯定感が高いということなのです。
逆に自己肯定感が低い人は、
自分の悪いところに気づくと「自分はダメな人間だ」など思う。つまり、必要以上に自分の価値を下げてしまっている感覚が、当たり前になっている人のことをいいます。
ここで注意してほしいことは、自己肯定感が低い=謙虚ということではない、ということです。
相手をたて謙虚になることは、日本人の美徳ともされますが
謙虚とは、自分を偉いものと思わず、素直に他に学ぶ気持ちがあること。「自分なんて」といった卑下する態度ではありません。
自己肯定感の低さは謙虚とは違って、自分を大事にできていないということです。そのせいで、苦しみや悩み、生きづらさといった悪い方向へ身をまかせてしまっている状態なのです。
では、どんなきっかけで自己肯定感は低くなってしまうのでしょうか。
自己肯定感を低くしている原因とは
人によって自己肯定感が高い・低いの違いが表れてくるのはなぜか。
自己肯定感を低くしてしまう3つの原因を見ていきましょう。
- 親からの暗示
- 周りへの嫉妬
- 完璧主義
先ほどのチェック項目で「私は自己肯定感が低いかも」と感じた方は、自分の原因を考えながらついてきてくださいね。
①親からの暗示
親からの暗示とは、小さいころから親に言われ続けてきた「おまえは本当にダメだな」「何をやってもうまくいかないじゃない」といった親からの否定的な言葉です。
親から、ある種の呪いのような言葉をかけられ続けると、ネガティブな思考のクセがついてしまい、自己肯定感を低くしてしまう原因になります。
実は、自己肯定感が低い人のなかには、この親からの暗示に気づいていない場合が多いんです。
あなたが日々感じている「自分はダメだ」「できない」というネガティブワードは、親の暗示による影響かもしれないと気づくことが大切です。
②周りへの嫉妬
過剰な周りへの嫉妬は、自己肯定感を低くしてしまう原因になります。
例えば、友人から相談を受けた場合
あなたは、友人の相談を一緒に考え、アドバイスしたとします。けれどもその友人が、他の人にも相談しているのを見てしまったら…自己肯定感が低い人は「私があんなにアドバイスしたのに!」と自分が蔑ろにされた気分になります。
友人はあなたのアドバイスを否定したわけでも、参考にしなかったわけでもありません。しかし結果的に、友人から「あなたのアドバイスではダメだった」と言われているように感じ、やっぱり私はダメなんだと感じてしまうのです。
嫉妬心は自己肯定感を低くし、一方で自己肯定感の低さが嫉妬心を煽る、という悪循環がうまれてしまいます。
③完璧主義
「仕事を完ぺきにやり遂げたい」というのは、一般的にイメージされる完璧主義ですよね。
でも実は、完璧主義にはもうひと種類あるんです。
もう一つは、「どうせ完璧にできない」とあきらめ結局何も行動しないパターン。
例えば、残業中に取引先からクレームのメールが来た時。まずは謝罪しなければいけない!と思っても「疲れて完ぺきな内容で返信できないかも」と思うと、対応を後回しにしてしまいます。
他にも、掃除をしようと思っても…
部屋の一部だけキレイにしても意味がないと感じてしまい、結局散らりっぱなしにしてしまう。
このような経験ありませんか?
こういった完璧主義のパターンは、自己肯定感が低い人に当てはまると言われています。完璧主義というのは、性格や気質の一部なので、すぐに変えることは難しいです。
ポイントは、性格を変える、のではなく考え方のクセを変えること!
