スランプ克服

スランプを抜け出す方法を解説!その構造を知れば克服できる!

「スランプ克服」については↑の動画でも詳しく解説をしております!

  • どうしてスランプになってしまうのかが分かる!
  • どうやってスランプを克服するのかが分かる!
  • スランプにどう向き合えばいいのかが分かる!

この記事では、スランプになる仕組みを知り、スランプから抜け出すための克服の仕方を見つける方法をご紹介します。動画と合わせてご覧いただくことで、スランプとの向き合い方を学ぶことができます!

スランプを抜け出す方法を解説!

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

スポーツや勉強などを続けていると、こんなことに悩まされた経験はありませんか?

  • 以前できていたことが何故か突然できなくなってきた
  • 仕事や勉強がスイスイできていたのに最近はどうも調子が出ない
  • がんばってもうまくいく気がしなくて辛い

これらはスランプと呼ばれる状態に陥ってしまっている証拠です。

スランプに陥ってしまうと、いつ抜け出せるのか、何が原因なのか自分でも分からず、悪循環から抜け出せなくなってしまうのではないかという不安がつきまといます。

残念ながらスランプの状態は人それぞれなので、万人に適応できるスランプの克服法というものはありません。

しかし、スランプには仕組みがあり、それを知ることで自分のスランプを克服していくきっかけになります。

  • どうしてスランプになってしまうのか
  • どうやって克服するのか
  • スランプにどう向き合えばいいのか

という疑問にお答えするために、

今日の記事はスランプになる仕組みを知り、スランプから抜け出すための克服の仕方を見つける方法をご紹介します。

きっと記事を読み終わった後は、スランプを克服するためにどうすればいいのかが分かり、

調子が良かった時の状態を取り戻すことができるはずです。

辛く苦しいスランプの状態から抜け出せる希望が見えてくるかもしれません。

是⾮最後までお楽しみください。

スランプとは何か

スランプ克服方法_スランプとは
まずはスランプとは何かについて理解していきましょう。

みなさんがイメージするスランプとは、

  • 「なんとなく今までとと同じようにいかない」
  • 「調子が悪い」
  • 「うまくいかない」

という思いではないでしょうか。

これらをまとめると、スランプとは今までの努力が通用しなくなる状態であるといえます。

スポーツや楽器演奏にあてはめるとわかりやすいです。

例えばバスケであればシュートの成功率が下がった、動きにキレがなくなり相手選手とスピードで負けるようになった。

ピアノ演奏であれば指がなめらかに動かなくなりミスが増えた、イメージしている理想の音色をから遠ざかり、練習すればするほどそれが加速する気がする

などがあげられます。

「上達したい」「もっと頑張りたい」と思い、実際努力もしている。

それなのに上達しないどころか、かえってどんどん状態が悪化している感覚がする。

これらを感じている状態こそがスランプです。

スランプは物事のはじめたての頃には陥りません。

ある一定の水準に達してから陥る状態であり、なにかに熱中している人が必ず襲われてしまう不調であるといえます。

スランプの怖いところは、

「がんばったところでうまくいかないのではないか」
「このまま不調から抜け出せなかったらどうしよう」

という「努力不信」とも呼べる状態がスランプの辛さの本質です。

この努力不信は、スランプの泥沼に引きずり込む要素でしかないので、かなり厄介です。

スランプのきっかけ

それでは、スランプに陥るきっかけとは一体何なのでしょうか。

スランプに陥るきっかけはさまざまあります。

よくあるのは目標達成の失敗がきっかけとなるスランプです。
試合に負けたことがきっかけで、練習もうまくいかなくなるといったことがあげられます。

一方で成功や過度な成長がスランプのきっかけになることもあります。

これは単純に調子に乗ってしまったり、慢心したりするのではなく、
成功経験により練習の不足部分に気づかない、さらなる上達のためにプレースタイルやフォームを変えようとするとあまりかえって乱れてしまう

