般若心経 とは, 般若心経 効果

般若心経の意味を学ぶ効果!全ての悩みに効く3つの考え方

「般若心経 とは, 般若心経 効果」については↑の動画でも詳しく解説をしております!

  • 般若心経の教えについてその要点を学べる!
  • 「色即是空」とは何を意味するのか理解できる!
  • 現代社会でも役立つ智慧について学べる!

この記事では般若心経の教えをもとに、実生活レベルで役に立つ効果的な考え方を3つご紹介しています。動画と合わせてご覧いただくことで、毎日を心穏やかに過ごすためのヒントが得られるでしょう!

般若心経をもとに、毎日を心穏やかに過ごすための考え方を解説!

みなさんこんにちは!

突然ですが質問です。みなさんは次のような悩みを抱えてはいませんか?

  • 物事が思い通りに行かずイライラしがち
  • 将来どうなるか不安でどこかモヤモヤしている
  • 人生で何が正しいのかよく分からなくなってきた

そこでこの記事では、そんな悩みと向き合い自分なりに解決できるようになるために、
般若心経」の教えを基に、毎日を心穏やかに過ごしていくための智慧をご紹介していきます。

ご存知の方も多いかと思いますが、般若心経とは仏教の経典の一つで、

「観自在菩薩・・・」というフレーズで始まる、あのお経のことですね。

般若心経は、日本で最も知名度が高いお経といっても過言ではないでしょう。

そして般若心経には、宗教観の違いを問わず現代生活にも活かせるヒントが詰まっています。したがって、どのような方にとっても、教養として知っておいて損はないでしょう。

この記事を読み終わる頃には、私たちが色々な物事に対して思い悩んでしまうのはどうしてか、そして、思い悩むのをやめるのはどうすれば良いかが分かるでしょう!

是非最後までお楽しみください!

般若心経とは

般若心経とは何か

般若心経_とは

はじめに、般若心経がどのようなものなのか、簡単にご紹介します。

般若心経は、正式には「摩訶般若波羅蜜多心経」と言う名前で、古代インドで生まれた仏教の経典の一つです。そして日本に普及しているのは、原文のサンスクリット語を、270文字ほどに漢訳したものです。

般若心経の冒頭では、仏教の開祖である釈迦が、弟子の舎利弗に対して、

「なんでも自在に観察できる観音様という仏様が、修行中にあることに気づいたそうだ」

という体裁で語りかけるところから始まります。

さらに般若心経の中盤以降では、その「気づいたこと」について、より詳しく説明されています。

色即是空

般若心経_色即是空

そして、その「気づいたこと」というのは、般若心経の中盤にある、

色即是空(しきそくぜくう)

というフレーズに集約されています。

ここでいう「色」とは、この世の物質や現象全般のことです。

したがって、色即是空を現代の言葉に訳すと、

自分自身も含む、この世のあらゆるものは空(くう)である

ということです。

ではこの空とは一体なんなのでしょうか?
また、空について知ることで、現代を生きる私たちにとって、一体どのような良いことがあるのでしょうか?

そこで、ここからは、空について、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

空(くう)とは?

縁の集合体

般若心経_空とは

空とは、簡単にいうと、「実体が無い」ということです。

したがって、色即是空とは、

すべてのものには固定された実体はない

という意味になります。

実体が固定されているわけではなく、すべてのものは「縁の集合体」と捉えることが、「空」の考え方です。

ここでいう「縁」というのは「ご縁があった」などの言葉で現代では使われていますね。

そして「縁の集合体」とは、現代的な言葉でいうと、「条件・状況の集合体」ということです。

例えば、自分自身の肉体について、考えてみましょう。

私たちの肉体は、手足や脳、内蔵などがあることによって、機能しています。また、肉体が存在するためには、その肉体をこの世に産んだ人、つまり、親の存在があります。そして、母親が自分を妊娠しているときに食べたものや飲んだものが、自分自身の血となり肉となっています。

このように数え始めればキリがないほどに複雑な「条件・状況」が背後にあることによって物事は存在している、というのが空の考え方であり、般若心経の真髄です。

「空」を現代生活に活かせる場面

般若心経_日常生活に活かすには

ここまでのお話を聞くと、

  • 「空」の考え方は抽象的な話だ
  • 日常生活を送る上ではあまり役に立たないのでは?

