- バレットジャーナルの書き方が分かる!
- 効果的なノート術について学べる!
- どうすればタスク管理が上手くなるか知れる!
この記事では、いま世界中で注目を集めているノート術である「バレットジャーナル」について、その基本的な考え方と実際の書き方について解説していきます。
バレットジャーナルの書き方を解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです。
今日の記事では、画期的なノート術として世界中で注目を集め一大コミュニティにまで発展を遂げている
「バレットジャーナル」
というノート術の紹介を行います。
今日紹介するノート術を日々の生活に取り入れていく事で、
信念と行動との間のギャップを埋め、時間とエネルギーの使い方を上手にコントロールしていくことができるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
バレットジャーナルとは
バレットジャーナルとは何か。
それを端的に言い表すならば、タスク管理と、スケジュール管理と日記とを1つのノートでシステマティックに管理するノート術と言えます。
発案者であるライダー・キャロル氏は、注意欠陥障害であり、日々の生活から思考までが色々な方向に向かってしまうため、その事について長年悩んで来ました。
そんな彼が、自らの課題を克服するために編み出したのが、今日紹介するノート術であり、
今では学生からビジネスマンから主婦まで、世界中の人が愛用し、一大コミュニティが出来上がっているほどです。
その方法は、シンプルであるがゆえに、応用性も高く、
ノートに手書きで書くというアナログな行為は、
このデジタルデバイスに侵食された現代社会において、自分らしさというのを取り戻すための、ある種の避難場所となっていると言われています。
そんなバレットジャーナルの書き方をこの動画では順を追って解説していきます。
バレットジャーナルの使い方
これから、その使い方を、
- ページの使い方
- 書き方のルール
- 実際の流れ
の三部構成で解説していきます。
①ページの使い方
まず、バレットジャーナルを始めるに当たって最低限必要なものは、1冊のノートとペンだけです。
この1冊のノートの使い方にはクセがあるのですが、
一度理解すれば驚くほどにシンプルです。
まず、バレットジャーナルには、ノートを新しくしたとしても常に作られる固定のページが2種類あります。
それは、
- インデックス4ページ分
- フューチャーログ4ページ分
これだけです。
バレットジャーナルには、独自の用語がありますのでなるべく本家の表現に従って解説していきます。
インデックスとは
まず、インデックスとは、
何ページに何を書いているのかを全て記していくページです。これから解説するように、バレットジャーナルは様々な情報を頭から順番に加えていくのですが、このインデックスのページが唯一、全体の情報整理のページとなります。
実際の書き方については後で順を追って解説していきます。
フューチャーログとは
次に、フューチャーログとは、
何月何日に何があるか、という予定を記載していくページです。
スケジュール管理については、後ほど紹介するマンスリーログとこのフューチャーログの2つだけで全て管理します。
さて、以上の2つ、インデックスとフューチャーログだけがノートが新しくなっても常に固定で作られるページで、それぞれに4ページを割り当てます。
それ以降は、全てページ順にどんどん書き足していきます。
書き足す内容の種類は大きく分けて3つです。
それは、
- デイリーログ
- マンスリーログ
- 独自のコレクション
です。
デイリーログとは
デイリーログとは、毎日の日記兼タスク管理です。
実際にバレットジャーナルを活用し始めると、このデイリーログへの書き込みがほとんどになるでしょう。
マンスリーログとは
次に、マンスリーログとは、毎月のスケジュールとタスク管理です。これは月末に翌月分を毎回作ります。マインスリーログは2ページを使い、1ページ目に1ヶ月分の予定表、2ページ目にその月にしなくてはいけないタスクや先月から引き継いだタスクなどを整理していきます。
独自のコレクション
そして最後が独自のコレクションです。
これは、何かまとまった思考の整理をしたい時に、その都度作ります。
