エニアグラム センター

エニアグラムの3つのセンター(本能・感情・思考)について解説!

  • 『エニアグラム』による性格の9つの分類がわかる!
  • 性格分類に関係する3つの「センター」とは何かがわかる!
  • 9つの性格タイプ別に、長所の上手な活かし方と短所への対処法をご紹介!
この記事では、性格分類法の一種である『エニアグラム』についてご紹介します。
『エニアグラム』による9つの性格分類をより深く理解するために、
3つの「センター」というものについて解説します。
この記事の内容が自己分析や他者理解のためのヒントになれば幸いです。

 

相手や自分の性格パターンがもっとわかる!エニアグラムの3つのセンターについて解説!

みなさんこんにちは!

今日のテーマは、『エニアグラム』による性格の9つの分類について。

『エニアグラム』では
人間には9種類の本質があり、すべての人間は、そのうちの一つをもって生まれてくる
とされています。

年齢や性別、国籍など関係無く性格を分類する!
と聞くと、なんて非科学的な決めつけだと感じられるかもしれません。

しかし、エニアグラムは、2000年以上の長い歴史があり、
近年の科学的研究によって、アメリカ・ゼネラルモーターズが人事・組織運営に導入するなど、歴史的にも科学的にも、その信憑性が明らかになっています。

以前ご紹介した記事では
エニアグラムの基本、9つのタイプが持つ性格についてご紹介しました。

今日の記事では、エニアグラムの構造についてさらに深く知り
あなたが、当てはまるタイプについて、精度を高めることができます。

そして

  • それぞれのタイプのベストな状態
  • 悪い状態に陥る警告サイン

を知ることで、

自分自身の性格を見つめなおすきっかけにもなりますよ。

是非最後までお付き合いください。

まずはおさらい!エニアグラムの9つのタイプ

9つのタイプについて、簡単におさらいしておきましょう。

タイプ1 完全でありたい人

何事にも完璧を求め、努力と正義を大切にする

タイプ2 人の助けになりたい人

周りの人への手助けを一生懸命に行い、人の気持ちがよく分かる

タイプ3 成功を追い求める人

効率を重視し、自分の成功・優れていることに重きを置く

タイプ4 特別な存在であろうとする人

平凡を嫌い、自分が特別な存在であり続けようとする

タイプ5 知識を得て観察する人

知識を蓄えることが好きで、情報収集や状況の把握を徹底する

タイプ6 安全を求め慎重に行動する人

自身の安全安定のために、誠実かつ忠実であろうとする

タイプ7 楽しさを求め計画する人

楽観的で好奇心が強く、想像力がある

タイプ8 強さを求め自己主張する人

あふれる勇気とエネルギーを使って全力で行動する人

タイプ9 調和と平和を願う人

心が広く偏見がない平和主義者

自分の性格がどれに当てはまるか、なんとなく分かったところで
今回は見方を変えて、さらに分析していきます。

9つのタイプのエネルギー源!センターを知る!

9つのタイプに私たちの性格が分かれる理由、それは、
人間に3つのエネルギー源があり、そのエネルギー源の現れ方が人によって異なるため。

このエネルギーの源は「センター」と呼ばれ、

  1. 本能センター
  2. 感情センター
  3. 思考センター

この3つのうち、必ずどれかに当てはまります。

っと…これだけではちょっとわかりにくいので
具体的にその特徴を見ながら、考えていきましょう。

心の奥底でマグマのように、どんなエネルギーを抱えているのか…面白いですよ!!

①本能センター

当てはまるのはタイプ1・8・9の方!

感情や論理にあまり関心を持たず、自分が周りの人によってコントロールされることを嫌い、自分の感覚を大切にしていることが特徴。
そのため、内面を取り繕わずに主義・主張を表に出していきます。

