- どうして「頑張り過ぎない」方がうまくいくのかがわかる!
- どうすればほどよく肩の力を抜けて、より健康的に生きられるのかがわかる!
- 頑張りすぎないために大切にしたい5つの考え方をご紹介!
今辛くても、大丈夫。この記事でも見ながら、ちょっと一息ついてみてください。
「頑張りすぎない」ためにできるちょっとした工夫が見つかるはずです。
しんどくて辛くなった時の「頑張りすぎない」考え方 5選!
みなさんこんにちは!
今日のテーマは、「頑張りすぎないためのライフハック」!
結論から言うと、今日の記事では、
あえて頑張らないようにすることで、より効率的に、より健康的に人生を送ることができる、
というお話をします。
そして、頑張りすぎてしまう人が頑張りすぎないために身につけるべき考え方を5つ紹介していきます。
今辛くても、大丈夫!この記事でも読みながら、ちょっと一息ついてみてください。
「頑張りすぎない」ためにできるちょっとした工夫が見つかるはずです。
是非最後までお楽しみください。
頑張りすぎは逆に良く無い!?
何かをする時、頑張ろうとするのは人として自然なことですよね。
例えば、より良い結果を求めて頑張るからこそ、志望校に合格できたり、スポーツなどで新記録を出せたり、歴史を変えるような素晴らしい発明が生まれることもあり得ますよね。
このように、頑張ることには、プラスの側面ももちろんあります。
しかし、現時点でしんどさを感じている人は、「頑張りすぎている」可能性があります!
では、頑張りすぎるとは一体どのような状態でしょうか?
また、頑張りすぎないのが大切なのはどうしてでしょうか?
もう少し掘り下げてみましょう。
頑張りすぎないのが大切な理由
先ほどお伝えしたように、「頑張る」ことには良い側面ももちろんあります。
ただ問題は、頑張りすぎることです。
「頑張りすぎている」人は、「マイナスの完全主義」に陥っている可能性があります。
「マイナスの完全主義」の特徴をいくつか挙げてみますので、まずは自分に当てはまるかどうか、チェックしてみましょう。
- もっともっとやらなくちゃと思う
- ある一つの戦略だけが有効であると頑なに信じている
- 不完全や失敗を過度に恐れている
- 自分の欠点を指摘されることに弱い
- 他者がいい加減なことをするとイライラする
いかがでしたか?
マイナスの完全主義に陥ると、
- 頑張っているつもりなのに、満足感に結びつかない
- 失敗を恐れるあまり、新しいことに思い切ってチャレンジできない
- 自分や他者の失敗を許せず、自己嫌悪や他者攻撃によって疲弊する
- 高すぎる理想像に縛られすぎて、自分の本来の力をうまく発揮できない
このような弊害があります。
自分としては必死に頑張っているつもりなのに「マイナスの完全主義」によって、その努力が空回りすることは、避けたいものですよね。
しかし、ご安心ください!
これからお伝えする5つの考え方を日常生活に取り入れることで、頑張り屋のあなたも、
ほどよく肩の力を抜けて、
人生への満足度が上がり、
より快適に生きられるようになるでしょう。
それでは、早速みていきましょう!
頑張りすぎないための考え方5選!
①8割達成できれば合格ライン
「夢は大きく、目標は高く」と言われることが多いですよね。
確かに、夢や目標を高く設定することで、自分の可能性を伸ばすことにつながる場合もあります。
ただし、とても実現できそうにない夢や目標ばかりを自分に課している人は要注意です。
高すぎる理想によってかえって自信を失うことになり、メンタルの調子が崩れやすくなります。
そこで、目標を設定するときにおすすめしたいのが、自分にとっての合格ラインを100点満点ではなく、8割に設定することです。
例えば資格試験などでも、合格ラインを超えていれば合格できますよね。
100点満点をとっても、ギリギリ合格ラインで通過したとしても、合格したことには変わりありませんよね。
私たちの人生もそれと同じ。自分で設定した目標であれ、仕事などの業務であれ、目標の8割を達成できれば十分と考えましょう。
そして、90%の結果が出たら、100%に届かなかった自分を責めるのではなく、むしろ、
合格ラインを余裕で超えて90%もできた自分を褒めてあげてください。
このような考え方を身につけることで、頑張りすぎるのを防ぐことができます。
②目標を変えることを自分に許可する
子供の頃から「優等生」と言われてきた人や、真面目な人、責任感が強い人は特に、
一度掲げた目標を変えるということに抵抗感があるかもしれませんね。
しかし、きちんと自己分析をして目標を変えることは、決して恥ずかしいことではありません。
なぜなら、目先の目標を100%達成することよりも、長期的に自分のコンディションを保つことの方が遥かに重要であるからです。
例えば、トップアスリートでも、身体のコンディションによって、目先の競技大会への出場を見送り、オリンピックなどのより大きな目標に備えることってありますよね。
私たちの人生もそれと同じ。目先の目標を100%の力で達成することよりも、自分の人生をより長いスパンで捉え、自分のコンディションを長期的に保つことの方が大切です。
行き詰まった時ほど、「目標を下げても良い」と自分に許可することが大切です。
③正しくサボる
こんなことってありませんか?