ページの一番上に、例えば誕生日プレゼントの候補であったり、今欲しいもの、であったり、心に響いた言葉、など
自分の好きなように主題を書き、
そこに情報や思考を整理して記載していきます。
この独自のコレクションをも、ノートの中にその都度組み込んでしまうところが、
バレットジャーナルが一見ごちゃごちゃしたノート術に感じられる要因と言えますが、
どのページに何を記載しているのかというのは全て、最初のインデックスに記載しているので、
実はちゃんと情報は整理されています。
さて、以上が基本的なページの使い方です。
つまり、固定で作るのが、インデックスとフューチャーログ、その都度足していくのがデイリーログとマンスリーログ、そして独自のコレクションです。
それでは次に、実際の書き方について解説していきます。
②書き方のルール
バレットジャーナルにはそれ特有の書き方のルールがありますので、
この動画では本家のルールに従い解説します。
基本的な書き方
まず基本的な書き方ですが、
ページの上にはそのページのテーマを書きます。
例えば、ここまで解説した例だと、
インデックス、フューチャーログ、〇〇の誕生日プレゼントの候補、欲しいもの、心に響いた言葉、
というように記載します。
そして、ページの下の端にページ番号を記載します。
このページ番号を最初のインデックスページにまとめることで、ノートのどこに何が書かれているのかを把握するようにします。
記号のルール
次に、実際の書き方についてです。
バレットジャーナルは、基本的に全て箇条書きとその入れ子構造によって情報や思考を整理します。
そして箇条書きの先頭の記号によって、その内容の属性を一目で把握できるようにします。
使う記号は以下の通りです。
- ・(タスク記号)
- x(タスク完了記号)
- ー(タスク取り消し線)
- -(メモ記号)
- ◯(イベント記号)
- >(翌月移動記号)
- <(フューチャーログ移動記号)
- *(重要記号)
- !(感動記号)
まずこちらの・マークではタスクを書きます。
例えば、〇〇さんに電話、書類を役所に提出、電球の買い替え、など、しなくてはいけないことを書いていきます。
次のxマークは、タスクが完了した時に書きます。
次のーが取り消し線で、もしそのタスクがそもそも無くなったり、しないことにした場合に上から書きます。
次の-マークは、メモである事を示す記号です。通販の電話番号のメモでもいいですし、ちょっとした日々の気づきなどを書きます。
次の◯マークは、イベントを示す記号です。メモとの違いは、メモは情報としての面が強いですがイベントは日記やスケジュールとしての面が強いという事です。
例えば、ふくろうカフェに行ってみた、であったり観葉植物を買った、など
またデートや飲み会の予定など、タスクとまではいかないけれどもスケジュールに組み込む内容などもこのイベントを示す◯記号を使います。
次に、>(こちら)と<(こちら)のマークは、
タスクやスケジュールの移動の際に使います。
矢が右を向いている方は、タスクを翌月に回したことを示し、翌月のマンスリーログのタスク一覧の箇所にタスクとして記載します。
矢が左を向いている方は、タスクを翌月以降に回したことを示し、ノートの最初の方にあるフューチャーログの当てはまる月の欄に記載します。
右向きと左向きとでノートのどちら側に移動させたのかが直感的に分かるようになっています。
次の*マークと!マークは、補助的に使うマークで、これまでのマークの横に付け足す形で使います。
*マークは、それが特に重要であることを示すマークです。!マークは感動したり気づきを得られた時に使います。
以上の9つが基本的な記号ですが、
自分独自の記号を作ってカスタマイズしていくことも可能です。
③実際の流れ
それでは最後に、9月27日にスタートすると仮定し、実際の流れを再現してみます。
まず、お好きなサイズのノートを1冊買いましょう。
そして、
ノートを1枚めくって見開きページを開き、見開き2枚分の上にインデックス、と記載し、ページの下部に、1、2、3、4と番号を振っていきます。
続く見開きページ2つの上には、「フューチャーログ」と記載し、ページの下部には5、6、7、8と番号を振っていきます。
そして次のページには早速日付を書きましょう。
明日スタートと仮定しているので、
9月27日(金)と記載します。
