泣く事によるストレス軽減効果とは?【涙の癒し力】

この記事のポイント
  1. 泣くことによるストレス軽減効果を知れる!
  2. 涙がもたらす健康効果が分かる!
  3. 泣く事と副交感神経との関係が分かる!

「泣く」という事によってもたらされる健康・メンタル面への効果について解説しています。涙を流すことによってストレス対策になるという仕組みについて学ぶことが出来ます。

泣く事の効果とは

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

今日の記事では、

最強のストレス対策として、「感動の涙を流す」という斬新な手法をご紹介していきます。

ストレス発散のはけ口が見つからない社会人・主婦の方、
何か一石二鳥の趣味は無いかと模索中の方、

是非、今日の記事の後半で紹介する

泣けると評判の映画や小説のリストから、

週末は号泣するという趣味を始めてみてください。

それでは始めていきます。

ストレス反応の仕組みとは

ストレスへの反応

まず始めに、予備知識として、
人間のストレスに対する反応の仕方を簡単にご紹介します。

人間はストレスに対して大きく分けて身体的・精神的の2つの観点から反応をします。

身体的な反応としては、ストレスに対して、まず脳が反応した後、副腎皮質からコルチゾールというストレス性のホルモンが分泌され、これが過剰に続いていると免疫力低下・高血圧・糖尿病・胃潰瘍といった身体的な不調となって表面化します。

一方で精神的な反応としては、ストレスに対して脳の縫線核という場所にある「セロトニン神経」の機能が低下してしまい、うつやパニック障害といった不調となって表面化します。

セロトニンとは「幸せホルモン」と呼ばれることもあり、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。もっと詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

セロトニンとは
セロトニン不足を解消し増やすための3つの方法セロトニンの作用や効果について解説し、不足した場合の影響と、3つの増やす方法を紹介。食べ物やトリプトファン、ビタミンB6との関係、そしてドーパミンやノルアドレナリンとの比較もしています。...

さて、この身体的・精神的な反応は異なる2つの経路で説明されるものですが、実際には互いに影響しあっており、
同じストレスから身体的・精神的な不調が誘発されていきます。

となると、ストレスからの悪影響を取り除くためには、ストレスの根本原因を排除するというのが1つの手ですが、
もう一つ、こうしたストレスへの反応からの回復力を高めるという方法もあります。

この世知辛い世の中では、無くしたくても無くせないストレスが多いのもまた事実ですので、
「ストレスからの回復力を高める」というのは有効な手段であると言えます。

そして、

ここまで紹介したストレスに対する2つの反応の両方に効果的に作用し、
「ストレスからの回復力を高める」ための手法として、

「感動の涙」を流す

という方法をご紹介します。

泣くことで人間はストレスから回復する

泣くことと副交感神経

どうして「泣く」と良いのでしょうか。

実は、人間は泣くと、

交感神経が優位の状態から、副交感神経が優位な状態へと一気に切り替わる

ことが知られています。

簡単に言うならば、交感神経優位とは戦闘モードの自分であり、副交感神経優位とは休憩モードの自分です。

人間はストレスに触れると、戦闘モードの交感神経が優位になるわけですが、

現代人は朝から寝るまで1日中ずっと交感神経優位の戦闘モードでいる人が非常に多く、
副交感神経を優位にすることを忘れています。忘れていると言うか、100%心休まる時間が無いと言う人が多いのではないでしょうか。

だからといって、交感神経が優位な状態を続けていると、最初に紹介したストレスへの反応を日中ずっと続け、そこから正常な状態へと戻る機能が弱ってしまうので、どうしてもストレスからの悪影響が身体的・精神的な不調となって表面化してしまいやすいわけです。

泣くと副交感神経が優位になる!

