気持ちを切り替える方法

気持ちを切り替える方法はたったの2つしかない!

↑気持ちを切り替える方法は動画でも解説中↑

  • 気持ちを切り替えられないとはどういう状況かを理解できる!
  • 気持ちを切り替えるための方法が分かる!
  • 失敗でつまずかずすぐ前向きになれる方法が分かる!

この記事ではちょっとした事で気持ちを引きずりやすい人を対象に、その原因から解決策を紹介し、気持ちを切り替えるためにするべきことを解説しています。

気持ちを切り替える方法を解説!

みなさんこんにちは!

ライフハックアニメーションです!

今日の記事では「気持ちの切り替え」について取り扱っていきます。

「気持ちの切り替え」、この事に対して課題意識を持っている方はとても多いかと思います。

  • 引きずりやすい
  • イライラしやすい
  • 後悔しやすい
  • 自暴自棄になりやすい
  • 投げ出してしまいやすい

一言で言うならば、「つまずきやすく」、その事が原因で、

思うような1日を過ごせなくて、ガッカリしてしまうというパターンに陥りがちなのではないでしょうか。

そこで今日の記事では、

メンタル的につらい状況に置かれたとしても、

そこから気持ちを切り替えて、すぐに前向きになれる方法及び考え方を紹介していきます。

是非最後までお楽しみください。

気持ちを切り替えられない原因

気持ちを切り替えられない理由

「気持ちを切り替えられない」

という状況を乗り越えるためにも、

まずはその「気持ちを切り替えられない」とは一体どういう事なのかについて理解する必要があります。

気持ちを切り替えられないというのは、

端的には、自分の感情が何か特定のことに縛り付けられている状態のことです。

その特定の事というのは、

  • 過去のこと
  • 未来のこと
  • その両方をまたぐこと

の3つです。

過去の事に縛られている時人は、後悔、罪悪感、悲しみといった感情を抱きます。

未来の事に縛られている時人は、心配、不安、焦り、といった感情を抱きます。

その両方をまたぐ事に縛られている時人は、嫉妬、怒り、絶望といった感情を抱きます。

つまり、

縛られている事というのは、人それぞれ異なりますが

気持ちをうまく切り替えられない、という人に共通している事というのは、
何か特定の感情から抜け出せないでいるという事なのです。

人間の感情の発生メカニズム

人間の感情発生のメカニズム

以前、こちらの認知行動療法に関する記事では、

人間の感情発生のメカニズムについて解説しました。

関連記事

https://www.youtube.com/embed/Ec84wetocIs↑この記事の認知行動療法に関する内容はアニメーション動画でも解説しています!↑ 認知行動療法とは何かが分かる! 認知行動療法の大ま[…]

認知行動療法

それを端的に説明すると、

事実Aに、認知Bが介在する事で、感情Cが発生するというものです。

このメカニズムで説明すると、

ある特定の感情Cを抱き続けているということはすなわち、
ある特定の認知Bも同様に抱き続けているという事になります。

これがどう言うことかと言うと、

ある特定の事実に対する認知のあり方、すなわち「捉え方」にこそ、
気持ちを切り替えられないという根本的な原因があるということです。

であるならば、

「物事の捉え方」をなんとかすることによって、

「気持ちを切り替えられない」という問題にもうまく対処していくことができます。

気持ちを切り替える方法は2つだけ!

それでは一体どうすれば気持ちは切り替える事ができると言うのでしょうか。

実はその方法はたったの2つしかありません。

それは、

  1. 認知の対象を変える
  2. 認知のあり方を変える

という2つの方法です。

認知の対象を変えるとは

気持ちを切り替える方法①

単純な話、過去か未来、もしくはその両方にまたぐようなある特定の事に、意識の焦点を合わせ続けてしまっているから、
ある特定のネガティブな感情に縛られ続けているわけです。

