人目 気にする

人目を気にしすぎてしまうのを治す方法とは?

人の目を気にしてしまうことに関して動画でも解説しておりますので是非合わせてご視聴ください。

  • なぜ人の目を気にしてしまうのかその根本原因が分かる!
  • どうすれば気にしすぎないようになれるのかその方法が分かる!
  • 日常生活の中ですぐに実践できる「気にしすぎ」を改善する方法が分かる!
この記事では、なぜ人は人の目を気にしてしまうのか、また一体どうすれば人目を過剰に気にすることなくリラックスした状態で日々を過ごせるようになるのか、その方法を解説しています!

「気にしすぎ」から解放される方法について解説!

みなさんこんにちは!

突然ですが、あなたは周りの人から「気にしすぎだよ」と言われたり、自分でも「気にしやすい性格だな」と感じたことはありませんか?
恐らく気にしすぎを実感している人の多くは、性格のようなものだから改善できない、気にしないようにしてもかえって気にしてしまうのでうまくいかない、と思っているのではないでしょうか。

実は、気にしすぎを改善するには、その根本原因を知り、意識を向ける対象を切り替えることで解放されるようになります。
そこで、今日の記事では「気にしすぎ」という状態を引き起こす根本原因から、そこから解放されるための具体的な方法をご紹介していきます。

この記事を読むことで、気にしすぎによるストレスが減り、人間関係も良好になるだけでなく、仕事もしやすくなるでしょう。
是非最後までお付き合いください。

気にしすぎと自意識の関係性

例えば、仕事でのプレゼンの場において、「うまくやらなきゃ!」と考えれば考えるほど、なぜか頭の中がこんがらがり、結局うまくいかなかったという経験があるのではないでしょうか?

このように、物事を成功させよう!と気にしすぎてしまうときには、必ず「自意識」が働いています。

つまり、「うまくやらなきゃ!」という気にしすぎを引き起こしている原因は、自意識なのです。

自意識とは

それでは、自意識とは一体どういったものなのでしょうか。
それを簡単に説明するならば、自意識とは、物事の善悪を決める司令塔のような存在です。

例えば、人との会話において「これを言ったら嫌われるかも」「面白い話をしなきゃ」と考えているときなどは自意識が働いています。

この時、自意識はまるで審判のようにホイッスルを鳴らして「ちゃんとやらなきゃ!」というダメ出しをしているのです。
このように自意識というのは、いわゆる「気にしすぎ」の状態を引き起こし、「気にしすぎるあまりうまくできない」という悪い結果をもたらしてしまうのです。

そして、この状態というのは、脳が緊張しているということです。脳の緊張状態が続いていると、休日や帰宅後の休める時でもうまくリラックスできず、緊張しなくていい場面でも緊張してしまうといった、一種のエラーが引き起こされます。
そして、考えなくてもいいことまであれこれと考えてしまい、その結果、気にしすぎから抜けられなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

これはまさに、自意識過剰とも呼べる状態です。

どうすれば気にしすぎなくなるのか

それでは、気にしすぎを引き起こす原因となる自意識から解放されるには、どうすればいいのでしょうか?

結論から述べますと、気にしすぎから解放されるには、周りの目を気にしすぎる自意識を働かせない状況をうまく作ることが必要です。

つまり、気にしすぎるという状態には、必ず周りの目が存在しています。
相手からどう思われるのか、相手はこんなことを思っているのではないかなどと、周りの目を意識しすぎるあまり、自信をなくしうまくいかないという悪い結果を引き起こしているのです。

このことをふまえると、気にしすぎない人は、周りの目が一切気になっていないということになりますが、意識して気にしないようにしているのではありません。
実は、周りの目を気にし過ぎずに自信をもって行動している人は、普通とは違うところに意識を向けて、リラックスした状態を自ら作り出しています。

例えば、仕事で会社にいるところを想像してみましょう。
気にしすぎる人は、電話を受けるだけの何でもない作業でも、「取引先からのクレームだったらどうしよう」「他の人にうまく引き継げなかったらどうしよう」などと意識してしまいます。

一方、気にしすぎない人は、「1コールで電話を取れた俺カッコいい!」「ハキハキと電話応対できた!」などと、気にしすぎの人とは180度違った部分に注目することで、周りの目を気にしない状態うまく作りだし、気にしすぎから解放されています。

一見「こんなことで気にしすぎから解放されるの?」と思われますが、そのような周りの目を意識していない人の行動をマネするだけで、次第に自分への自信が取り戻される感覚を体感できるはずです。

マネをする対象は、職場や周りの人で常に自信にあふれている人や、尊敬する誰かをイメージしてください。
その人の考えや行動、習慣など、なんでもいいのでマネすることを始めてみましょう。
そうすることによって、自然と意識の対象が「人の目」から自分の姿へと切り替わり、気にしすぎるという脳の緊張状態から抜け出すことができるのです。

気にしすぎを改善する方法

それではここから、周りの目を気にしてしまう意識を働かせないためには、具体的にどのように意識を働かせない状況を作り出せばいいのかについてご紹介します。

次にご紹介する3つの方法は、どれも日常生活の中で活かせる方法です。

  1. スケジュールをチェックする
  2. 自己暗示を活用する
  3. 周りの期待を一旦脇に置いておく

これら3つの方法について、どのようにして気にしすぎを改善できるのか、詳しく解説していきます。

①スケジュールをチェックする

まず1つ目にご紹介する、気にしすぎを改善する方法は、朝起きてすぐスケジュールチェックをすることです。

これは、気にしすぎるあまり仕事が捗らないとお悩みの方に使える方法です。
仕事が捗らない理由は、「うまくいかなかったらどうしよう」と気にしすぎてしまうことも原因の1つです。