このように思えるかもしれません。

しかし、私たち現代人にも、「空」の考え方が役に立つ場面があります。それは、ネガティブな感情を切り替えたい時です。

私たちが不安や恐怖、苦しみや悲しみを抱くのは、物事が自分の思い通りにならない場合があるからですよね。

このことは裏を返すと、自分の心の中に、「物事は自分の思い通りになるはずだ」という、ある種の「こだわり」があるからです。

しかし、そのようなこだわりを一旦脇におき、この世のすべてが空であるという前提に立ってみると、

  • 目の前の物事に一喜一憂しにくくなる
  • 物事や自分自身をありのまま受け入れられるようになる
  • あらゆる物事に対して、感謝の気持ちが湧いてくる

このようなポジティブな効果が期待できます。

では、ここからは、そんな空の教えを日常生活に生かすための3つのポイントをお伝えしていきます。

般若心経から学ぶ、心穏やかに過ごすための3つのアドバイス

般若心経の「空」の考え方をベースとして、毎日を心穏やかに過ごすための3つのポイントは、こちらです。

  1. こだわりを捨てる
  2. 変化を受け入れる
  3. 物事の背景にある「縁」に思いを馳せてみる

では、一つずつみていきましょう。

1. こだわりを捨てる

般若心経_こだわりを捨てる

一つ目のポイントは、こだわりを捨てることです。

こだわりを捨てるというのは、目の前にある物事について、「こうあるべきだ」「こうなってほしい」というような期待を込めた見方や偏った解釈をすることを控えるということです。

般若心経の前半には、人間がどちらか一方へのこだわりを持ってしまいがちな3つの代表例が挙げられています。それは、

  • 有るか無いか(生滅)
  • 汚いか綺麗か(垢浄)
  • 増えるか減るか(増減)

これらの3つです。この他に、現代社会では、

  • 損か得か
  • 劣っているか優れているか
  • 悪か正義か
  • 相手にとって迷惑になるか、喜ばれるか

こういったことに関して、どちらか一方への偏りが生まれやすいかもしれません。

生きていて心が苦しいと思った時には、自分がどちらか一方の見方にこだわりすぎていないか自己点検してみましょう。そして、どちらか一方の見方にこだわりすぎていると気づいたら「中庸」の姿勢、つまりどちらにも偏らないちょうど真ん中らへんを意識すると良いでしょう。
 
このことを出来るだけ意識すると、目の前の出来事にイライラすることが少なくなります。その結果、目の前の物事にかかわらず、心穏やかな時間が増えるのです。

2. 変化を受け入れる

般若心経_変化を受け入れる

2つ目のポイントは、物事や自分自身の変化を受け入れることです。

先ほどお伝えしたように、「空」の考え方によれば、すべてのものは「条件・状況の集合体」です。

つまり、物事は、条件・状況が揃った結果として現状そのようになっているだけであって、永久不滅の実体があるわけではないのです。したがって、成立条件や状況が変化すれば、当然物事も変化することになります。