などが考えられます。

このように誰もが経験するスランプでも、人や状況によってそれぞれ原因が異なります。

しかし、忘れてはいけないのは、そこに「スランプの仕組み」とも呼べる共通の構造があることです。

スランプから抜け出すためのヒントになる、「スランプの仕組み」について知っておきましょう。

スランプの仕組み

スランプ克服_スランプの仕組み
なぜスランプから抜け出すために、スランプの仕組みを知ることがヒントになるのか。

それは、スランプの仕組みという構造を知っておけば、再度スランプに陥ったときでも、

その構造にそって自分にあったオリジナル「スランプの処方箋」を作ることができるからです。

スランプは主に「認知の枠組みのズレ」によってもたらされます。

「認知の枠組みのズレ」をもう少しかみ砕いて説明すると、 「勘が狂っている」と感じられる状態を表します。

先ほど、スランプに陥る原因のひとつとして、目標達成の失敗がきっかけになるとお話しました。

例えばバスケの試合に負けたとき、自分のパス回しがスムーズではなかった、技術力に差があったなどと、敗因がわかっていれば勘は狂いません。

しかし敗因がわからず、これまでの経験則のどれにも当てはまらないといった、

  • それまでの自分の認知の枠組みに対する確信度が下がる
  • 認知の枠組み自体が変わってしまう

ということが起こると、「勘が狂う」という経験が生まれます。

これが認知の枠組みのズレにつながるのです。

ちょっと複雑になってきたので、ここで一旦「認知」という言葉に注目して掘り下げてみましょう。

認知の枠組みのズレ

ここでいう認知とは、

  • 身体的認知
  • 心理的認知

の2つのことです。

例えば、

あなたがその場から離れずに、3メートル先にあるゴミ箱をめがけて、飲み終わった空き缶を投げ入れようとしたとします。

このとき、これまでの経験から、どのくらいの強さで投げればうまく入るのか、予測して投げることができますよね。

これは物を投げることに対する、身体的な認知の枠組みが既にできているからこそできることです。

もしゴミ箱に空き缶を入れられなかった場合、身体的な認知の枠組みにズレがあるといえます。

これがスポーツや楽器演奏などにシチュエーションが変わると、

「なかなかうまくできない」

と感じるスランプ状態になっているといえるのです。

一方で、

スポーツや仕事を続けているなかで、辛いことがあったり難しい問題にぶつかったとしても、一定のペースで続けることができます。

これは物事に対する心理的な認知の枠組みとして、ポジティブなものが形成されているからです。

もし仕事に対する心理的な認知の枠組みにズレが生じた場合、「なんだか前のようなペースで 続けられない」というスランプに陥ります。

スランプとは、形成されていたポジティブな認知の枠組みに、ネガティブによるズレが生じた結果、起こるものなのです。

そのため認知の枠組み=スランプの仕組みともいうことができ、ネガティブなズレを修正すればいいのだとわかります。

これからその認知の枠組みのズレを修正する方法をご紹介します。

スランプを克服する方法とは

スランプを克服するために必要な、認知の枠組みのズレを修正する方法は大きく分けて3つあります。

  1. 技能や心持ちの構成要素を見てみる
  2. 雛形トレーニング
  3. 理論書を読む

それぞれを詳しくみてみましょう。

①技能や心持ちの階層構造を知る

スランプ克服_階層構造を知る
これは階層構造を知り、要素のズレを見つけて修正することで、スランプから抜け出すという方法です。

スキルやメンタルはそれ自体として見てしまいがちですが、それ自体として存在しているのではなく、階層のように積み重なっているものと考えます。

そしてこの方法は、そうした階層の構造を知り、様々なズレを見つけて修正することで、スランプから抜け出すというものです。

ピラミッド型の積み木をイメージしてみましょう。

知識も技術も土台となる基礎から積み上げることで上達していきます。

では土台が欠けた状態で上級テクニックだけを身につけようとするとどうなるでしょうか。

基礎の土台が安定しなくなり、いくら上に積み重ねたとしても早くに崩壊してしまいます。

