この記事の内容は動画でも解説しておりますので合わせてご視聴ください。
- 自由に楽しく生きるための「スルースキル」がわかる!
- どうして「スルースキル」が大切なのかがわかる!
- 「スルースキル」を身につけるための3ステップがわかる!
「スルースキル」を身につけることについて解説しています。この記事をご覧いただくことで、「自己中心的」と「自分中心」の違いがわかり、周りの声に左右されることなく、自由に楽しく生きる方法が見つかるでしょう。ぜひ参考にしてみてください!
自由に楽しく生きるための「スルースキル」について解説!
みなさんこんにちは!
突然ですが、こんな悩みを持っていませんか?
- 他人の反応や批判が気になってしまう
- 周りの状況や感情に流されてしまう
- 頼まれたら断るのが苦手
周囲の人の感情や物事に敏感になればなるほど、自分自身はどんどん不自由になってしまいます。
自分だけが我慢している、自分だけが不幸であるという気持ちになると、
ストレスだけがたまり続け、自由に楽しく生きることができません。
不幸な気分に支配された人生と、自由に楽しく生きる人生
どちらかを選ぶなら、後者のような人生を送りたいですよね。
そこで今日の記事では、
どうしたら周囲の反応や感情に流されずに生きられるのかについて、
「スルースキル」という観点から解説したいと思います。
この記事を読み終わる頃には、
周りの声に左右されることなく、自由に楽しく生きる方法が見つかるでしょう。
是非最後までお楽しみください。
スルースキルとはどのような能力か
スルースキルとは、他人の感情や批判をいちいち気にせず、
自分にとって重要ではない物事を受け流す能力のことです。
スルースキルを身に着けるにあたり最も大切なことは、
他人の感情や周りで起こる物事に「鈍感」になることです。
周囲の言動や物事にいちいち敏感に反応する人は、
自分が手伝わなければ上司は困るだろう、隣人の行動は周囲に不快感を与えている
そのように思って、それらに対してつぎ込む時間を増やしてしまいます。
それに対してスルースキルとは、「しなくていいこと」を判断し、抱える仕事を減らす能力です。
ここで注意して欲しいことは、スルースキルとは、
他人に対して無関心になる、自己中心的になるという意味ではないこと。
なんでもかんでもスルーするのではなく、
必要なアドバイスはきちんと拾う、やるべきことはやるという姿勢が大切です。
また、スルースキルとは、人間関係を絶って孤立することでもありません。
最終的には、自分にも周囲にもいい影響を与えることに、その意味があるのです。
スルースキルを備えることが必要な理由
現代社会を生きる私たちは、職場や日々の生活のなかで、複雑な人間関係にさらされます。
そのなかで、スルーしたいのにできない状況が何かと出てきます。
例えばどのような状況があるでしょうか。いくつか具体例を見てみましょう。
①何かを頼まれた時
例えば、
- 今日中に仕上げたい仕事があるのに、別の仕事を頼まれる
- 料理をしている途中に「今すぐ」と買い物を頼まれる
- ゆっくり休みたいのに、バイトのシフトの変更を頼まれる
今、自分がやりたいことがあるのに、
他人から別のことを頼まれた結果、やりたいことは中断せざるを得なくなる。
このようなことが続くと、自分の時間がとれなくなり、
「どうして自分ばっかり…」とストレスが溜まってしまいます。
②他人の行動が気になる時
例えば、
- アパートの住民の大雑把なゴミの出し方が気になる
- 会社で上司の部下に対するごう慢な態度が気になる
- 夫がごはんを「くちゃくちゃ」食べてるのが気になる
このように何かが気になり始めると、仕事中も家に帰っても心がモヤモヤ。
休みの日もそれらに感情が支配され、リラックスする時間がつくれません。
そんな日が続くと、相手に対するイライラや怒りが増幅し、
自分は無関係なことなのに、そのことを考えるだけで1日があっという間に終わってしまいます。
③他人の評価が気になる
例えば、
- 上司の反応が怖くて自分の意見が言えない
- 友だちに嫌われるのが怖くて誘いを断れない
- 親に怒られたくなくて、やりたいことを言えない
「相手は怒るだろう」「相手はがっかりするだろう」と勝手に想像して、
自分の考えを言えない、誘いを断れない人も多いのではないでしょうか。
相手の評価ばかりを気にして、自分の気持ちを心に封じ込めていると、
自分自身がなくなり、相手のためだけに行動するようになってしまいます。
実際は、
頼まれごとの多くは、誰でもできることであり、
あなたがしなければならないことではありません。
他人の行動の多くは、そもそもその人が責任を負うべきことであり、
あなたがいちいち気にすることではありません。
他人の評価はあくまでその人の考えによるものであり、