また、攻撃性や抑圧の問題を持ち、心の奥底には「怒り」を抱えていることも特徴です。

この本能センターの良い面は、相手を受け入れてリラックスできること、自分自身の感覚とパワーをうまくコントロールできます。

一方で悪い面は、いらだちと緊張を抱え、現実に抵抗しようとすることです。

②感情センター

当てはまるのはタイプ2・3・4の方。

自分に対して思い描いている人物像が、本物の自分だと思い描いていることが特徴です。

感情センターは、周りの人との関わりにおいて変化していくので、人間関係こそ大切であり、人からどう思われているのか気にします。

そのため「自分はどう思われているのか」を意識しすぎるあまり、心の底には「恥」の感情を抱えています。

この感情センターの良い面は、本音を話し愛情をもって人と接するところです。
一方で悪い面は、頭の中の自己イメージやストーリーに囚われやすくなるところです。

③思考センター

当てはまるのはタイプ5・6・7の方。

思考に従って、自分の安全・安心を求める行動をとり、心の底にはいつも「恐れ」を抱えています。

そのため感情センターに当てはまるタイプ2・3・4とは違い、感情ではなく論理的な行動をとることが特徴です。

この思考センターの良い面は、頭の中がスッキリとしていて、「知る」ことに対して意欲的に取り組めるところです。
一方で悪い面は、「知る」ことよりも不安や恐れ、疑いに囚われてしまうことです。

———-

以上が、3つのセンターの特徴です。

このように、3つのセンサーには良い面と悪い面があります。

そして
置かれている環境やストレスによって、悪い面である「いらだちや緊張」「自己イメージにとらわれすぎる」「不安や恐れ」などが表れてくるのです。

しかし、どのような状況で、どのような現れ方をするかは
実は、あなた次第!
悪い面が出るかどうかは、その人の成長レベルと深く関係しているんです。

この成長レベルとは一体何なのか、さっそくみていきましょう。

9つのタイプの成長レベル

エニアグラム センター

成長レベルといっても、年齢とともにレベルアップする!というようなものではありません。
これも、具体的に見ていくと分かりやすいですよ~。最後までついてきてくださいね。
成長レベルは次の3段階。

———-

  1. 健全
    各性格タイプの長所が全面に表れ、仕事やプライベートがうまくいきやすい状態
  2. 通常
    私たちの大半が当てはまり、健全と通常を行ったり来たりしている状態
  3. 不健全
    苦しみに囚われて、衝動を抑えられなくなるかなり深刻な状態

———-

悪い面が表れやすいのは、この不健全になっている時!

そこで、健全から通常、不健全へとさがる時の「警告サイン」を、あわせてご紹介します。

警告サインに気づくことで、ストレスや自分の内面とうまく向き合えるようになりますよ。

①タイプ1:完全でありたい人

タイプ1の健全な状態は、正直で努力家、社会性に富んでいます。

健全な状態から通常に移り変わるサインは、「すべて自分でしなければいけない」という強すぎる責任感が芽生えたときです。

そして、通常から不健全に移り変わる時の警告サインとしては
「自分の理想が実は間違っているのではないか」と疑い深くなります。
神経質で周りの人に対して嫉妬したり、道徳を振りかざしたりしたときは要注意です。

