- アイデアとは何かが分かる!
- アイデアの出し方の基本が分かる!
- どうやってアイデアを出せばいいのかその方法が分かる!
この記事では、アイデア出しにおける「大原則」とも呼べる基本的な考え方を解説しています。
この記事の内容を理解しておけば、誰でもアイデアを次々に生み出すことができるようになります。
一生役立つアイデア出しの大原則
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
突然ですが、このような課題を感じたことはありませんか?
- アイデアを考えてこいと言われたけれど焦るばかりで全然思い浮かばない
- いつか起業とかしたいと考えているけど、そもそもそのためのアイデアが無い
- 出てくるアイデアはありふれたものばかり
そのような方に、今日の記事はおススメです。
今日の記事では、
アイデア出し
について、
古今東西のあらゆるアイデア出しのハウツーに共通している、
アイデア出しの大原則
とも呼べることをご紹介します。
今日ご紹介するアイデア出しの大原則をしっかり理解することで、
今後人生の中でアイデアを出さなくてはいけない場面に直面したとしても、
大原則に則り
誰でも確実にアイデア出しの正しいプロセスに一歩を踏み出すことが出来ます。
是非最後までお楽しみください。
アイデアとは
単刀直入に始めますと、
アイデアとは、
既存の考えの新しい組み合わせを言語化したもの
と言えます。
言い換えるならば、
アイデアとは、
言葉で表現されるものであり、
それは既に存在している考えの新しい組み合わせ、
ということです。
私たちは、もし何も知らないとしたら、何も新しい事を考えることはできません。
つまり、
私たちは何かを知っているから、別のことを考えられるわけです。
見方を変えるならば、知っていることから、別の考えが生まれてくるわけです。
さらに話を詳細に見てみると、
知っていることから、新しい考えを生むには、知っていることに何か別の知っていることを組み合わせないといけません。
なぜならば、知っていることは、それ自体ではその知っている事以上でも以下でもないからです。
少し周りくどい説明になりましたが、
アイデアとは、全くの0の状態から、何か不思議な力によって突然生まれてくるようなものではなく、
既に知っている事同士の新しい組み合わせであるということです。
何か斬新なアイデアを見聞きする側にとっては、そのアイデアが生まれたプロセスにまで想像が及ばないので、
あたかも天からの啓示によって閃いた考えのように思えてしまう事も多々あるかもしれませんが、
考えた当の本人としては、
その自覚のあるなしにかかわらず、
アイデアとは常に、既存の考えの新しい組み合わせなわけです。
既存の考えの組み合わせとは何か
さて、
ここまでの解説で、アイデアとは既に知っている事同士の新しい組み合わせである、
ということまでは分かりました。
それでは、
知っている事同士というのは、一体どのように組み合わさるものなのでしょうか。
それは、
その知っている事同士の関連性によってです。
例えば、
「囲碁」
というボードゲームのアイデアが生まれた時の事に思いをはせてみましょう。
囲碁、
というゲームの根源にあるアイデアを端的に言うならばそれは、
盤の上でする勢力争い
という事にはならないでしょうか。
ここでは、盤と、勢力争いが組み合わされていることがすぐ分かります。
関連性によってアイデアは生まれる
それでは、一体どうして盤と勢力争いを組み合わせることができたのでしょうか。
それは、そこに関連性があるからです。
何か分かりましたか?