本当のあなたの能力をとらえているとは限りません。
それらに敏感に反応して、イライラしたり、不満を感じたり、ビクビクしたりする。
これらはすべて、あなたの感情を不快にするだけの、無駄な時間なのです。
自分の責任の範囲を越えていることや、正しいとは限らないことは、
すべてスルーしてしまっていいことなのです。
これらをスルーしてしまえば、無駄な時間や労力を使うことなく、
自由に楽しく生きられるのです。
さて、スルースキルを備えることの必要性を理解できましたでしょうか。
それでは次に、実際にスルースキルを身につけるための方法を学んでいきましょう。
スルースキルを身につけるための方法
周囲の感情や物事に敏感な人は、「不要なことはスルーする!」
と宣言しても、最初はなかなか上手くいかないものです。
スルーすることで相手が不快に思うのではないかと気になり、
余計にストレスが溜まってしまう人もいるかもしれません。
そこでおすすめする方法が、段階的にスルーする能力を高めていくことです。
そこで、スルースキルを高める方法を、3つのステップとしてご紹介します。
ステップ1:スルーする/しないを区別する
まずは、他人の反応や周囲で起こる物事から、
スルーすることとスルーしないことを区別することから始めます。
世の中には、自分に役立つことや、避けてはならないことなど、スルーするべきではない事もあります。
その一方で、考えたところで解決しないことや、考えることすら無意味なことが存在します。
例えば、
事故により電車の走行スケジュールが大幅に狂ったとき、
駅のホームでやることがなく、モヤモヤした気持ちで電車を待つことがあるでしょう。
また、ちょっとした生活音や、少しだけ伸びてしまった庭の雑草などの些細なことに対して、
隣人に文句を言われたときも同様です。
これらの出来事により、イライラしたり悲しい気持ちになったりしても、
すぐに状況が変わるわけではないため、スルーしてしまったほうがいいのです。
スルーする/スルーしないを区別するポイントは、
より広い視野に立ってみたとき、それは大した問題かどうかを考えてみるのです。宇宙レベルで考えてみることも時にはおすすめです。
そのような広い視野にたって物事を見つめてみると、「こんなことに時間を使っていいのか」
と思うようになり、スルーするべき、スルーしないべきという線引きがしやすくなります。
ステップ2:相手の負の感情の存在を認識する
職場で上司に「お前は仕事ができない」と怒鳴りつけられると、
自分の能力が足りないから…と落ち込んでしまうことがあります。
近所のママ友に嫌味ばかり言われていると、
気に障ることを言ってしまったのではないかと自分を責めてしまうこともあるでしょう。
他人の言動をそのまま受け止めて落ち込んでしまう人は、
相手が常に正しく、ダメなのは自分だと決めつけています。
実は、上司は会社からプレッシャーをかけられている、
ママ友は夫と上手くいっていないなど、何らかの問題を抱えていたらどうでしょうか。
問題を抱えている人は常にイライラしています。
八つ当たりの対象として、あなたを選んでいる可能性があります。
そこで、相手の言動の価値を判断するまえに、
本当に相手が言っていることが正しいのかどうか、立ち止まって考えてみることが大切です。
ただの八つ当たりなら、気にするだけ時間の無駄です。
相手の言動をスルーしてしまえば、いつの間にか相手も関わってこなくなるはずです。
ステップ3:自分中心の考え方に切り替える
スルーする/しないを区別できる、負の感情の存在を認識できるようになったら、
それらを踏まえて、自分中心の考え方に切り替えていきます。
ここで注意しなければならないのは、
自分中心に考えることと自己中心的であることは、イコールではないことです。
自己中心的というのは、周りの迷惑を考えずに自分勝手に行動すること。
自分中心に考えるというのは、責任の範囲を超えた要求をスルーすることです。
自分の責任の範囲を超えたことは「するべきこと」から外していき、
やりたいことに時間と労力を集中させること、それが自分中心に考えるということなのです。
自己中心的な人は、好き勝手に行動して職場をめちゃくちゃにします。
自分を中心に考える人は、仕事を早く終わらせ、次の仕事に取りかかります。
さらに、自分中心に考えて一部の仕事をスルーした結果、
仕事がひとりに集中せず、職場の効率性が高まるという現象があらわれます。
スルーすることで人間関係が悪くなると思われがちですが、実は逆。
自分中心に考える人が増えれば増えるほど、相乗効果を生み出す人間関係が築けるのです。
また、こちらの記事では、自分軸・他人軸という観点から、正しい自己中心的なあり方を解説していますので、是非合わせてご覧ください。
まとめ
以上いかがでしたか?
