- シンプルに生きる方法とは何かが分かる!
- 何が人生を複雑にしているのかが分かる!
- 日々の生活を改善する着眼点を得られる!
この記事では、シンプルに生きる方法について解説しています。自分の人生を複雑にしてしまっているのは自分自身であるという切り口から、一体どうすれば日々の生活をもっとシンプルに楽しいものに変えられるのかという話をしています。
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
詩人オスカー・ワイルドは、次のように言いました。
人生は複雑ではない。私たちが複雑なのだ。
人生は単純で、単純であることが正しいことなのである。
私たちが日常の中で感じる悩みやストレス、そして人生の生きづらさというものは、
もしかしたら自分の生活を自分で複雑にしてしまっているが故のものかもしれません。
今日の記事では、
もっとシンプルに物事を考えて、
楽しく気楽に生きていくための考え方を紹介していきます。
是非最後までお楽しみください。
シンプルな生き方とは
この記事ではまず、「シンプルな生き方」とは一体何なのか、
その定義づけから行います。
シンプルな生き方とは、
思考・感情・言葉・行動の4つが同じ方向を向いている生き方の事です。
逆に言えば、
これら4つの要素が互いにあっちを向いていたり、こっちを向いていたりする場合には、
複雑な生き方をしているという事になります。
シンプルに生きていないと
例えば、30歳の社会人男性Aさんは、
今勤めている会社で頑張って昇進を目指そうと考えているとします。
しかし、感情的には本当は転職をした方がいいのではとモヤモヤを感じています。
そして実際、友人との飲み会の席などでは転職のことについてよく言葉にします。
ただ、実際の行動をみてみるとAさんは毎日電車にのって夜遅くまで必死に働く毎日で、休日はダラダラ過ごしています。
Aさんは、考えている事、感じている事、発している言葉、そして実際にしている行動の足並みが揃っていません。
つまり、シンプルな生き方をしていません。
シンプルに生きていると
一方で、例えば同じく30歳の社会人男性Bさんは、
自分の今後のキャリアを考えIT業界への転職を考えています。
そして気持ち的にも前向きで、自分の決断に対してポジティブな感情を抱いています。
また恋人や友人、身近な同僚にもIT業界への転職を考えている事を言葉にし、
実際の行動面でも通勤の行き帰りでは情報収集を、休日には転職に向けた準備を進めています。
BさんはAさんと比べると、考えている事、感じている事、発している言葉、そして実際にしている行動の足並みがそろっています。
つまり、シンプルな生き方をしています。
シンプルな生き方とは、
思考・感情・言葉・行動の4つが同じ方向を向いているような生き方です。
たとえ、物をあまり持たず、仕事も1つ、恋人も1人、毎日規則正しい生活をしていたとしても、
考えている事、感じている事、発している言葉、そして実際にしている行動の足並みが揃っていないのなら、
シンプルに生きられていないわけです。
それでは一体、何が私たちをそのようなシンプルな生き方から遠ざけてしまっているというのでしょうか。
これから、その原因について考え、そして解決策のアイデアを紹介していきます。
抱えすぎが人生を複雑にしている
シンプルな生き方から私たちを遠ざけ、人生を複雑にしている要因をただ1つあげるならば、それは
「抱えすぎ」
という事です。
イメージで捉えるならば、荷物が多く、重いのです。
同じ「歩く」という動作1つをとっても、軽い荷物の時と、重い荷物の時とではその負担が全然違います。
軽装の時は気持ちの良い山道のハイキングも、荷物が重いと気持ちが良いどころか過酷なトレーニングのようになってしまうようなものです。
私たちが抱えているものというのは、多岐に渡ります。
- 仕事を抱えすぎ
- 人間関係を抱えすぎ
- モノを抱えすぎ
- 情報を抱えすぎ
- 未来への不安を抱えすぎ
- 過去への思いを抱えすぎ
他にも色々とあるかと思いますが、必要以上に抱えすぎなわけです。
もちろん、何も持たないというのは、それはそれで味気なく、
つまらない人生となってしまいます。
しかし、
もはやそんな次元の話ではないほどに、私たちは様々に抱えすぎです。
そのことが、シンプルなはずの人生をどんどん複雑なものへと変えてしまっているわけです。
私たちに与えられている時間は限られており、
肝心の頭も一度に考えられる事は1つまでです。
それにもかかわらず、多くのことを同時進行的に抱えてしまっているため、
気づいた時には頭はパンクし、どんな簡単な事であってもとても難しい問題のように感じるようになっています。
それでは一体どうすれば良いというのでしょうか。
シンプルに生きる方法
生き方をシンプルにするためにはまず「抱えすぎている」分を減らしていかなくてはいけません。
減らす、というと捨てることを思い浮かべるかと思いますが、
仕事や人間関係、思考、感情を捨てるというのは、どういう事なのかがなかなかイメージがしづらいかと思います。
そこで発想としては「絞る」ことを考えます。
心と頭を、なるべく少ない事に定められるようにその焦点を絞っていきます。
5W1Hについて考える
この時、5W1Hのそれぞれについて絞ることを考えてみると良いでしょう。
つまり、
- Who 誰が、の部分
- What 何を、の部分
- When いつ、の部分
- Where どこで、の部分
- Why なぜ、の部分
- How どうやって、の部分
を絞るという事です。
人、する事、時間、場所、理由、方法、
について、あれもこれもというように広げるのではなく、どんどん絞っていきます。
そして、絞った上で、それらの足並みを揃えます。
