「内向型」について↑の動画でも詳しく解説をしております!
- 内向型と外向型の2種類の人間がいて、それぞれ得意不得意が異なることが分かる!
- 内向型の人がどうして社会の中で生きづらくなってしまいがちなのかが分かる!
- 内向型の人が生きやすくなるポイントが分かる!
この記事では、人間には大きく分けて外向型の人と内向型の人の2種類がいることを伝え、その中でも特に「内向型」の人に焦点を当て解説をしていきます。現代社会の中で生きづらさを抱えがちな内向型の人がより生きやすくなるための3つのポイントをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
内向的な人が現代社会で生きやすくなる方法をご紹介!
みなさんこんにちは!
さて突然ですが、あなたは外向的な性格ですか?それとも、内向的な性格ですか?
ここで簡単なセルフチェックをしてみましょう。
次のような特徴が当てはまる人は、外向的な傾向があると言えます。
- 広く浅い人付き合いが好き
- 大人数でワイワイ過ごすのが好き
- どちらかというと、聞くより話す方が好き
一方、次のような特徴が当てはまる人は、内向的な傾向があると言えます。
- 深く狭い人付き合いが好き
- 自分一人か少人数の人と過ごすのが好き
- どちらかというと、話すより聞く方が好き
いかがでしたか?
いずれにせよ、身の回りの人を見渡してみると、人間には大きく分けて、
外向型の人と、
内向型の人
がいることは、
なんとなくお分かりいただけると思います。
外向型の人にも、内向型の人にも、それぞれに素晴らしい長所があるのですが、現代社会で生きづらさを抱えがちなのは一般的に「内向型」の方であると言われています。
しかし、これからお話しするように、内向型の個性を生かしながら、より快適に生きる道はちゃんとあります!
そこで今日の記事では、「内向型」に焦点を当てて、その個性に合った解決策をお伝えしていきたいと思います。
この記事は、内向的な性格の方にはもちろん、外向的な性格の方や自分がどちらなのかよく分からないという方にもおすすめです。
例えば、
- 自己分析をして、自分の適性を発見したい人
- 他者への理解を深めることで人間関係をよりスムーズにしたい人
- お子さんの個性を伸ばしたいと思っている先生や親御さん
など、様々な方にお楽しみいただける内容になっています。
ぜひ最後までお付き合いください!
内向型と外向型の違い
内向型とは、人間の性格のタイプの一つで、外向型との対比で考えられることが多いですね。
ではこの、内向型の特徴について外向型との違いを比較しながら、もう少し掘り下げてみましょう。
内向型と外向型の違いは、大きく分けて3つあります。
- 体力や気力の充電方法
- 刺激が苦手か、得意か
- 「狭く深く」を好むか、「広く浅く」を好むか
では、これら3つについて一つずつ解説していきます。
1.体力や気力の充電方法
内向型と外向型の主な違いは、外向型の人は、外での活動によって体力や気力を充電する傾向があります。一方、内向型の人は自分一人の活動で体力や気力を充電する傾向があります。
例えば、外向型の人はパーティーや飲み会に参加することが気分転換になるのに対し、内向型の人は静かな場所でゆっくりと過ごすことが気分転換になるのです。
2.情報や経験に対する反応
2つ目の違いは、情報や経験に対する反応にあります。外向型の人は、外からの情報や経験を取り入れることを好む傾向にあります。一方、内向型の人は、過剰な情報や経験を取り入れたがらない傾向にあります。
例えば、外向型の人は、人との会話から問題解決の糸口を見つけるのが得意なのに対し、内向型の人は自分の中で問題を反芻することによって解決策を見つけるのが得意かもしれません。
3.情報や経験に対するアプローチ
3つ目の違いは、情報や経験に対するアプローチにあります。一般的に、外向型の人は「広く浅く」、内向型の人は「狭く深く」アプローチする傾向があります。
例えば、ラーメン好きな外向型の人はいろいろなラーメン屋さんを数多く試してみたいと思うのに対し、ラーメン好きな内向型の人はお気に入りのラーメン屋さんに何十年も通い続けることを好むかもしれません。
内向型と外向型の境目
このように、内向型と外向型の間には一見正反対とも言える特徴があるのです。