この記事では、
周囲の感情や物事に振り回されずに、自由に楽しく生きる方法として、
スルースキルを身につけることについて解説しました。
この記事で解説したように、周囲の感情や物事をスルーする能力というのは、
決して周りに無関心である、自己中心的であるということではありません。
周囲に信頼できる人がいるから、周囲の感情や物事をスルーできる。
スルーする/しないを区別できているから、周囲にいい影響を与えられる。
何かをスルーすると、自分はわがままなのでは?と心配になるかもしれません。
しかし実際は、自分の状況に対する不満がなくなると、自分も周りも笑顔にできるのです。
あなたが不要なことをスルーして、自由に楽しく生きれば物事が上手く回り出す、
そのように考えれば、より楽な気持ちでスルースキルを発揮できるようになるでしょう。
この記事の内容が何か一つでもお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
この記事の内容は動画でも解説しておりますので合わせてご視聴ください。
- スルースキルとは
- 他人の感情や批判をいちいち気にせず、自分にとって重要ではない物事を受け流す能力
- 「しなくていいこと」を判断し、抱える仕事を減らす能力
- 他人の感情や周りで起こる物事に「鈍感」になることが大切
- 必要なアドバイスはきちんと拾う、やるべきことはやるという姿勢が大切
- スルースキルを備えることが必要な理由
- 感情を不快にするだけの無駄な時間を減らすことで、自由に楽しく生きられる
- 感情を不快にする時間の例:
①何かを頼まれた時
②他人の行動が気になる時
③他人の評価が気になる時 - 自分の責任の範囲を越えていることや、正しいとは限らないことは、すべてスルーしてしまっていい
- スルースキルを身につけるための3ステップ
- ステップ1:スルーする/しないを区別する
・他人の反応や周囲で起こる物事から、スルーすることとスルーしないことを区別する
・より広い視野に立ってみたとき、それは大した問題かどうかを考えてみる
・宇宙レベルで考えてみることも時にはおすすめ - ステップ2:相手の負の感情の存在を認識する
・問題を抱えている人は常にイライラしている
・八つ当たりの対象として、あなたを選んでいる可能性がある
・相手の言動をスルーしてしまえば、いつの間にか相手も関わってこなくなる - ステップ3:自分中心の考え方に切り替える
・自分中心に考えることと自己中心的であることは、イコールではない
・自己中心的というのは、周りの迷惑を考えずに自分勝手に行動すること
・自分中心というのは、自分の責任の範囲を超えたことは「するべきこと」から外していき、やりたいことに時間と労力を集中させること
・自分中心に考えて一部の仕事をスルーした結果、仕事がひとりに集中せず、職場の効率性が高まる
・自分中心に考える人が増えれば増えるほど、相乗効果を生み出す人間関係が築ける
- ステップ1:スルーする/しないを区別する
参考書籍:
大嶋信頼 (2018) スルースキル – “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 ワニブックス