- どうしてマイナス思考から抜け出すことが難しいのかが分かる!
- どうすれば思考習慣をネガティブからポジティブに変えていけるか分かる!
- ポジティブ思考になっていく実践的な方法が分かる!
この記事では、どうして人間は思考の癖を変えるのが難しいのかという理由から、どうすれば改善していけるのかというお話をしていきます。
ツールのダウンロードはこちら!
思考パターン変革ツール(TOMATING TOOL)
繰り返し何枚も使うことになるかと思いますので、両面印刷もしくは、1枚の紙に4枚組で印刷設定することをお勧めします。
また以下の心がけを念頭に置いておくと継続しやすくなります。
- 3歩進んで2.8歩下がるくらいがちょうど良い
- 思考習慣だからこそ小さく変えて行く
- 定期的に過去に書いたものを振り返る
マイナス思考を克服する!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
今日の記事では、どんな困難・ストレスをもポジティブに捉え直し、
自らの成長の糧と変えてしまう成長思考を、
実際に身につけていくための具体的なハウツーをご紹介していきます。
以前公開したこちらの2つの記事では、
ストレスをポジティブに捉えるだけで、良い効果を得られるということ、
そしてそのためには自分は常に成長を続けているのだという「成長思考」を持つことの重要性について解説してきました。
https://www.youtube.com/embed/8gpGppA8P2I ストレスは体に良い、という新しい発想が手に入る! もうストレスについて必要以上に悩まなくてすむようになる! ストレスを味方につけ自[…]
https://www.youtube.com/embed/C_EsHsDJ9CI いかなる困難でも乗り越えるための方法が分かる! 成長思考とその影響が分かる! どうすれば成長思考を身につけることが出来るのかが分か[…]
そちらの2つの記事でも、具体的なハウツーについては触れてきましたが、
今日の記事では日々の生活の中でもっと実践的に取り込める方法をご紹介していきます。
記事の最後には、このテーマに関する私の個人的な見解および、記事の内容を実践しやすくするツールの紹介も行いますので、是非最後までお楽しみください。
それでは早速始めていきます。
なぜ思考を変えるのが難しいのか
ポジティブ思考がいいだなんて、改めて言われなくても分かっているけど、なかなかそうも行かないというのが本音ではないでしょうか。
それでは、どうして思考というのは変えるのがこうも難しいのでしょうか。
実は思考を変えるのが難しい理由は、思考に先行して起きる反応にあります。
プロセスでいうなら、出来事があって、それへの反応があって、次に思考が生じるわけですが、
この反応というのは、文字通りまさに反応であって気付いた時には既にしているようなものです。
そのため、いくら思考を変えたいと思った所で、既に反応してしまった後であるならば、このプロセスへの理解無しには中々どうしても思考を変える事が出来ないのです。
なぜならば、これまた反応に反応する形で思考も湧き上がってきてしまうからです。
そして、そうした出来事→反応→思考の流れが何度も繰り返されていると、いつしかそれは思考パターンとして脳に刷り込まれてしまうわけです。
それでは、一体どうすれば、そうした一度刷り込まれたパターンから抜け出して行けば良いというのでしょうか。
どうすれば思考は変えられるのか
そのための方法を端的にいうならば、それは
別のパターンでもって上書きしていく
という事です。
ただ、一度出来た思考パターンを、別のパターンでもって上書きしていくのは、言うのは簡単でも実際に行うのは難しいです。
しかし、出来ないわけではありません。
じゃあどうすれば出来るのかというと、
先程紹介したプロセスをハッキングします。
つまり、意図的に介入していきます。
もう一度、先程のプロセスを振り返ってみましょう。
まず出来事があって、次に反応があって、その次に思考があります。
この一連のプロセスの中のどこに介入するのかというと、反応の直後に介入します。
つまり、
- イラッとしたり
- 胸が苦しくなったり
- 怖くなったりした瞬間
つまり反応した瞬間、
あ、今、自分は反応した!
と一旦プロセスを中断します。
思考は後からいくらでもする事ができますので、今は一旦脇においておきましょう。
吟味と再解釈のプロセスを入れ込む
プロセスを中断した後、どうするのかというと、
そこに、
吟味→再解釈
というプロセスをはめ込みます。
吟味とは、その反応の妥当性について再考することです。
再解釈とは、吟味した上で、その出来事を改めて解釈することです。
味噌となるのは、この再解釈の部分です。
この再解釈という行為によって、
思考パターンを上書きしていきます。
しかし、そのためにはその1つ前の吟味の段階が必要不可欠です。
なぜならば、吟味の段階がないと、再解釈に納得感が無く、思考パターンを上書きできるほどにはならないからです。
言い換えるならば、闇に雲にポジティブになろうと努力してもなかなかうまく行かないのは、
その吟味という段階をすっ飛ばしているので、脳が納得してくれていないわけです。
じゃあ吟味とはどう行うのでしょうか?
再解釈とはどう行うのでしょうか?
1つずつ解説してききます。
吟味と再解釈の手法
自分の反応を吟味する
吟味とは、出来事に対する反応の妥当性について考えてみるということです。
この吟味の段階の目的は、反応の中に埋没してしまった自分を救い出してあげることにあります。
言い換えるならば、他人目線で自分を眺めてみるというとです。
そのためには、例えば次のような質問を自分に投げかけます。
質問①
必ずしもそのように反応する必要性はそもそもないのでは?極論、まあいいかと実は簡単に受け流せるのでは?