そのため、そもそもの話として、全く関係のない別のことに集中すれば良いのです。

そうすると、気持ちを切り替えるといった努力は一切必要なく、勝手に気持ちが入れ替わっています。

しかし、現実問題としては人間はそんなにうまくはできておらず、

一度気になってしまった事というのは、何があってもどうしても気になり続けてしまいます。

一瞬別のことで気が逸れたとしても、時間が立つと、吸い寄せられるようにまた気になってしまうものです。

そのため、

もう一つの方法は、「認知のあり方」を変える、と言う方法です。

認知のあり方を変えるとは

気持ちを切り替える方法②

認知の対象を変えられないのなら、認知のあり方を変えるしかないというわけです。

認知のあり方を変えるといのは、

例えば、それまでは「絶対に〜でなくてはならない」と捉えていたものを、「必ずしも〜なんかではないよね。」と捉え直すということです。

つまり、

気持ちを切り替えるためには、

まず最初の取り組みとして「認知の対象を変える」ということを行ってみます。

それでうまく気持ちを切り替えられたのでしたら成功です。

しかし、なかなかそれがうまくいかないようでしたら、

次に「認知のあり方を変える」という方法を試してみましょう。

それでは次に、それら2つの方法について具体的なアイデアを紹介します。

認知の対象を変える方法

人間は考える生き物ですから、認知を完璧に0にすることはできません。

つまり、必ず何かしらを意識してしまうわけです。

そのため、「何も考えない、何も考えない」と無になろうと努力してもその目的は叶わず、
そうするよりも、何か全く別のことに集中した方が手っ取り早く、また効果的なのです。

①掃除をする

掃除をする

そのためにおすすめな1つ目の方法は、

掃除をすることです。

禅の世界には、一掃除・二信心という言葉がありますが、
掃除は自分の心についた塵や埃を払って、心を磨くものであると昔から考えられています。

掃除をしている時は、片付ける物それ自体に意識が行きますし、そのために体をセッセと動かすことになりますので、
強制的に認知の対象は変わります。

それに、掃除をして部屋がきれいになると、それまで感じていたモヤモヤも一緒になくなります。

②マインドフルネスを心がける

次におすすめの方法は、

マインドフルネスの状態を心がけることです。

マインドフルネスとは、自分の意識を「今」というこの瞬間に定め続けることを言います。

マインドフルネスの状態を心がけると、自然と自分の意識は、今この瞬間に行っている呼吸の動作、鼻から入って口から抜けていく空気の感覚、また床に接している足の裏の感覚というように、

これまた強制的に認知の対象は変わります。

また、「気持ちを切り替えられない」ことの原因は、気持ちが過去か未来に縛り付けられていることにありますが、
マインドフルネスによって「今」というこの瞬間だけに集中することで、

それまで縛られていた事からも、自然と開放されます。

③紙に書いて捨てる

紙に書いて捨てる

そして三つ目におすすめのが、

紙に書いて捨てると言う方法です。

他の動画でも触れていますが、心がモヤモヤしている時には、そのモヤモヤの正体が一体なにか、紙に書き出すのはとても効果的です。

そのモヤモヤの中に自分が埋もれてしまっているため、紙に書き出すことで、遠くの方から自分のことを眺める事ができるようになるのです。

そしてその上で、その書き出した紙をくちゃくちゃに丸めて捨ててしまいます。

その際、良いや悪いといった判断も全部一緒にして捨ててしまいます。
もうゴミ箱に捨ててしまった事なのだから今さらあれこれと考えたところで何も変わらないので、

さっさと別のことを考え始めるということです。

さて、これら3つのアイデアを試してみて、それでも気持ちを切り替えられないようでしたら、
今度は次の方法「認知のあり方を変える」というのを試してみましょう。

認知のあり方を変える方法

「認知のあり方を変える方法」については、これらの記事でこれまでも解説してきていますので、
この記事ではこれまでとは少し違った切り口からその方法を紹介します。

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認知の歪み

認知のあり方を変えるためには、次の3つの方法のいずれかでうまくいかないか試してみましょう。

①原因解明

原因解明とは、マイナスをプラスに転じようとする働きかけのことです。

気持ちが切り替わらないのはなぜか、その原因は何かを考えます。

そして、その原因を解決できないか考えます。

もし、原因が明らかになり、そして解決策も思い浮かんだのならば、
その原因を解決をすることで気持ちを切り替えられると言う事がわかります。

今まで縛られていたものを、解決することによって、自分の気持ちを開放することができるとわかるので、
認知のあり方もネガティブでマイナスのものから、前向きでプラスのものへと変化します。