②タイプ2:人の助けになりたい人

健全な状態は、人に対して親切で愛情深く、柔軟な考えをもっています。

通常に移り変わると、「誰かとの関わりを持つために出向かなければいけない」とコミュニケーションが義務的になります。

さらに不健全に移り変わる時は、これまでとは反対に!
友人や家族などの愛する人を自ら遠ざけてしまいます。

不健全な状態では、被害者意識が強く、他人をコントロールしようとします。

③タイプ3:成功を追い求める人

健全な状態の時、積極で明るく行動力があり、チームプレーを得意とします。

しかし通常では、「リーダーとしての地位や周りからの関心を得よう」と考え、自分を駆り立てるように・・・

そして、不健全な状態では、自分の失敗を恐れ、自己中心的な行動や過度な競争心が芽生えるようになります。

④タイプ4:特別な存在であろうとする人

健全な状態では、ユニークでロマンチスト、想像力が豊かです。

通常になると、気分の浮き沈みが激しくなり、周りの人に自分の顔色を伺わせようとします。

さらに不健全になる時には、「自分の人生をダメにしてせっかくの機会をムダにしている」と思い込むようになります。

⑤タイプ5:知識を得て観察する人

タイプ5の健全な状態は、冷静で視野が広く、分析力に優れています。

通常に移り変わると、反対に視野が狭まり没頭してしまい、人から気持ちが離れていきます。

そして不健全になる時は…、人との関わりを避け、「自分の居場所はどこにもない」と思い込んでしまいます。

⑥タイプ6:安全を求め慎重に行動する人

健全な状態では、温かく誠実で、面倒見がいいです。

通常に移り変わると、周りの人に文句を言い、相手からの反応を見ることで、どこまで自分に関わってくれるのかを推し測ろうとします。

さらに不健全になと、「自分自身の行動が周りを害している」と極端に保守的になり、周りの人に対して疑い深くなってしまいます。

⑦タイプ7:楽しさを求め計画する人

健全な状態は、明るく楽観的で、好奇心旺盛です。

通常に移り変わると、人の関心を自分に移し、自分の要求に応えるように主張します。

さらに不健全な状態では、自分の行動が痛みや不幸せをもたらしていると考え、協調性が欠け、集中力と忍耐力が下がってしまいます。

⑧タイプ8:強さを求め自己主張する人

健全な状態では、正義を大切にし、パワーと自信に満ち溢れています。

通常に移り変わるサインは、人を支配し、自分の言う通りにするようコントロールしようと考えることです。

そして不健全になる時、「人が自分に報復をしてくるのではないか」とケンカ腰に、傲慢になってしまいます。

⑨タイプ9:調和と平和を願う人

最後のタイプ9の健全な状態では、穏やかで心が広く、平和と調和を大切にします。

通常では、周りの人から気持ちが離れ、何も言わずに抵抗を示そうとします。

そして不健全になると、身の回りで起こる問題に嫌々取り組むようになり、面倒くさがり、現実逃避しようとします。

まとめ

以上、いかがでしたか?

エニアグラムの構造をより深く理解するために、
エネルギー源である3つのセンター
そして、9つのタイプ別の成長段階、警告サインについてご紹介しました。

各タイプの成長段階を知ることで、自分自身の変化についていち早く知ることができ、
健全状態に回復しやすくなります。

健全と呼ばれる状態の時は、心をうまく解放でき、ストレスに押しつぶされることなく、各性格タイプの長所をフル活用できます。

反対に健全な状態から遠ざかると、各タイプの悪い面が表れて、周りの人を拒絶したり思い悩んだりするようになります。

今日の記事でご紹介した、各タイプ別の警告サインに気づくことで、
自分を客観視することができ、成長レベルを落とすことなく
ストレスや自分の内面とうまく向き合えるようになりますよ。

ちなみに今日のテーマ「エニアグラム」に興味のある方は是非前回公開したこちらの記事も併せてご覧ください。

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この記事の内容が、何か一つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。

 

・『エニアグラム』とは
 ・「人間には9種類の本質があり、すべての人間はそのうちの一つをもって生まれてくる」
  という性格分類法
 ・2000年以上の長い歴史がある

・『エニアグラム』における9つの性格タイプについて(おさらい)
 ・タイプ1 完全でありたい人:
  何事にも完璧を求め、努力と正義を大切にする
 ・タイプ2 人の助けになりたい人:
  周りの人への手助けを一生懸命に行い、人の気持ちがよく分かる
 ・タイプ3 成功を追い求める人:
  効率を重視し、自分の成功・優れていることに重きを置く
 ・タイプ4 特別な存在であろうとする人:
  平凡を嫌い、自分が特別な存在であり続けようとする
 ・タイプ5 知識を得て観察する人:
  知識を蓄えることが好きで、情報収集や状況の把握を徹底する
 ・タイプ6 安全を求め慎重に行動する人:
  自身の安全安定のために、誠実かつ忠実であろうとする
 ・タイプ7 楽しさを求め計画する人:
  楽観的で好奇心が強く、想像力がある
 ・タイプ8 強さを求め自己主張する人:
  あふれる勇気とエネルギーを使って全力で行動する人
 ・タイプ9 調和と平和を願う人:
  心が広く偏見がない平和主義者

・『エニアグラム』における3つのセンターと成長レベル
 ・人間には3つのエネルギー源(センター)があり、
  そのセンターの現れ方が人によって異なる
 ・それぞれの人には良い面と悪い面があり、どちらの面が強く出るかは、
  次の3つの「成長レベル」と深く関係している:
  ・「健全」長所が全面に表れ、仕事やプライベートがうまくいきやすい状態
  ・「通常」私たちの大半が当てはまり、
健全と通常を行ったり来たりしている状態
  ・「不健全」苦しみに囚われて、衝動を抑えられなくなるかなり深刻な状態
  ・センターの悪い面が表れやすいのは、「不健全」になっている時!