質問②
世の中の人1000人中何人くらいが同じような体験をしてると想定出来るか?実は結構よくある話なのでは?
質問は別になんでも構わないわけですが、カッとなって我を失っていそうな友人を、まぁまぁ冷静になれよ、となだめるのと同じ要領で、自分の反応の妥当性について吟味する段階を確保します。
この吟味の段階がうまくいき、
- どうしてあそこまでカッとしたのだろう
- どうしてあそこまで絶望的になったのだろう
- どうしてあそこまで怖くなったのだろう
と、冷静になれたらとりあえずこの吟味の段階はクリアです。
次の、再解釈の段階に進みます。
出来事を再解釈する
再解釈とは、吟味した上で出来事を改めて解釈し直すという事です。
この再解釈の段階で、なりたい自分になりきって、そこに自分を導くように一工夫を加えます。
今回は、成長思考を身につけた自分、を目指しておりますので、
まさに成長思考を身につけた自分になりきって解釈をします。
そのためには、例えば次のような質問を自分にします。
質問①
その出来事が無かったら得られなかったものは一体なんだろうか
質問②
その出来事に遭遇出来たことに対して感謝をするならどういう事に感謝出来るだろうか
質問③
その出来事を糧に自分はまた一歩成長できるだろうか。
最後の質問は、もちろんYESになるはずです。
なぜならば、成長思考の人にとっては、あらゆる経験は自分をパワーアップさせる経験値として蓄積されるからです。
新しい思考パターンを定着させる
そして、以上のプロセス
つまり、
出来事→反応→思考のプロセスの中の、
反応の直後に吟味と再解釈のダブルパンチでもって介入することを、
何度も何度も意識的に繰り返し、新しい思考パターンを定着させていきます。
そのことを通じて初めて、
当初の目的である、
成長思考という名の究極ポジティブシンキングの習慣を獲得する事を目指していけるわけです。
さて、といってもその一連のプロセスを頭の中だけで行うのは実はあまり効果的ではありません。
なぜならば、自分の事を客観視するという行為は、実際に紙などに書き出すことで、物理的にもより一層はっきりと客観視出来るからです。
思考のクセを変えるツール
そこで、今日ご紹介した方法を簡単に実践できるツールを作りましたので是非ご活用下さい。
作ってる過程で、真ん中の図がトマトに見えて来たので、
TOMATING TOOL
と名付けました。
記事の内容を理解しておけば、特別な説明無しに使えるはずなので、
是非ご活用してみてください。
このツールは、
朝寝坊を後悔して1日が台無しになってしまう、という事や、
衝動に負けてどか食いしたあと絶望的な気分になってしまう、という生活レベルのことから、
人間関係、仕事関係、人生関係にまつわる、
諸々のストレスに対して、ネガティブな反応をしてしまう自分を変革していくために、
効果的にご活用していただけます。
思考パターン変革ツール(TOMATING TOOL)
ネガティブ思考からポジティブ思考へ!
以上いかがでしたか?
それでは最後に今回のテーマに対する個人的な見解を述べておしまいにします。
思考習慣の変革というのは、3歩進んで2.8歩下がるくらいのペースで進んで行くというのが、
私の実体験での感想です。
やった!変われた!と思っても、それを嘲笑うかのように、また再びネガティヴな自分が襲って来ます。
ただ、時折思うのはネガティヴな自分というのは、時には居心地が良かったりもします。
どうせ自分なんてダメだから!
と、自分を卑下するのは、ある意味で努力の放棄の正当化であり、
なんだか肩の荷が下りたようで楽な気持ちになります。
人間、重いものを持って山を登れば足腰鍛えられますが、たまには荷物を全部下ろして、1週間とか1ヶ月とか、はたまた1年くらいはゆっくりしてみるのも、
それはそれで、全然いいのではないでしょうか。
ネガティヴな自分を無理に今すぐ変えなくてもいいのです。
ネガティヴな自分っていうのも、それはそれでいいんじゃないの?
と思えれば、
一周回って成長思考を身につけていくキッカケともなります。
その上で、
ポジティブな成長思考の獲得を目指す方にちょっとしたポイントです。
ポイント① いつも一緒にいてくれる思考習慣だからこそ小さくノンビリ変えていってあげる
以上です。
何か1つでもお役に立てておりましたら幸いです。
自分の思考パターンを変えるうえでの参考になる書籍としては、こちらの書籍もおすすめです。
また当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、合わせてご視聴いただけますと、より効果的に理解することができます。
最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
- なぜ思考は変えづらいのか
- 出来事→反応→思考の一連のプロセスの中で、「反応」の箇所が自動的に起きておりそれを認識できておらず、思考もつられて沸き起こってしまっているから
- そうした一連の流れを繰り返す中で、思考パターンとして定着してしまう
- いかに思考は変えうるか
- 「反応」の直後に意図的に介入する
- 「吟味」と「再解釈」でもって介入
- 吟味とは
- 出来事に対する反応の妥当性について考えてみること
- 再解釈とは
- 吟味した上で出来事を改めて解釈し直すこと
- 吟味とは
- 出来事→反応→吟味→再解釈の流れを繰り返す中で徐々に思考パターンを上書きしていく