出勤前に仕事に行きたくないと考えている状況は、既に未来を気にしすぎてしまっている状態なので、これでは1日中良し悪しを判断する意識に振り回されてしまい、捗るはずの仕事も捗らなくなってしまいます。

そこで、起きたばかりのまだ頭がボーっとしていて、気にしすぎの状態に入っていない状態でスケジュールをチェックしてみましょう。
これを行うことで、頭の中ではものすごいスピードでひとつひとつの行動が整理されていき、日中に無駄に気にしすぎることがなくなるのです。

この方法は、朝起きてすぐ一番にすると効果的な方法なので、明日から是非チャレンジしてみてください。

②自己暗示

2つ目の、気にしすぎを改善する方法は自己暗示です。

これは、気にしすぎの人が感じやすい、苦手なことへのプレッシャーから解放される手助けをしてくれます。
もし、苦手なことにぶち当たった時は「苦手意識は私を謙虚にしてくれるもの」という言葉を自分に投げかけて自己暗示してみましょう。

つまり、苦手意識というのは失敗につながるようなものではなく、より慎重に丁寧にするように自分を促してサポートしてくれているのだと思うようにするのです。

例えば、上司と1対1になる状況が苦手で、話が頭に入らないという人の場合、苦手だなと感じた瞬間に「苦手意識は私を謙虚にしてくれるもの」と自分に暗示をかけます。

すると、苦手な上司と対面しても緊張しないどころか、繰り返すうちに苦手な上司を前にしても落ち着いて話すことができるようになります。

実は、この自己暗示は、催眠療法のリフレーミングというテクニックを使ったものです。

リフレーミングとは、ある出来事や物事を、今とは違った見方をすることで、意味を変化させ、気分や感情を変えることです。

これを先ほどの例に当てはめてみると、苦手だなという思いから「苦手意識は私を謙虚にしてくれるもの」という言葉のおかげで、怒られたり、失敗したりすることへの意識が、「丁寧、慎重に行おう」と言う前向きな行動の方へと自然と切り替わるのです。

これにより、気にしすぎて「上司の話をしっかり聞かなきゃ!」と緊張していた状況から、無自覚のうちに落ち着いた状態へとなり、上司と対面しても緊張しないという心理的効果が表れます。

③周りの期待を一旦脇に置いておく

3つ目の気にしすぎを改善する方法は、周りの期待を一旦脇に置いておくという方法です。

先ほど、気にしすぎには周りからの目が大きく影響しているとご紹介しました。
周りからの期待に応えようと意識するあまり、その意識に囚われてしまうことで、話し中に噛んでしまったり、内容が飛んでしまったりなど、かえって悪い結果を引き起こしてしまうのです。

周りの目や期待のせいでうまくいかないのであれば、いっそのこと「周りの気持ちなんて分からない!」と一旦脇に置いてしまいましょう。

これにより、周りからの期待に対する意識のスイッチがオフになり、「まあこれくらいでいいか」というように、意識を働かせない状態に身をまかせることができます。

おかげで不安を必要以上に感じることもなくなり、頭の中の「うまくいかなかったらどうしよう」という堂々巡りの考えもなくなるという、うれしい心理効果が表れます。

周りの目を気にして仕事をしていたとしても、結局周りの人の気持ちや考えは分からないので、あれこれ気にしていても意味がありません。

そのため、気にしすぎを引き起こす意識に振り回されて自分で自分を追い詰めるよりも、いっそのこと周りの目など一切気にせず気楽に仕事をした方が、いい結果を招くのです。

ちなみに、この周りの目を気にしない、という方法については、

アドラー心理学の課題の分離について解説したこちらの記事や、

自分軸と他人軸とを切り分けることについて解説したこちらの記事で、

もっと詳しく解説しておりますので是非合わせてご覧ください。

まとめ

以上いかがでしたか?

今日の記事では、気にしすぎから解放される方法として、仕事にも役立つ3つの方法をご紹介しました。

気にしすぎている状態は、自分の思い通りに行動できず、発言や行動を制限されている状態とも言えます。

そこで、この記事でご紹介した、気にしすぎから解放される方法を取り入れて繰り返すことにより、気にしすぎに振り回されず、仕事をしやすい状態へと自ら変えられるはずです。

この記事の内容が、何か一つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!

  • なぜ気にしすぎるのか
    • 自意識が働き過ぎているから
    • 自意識とは物事の善悪を決める司令塔のような存在
    • 自意識が「気にし過ぎ」の状態を引き起こし「気にし過ぎるあまりうまくできない」という悪い結果をもたらしている
    • 自意識が働き過ぎていると脳は緊張しリラックスできない
  • 気にし過ぎを克服するには
    • 周りの目を気にし過ぎてしまう自意識を働かせない状況をうまくつくる
    • 気にしすぎには「周りの目」が必ず存在している
  • 気にし過ぎを改善する方法
    • スケジュールをチェックする
    • 自己暗示を活用する
    • 周りの期待を一旦脇に置いておく

参考書籍:
大嶋信頼(2018)「気にしすぎてうまくいかない」がなくなる本 あさ出版
水島広子 (2018) つい、「気にしすぎ」てしまう人へ: こころの荷物をそっと降ろす本 三笠書房

人の目を気にしてしまうことに関して動画でも解説しておりますので是非合わせてご視聴ください。

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