- 毎日遅くまで残業し、休日にも仕事のことを考えている
- 仕事をしていないと不安になる
- 色々な理由をつけて自分を忙しくさせる
このような兆候がある人は、「仕事中毒」の危険信号が出ています。
仕事中毒は、アルコール依存や買い物依存と同じく、依存症のメカニズムが関係しています。
したがって、自分の手に追えなくなる前に、初期の段階でその兆候に気づき、対策をとることが大切です。
仕事中毒の初期症状に対する対策、それが、「正しくサボる」ことです。
「正しくサボる」とは、「あえてその行動をしない」「自分をあえて休ませる」ことです。
現代の日本では「忙しいこと」や「働くこと」が美徳として捉えられている面もあり、
サボることに対して罪悪感を感じる人も多いかもしれません。
その気持ち、本当によく分かるのですが、サボることに罪悪感を感じる人ほど、
自分を無自覚に苦しめている強迫観念がないか、よく点検してみてください。
そして、「あえてその行動をしない」「自分をあえて休ませる」ことを意識してみてください。
すると、しんどさが軽減し、結果的に仕事の効率が上がるはずです。
④「べき思考」の存在に気づく
例えば、
- なんとしてでも今月のノルマを達成すべき
- お金持ちになるべき
- 失敗・ミス・失言を防ぐべき
などなど。
「べき思考」は、意識的・無意識的なものも含めると、身の回りの至る所にあります。
先ほどお伝えした「正しくサボる」ことにも共通していますが、もしあなたの中に何か「べき思考」があれば、
それが、「強迫観念」になっている可能性があります。
まずは、自分の中にどんな「べき思考」があるかを点検してみましょう。
自分の中の「べき思考」を点検していると、2種類の「べき思考」に気づかれると思います。
それは、どの時代のどこにいても通用する、つまり生死に関わるような「べき思考」と、
場所や時代が変われば意味をなさない「べき思考」があることに気づくと思います。
例えば、「暑い日は水分をこまめに補給すべき」など、生死に直結する「べき思考」はもちろん必要です。
しかし、それ以外の「べき思考」は、それ自体が悩みの種になっている場合も多いものです。
また、「べき思考」が強いと、新しい発想が生まれにくくなったり、予想外の出来事や社会の変化に対応するのが辛くなったりするという弊害もあります。
自分の思考を変えるのが難しければ、いきなり変えなくても良いです。
まずは、自分の中にどんな「べき思考」があるかを探してみましょう!
自分にとっての「べき思考」に気づき、必要な物は残し不要なものは取り払っていけば、
より健康的に、より豊かな発想力を持って過ごせるようになるはずです。
⑤他者に求めすぎない
自分に対する「べき思考」だけでなく、他者に対する「べき思考」を減らすことも、頑張りすぎないための秘訣です。
自分の中にある「べき思考」つまり「マイルール」を他者にも当てはめてしまっている場合、
それを破る人を見つけるとどうしても許せず、余計にイライラしてしまいます。
しかし残念ながら、他者の行動を100%コントロールすることはできませんよね。
そんな時、どうにもならない他者に頑張りを求める代わりに、自分の方の「べき思考」を減らすことで、結果的に自分のしんどさを軽減させることができます。
他者にイラッとした時におすすめしたいのは、イラッとしたことをヒントに「べき思考」を探すこと。
「あ、今イラッとしたということは、自分の中に何か「べき思考」があるな。
どんな「べき思考」だろう?」
このように、いらっとするたびに自己分析をしてみましょう。
これによって、湧き上がってきた負の感情を落ち着かせることができますし、イラッとした経験自体も無駄になりません。
例えば、リビングを散らかしたままの家族にイラッとした時、自分の中の「べき思考」を探してみましょう。
すると、
- 部屋は整理整頓すべき
- 出した物はしまうべき
- 散らかした人が片付けるべき
といった「べき思考」が見つかるかもしれません。
そして、他者にイラッとした時に自分の「べき思考」の存在に気づけたら、その一つ一つの思考に対して、「本当に?」「なぜ?」と自問自答してみることもおすすめです。
自問自答してみると、案外そうとも限らない「べき思考」もあることに気づくかもしれません。
このように、「自分が頑張りすぎないためには、他者にも求めすぎない」。
このことが、みんなが心地よく健康的に生きる秘訣です。
まとめ
以上、いかがでしたか?