大切なのは、積み重ねていくいずれかの構成要素のなかに、不具合が生じている部分や欠けている部分をみつけて補強することです。

スキルの面でスランプを感じているのなら、そのスキルというのが一体どのような要素で構成されているのかを考えて、どこにズレが生じているのかを考えてみましょう。

メンタルの面でスランプを感じているのなら、調子の良かった時のメンタルがどのような要素で構成されているのかを考え、現状と比べたときどこにズレが生じているのかを考えてみましょう。

技能や心持ちの階層構造を知るということは、わずかなズレを見つけ、そのズレを修正することでスランプから抜け出すという方法なのです。

②雛形トレーニング

スランプ克服_雛形トレーニング
2つ目にご紹介する雛形トレーニングは、主にスキル面でのスランプ克服に効果的です。

どのようなスキルにも代表的な「型」があり、その型に従って淡々と進めるトレーニング方法です。

例えばスポーツであれば、基本的なフォームがあります。

執筆なら起承転結などの文章構造の王道のことです。

運動にせよ、仕事にせよ、王道パターンとも呼ばれる「型」があり、
これを繰り返し行うことで鈍ってしまった勘を取り戻すという方法です。

一見遠回りしている方法にも思えますが、スランプ=勘が狂っている状態のことなので、
基礎を忠実に再現することで初心に返ると同時に、狂った勘を正常に戻す働きがあります。

そのため雛型トレーニングは、スキル面でのスランプに効果的といえます。

③理論書を読む

スランプ克服_理論書を読む
「理論はいらない!経験がなによりも大事だ!」

という意見もありますが、スランプに陥っている場合は、理論書を読むことで改善される可能性が高まります。

そもそも理論書とは、個人的な感覚や経験をもとに説明されたものではなく、誰にでも当てはまるような共通の要素について語られたものです。

理論書を読むと、今まで自己流ともいえる方法で培ってきた能力に、今までとは違った切り口から考えられるきっかけがあたえられます。

その結果、自分ならではのスランプ克服法を探し出せるのです。

まとめ

スランプ克服_まとめ
以上、いかがでしたか?

この記事ではスランプの仕組みである、認知の枠組みのズレに注目して、スランプの克服方法をお話しました。

スポーツでも仕事でも勉強でも、一定水準で目の当たりにするスランプを克服することにより、さらなるステップアップができます。

もし、スランプ克服後の体感が、以前と同じベルに戻っただけだとしても、あなたが気づいていないだけで、それまでとは質が異なっているのです。

あなたがスランプに陥ったときは、ご紹介した3つのスランプ克服方法

  1. 技能や心持ちの構成要素を見てみる
  2. 雛形トレーニング
  3. 理論書を読む

をぜひ試してください。

スランプを目の当たりにした時、目をそむけてしまうのではなく、スランプの仕組みを理解し向き合う姿勢が大切だと言えるでしょう。

この記事の内容が何か⼀つでもお役に⽴てられたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

  • スランプとは
    • 今までの努力が通用しなくなる状態
    • よくあるのは目標達成の失敗がきっかけとなるスランプ
    • 成功や過度な成長がスランプのきっかけになることもある
    • 様々なスランプの背後には「スランプの仕組み」とも呼べる共通の構造がある
  • スランプの仕組み
    • 形成されていたポジティブな認知の枠組みに、ネガティブによるズレが生じた結果、スランプが起こる
    • スランプを克服するためには、ポジティブな認知の枠組みとネガティブな認知の間のズレを修正することが必要
  • スランプ克服方法
    • 技能や心持ちの構成要素を見てみる
    • 雛形トレーニング
    • 理論書を読む

P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。

参考書籍:
岡本浩一(2004)スランプ克服の法則 PHP研究所
岡本浩一(2002)上達の法則 効率のよい努力を科学する PHP研究所

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