それではここから、考え方のクセを変えることで、自己肯定感の低さを回復させる方法をご紹介していきましょう。
低い自己肯定感とどう向き合えばいいのか
自己肯定感の低さを回復させる方法、それはズバリ「ありのままの自分を受け入れる」こと。
「あれ?ありのままの自分を受け入れるのが得意なのは、自己肯定感が高い人でしょ」と気づいた方いらっしゃいますか?その通りです!逆に、心の中のネガティブな言葉は自己肯定感を下げている原因でしたね。
そこでご紹介したいのが、3つのポジティブワードです。
- 「離れてもいい」
- 「あの人すごい!」
- 「責任感をなくそう」
これら3つの言葉の力を借り、考えのクセや行動を改善することができます。順番に見ていきましょう。
①「離れてもいい」
「離れてもいい」と言葉にすることでツライ状況や不快な人への我慢を解消しましょう。
特に、小さいころ親から「嫌なことから逃げちゃだめ」「苦労はすればするほどいい」と言われた経験がある方に効果的です。
人間誰しもツラい状況や、頑張り時がありますが、理不尽に引き起こされるツラい状況や、自分に危害を加えるような嫌な人からは離れることが必要です。
「自分さえ我慢すればいい」と堪えるのではなく「離れてもいい!」と心の中で叫んでみましょう。
すると、ツラい状況や嫌な人へ集中されていた意識が途切れます。すると「近づく必要はないんだ」と、理不尽な状況を避けられるようになり、下がってしまった自己肯定感が回復していきます。
②「あの人すごい!」
2つ目は、憧れている人のマネをすることで、自己肯定感を回復させる方法です。
これは、嫉妬心を感じやすい人に効果的です。
例えば、モデルさんに憧れて服装やメイクをマネしたり、好きな野球選手のルーティーンをマネしたり。
皆さんにも経験ありますか?
憧れる人が身近にいれば、自分と比べて羨む前に「あの人すごい!」と心のなかで言葉にしましょう。
「羨ましい」から「すごい」へ言葉を変える。それを続けていくと、次第に嫉妬心に振り回されなくなり、自己肯定感が回復していきますよ。
③「責任感をなくそう」
最後は、責任感を和らげて、自己肯定感を回復させる方法です。
「責任感をなくそう!」と心の中でつぶやくと、肩の荷が下りたように力が抜けるので、クヨクヨと悩んだり、全て自分のせいにしてしまうことから解放されます。
例えば、電車でお年寄りに席を譲る時に「もしかしたら失礼かも」と思い、譲るタイミングを失った結果「自分が早く行動しなかったからだ」「人の目ばかり気にしてダメだな」と落ち込んでしまいます。
しかし「責任感をなくそう!」と自分に一声かけることで、余計な責任を感じる思い込みから解放され、自己肯定感を下げるネガティブな考えが浮かばないようになっていきます。
まとめ
以上いかがでしたか?
今日の記事では、自己肯定感の低さを回復できるよう、ポジティブな言葉の力を使って、ネガティブな考えのクセや行動を改善していく方法を3つご紹介しました。
これまで、損な役回りを多く経験していたり、なんとなく他の人よりも生きづらさを感じていたりする人は、自己肯定感の低さが影響している可能性が高いです。
しかし、注意してほしいのは、自己肯定感の低さを無理に高める必要はないということ。
無理に自己肯定感を高めようとすると、自己肯定感を高める方法を実践することが目的となってしまい、根本的な解決につながりません。
大切なのは、今の自己肯定感が下がった状態の自分も含めて受け入れることです。
今日の記事でご紹介した方法を日常生活に取り入れることで、無理に自己肯定感を高めるのではなく、だんだんとネガティブな考えや言葉から解放され、ポジティブな思考に変えられるようになりますよ。
この記事の内容が、何か一つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- 自己肯定感とは
- 自分の悪いところも全部ひっくるめて自分を受け入れられること
- 自己肯定感の低い人に当てはまる特徴チェックポイント
・丸く収まるなら自分が我慢すればいい
・過去の失敗を何度も思い返す
・誰かが褒められているのを見聞きすると劣等感を感じる
・周りからの評価が気になりいつも不安
・やる前から「どうせ何をやってもダメだ」と考え行動にうつせない - 自己肯定感の低さは謙虚とは違って、自分を大事にできていないということ
- 自己肯定感を低くしている原因
- ①親からの暗示
・小さいころから親に否定的な言葉をかけられ続けると、
ネガティブな思考のクセがついてしまう - ②周りへの嫉妬
・嫉妬心は自己肯定感を低くし、一方で自己肯定感の低さが嫉妬心を煽る、という悪循環 - ③完璧主義
・「どうせ完璧にできない」とあきらめ結局何も行動しない
・完璧主義というのは、性格や気質の一部なので、すぐに変えることは難しい
- ①親からの暗示
- 低い自己肯定感と向き合う方法
- ポジティブワード3選
①「離れてもいい」
②「あの人すごい!」
③「責任感をなくそう」 - 自己肯定感の低さを無理に高める必要はない
- 大切なのは、今の自己肯定感が下がった状態の自分も含めて受け入れること
- ポジティブワード3選
参考書籍:
大嶋信頼(2019)自己肯定感が低い自分と上手につきあう処方箋 ナツメ社
中島輝(2019)何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書 SBクリエイティブ