【八正道の意味を分かりやすく解説】仏教に学ぶストレスフリーの思考術とは?

この記事のポイント
  1. 八正道とは何かが分かる!
  2. 八正道をどのように実生活レベルに活用すれば良いかが分かる!
  3. 仏教の教えについての知識を深めることが出来る!

この記事では、仏教の教えである「八正道(はっしょうどう)」について、それを「ストレスフリーの思考術」という切り口で解説していきます。

八正道のススメ

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。

今日の記事では、約2500年前から伝え続けられる、仏教の教え、

「八正道」

について、

「ストレスフリーの思考術」

という切り口から解説をしていきます。

今日の記事を読むことで、

「悩み」や「ストレス」に対する対処方法として、

紀元前から色あせることなく受け継がれる方法が一体どのようなものなのかを知り、

今自分が直面している精神的な問題に、

どう対処すれば良いのかを、

ブッダの知恵から学ぶことが出来ます。

是非最後までお楽しみください。

八正道の仏教での位置付けとは

四諦とは

八正道とは、

「悟り」を目指して行うために説かれた8つの修行を指しますが、

全体的な位置付けを知るためにはまず

「四諦(したい)」

についても知る必要があります。

四諦(したい)とは

四諦とは、

  • 苦諦(くたい)
  • 集諦(じったい)
  • 滅諦(めったい)
  • 道諦(どうたい)

の4つのことを言い、

諦とは「諦め」という意味ではなく、

「真理」や「悟り」

という意味です。

それぞれについて、簡単に説明をしますと、

  • 苦諦とは、人生は苦しみである、という真理
  • 集諦とは、苦しみには原因があるという真理
  • 滅諦とは、苦しみのない状態はある、という真理
  • 道諦とは、苦しみを無くす方法はある、という真理

です。

八正道(はっしょうどう)の位置付け

そして、八正道とは、

4つ目の道諦が説明する、

あらゆる苦しみを無くすための方法のことであり、

それは8つの修行によって構成されています。

つまり、全体的な話としては、

これら、四諦を知る、と言うことは、

世の中の真理を知ると同時に、「苦しみから解放される正しい道」、

というものが存在することを知ることであり、

八正道を知る、というのは、

そのための具体的な方法を8ステップで学ぶ、

ということなのです。

仏教の世界観とは

仏教の世界観

この後、八正道について1つずつ解説をしていきますが、

八正道について学ぶ前に、知っておくと理解が深まる知識が1つあります。

それは、

仏教が説く世の中の世界観

です。

ざっくりと、解説しますと、

世の中にはまず、あらゆる「創造の源」である、
見渡す限りの海のような無限に広がるエネルギーの塊があります。

そのエネルギーの塊から、大きな木が生えています。

そして、その木は無数の枝に分かれ広がっており、
その広がった枝の先端には、光り輝くものがついています。

この光り輝くものが、私たち一人一人の魂であり、
自分という存在の核に当たります。

この核となる魂は、変わることなくそこで光り続けているわけですが、
その周りには分厚い物体が覆っており、外からはその光が見えなくなっています。

この分厚い物体が、私たち一人一人の「心」にあたります。

そしてその心をさらに覆う形で、目・鼻・口・耳・手足と、5感があり、情報処理装置として脳がついています。

これが、仏教の説く世界観の概略です。

悟りとは

そして、

こうした世界観を、知識としてではなく、

確かな実感として理解し、自分の存在の核となる魂の存在に気づき、

広大に広がる創造の源と繋がることが、いわゆる

「悟り」

と言われるもので、

八正道を通じて最終的に目指す境地になります。

といっても、
この記事では、そうした悟りの境地に至ることを目的とはしておらず、
あくまでも「紀元前から続くストレスフリーの思考術」という切り口から解説をしていきます。

八正道とは(正見、正思、正語、正業・正命、正精進・正念・正定)

八正道とは

八正道は、その文字通り、8つの正しい道によって構成されています。
それは、

  1. 正見(しょうけん)
  2. 正思(しょうし)
  3. 正語(しょうご)
  4. 正業(しょうぎょう)
  5. 正命(しょうみょう)
  6. 正精進(しょうしょうじん)
  7. 正念(しょねん)
  8. 正定(しょうじょう)

の8つです。

この記事では、正思と正語を1セット、正業と正命を1セット、正精進と進念と正定を1セットとして解説をしていきます。

正見とは(しょうけん)

正見とは

正見とは、

物事を囚われることなく、ありのままに見る、

と言うことです。

ありのままに見る、

というのは言い換えるならば、「判断を加えない」ということです。

それでは「判断を加える」というのはどう言うことなのかと言うと、

それは、「心のフィルターを通して物事を見る」ということです。

心のフィルターというのは、これまでの自分の知識・経験・記憶など、
あらゆる事によって色付けがされた色眼鏡のことです。

こうした心のフィルターを通して物事を見ると、
かならず、「好きだ」「嫌いだ」「愉快だ」「不快だ」「正しい」「間違っている」
といった判断をしてしまいます。

そして、
そうした判断こそが、実はあらゆるストレス・悩みを生み出すキッカケとなってしまっています。

もし、何かについて、ストレスや悩みを感じた時は、
自分が一体どのような心の色眼鏡をかけ、どのような判断を加えたのか、

と言う事を客観的に認識し、

その上で、そうした色眼鏡と判断を取り除いた、
ありのままの姿を見るようにしてみましょう。

正思、正語とは(しょうし・しょうご)