②正当化

正当化する

もし、原因解明がうまくいかなかったら、正当化できないか考えてみましょう。

マイナスの感情に縛られるというのは、つまり事実が自分にとってよくないものであると思い込んでいるからです。

そのため、どんな理屈でも良いので、その事実は自分にとって良いものであったのだと捉え直す余地がそこにはないか考えてみるのです。

例えば、

  • 後じゃなくて今失敗しておいてよかった
  • 長期的に見てこれは明らかに成長の糧になった

など。

それまでネガティブに判断していた事を、自分にとってポジティブで良いものだったと捉え直せるように正当化します。

③相対化

固定観念を相対化する

もし、正当化もうまくできなかったら、今度は相対化と言う方法を試みましょう。

相対化というのは、それまで絶対だ!と思って疑わなかった事を、

「本当にそうなの?」

と疑問視することをいいます。

実は、

自分の感情がある特定の物事に縛られるときというのは、決まってそこに自分の「固定観念」というものが隠れています。

固定観念とは、「絶対に〜でなくてはいけない」といった自分の中にある頑固な考え方のことです。

自分の中にあるネガティブな認知のあり方に対して、

別に必ずしも〜なんてことはないのでは?
別に〜が無くたっていいんじゃないの?

というように、

それまで絶対に〜でなくてはいけない!と思っていたことに対して、
純粋無垢な子供のように素朴な疑問を投げかけるイメージです。

以上の方法、

つまり、

まず認知の対象を変えてみる、そのために、

  • 掃除
  • マインドフルネス
  • 紙に書いて捨てる

ということを行ってみる、

それでも気持ちが切り替わらないのなら、

今度は認知のあり方を変えてみる、そのために、

  • 原因を解明して解決する
  • 経験を正当化してポジティブに捉える
  • 固定観念を相対化して相殺する

という方法を試してみましょう。

まとめ

気持ちを切り替える方法まとめ 

以上いかがでしたか?

今日の記事では、気持ちを切り替える方法について解説をしてきました。

自分のことを、健康面、メンタル面から改善していく時、
また自分の立てた計画に従って日々を過ごしていく時には、

些細なことにつまづいて、投げ出したい気持ちになってしまいがちです。

しかし、誰だって失敗はしますし、最初から最後までうまくいくなんてことはあり得ません。

そもそもうまくいくのなら頑張る必要もありませんし、
頑張る必要がないのなら、目的のものを手に入れたって嬉しくないわけです。

そのため、

日々の中で何か嫌な事があったり、うまくいかないことがあったとしても、
それは見方を変えれば、目的に向かって順調な証拠です。

順調であるにもかかわらず、動きを止めて諦めてしまうのはもったいない以外のなにものでもありません。

今日の記事では

「気持ちの切り替え」

の方法について解説をしてきました。

どんな状況に直面しても、それをヒラリとかわして、
マイペースでリラックス、そしてそれ自体を楽しめる柔軟な心を持ち続けるようにしましょう。

この記事の内容が何か一つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

P.S.
当記事の内容はYoutubeでも解説をしておりますので合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深める事ができます。

  • 気持ちを切り替えられない理由
    • ある特定のことに感情が縛り付けられているから
    • 感情が縛られる3つのこと
      • 過去に縛られている(後悔・罪悪感・悲しみ)
      • 未来に縛られている(心配・不安・焦り)
      • 両方に縛られている(嫉妬・怒り・絶望)
  • 気持ちを切り替えるための2つの方
    • ①認知の対象を変える
      • 事実に対する認知が感情を生むので、認知する事実を変えてしまえば良い
      • そのための3つの方法
        • 掃除をする
        • マインドフルネスを心がける
        • モヤモヤを紙に書いて捨て
    • ②認知のあり方を変える
      • 事実に対する認知が感情を生むので、認知のあり方を変えてしまえば良い
      • そのための3つの方法
        • 原因を解明して解決に向けて動き出す
        • 経験を正当化してポジティブに捉え直す
        • 固定観念を相対化して相殺する

参考文献:
仏光(2012) 「気にしない」練習 ~気持ちを切り替える感情コントロール術~ ワニブックス
草薙龍瞬(2015) 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」KADOKAWA/中経出版
枡野 俊明(2017) 傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考 文響社

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