また近年の研究では、内向型と外向型は、脳内の神経伝達物質の受容体の構造レベルでの違いがあるなど、脳科学的な観点からの研究も行われるようになっています。
ただし、人間の性格というのは、内向型と外向型の2つにきっちりと分類できるほど単純ではありませんよね。
そのため、心理学者のユングも指摘しているように、内向型と外向型の違いというのはあくまで「傾向」の違いであり、両者の間はグラデーションのようにつながっていると考えるのが自然でしょう。
ここまでで、内向型と外向型の基本的な違いがお分かりいただけたと思います。
ただ、この両者の違いはそういった性格的な違いにとどまらず、社会の中での生きやすさ、生きづらさ、という点においても違いが生じてしまいます。
そして、内向型の人というのは、この現代社会の中で生きづらさを感じやすいと言われているのです。
内向型の人はなぜ生きづらくなりやすいのか
内向型の人が現代社会に生きづらくなりやすい原因、それは、現代社会には外向型の人にとって有利な文化があるためです。
例えば、
- 控えめで、
- 縁の下の力持ちで
- 寡黙
な人よりも、
- 目立つことが好きで
- リーダータイプで
- 話がうまい
このような特徴を持っている人の方が社会的に高い評価を受けやすい傾向があることは、想像に難くないと思います。
現代社会はいわば「外向型の社会」とも言えるのです。
そして、そんな「外向型の社会」において、内向型の人は、様々な誤解を持たれがちです。例えば、
- 自信がなさそうに見える
- 無関心そうに見える
- のろのろしている
というような誤解です。
内向型の人は、話に割り込むことを苦手とするので、発言するときに控えめな態度を取りがちです。また時には、話の輪にうまく入れないこともあるかもしれません。そのことで、無関心に見えたり、自信がないと誤解されてしまうことがあります。
また、内向型の人はよく考えながら物事を進めていくため決断や行動が遅れがちです。しかし実際は、慎重に考えて行動している結果そのように見えるだけなのです。
ここまでで、内向型の人が外向型の現代社会においていかに生きづらさを抱えているのかが浮き彫りになったかと思います。
しかし、ご安心ください。内向型の人は現代社会の中ではなにもかもうまくいかず不利だ、という訳ではありません。
実際のところ、歴史を紐解いてみると、内向型であったと考えられている著名人も数多く存在します。例えば、
- 物理学者のアルバート・アインシュタイン
- 発明家のトーマス・エジソン
- アメリカ大統領を務めたエイブラハム・リンカーン
などなど。
そのため、内向型であることが、必ずしも不利になるというわけではありません。内向型の人は内向型の個性を生かしながら、外向型の現代社会でより快適に生きる術を身につけていけば良いのです。
そこで、ここからは、外向型の社会で、内向型の人が生きやすくなるためのポイントをご紹介していきます。
外向型の社会で、内向型の人が生きやすくなるための3つのポイント
内向型の人が、外向型の社会で生きやすくなるために特に意識すると良いおすすめのポイントを3つご紹介します。
それは、
- 身体のペースを保つ
- 優先順位をはっきりさせる
- 得意なことと苦手なことを両方認める
では、これらを一つずつ見ていきましょう。
1. 身体のペースを保つ
1つ目のポイントは、身体のペースを保つことです。外向型の現代社会で生きる内向型の人は、疲れてしまうだけでなく、疲労回復にも時間がかかりがちです。
したがって、自分自身が無理なくベストを尽くせるペースをきちんと知り、そのペースを出来るだけ崩さないように生活することが重要です。
そこでまずは、自分の生活リズムを徹底的に知るところからはじめましょう。例えば、
- 睡眠時間は何時間がベストなのか
- 集中力が高まるのは、午前か午後か夜か
- 疲れが出るのは何時頃か
このような点について、日記などをつけながら自己点検を重ね、それに合わせて人付き合いなどの予定を組み立てていくと良いでしょう。
要するに、予定に自分を合わせる生き方ではなく、自分の生き方に予定を合わせることをぜひ心がけてみてください。
2.優先順位をはっきりさせる
2つ目のアドバイスは、優先順位をはっきりさせることです。
例えば、内向型の人は、社交的な集まりに参加するかしないかで頭を悩ませることも多いと思います。その場合には、判断基準として、
- この集まりは、自分のためになるか?