私は、その関連性とは「平面」という事にあるのではないかと考えました。
つまり、盤はもちろん既に平面ですが、勢力争いも天高くから見れば平面上で行われている事と見ることができますよね。
このように、
関連性というのは、共通点とも言い換えることができます。
もっと詳しく説明すると、
抽象化された物事の、ある側面同士の共通項
と言うことができます。
盤も、勢力争いも、その一つの側面を抽象化して捉えてみると、「平面」という共通項があるので、
当然、盤の上で勢力争いをする、というアイデアが成り立つわけです。
アイデアはどのように生まれるか
ここまでの内容をまとめると、
アイデアとは、
既存の考えの新しい組み合わせを言語化したもの
であり、
既存の考えを組み合わせるというのは、
考えや知識同士の共通点を見つけ関連付ける
ということです。
アイデアを次々と出す方法
さて、
ここまで、アイデアとは何か、そしてそれはどのように生まれるのか、
というアイデア出しの大原則となる部分の解説をしてきました。
その事をしっかり理解しておけば、
時間と忍耐さえあれば誰でも十分な数のアイデアを出せるようになります。
といっても、現代人は時間に追われているのが常ですので、
効率よくアイデアを出せるようになる方法も合わせてご紹介します。
それは、
「物事を見る切り口をたくさん持つ」
という事に尽きます。
物事を見る切り口を持つ
既に解説をしたように、
アイデアとは既存の考えの組み合わせであり、その組み合わせは物事の関連性によってなされます。
となると、物事の関連性を見つけないことには、
アイデアは生み出せないわけです。
物事の関連性を見つけるためには、
物事を、それ自体としてみるのではなく、別の側面から見る目がないといけません。
物事を別の側面から見るというのは、
物事を別の切り口から見る
という事です。
つまり、物事を見る切り口をたくさん持っておけば良いのです。
アイデア出しの例
例えば、一例として、
何か衣服関連でアイデアを出さないといけないとしましょう。
衣服に関しての切り口としてはどのようなものがあるでしょうか。
例えば、このような切り口が考えられるのではないでしょうか。
- 文化
- 防寒
- 繊維
- デザイン
- ジャンル
- トレンド
さらにひねると
- 自己表現
- 羞恥心
- プライド
- コンプレックス
他にも、
- 洗濯のめんどくささ
- 畳むのが大変
- 中古販売
- 通販
- 柔軟剤の香り
などなど、
ざっと考えただけでも、色々な切り口が考えられます。
そして、これらすべてが、
別の側面から見た衣服の姿であり、どれもが他の考えと関連付ける際の接着剤となり得ます。
つまり、
切り口をたくさん持つとは、何も特別な能力が必要なことなどではなく、
その事物について、自分が思うことをかたっぱしからどんどん挙げていけばいいだけです。
その事物について自分が思うこと、というのは、立派な関連性となって、新しいアイデアを生み出す力になるのです。
アイデアの出し方まとめ
以上いかがでしたか?
この記事では、アイデアを出すとはどういう事かについて、
その基礎的な部分の解説をしてきました。
最後に、
ジェームス・ウェブ・ヤング氏が著した、アイデアのバイブルとも呼ばれる
「アイデアのつくり方」
の中に、
特に印象的な話がありましたので、それをご紹介しておしまいにします。
その話というのは、
自分が考え出したアイデアというのは、
考え出した時点においては、この上なく素晴らしく思えるにも関わらず、
いざそのアイデアを世の中に打ち出していこうとするタイミングでは必ず、自分がこの上なく素晴らしいと思っていた程には、別に素晴らしいものではなかった事に気づくのが常である。
という話です。
そして、その話には続きがあります。
それは、
大切なことは、そこで易々と手放すのではなく、
そのアイデアという名の赤子を、この世の厳しさであったり世知辛さ(せちがらさ)というものに、
耐えられるようにちゃんと手入れをして送り出してあげないといけない、
と言うことです。
さて、
この記事の内容は以上となりますが、
「アイデア」については今後も記事を更新していく予定です。
アイデア作りの基礎となる内容はこの記事でおしまいですが、
この記事でも触れたような、
- 物事の別の側面を見るコツ
- アイデアマンになれる生活習慣
- 良いアイデアを早くだすコツ
など、
アイデア出しのテクニックと呼べるものは多くありますので、
それも今後ご紹介していきたいと思っています。
何か一つでもご参考頂けましたら幸いです。
また、「アイデアの出し方」についてもっと詳しく学びたいという方には、
こちらの書籍がオススメです。
最後に、
当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、復習も兼ねて是非ご覧ください。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
- アイデアとは既存の考えの新しい組み合わせを言語化したもの
- 新しいアイデアというのは、既存の考え同士の「関連性」によって組み合わせることができる
- 例えば「盤=平面」「勢力争い=平面で行われる(天高くから見ると)」→盤x勢力争い=盤の上でする勢力争い=囲碁、が成り立つ
- 考え同士の関連性を見つけるためには、その考えを「別の側面」から見る必要がある
- そのためには物事を見る「切り口」をたくさん持つと良い
- 自分が思う事をかたっぱしから挙げていけば、それは立派な関連性でありそこから新しいアイデアが次々と生まれてくる
- ジェームス・W・ヤング氏によると、アイデアというのは思いついた時は素晴らしいものでも、いざ世の中に出そうとするとたちまち陳腐に感じてしまう
- 大切なことは、アイデアという名の赤子をこの世の中に適応できるように手入れをしてあげること。
参考文献:
ジェームス W.ヤング(1988) 『アイデアのつくり方』竹内 均(解説)今井 茂雄訳 CCCメディアハウス
ポアンカレ(1953) 『科学と方法』 吉田 洋一訳 岩波書店
加藤 昌治(2003) 『考具 ―考えるための道具、持っていますか?』CCCメディアハウス
ジャック フォスター(2003) 『アイデアのヒント』 青島 淑子訳 CCCメディアハウス
チップ・ハース、ダン・ハース (2008) 『アイデアのちから』飯岡 美紀訳 日経BP