そしてそこに、先ほど紹介した、
- ・(タスク記号)
- x(タスク完了記号)
- ー(タスク取り消し線)
- -(メモ記号)
- ◯(イベント記号)
- >(翌月移動記号)
- <(フューチャーログ移動記号)
- *(重要記号)
- !(感動記号)
を使いながら、記載していきます。
もし、固有のテーマについて情報や思考を整理したい時には、1枚ページをめくって一番上にタイトルを記載し、そこに書き込んでいきます。
思考の整理などの場合にはだいたい-のメモ記号を使うことが多くなるでしょう。また、入れ子構造にして書くことで、分かりやすく情報を箇条書きしていくこともできます。
そして、9月30日になりましたら、翌月10月分のマンスリーログを作ります。
マンスリーログには2ページ使います。
1ページ目の一番上には10月カレンダーページと記載し、その月に予定されているスケジュールを記載します。
2ページ目の一番上には10月タスクページと記載し、
その月のタスクや先月から引き継いだタスク、またフューチャーログに書かれたその月分のタスクを移動させます。
タスクを移動する際は、デイリーログとフューチャーログに書かれた該当のタスクに>の移動マークを付けるようにします。
そして、マンスリーログの開始ページと、独自に作ったページの番号とを全て最初のインデックスページに書いていきます。インデックスページにわざわざ番号を記載しないのはデイリーログのページだけです。
あとは、以上のプロセスの繰り返しで、
タスク管理、スケジュール管理、日記の機能を全て1冊のノートで管理するようにします。
バレットジャーナルの書き方まとめ
以上いかがでしたか?
この記事ではオススメのノート術としてバレットジャーナルの作り方を、本家の表現に従いながらその基本的な骨組みを解説してきました。
バレットジャーナルは、そのシンプルさから応用性も高くネット上には世界中の人が考案した活用アイデアが多数公開されています。
また、日本語での公式のガイドブックも発売されており、
もっと詳しくその作り方を知りたいという方はそちらを参考にしてみるのもオススメです。
私も少し前からこのバレットジャーナルの手法を取り入れてみていますが、
非常にシンプルで続けやすいですし、確実に自己コントロール能力が高まっていることを感じます。
スマホのアプリなどでは、ついつい余計なアプリも一緒に開いてしまいがちですが、
ノートに手書きで書くことで、静かな空間で自分と一対一で向き合っている感覚がします。
とてもおすすめのノート術ですので、是非始めてみてください。
この記事の内容が何か1つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。
最後まで御視聴ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
P.S. 当記事の内容は動画でも解説していますので合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深める事ができます。
- バレットジャーナルとは
- 日記とタスク管理とスケジュール管理を1つのノートでまとめるシステマティックな方法
- シンプルかつ応用性も高く世界中でその活用術が公開されている
- 考案者であるライダー・キャロリは注意欠陥障害に悩んでおりその克服のために自らノート術を編み出した
- 書き方の要点
- 固定で最初に書くのはインデックスとフューチャーログ
- 追加で書くのはデイリーログとマンスリーログと独自コレクション
- 使う記号
- ・(タスク記号)
- x(タスク完了記号)
- ー(タスク取り消し線)
- -(メモ記号)
- ◯(イベント記号)
- >(翌月移動記号)
- <(フューチャーログ移動記号)
- *(重要記号)
- !(感動記号)
- 流れ
- まずノートを新しく買う
- 一枚めくり見開きを開く
- 4ページ分「インデックス」ページを作る
- 4ページ分「フューチャログ」ページを作る
- デイリーログを始める
- まとまった情報整理をする場合は新しくページを使いページ番号をインデックスに書き写す
- 月末は翌月のマンスリーログを作りタスクの移動を行う
参考文献:
ライダー・キャロル(2019)バレットジャーナル 人生を変えるノート術 栗木さつき訳 ダイヤモンド社