「内向型 強み,内向型 特徴」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- 内向型の人ならではの強みが何かを知れる!
- 内向型の人が自分の強みを活かすためのアイデアを知れる!
- 内向的な人というのがどのような人なのか理解が深まる!
この記事では「内向型」の人に焦点を当て、その強みをどのように活かしていくことができるのかということについて解説しています。
動画と合わせてご覧いただくことで、内向型ではない人は内向型の人への理解を深め、一方で内向型の人は自分の強みについて知り、それを日常生活で活かす方法を学べます!
日常生活で内向型の強みを活かす方法について解説!
みなさんこんにちは!
さて突然ですが、次の2つの性格のうち、どちらが自分に近いと思いますか?
- 目立つことや人を引っ張っていくのが好きで、話すことが得意な、外向型タイプ
- 控えめで、縁の下の力持ちで、寡黙な、内向型タイプ
人間の性格を厳密に分けることは難しいものですが、身の回りの人を見渡してみると、人間には大きく分けて、
外向型の人と、内向型の人
がいることは、なんとなくお分かりいただけると思います。
そして、以前の記事でもお話しましたが、現代社会で生きづらさを抱えがちなのは一般的に「内向型」の方であると言われています。
そちらの記事では、そんな内向型ならではの生きづらさを克服するための考え方について紹介してきましたが、今日の記事では切り口を変え、内向型ならではの強みや才能を再発掘し、内向型の人が自分らしく活躍するための方法をご紹介します。
この記事を読み終わる頃には、内向型の個性を日常生活でうまく活かす方法について、具体的なアイデアを得ることができるでしょう!
この記事は内向型の人だけではなく、
- 自分の適正を見つけたい
- 他者についての理解を深めたい
- 人間関係をよりスムーズにしたい
このような方にもおすすめです。
是非最後までお付き合いください!
内向型とは?
内向型の特徴
内向型とは、人間の性格のタイプの一つです。
おさらいも兼ねて、内向型の人の特徴を3つだけ挙げてみますので、セルフチェックをしてみましょう。
内向型の人の特徴の1つ目は、自分一人の活動で体力や気力を充電する傾向があることです。
例えば、内向型の人は、飲み会などに参加するよりも、自分一人でゆっくりと過ごすことが気分転換になるかもしれません。
内向型の人の特徴の2つ目は、過剰な情報や経験を取り入れたがらない傾向があることです。
例えば、内向型の人は、人に相談するよりも、自分の中で問題を反芻することによって解決策を見つけるのが得意かもしれません。
最後に、内向型の人の特徴の3つ目は、情報や経験に対して、「狭く深く」アプローチする傾向があることです。
例えば、ラーメン好きな内向型の人はいろいろなラーメン屋さんを数多く試すよりも、行きつけのラーメン屋さんに何十年も通い続けることを好むかもしれません。
内向型の人にはこのような特徴があります。そして、ここで取り上げた内向型の人の特徴とおおよそ反対の性質を持っている人は、一般的に「外向型」の人と呼ばれます。
ただ、人間の性格はそう簡単に分類できるものではありませんよね。したがって、ここで挙げた特徴は絶対的なものではなく、あくまで「傾向」として捉えておいてください。
内向型は現代社会で生きづらさを抱えがち
さてそんな内向型の人は、現代社会で生きづらさを抱えがちです。その理由は、現代社会には外向型の人にとって有利な文化があるためです。
例えば、
- 目立つことが好きではない
- 話すよりも聞く方が得意
- 慎重に作業をする
内向型が持っているこのような個性が、社会生活においては、
- 自信がなさそうに見える
- 受け身の姿勢に見える
- 仕事や勉強が遅い
このようなマイナスの評価を受けがちなのです。
ここまでのお話を聞くと、内向型の人は、
- 生きづらい
- 自分の能力は低い
- 自分の性格が嫌い
このような否定的な気持ちになってしまうかも知れません。
しかしここで、落ち込んだままでいるのはもったいないことです。
なぜならば、内向型の人には内向型ならではの強みがあるからです。
そんな内向型ならでは強みが一体何か、そしてそれはどのように活かせるのか、
そのことについてこれから解説をしていきます。
内向型の人の強み
内向型の人には内向型ならではの強みがあります。
例えば、
- 集中力
- 聞く力/感受性
- 思考力
このような強みがあります。
それでは、これら3つの強みについて、一つずつ見ていきましょう。
1. 集中力
内向型の1つ目の強みは、集中力の高さです。
内向型の人で、「自分は集中力がない」と感じている人は多いのではないでしょうか?結論から言うと、これは間違いです。
正確には、内向型の人は集中力がないのではなく、集中力を発揮するまでに時間がかかるのです。
内向型の人が集中力を発揮するまでに時間がかかるのは、音や光などの刺激に弱いと言う特徴が関係しています。刺激に影響されやすいために、集中力を高めるまでに時間が必要になるのです。
しかしその分、一旦集中してしまえば、周りも一目置くような抜群の集中力を発揮できるという強みがあります。
したがって、集中力の高さを思う存分発揮できるような分野、例えば、
熟練の技を長年磨き続け、ストイックにその道を極めることが必要な分野
は、内向型の人の得意分野と言えます。
2. 聞く力・感受性
内向型の2つ目の強みは、聞く力・感受性の高さです。
内向型の人は一般的に、聞き上手で、相手の言葉の解釈する洞察力に優れています。また、その強みは言語を聞く力だけにとどまらず、ちょっとした表情の変化を深く読み取ることができるという、感受性の高さにもつながります。
ただ、相手のことを察知しすぎてしまうが故に、生きづらさを抱えている内向型の人も多いかもしれませんね。
しかし、このことは裏を返すと、聞く力と感受性が高いと言う強みでもあります。
したがって、聞く力と感受性の高さを思う存分発揮できるような分野、例えば、
きめ細やかな点に気づく能力やおもてなしの精神が重視される分野
などは、内向型の人の得意分野と言えます。
3. 思考力
最後に、内向型の3つ目の強みは、思考力の高さです。