今日の記事では、「頑張りすぎない」ように心がけることで、しんどさを軽減し、より効率的に、より健康的に人生を送ることができるというお話をしました。頑張りすぎないためにできる実践方法は、すでにお伝えした通りです。
この記事で紹介した方法を実践してみて、良いと思うものが思ったら、あなたの身の回りの大切な人にも、ぜひ教えてあげてください。
しんどい時、「私も頑張りすぎないようにするから、あなたも頑張りすぎなくてもいいよ」
そう言ってもらえるだけで、肩の力がふっと抜ける人もきっといるはずです。
ちなみに今日の記事と関連して、
べき思考などネガティブになる思考パターンについてはこちらの記事:
https://www.youtube.com/embed/4rhqATNDA0c↑「認知の歪み」については動画でも解説しています!↑ 認知の歪みとは何か、またその代表例を知れる! 認知の歪みの原因と改善策につい[…]
また抱え込みすぎずシンプルに生きる方法についてはこちらの記事で解説しております:
https://www.youtube.com/embed/HYACW6GIDA4 シンプルに生きる方法とは何かが分かる! 何が人生を複雑にしているのかが分かる! 日々の生活を改善する着眼点を得られる![…]
是非合わせてご覧ください。
この記事の内容が何か⼀つでもお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。
・より良い結果を求めて頑張るからこそ、
志望校に合格できたり、スポーツなどで新記録を出せたり、
歴史を変えるような素晴らしい発明が生まれる
・何かをする時、頑張ろうとするのは人として自然なこと
・ただし、しんどさを感じている人は、「頑張りすぎている」可能性有・「頑張りすぎない」ことが大切な理由
・頑張りすぎると「マイナスの完全主義」に陥る可能性がある
・「マイナスの完全主義」のいくつかの特徴:
・もっともっとやらなくちゃと思う
・ある一つの戦略だけが有効であると頑なに信じている
・不完全や失敗を過度に恐れている
・自分の欠点を指摘されることに弱い
・他者がいい加減なことをするとイライラする
・「マイナスの完全主義」の弊害:
・頑張っているつもりなのに、満足感に結びつかない
・失敗を恐れるあまり、新しいことに思い切ってチャレンジできない
・自分や他者の失敗を許せず、自己嫌悪や他者攻撃によって疲弊する
・高すぎる理想像に縛られすぎて、自分の本来の力をうまく発揮できない・頑張りすぎないために大切にしたい考え方
①8割達成できれば合格ライン
・目標の8割を達成できれば十分と考える
・90%の結果が出たら、100%に届かなかった自分を責めるのではなく、
むしろ、合格ラインを余裕で超えて90%もできた自分を褒めてあげる
②目標を変えることを自分に許可する
・行き詰まった時ほど、「目標を下げても良い」と自分に許可する視点が大切
・きちんと自己分析をして目標を変えることは、決して恥ずかしいことではない
・目先の目標を100%の力で達成することよりも、
自分の人生をより長いスパンで捉え、
コンディションを長期的に保つことの方が大切
③正しくサボる
・「正しくサボる」とは、「あえてその行動をしない」「自分をあえて休ませる」こと
・しんどさが軽減し、結果的に仕事の効率が上がる
・サボることに罪悪感を感じる人ほど、
自分を無自覚に苦しめている強迫観念がないか、
よく点検してみる(仕事中毒の初期症状に対する対策)
④「べき思考」の存在に気づく
・「べき思考」は、意識的・無意識的なものも含めると、身の回りの至る所にある
・「暑い日は水分をこまめに補給すべき」など、
生死に直結する「べき思考」はもちろん必要
・ただし、それ以外の「べき思考」は、
それ自体が悩みの種になっている場合が多い
・まずは自分にとっての「べき思考」に気づき、
必要な物は残し、不要なものは取り払っていく
⑤他者に求めすぎない
・自分が頑張りすぎないためには、他者にも求めすぎない
・残念ながら、他者の行動を100%コントロールすることはできない
・どうにもならない他者に頑張りを求める代わりに、
自分の方の「べき思考」を減らすことで、
結果的に自分のしんどさを軽減させることができる
・他者にイラッとした時の自己分析のススメ:
「あ、今イラッとしたということは、自分の中に何か「べき思考」があるな。
どんな「べき思考」だろう?」
参考書籍:
西多昌規(2012)今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術 ダイヤモンド社
荻野淳也(2018)心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス 文響社