正思・正語とは

正思とは、嘘偽りなく、相手を傷つけることなく、正しいことを考えるということです。

正語とは、嘘偽りなく、相手を傷つけることなく、正しい言葉を使うということです。

カルマの法則

仏教には、「カルマの法則」という考え方があり、

それは、良い思いや良い言葉からは良い結果が、悪い思いや悪い言葉からは悪い結果が生まれるというものです。

この法則に則れば、

もし、相手に対して、嫉妬や怒りを感じてしまった場合、
そこからさらなる嫉妬や怒りといった悪い結果が必ず生まれてきてしまいます。

また、相手に対して、傷つけるような言葉、怒らせるような言葉を使ってしまった場合、
相手からも傷つけられたり、自分が使った言葉で自分が罪悪感に苦しめられたりと、

必ず悪い結果が生まれてきてしまいます。

四無量心

四無量心

こうした、ストレスや悩みにつながるような、悪い結果の連鎖を断ち切るために、仏教では、

四無量心

という心を育む事をすすめています。

四無量心は、慈・悲・喜・捨の4つの心のことで、
それは、

  • 相手の幸せを願う心
  • 相手を憐れみ共感する心
  • 相手の幸せを共に喜ぶ心
  • 差別や妬みを捨てる心です。

もし、対人関係において、なにかストレスに感じるような事に出くわした時には、
慈悲喜捨の四無量心を思い出し、正しく思うこと、そして正しい言葉を使うことを心掛けましょう。

なぜならば、
悪く思ってしまったり、悪い言葉を使ってしまうと、「カルマの法則」に則り、必ず悪い結果となって我が身に降りかかってきてしまうからです。

正業、正命とは(しょうぎょう・しょうみょう)

五欲

正業とは、私生活を正しく過ごすということです。

正命とは、仕事といった社会生活を正しく過ごすということです。

「正しく過ごす」

というのは、偏ることなく、極端に走ることなく、中庸をいく、ということです。

五欲

仏教では、人間が持つ代表的な欲望を「5欲」と呼び、
それは、

  1. 食欲
  2. 財欲
  3. 色欲(性欲)
  4. 名誉欲
  5. 睡眠欲

の5つです。

そして、これら5つについて、徹底的に満たそうともせず、かといって徹底的に無視しようともせず、

中庸を目指すことの重要性を説いています。

私たちの精神的なストレスや悩みを振り返ってみると、
実はこれら5つの欲求に対して、過度な反応をしてしまっている場合が多いことに気づかされます。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

ということわざがあるように、

今自分が何かに対してストレスや悩みを抱えている場合、

その原因が、欲求を過剰に満たそうと努力してしまっていることにないかを、
一度考えてみましょう。

正精進、正念、正定とは(しょうしょうじん・しょうねん・しょうじょう)

正精進・正念・正定

正精進とは、八正道を、日々の生活の中で修行だと思って実践することです。

正念とは、自分の核となる魂のことを深く瞑想し、今というこの瞬間に意識を定めることです。

生定とは、何にも囚われることなく平和で自由な状態にとどまり続けることです。

正精進とは、言い換えるならば、八正道の実践を習慣化するということで、
正念、正定については、八正道を実践する習慣として目指すべき方向性であると思えばよいでしょう。

ストレスフリーの思考術、という観点からは、
ストレスフリーになった結果として、どこを目指せば良いのか、ということがそこに示されています。

それは、

  • 過去や未来に心をさまよわせて一喜一憂することを辞め、
  • 苦しみを生み出すような一切の事を自分から辞め、
  • そしてその辞めた状態を保ち続ける

ということです。

正精進によって、自分の思考習慣として八正道を身につけ、
方向性として、正念と正定ができている状態を目指すことができれば、

一切のストレスが無く、何事にも囚われる事のない、穏やかで自由な世界を自分の中に持ち続けることができるようになります。

八正道のススメまとめ

八正道で悩みを無くす

以上いかがでしたか。

この記事では、

「悟り」へと至るための方法論である「八正道」を、
私たちが日々の生活の中で実践レベルで使える

「ストレスフリーの思考術」

という切り口で解説をしてきました。

これから何か

コンプレックスやトラウマ、罪悪感に苦しめられたり、
人間関係において、怒り、嫉妬、悲しみに悩まされたり、
捨てきれない承認欲・名誉欲・金銭欲・性欲・物欲に苦しめられたり、

した時、

この八正道の教えを、頭の片隅に置いておけば、
そうした悩みを相殺するような考えがふと浮かんできて、
少しでも楽になれるのではないかと思います。

また、この記事の内容と関連して、こちらの記事も合わせてご覧頂けますと、
仏教の教えをより理解できるかと思いますので、
もし宜しかったら合わせてご覧ください。

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また当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、復習も兼ねて是非ご覧ください。

何か一つでもご参考頂けましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。