つまり、互いに矛盾する要素を持たせず、互いに無理なく関係し合うような内容にするわけです。
仕事の場合
例えば、仕事1つをとってみても、
- する仕事は1つ
- 仕事をする時間も平日の勤務時間だけ
- 仕事をする場所もオフィスだけ
- 仕事をする理由も1つ
- 仕事における自分の役割も1つ
- 仕事のやり方も1つ
そして、それらを
思考・感情・言葉・行動の4つが同じ方向に向いてくれるようにどんどん絞っていくわけです。
もし、5W1Hを絞る中で、それら4つの要素が互いに矛盾してしまうようでしたら、
絞り方を変えなくては行けないということです。
矛盾する要素を解消する
互いに矛盾する要素というのは、アクセルを踏みながらブレーキも踏んでいるようなものです。
シンプルな人生はスイスイ進んでいくような感覚を得ますが、
複雑な人生はどこかいつもブレーキがかかっているような感覚がします。
そのブレーキの原因は、思考・感情・言葉・行動のいずれかの矛盾にあります。
そしてさらにその矛盾の原因を紐解いていくと、
自分の1日1日を作る5W1Hの絞り方が甘いか、もしくは相反するように絞ってしまっています。
思考も感情も言葉も行動も、何か原因があって、そこから生まれる結果であると言えます。
であるならば、
自分の人生を作る1日1日の生活の細かい要素にこそその原因はあるはずであり、
自分の生活をどんどん絞っていけば、結果としてシンプルな生き方に近づいていきます。
もちろん、どうしても1つに絞ることが出来ないというケースもあるかと思います。
例えば、子育てと仕事、仕事と趣味、遊びと勉強の両立といったケースがそうです。
子育てをしながら仕事のことを考えたり、仕事の最中に副業のことや趣味のことを考えたりするのは、
シンプルな生き方ではありません。
やはりそのような生き方をしていると、いつもどこかブレーキがかかっているような気がすることでしょう。
ただ、私がこの記事を通じて伝えたい事というのは、1つに絞らなくてはいけないという極端な話ではありません。
そうではなく、あれもこれもと抱えすぎだった状態を抜け出すために、絞っていくという視点です。
先ほど、5W1Hの各要素について絞ると言いましたが、
仕事と趣味の両立の例で言うならば、
5W1Hの一つの要素である、When、すなわち「いつ」の部分を絞り、
平日は仕事に絞り、休日は趣味に絞る、というようにすると良いのです。
そのように、時間や場所を基準に、
思考・感情・言葉・行動の4つの要素の足並みを揃えるようにするだけでも、
スイスイと気持ちよく進めるようなシンプルな生き方ができるでしょう。
シンプルに生きれば人生は楽しくなる!
以上いかがでしたか?
繰り返しますが、詩人オスカー・ワイルドは、次のように言いました。
人生は複雑ではない。私たちが複雑なのだ。
人生は単純で、単純であることが正しいことなのである。
と。
この記事では、
人生の生きづらさ、日々のつらさというのは、人生自体に原因があるのではなく、
自分で自分を複雑な状態にしてしまっている事に原因があるのではないかというお話をしてきました。
本質的にはシンプルで単純な人生ですが、
自分自身が複雑になることで、人生は複雑で絡まったものなってしまっています。
であるならば、
シンプルな生き方とは何か、そしてそのために出来る事は何か、
を知ることは、人生の本来的な楽しさを味わうために必要不可欠なのではないのでしょうか。
それでは最後に動画の内容を簡単にまとめておしまいにします。
シンプルな生き方とは、
思考・感情・言葉・行動の4つの要素が足並みを揃えて同じ方向を向いているような生き方です。
それらの要素のいずれかが互いに矛盾している状態は、
いつもどこかブレーキがかかったような状態です。
考えている事、感じている事、発する言葉、実際にとる行動、これら4つの要素の足並みが揃わない事には、
人生は複雑になる一方です。
じゃあそれらの要素の足並みをどのように揃えたらいいのかというと、
それは
日々の内容を絞り、揃える
事です。
思考も感情も言葉も行動も、何か原因があってそこから生まれる結果であると言えます。
その原因というのは、私たちの人生を構成する1日1日のことです。
私たちの1日は5W1H、
すなわち、
誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって、
という要素に分解が可能です。
それらの各要素を、一貫性なくバラバラに配置するのではなく、
数を絞って向きを揃えることで、
結果として私たちの生活はシンプルなものになります。
- Who 誰が、の部分
- What 何を、の部分
- When いつ、の部分
- Where どこで、の部分
- Why なぜ、の部分
- How どうやって、の部分
これらの要素を意図的に絞ってみましょう。
そして、思考・感情・言葉・行動の各要素が互いに矛盾することなく足並みが揃うようにしてみましょう。
そうすることで、
シンプルで気持ちの良い生き方ができるようになります。
この記事の内容が何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
P.S.
当記事の内容はYoutubeでも解説をしておりますので、合わせてご視聴頂けますとより効率的に理解を深めることができます。
- シンプルな生き方とは
- 思考・感情・言葉・行動の4つが同じ方向を向いている生き方の事
- 人生を複雑にしている要因
- 抱えすぎが理由
- 荷物が多く、重い
- 人生をシンプルにする方法
- 日々の生活を構成する5W1Hを絞り揃えていく
- 人、する事、時間、場所、理由、方法について1つに絞る
- それらを思考・感情・言葉・行動の4要素の足並みが揃うように絞る
参考文献:
藤由達藏(2019)結局、「シンプルに考える人」がすべてうまくいく 青春出版社