内向型の人は一般的に、反応や行動が遅い傾向にあると言われています。
しかしその分、広さと深さを持った思考ができるという強みがあります。
したがって、その思考力の高さを思う存分発揮できる分野、例えば、
入念なリサーチから仮説を立てたり、仮説を推理、検証したりするような分野
などは、内向型の人の得意分野と言えます。
以上、内向型の人の3つの強みについて解説しました。
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ここまでのお話で、内向型の人には、内向型だからこその強みや得意分野がある!と言うことがお分かりいただけたと思います。
しかし、
「強みがあることは分かったけど、それを日常生活で発揮するには、どうすれば良いの?」
このように思った方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここからは、より身近な生活場面で、内向型の強みを活かすためのポイントをお伝えしていきます。
日常生活で内向型を活かすための実践方法
それでは、内向型の人が持つ「集中力」「聞く力」「思考力」という3つの強みを、日常生活で効果的に発揮する方法について、一つずつ見ていきましょう。
1. 集中力を活かす
1つ目は、集中力を活かす方法についてです。
内向型の人がその高い集中力を発揮するためには、自分のペースを乱すような刺激を事前に減らしておくことが有効です。
例えば、
- 視覚への刺激を減らすために、スマートフォンや文房具などを机の上から撤去する
- 聴覚への刺激を減らすために、静かな場所に移動するか、耳栓をする
このような環境面の準備を入念におこなってみてください。
また、ちょっと意外かもしれませんが、内向型の人にとっては自分自身の「思考」も刺激になってしまう可能性があります。
したがって、頭にモヤモヤが溜まってきたら、瞑想をしてみたり、ノートなどに自分の思考を書きだすことによって思考を外に追い出すことをおすすめします。
2. 聞く力を活かす
2つ目は、聞く力を活かす方法についてです。
内向型の人は一般的に、即興で話すことがあまり得意ではないと言われます。
しかしその分聞き上手で、相手の言葉の解釈や、ちょっとした表情の変化を深く読み取ることができるという強みがあります。
内向型のこのような強みを活かすためには、苦手な社交辞令や世間話をするかわりに、相手が本音を語りやすくなるような本質的な質問をしてみましょう。
そのためには、
「なぜ」や「どのようなきっかけで」といった「理由」や「動機」を問う質問をしてみることがおすすめです。
例えば、相手に「趣味はなんですか?」と尋ねたところ「釣りです」と言う答えが返ってきたとしましょう。
ここで、内向型の人は会話が苦手であるゆえに、「そうなんですか」と言う相槌の後の会話が続かなくなるかもしれません。
しかし、そこでもう一歩踏み込んで、
「どのようなきっかけで釣りを始めたんですか?」
といった質問を相手に投げかけてみましょう。理由や動機を尋ねれば、相手の価値観に触れられる答えが返ってくる可能性が高いです。そのようにすれば、初対面の人とも話が弾みやすくなりますよ。
3. 思考力を活かす
3つ目は、思考力を活かす方法についてです。
内向型の人は一般的に、レスポンスや行動が遅い傾向があると言われています。
しかしその分、広さと深さを持った思考ができるという強みがあります。
内向型のこのような強みを活かすためには、自分の思考を文字の形でアウトプットする習慣を作ることが有効です。
例えば、
自分の思考を日記やSNSなどにアウトプットすることで、思いついた素晴らしいアイデアを「見える化」することができます。
また内向型の人は特に、現代社会で自己否定的になりがちです。例えば失敗して落ち込んだ時に、自分の思考を文字としてアウトプットすることで、自分自身について客観的に分析できるようになります。
客観的に自己分析をできるようになれば、あとは持ち前の高い思考力を生かし、失敗経験から得られる様々な学びに対して、思いを巡らせられることもできることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日の記事では、現代社会で生きづらさを抱えがちな「内向型」に焦点を当てて、その特徴をポジティブに捉え直しながら、日常生活でその強みを活かす方法をお伝えしてきました。
内向型の人であれ、外向型の人であれ、それぞれの人に弱みと強みがあります。自分の弱みと強みの両方に目を向けて、弱みは補強し強みは伸ばしていくと言う姿勢を、ぜひ心がけてみてくださいね。
この記事の内容が何か⼀つでもお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- 内向型の人の特徴
- 自分一人の活動で体力や気力を充電する傾向
- 過剰な情報を取り入れず自分の中で問題を反芻することによって解決策を見つける
- 情報や経験に対して「狭く深く」アプローチする傾向
- 内向型の人ならではの強み
- 集中力
・集中力を発揮するまでに時間がかかる
・集中力を発揮しやすい環境にすれば良い
・自分のペースを乱すような刺激を事前に減らしておくことが効果的
・実践方法: 瞑想をしてみたり、ノートなどに自分の思考を書き出すことによって思考を外に出すことが効果的 - 聞く力/感受性
・聞き上手で相手の言葉を解釈する洞察力に優れている
・細かいことを察知してしまいやすい
・実践方法: 理由や動機を問う質問をすると話が弾みやすい - 思考力
・広く深く思考することが可能
・思考力の高さが必要な分野が得意
・実践方法: 自分の思考を日記やSNSなどにアウトプットすること習慣がおすすめ
- 集中力
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
マーティ・O・レイニー (著), 務台 夏子 (翻訳) (2013) 内向型を強みにする パンローリング
スーザン・ケイン (著), 古草 秀子 (翻訳) (2015) 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える 講談社