ここで重要なことは、変化するのは物事だけでなく、物事を捉える自分自身も変化するということです。

例えば、目の見え方や耳の聞こえ方は、加齢などによって変化しますね。

また、

  • 若い頃は尖っていた性格が歳を取ったら丸くなった
  • 昔は絶対に嫌だと思っていたことでも、今となっては普通にしている

というように、年齢や経験の蓄積によって、自分自身の内面も変化していきます。

このように、物事も、物事を捉える自分自身も、ありとあらゆるものが変化するという事に気づければ、ありのままの物事や自分自身の現状を受け入れやすくなります。

そしてその結果、変化自体を楽しむ余裕が生まれ、心穏やかな時間が増えるでしょう。

3. 身の回りの物事の背景にある「縁」に思いを馳せてみる

般若心経_縁に思いを馳せる

最後に、3つ目のポイントは、身の回りの物事の背景にある「縁」に思いを馳せてみることです。

先ほどもお伝えしましたが、縁とは物事が成立するための「条件・状況」のことです。

例えば、スマートフォンの背後にある「縁」について一緒に考えてみましょう。

スマートフォンは、アルミなどの細かい部品が組み合わさってできています。そして、その部品を組み立てる人、箱詰めする人、運ぶ人、売る人など、数えればきりがないほどの縁が関わりあった結果、スマートフォンがあなたの手元に存在しています。

このように考えると、不思議と感謝の気持ちが湧いてきませんか?

ちなみに、このことは物質に限ったことではなく、人や出来事に関しても適用できることです。

例えば、いつも目に余る態度を取る同僚がいたとします。

不快な態度を取られた瞬間は、自分がなんでこんな目に合わなければならないんだろう、と感じるかもしれません。

しかし、その同僚も母親のお腹から生まれてきて、身の回りの人に育てられて、その他様々な偶然が重なった結果、自分の目の前に存在しています。もしかすると、その同僚は、その瞬間に何か別の悩みを抱えていて、周りの人に当たっていた可能性もあります。

このようにして出来事の背景にある縁について考えてみると、まさに「有り難い(ありがたい)」という言葉の通り、

数え切れないほどの偶然が積み重なった結果、滅多にない出来事に遭遇している

という見方もできます。

もし一見理不尽に思える出来事で心が乱れそうになった時には、その出来事の背景にある「縁」について思いを巡らせてみましょう。

すると、ネガティブに解釈される出来事が減り、逆に感謝できる出来事が増えてきます。そしてその結果、心穏やかな時間が増えるでしょう。

まとめ

般若心経_まとめ

以上いかがでしたか?

今日の記事では、般若心経の教えを元に、毎日を心穏やかに過ごすための智慧をご紹介しました。

般若心経の要点をおさらいすると、自分自身を含むありとあらゆる物事は、「」であるという事です。

つまり、

  • 物事は条件・状況の集合体として存在しており、
  • 永久不変の実体があるわけではない

という事です。

そしてこの「空」の考え方をもとに、日常生活を心穏やかに過ごすために

  1. こだわりを捨てる
  2. 変化を受け入れる
  3. 物事の背景にある「縁」に思いを馳せてみる

これら3つのポイントをお伝えしました。

ちなみに、今日の記事と似た切り口の記事として、以下の記事もありますので、もし宜しければ合わせてご覧ください。

この記事の内容が何か⼀つでもお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

  • 色即是空(しきそくぜくう)とは
    • 色とはこの世の物質や現象全般のこと
    • 色即是空とは自分自身を含むこの世のあらゆるものは「空」であるというもの
    • すべてのものに固定された実体はなく全てのものは「縁の集合体」
    • 縁の集合体とは「条件・状況の集合体」
  • 般若心経から学ぶ心穏やかに過ごすための3つのアドバイス
    • こだわりを捨てる
      ・生滅(あるかないか)、垢浄(汚いか綺麗か)、増減(増えるか減るか)
      ・中庸の姿勢、つまりどちらにも偏らない真ん中らへんを意識する
    • 変化を受け入れる
      ・物事も物事を捉える自分自身もありとあらゆるものが変化するという事に気づければ、ありのままの物事や自分自身の現状を受け入れやすくなる
    • 物事の背景にある「縁」に思いを馳せてみる
      ・一見理不尽に思える出来事で心が乱れそうになった時には、その出来事の背景にある「縁」に思いを馳せる

P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。

参考書籍:
名取芳彦 (2016) 気にしない技術 あさ出版
佐々木閑 (2014) NHK「100分de名著」ブックス 般若心経 NHK出版