 ①本能センター(性格タイプ1・8・9の人)
  ・良い面、相手を受け入れてリラックスできること
  ・悪い面は、いらだちと緊張を抱え、現実に抵抗しようとすること

 ②感情センター(性格タイプ2・3・4の人)
  ・良い面は、本音を話し愛情をもって人と接すること
  ・悪い面は、頭の中の自己イメージやストーリーに囚われやすくなること

 ③思考センター(性格タイプ5・6・7の人)
  ・良い面は、「知る」ことに対して意欲的に取り組めること
  ・悪い面は、「知る」ことよりも不安や恐れ、疑いに囚われてしまうこと

・9つの性格タイプ別、成長段階のサイン
 ①タイプ1:完全でありたい人(本能センター)
  ・「健全」:正直で努力家、社会性に富む
  ・「通常」:「すべて自分でしなければいけない」
という強すぎる責任感が芽生える
  ・「不健全」:「自分の理想が実は間違っているのではないか」
   と疑い深くなる・周りの人に対して嫉妬したり、道徳を振りかざす

 ②タイプ2:人の助けになりたい人(感情センター)
  ・「健全」:人に対して親切で愛情深く、柔軟な考えをもっている
  ・「通常」:「誰かとの関わりを持つために出向かなければいけない」と
    コミュニケーションが義務的になる
  ・「不健全」:被害者意識が強くなり、他人をコントロールしようとする

 ③タイプ3:成功を追い求める人(感情センター)
  ・「健全」:積極で明るく行動力があり、チームプレーを得意とする
  ・「通常」:「リーダーとしての地位や周りからの関心を得よう」と考え、
   自分を駆り立てる
  ・「不健全」:失敗を恐れ、自己中心的な行動や過度な競争心が芽生える

 ④タイプ4:特別な存在であろうとする人(感情センター)
  ・「健全」:ユニークでロマンチスト、想像力が豊か
  ・「通常」:気分の浮き沈みが激しくなり、
周りの人に自分の顔色を伺わせようとする
  ・「不健全」:「自分の人生をダメにしてせっかくの機会をムダにしている」と
    思い込むようになる

 ⑤タイプ5:知識を得て観察する人(思考センター)
  ・「健全」:冷静で視野が広く、分析力に優れている
  ・「通常」:反対に視野が狭まり没頭してしまい、人から気持ちが離れていく
  ・「不健全」:人との関わりを避け、「自分の居場所はどこにもない」と思い込む

 ⑥タイプ6:安全を求め慎重に行動する人(思考センター)
  ・「健全」:温かく誠実で、面倒見がいい
  ・「通常」:周りの人に文句を言い、相手からの反応を見ることで、
    どこまで自分に関わってくれるのかを推し測ろうとする
  ・「不健全」:「自分自身の行動が周りを害している」と極端に保守的になり、
    周りの人に対して疑い深くなる

 ⑦タイプ7:楽しさを求め計画する人(思考センター)
  ・「健全」:明るく楽観的で、好奇心旺盛
  ・「通常」:人の関心を自分に移し、自分の要求に応えるように主張
  ・「不健全」:自分の行動が痛みや不幸せをもたらしていると考え、
    協調性が欠け、集中力と忍耐力が下がる

 ⑧タイプ8:強さを求め自己主張する人(本能センター)
  ・「健全」:正義を大切にし、パワーと自信に満ち溢れている
  ・「通常」:人を支配し、自分の言う通りにするようコントロールしようとする
  ・「不健全」:「人が自分に報復をしてくるのではないか」とケンカ腰に、
    傲慢になる

 ⑨タイプ9:調和と平和を願う人(本能センター)
  ・「健全」:穏やかで心が広く、平和と調和を大切にする
  ・「通常」:周りの人から気持ちが離れ、何も言わずに抵抗を示そうとする
  ・「不健全」:身の回りで起こる問題に嫌々取り組むようになり、面倒くさがり、
    現実逃避しようとする

 

 

参考書籍:
ドン・リチャードソン (2019) 新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ KADOKAWA
鈴木 秀子 (2004) 9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 PHP研究所