↑この記事の断食に関する内容はアニメーション動画でも解説しています!↑
- 断食の効果やそのメカニズムが分かる!
- ファスティングによるダイエット効果が分かる!
- 断食やファスティングの簡単な方法が分かる!
この記事では、断食(ファスティング)について、そのルーツから、基本的な健康効果、またダイエットからメンタル、病気への効果について解説しています。
また、断食(ファスティング)のおすすめの方法として「半日断食」を取り上げ、その方法の要点を紹介しています。
みなさんこんにちは!
最近、ネットや本屋などでも「断食」「ファスティング」という言葉をよく目にする人も増えているのではないでしょうか。
そこで謳われている言葉を見てみると、
- ダイエット効果あり!
- 病気が治る!
- メンタルが強くなる!
など、気になる謳い文句が並んでいます。
しかし、「断食」と聞いて思い浮かべるのは、
なんだか厳しい修行のような風景ですし、そもそもそのやり方も効果もわかりませんよね。
そこで今日の記事では、
そんな「断食」について、
断食による健康効果から、その具体的な実践方法までを解説していきます。
是非最後までお楽しみください。
断食とは
断食について端的に説明するならばそれは、
「食べ過ぎによって溜まった体内の余分な栄養を取り除き、人間が本来持っている能力を最大限引き出す健康術」
であると言えます。
断食のルーツは、
宗教における心身の浄化のための修行にありますが、
最近ではその健康効果が医学的な研究からも明らかになってきておりますます注目を集めています。
断食によるプラスの健康効果のメカニズムを簡単に説明すると、
まず食べ物を断つことで体には飢餓状態というストレスが生じます。
このストレスに対して体は反応をはじめ、
断食による飢餓状態から自分を守ろうと必死に動き出します。
そして、
この飢餓状態によるストレスへの反発力が体の仕組みを大きく変動させ、
それに伴い、体質は改善し、様々な病気や症状を治す治癒力として現れてくるのです。
断食の効果とは
それでは次に、断食によって期待できるプラスの健康効果をご紹介していきます。
①ダイエットへの効果
断食によってもたらされる健康効果としてはまず、体から余分な脂肪が燃焼されていくという事があります。
普通に食事をとっていると、肉体や脳は主に糖分をエネルギー源として使用します。
しかし、断食をすると体内の糖分が尽きてしまいますので、
肉体や脳は体に蓄えた脂肪を代わりのエネルギー源として使うようになります。
また、以前の動画でも解説をしたように、
断食を定期的に行う事でホルモンの一種のインスリン値をかなり低くする時間を定期的に確保できるので、
自分の体重の基準値というものが下がり、自然と体が体重を落としていくようにもなるのです。
②メンタルへの効果
そして、断食ではメンタル面でもプラスの効果が期待できます。
まず断食をすることによって、脳下垂体からストレスに強く対抗する物質が出るようになるので、ストレスに強くなる事ができます。
そして脂肪をエネルギー源としている時の脳からは、リラックス脳波のα波と、快感物質のエンドルフィンが分泌されているので、
気分は爽やかで、心は平穏、リラックスした気分を維持できるようになります。
宗教において、心身の浄化のために断食が取り入れられてきた事にも納得がいきます。
③病気への効果
また、断食によって、数多くの成人病をはじめ、現代医学では治らないような病気も治ってしまう事が知られています。
断食によるプラスの健康効果のメカニズムは先ほど軽く触れた通りですが、
断食によってそれまで溜まった老廃物や宿便が大量に出るだけではなく、
擬似的な飢餓状態によってオートファジーで知られる自食作用が起こり、
肉体の中に損傷して残っている細胞や余分なものがエネルギーとして燃やされるので、
それに付随して諸々の病気も治ってしまうと考えられています。
また、他にも断食ノウハウの名著である「奇跡が起こる半日断食」に書かれている例を列挙しますと、
高脂血症・脂肪肝・高血圧・動脈硬化・心臓病・糖尿病・心身症・胃潰瘍・大腸炎・アレルギーの病気・冷え性・ガンまでも治ってしまうと書かれています。
半日断食のやり方
それでは次に、実際にどうやって断食を実践すれば良いのかというその方法についてご紹介していきます。
断食の方法としては実は様々なものがあり、
「本断食」という名前で知られる本格的な方法は、
少なくとも3日以上、水以外にはなにも摂取しないという方法です。
しかし、この「本断食」は初心者にはつらすぎ、
また準備期間や断食後の回復食が必要など、
色々と手間がかかったりノウハウがないと難しい方法です。
そこでこの記事では、
先ほどご紹介した書籍の著者である甲田光雄先生が推奨する
「半日断食」
という
誰でも簡単に明日から実践でき、断食の良い部分を簡単に取り入れられる方法をご紹介していきます。
半日断食① 毎日16時間何も食べない時間を作る
半日断食では、その名前の通り、毎日、半日の間断食をするようにします。
具体的には朝食は抜き、お昼ご飯と夜ご飯のみを食べます。
目安としては、1日のうちで16時間は水分以外は摂取せず、1日のうちで8時間の間だけ食事を摂るようにします。
水分としては、ミネラルウォーター、柿の葉茶、またコーヒーを取るようにします。
半日断食② 玄米菜食中心のメニュー
半日断食での食事についてですが、朝食を抜きさえすれば何でも食べて大丈夫という訳ではありません。
基本的な方針としては、玄米菜食を心がけるようにします。
いわゆる、昔ながらの日本食といったような食事であり、
玄米・大豆製品・小魚・生野菜中心のメニューを心がけます。
半日断食③ 間食・夜食はしない
また、ちょっと気分転換に、であったり、小腹が空いたからといった理由で、間食や夜食はしないようにします。
半日断食を習慣化すればお腹が空くという感覚に強くなるので問題ないかと思いますが、
最初の方は努力が必要です。
もし、どうしても空腹に耐えられなくなったら、消化吸収で内臓に負担をかけないような「青汁」「酵素ドリンク」などなら飲んでも良いということになっています。
ここまでの半日断食の方法その①・その②・その③を食生活の習慣とすることで、
この記事の前半でご紹介をした断食によるプラスの健康効果を享受することができるようになります。
半日断食を毎日繰り返した体験談
以上いかがでしたか?
この記事では断食による健康効果とその簡単な実践方法として「半日断食」のやり方をご紹介してきました。
私自身も、この半日断食の方法を知ってからかれこれ半年近く実践していますが、
明らかなものとして感じている効果としては
- 目覚めがスッキリで熟睡できてる気がする
- 自分を律する力が格段にアップしている
- 脂肪の減少と肌のトラブルの解消
といった事があります。
ちなみに、
私は先ほど紹介した方法の中で厳密に守っているのは1日のうちで8時間の間しか食べない、という部分だけです。
他の部分についても意識的に取り組んではいますが、
そこまで神経質にはなっておらず、白米も食べますし、お菓子、アイスクリームもたまには食べます。
そのため、まずは部分的にも、
断食のハウツーを取り入れてみてその効果を実感してみてはいかがでしょうか。
なにか一つでもご参考になる点がございましたら幸いです。
また「半日断食」の方法については、こちらの書籍にて解説がされておりますので、
半日断食についてもっと深掘りしたいという方は是非ご覧になってみてください。
当記事の内容は、動画でも解説をしていますので、復習も兼ねて是非ご覧していってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また、次回の記事でまたお会いしましょう!♪
参考文献:
甲田 光雄 (2001) 奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! マキノ出版