泣くこととセロトニン神経

そこでどうすれば良いのかというと「泣く」と良いのです。
それも、心を揺さぶられ、共感し、感動して泣くほど効果的です。

実際、

感動映画を用いた心理実験では、被験者は号泣する前と号泣した後とでは、
緊張感・不安感・疲労感・怒り・混乱・抑圧、といった項目で改善が見られ、
活力が高まったという結果が出ています。

交感神経から副交感神経優位の状態へと切り替えることで、
身体的なストレス反応は軽減されストレスホルモンの分泌も減少します。

また、

交感神経から副交感神経に切り替わる際、セロトニン神経が活性化されその機能が強化されるため、
日々のストレス環境下で弱ってしまったセロトニン神経を回復させ精神的な安定力を取り戻すことにつながるのです。

さらに、

涙を出すことでマンガンという物質も多量に排出することが可能であり、このマンガンが一定量を超えてたまるとうつ病のリスクが高まるという説もあり、涙を流すことでうつ病のリスクを軽減できる事が今後明らかになるかもしれません。

このように、

感動の涙を流す、というのは、

ストレスからの回復力を高めるという点で、意外と知られていないけれども強力な一手となりえますので、
とてもオススメです。

泣けると評判の映画・小説はこれだ!

泣けると評判の映画・小説

それでは最後に、早速今週末から皆さんに泣いて頂くためにも、
泣けると評判の作品をご紹介します。

泣ける映画8選

まず、映画に関しては、次の作品が泣けると評判です。

  1. アイ・アム・サム
  2. ライフ・イズ・ビューティフル
  3. ニューシネマ・パラダイス
  4. ブロークバック・マウンテン
  5. 素晴らしき哉、人生!
  6. 火垂るの墓
  7. ショーシャンクの空に
  8. ソウル・サーファー

泣ける小説8選

次に、小説に関しては、次の作品が泣けると評判です。

  1. 星の王子さま
  2. 1リットルの涙
  3. とんび
  4. コーヒーが冷めないうちに
  5. 天国までの百マイル
  6. 君の膵臓をたべたい
  7. 塩の街
  8. 100回泣くこと

どうでしょう。今まであなたが泣いた作品はありましたか?
もし「いや、これは絶対外せないでしょ!」という作品が御座いましたら、是非動画の方のコメント欄でおすすめポイントも添えて教えてください。

映画や小説じゃなくても、アニメ・詩・芸術作品など、
思わず涙せずにはいられない素晴らしい作品を是非ご紹介ください。

100個くらい泣ける作品のコメントが集まれば、
このコメント欄に来ればおすすめの泣ける作品が見つかるという場所になるかと思います。

涙を流してリラックスしよう!

涙の効果まとめ

以上いかがでしたか?

この記事では、最強のストレス対策と称して、号泣習慣のススメを行ってまいりました。

皆さんも、今までの人生で一度は泣いたことがあると思うのですが、
泣いた後のあのなんともいえないスッキリした感じというのは、副交感神経が優位になって、体も脳も休まりセロトニン神経が活性化していた状態だったわけです。

また、人に言えるこれといった趣味が無い、という事を悩まれている方も多いかと思いますので、
是非この機会に週末は名作を見て感動の涙を流すという趣味を作ってみてはいかがでしょうか。

なかなかセンスのある趣味だと思いませんか?

この記事の内容が何か1つでもお役に立てておりましたら幸いです。

また泣く事とストレス軽減効果との関係についてもっと深掘りしたいという方には
こちらの書籍がおすすめです。

当記事の内容は動画でも解説しておりますので、合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深めることが出来ます。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

要点メモ
  • ストレスに対する2種類の体の反応
    • 精神的な反応
      • ストレス→脳→セロトニン神経の機能低下→うつ病・パニック障害
    • 身体的な反応
      • ストレス→副腎皮質→コルチゾール→免疫力低下
  • 泣くことによるストレス軽減効果
    • 涙を流すと交感神経から副交感神経へと一気に切り替わる
      • 交感神経とは戦闘モードの自分であり長引くと心身の不調につながる
      • 副交感神経は休憩モードの自分であり免疫機能を高め精神を安定させる
    • 泣くことで副交感神経が優位に
      • ストレスホルモンの軽減
      • セロトニン神経の強化→精神の安定力の強化

参考文献:
有田 秀穂,中川 一郎(2009) 「セロトニン脳」健康法―呼吸、日光、タッピング・タッチの驚くべき効果 講談社
有田秀穂(2012) 脳からストレスを消す技術 サンマーク出版