- これは今回限りのチャンスなのか?
- 仮に出席しなかった場合、何か問題はあるか?
といった質問を自分にしてみて、参加する必要があると判断した集まりのみに参加するように心がけると良いでしょう。
とは言え、どうしても断れない付き合いもあるかと思います。その場合には、体力や気力を消耗しすぎないように、先ほどお伝えした「身体のペースを保つ」と言うポイントを意識しながら、無理のない範囲で予定を立ててみてください。
3. 苦手なことと得意なことの両方を認める
3つ目のポイントは、自分が苦手なことと得意なことの両方を認めることです。
内向型の人は、外向型の社会で、自分ができないことばかりに目がいってしまうかもしれません。しかし、自分ができないことだけでなく、できることも認める姿勢が大切です。
例えばあなたが自分自身のことを、
- 友達をたくさん作れない
- 仕事に時間がかかってしまう
- にぎやかな場所は苦手だ
と思っていたとしても、自分はそういう特徴の人間なのだと素直に認めてしまえば良いのです。
そして、その分、
- より深い友情関係は築ける
- よりきめ細やかな仕事はできる
- より穏やかな時間を大切にできる
といったように、自分ができる良い面も探して認めてあげましょう。
このように、自分の特徴をニュートラルな視点で捉え直し、自己否定的にならないようにしなくてはいけません。内向型の人には内向型ならではの良い面もたくさんあるのです。
実際、内向型の人が「得意なこと」を捉え直してみると、それが実は、外向型の人にとっては苦手なことであることが往々にしてあります。
そのため、内向型の人と外向型の人がお互いに苦手なことと得意なことを補い合う姿勢を心がければ、
外向型の現代社会であっても内向型の人はその個性を思う存分発揮して活躍することができるのです。
まとめ
以上、いかがでしたか?
今日の記事では、現代社会で生きづらさを抱えがちな「内向型」の人に焦点を当て、その生きづらさの原因や生きやすくするために意識すると良い3つのポイントをお伝えしました。
その3つのポイントをおさらいすると、
- 身体のペースを保つ
- 優先順位をはっきりさせる
- 得意なことと苦手なことを両方認める
の3つです。
記事の中でもお伝えしたように、内向型の人にも、外向型の人にも、それぞれに得意な分野と苦手な分野があります。
内向型の人と外向型の人がお互いの個性を理解し合い、できることとできないことを補い合う姿勢を心がければ、どの人にとってもより生きやすい社会になることでしょう!
この記事の内容が何か⼀つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- 外向型と内向型の大きな3つの違い
- 体力や気力の充電方法
- 刺激が苦手か、得意か
- 「狭く深く」を好むか、「広く浅く」を好むか
- 内向型の人が生きづらくなりやすい理由とは
- 現代社会は「外向型」の人にとって有利に働きやすい文化があるから
- 内向型の人は普通にしているつもりがネガティブに評価されてしまいやすいから
- 内向型の人が心がけるとよい3つのポイント
- 身体のペースを保つ
・自分が社会に合わせるのではなく、社会に自分のペースに合わせるようにする
・内向型の人は疲れやすくまた疲労回復にも時間がかかりがち
・自分のベストな生活リズムを徹底的に知ることからはじめる - 優先順位をはっきりさせる
・集まりたくもない集会などに参加して消耗しなくてよい
・優先順位の低いことを我慢して行い続けないようにする - 苦手なことと得意なことの両方を認める
・内向型の人にとって苦手なことは実は得意なことでもある
- 身体のペースを保つ
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
マーティ・O・レイニー (2013) 内向型を強みにする 内向型を強みにする
カミノユウキ(2020) 内向型人間だからうまくいく 祥伝社