【ジョブクラフティング】やる気が出ないメカニズムと打開策とは

この記事のポイント
  • ジョブクラフティングの手法について学べる!
  • やる気が出ないメカニズムを理解出来る!
  • どんな時人はモチベーションを感じるのかを理解出来る!

この記事では、人が「やる気が出ない」という時のメカニズムとどういう時にやる気を感じるのか。そしてモチベーションを取り戻すためのとっておきの方法として「ジョブクラフティング」について紹介します。

ジョブクラフティングのツールダウンロードはこちら!

勉強や仕事へのやる気を取り戻す!

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

突然ですが、次のような問題を抱えてはいませんか?

  • 仕事に意味ややりがいを見出せずにいて、もちろんやる気も出ない
  • 勉強をしなくてはいけないと分かっているけど、気が進まない

お金のためだといっても、やる気の出ない仕事に対して、
自分に鞭を打って無理やり取り組むことほどしんどい事はありませんよね。

また、学生にとっての仕事が、勉強であると仮定するならば、
仕事に対するやる気不足も、勉強に対するやる気不足もその根本部分は近しいものであると言えます。

こういった問題はどうして頻繁に起きてしまうのでしょうか。
また、現実的な解決策というのは無いのでしょうか。

そこで今日の記事では、

仕事や勉強に対するやる気不足のメカニズムから、
どうすればやる気を取り戻せるのか、というお話をしていきます。

また、記事の最後にはこれから紹介するテクニックを実践しやすくするツールの紹介と、
今回のテーマに対する私の見解を述べますので、是非最後までお楽しみください。

それでは早速始めていきます。

やる気不足のメカニズム

まず初めに述べておきますと、やる気やモチベーションというのは、
鍛えたり蓄えたりできるようなものではなく、単なる感情現象です。

そのことについては、こちらの2つの記事でも詳しく解説を致しました。

やる気が出ない時の対処方法
【モチベーション】やる気が出ない時は頼るのはやめにしよう!やる気が出ない、モチベーションが上がらない、高まらない、という問題とどのように向き合えばよいのかという観点から、やる気に頼ることをやめ、その代わりに意志力を鍛えるべきというお話をしています。...
意志力を鍛える方法
意志力を鍛える方法とは?脳科学的に解説!意志力とは何かについて脳科学的に解説をし、どうすれば鍛え、高めることが出来るのかということについて、具体的なアイデアも交えながらその方法およびやり方を紹介しています。...

つまり、
やる気につながるような、感情的な高まりさえあれば良いというわけなのです。

やる気に繋がる感情の高まりが起きる時

やる気のメカニズム

じゃあどんな時、
やる気につながるような感情的な高まりが起きるのかと言うと、
次の3つの要素のいずれか、もしくは複数が満たされている時であると心理学的には言われています。

それは、

①関係性を感じているか
これは、自分が今している事と他者やコミュニティーとの間に、なにかしらの関係性を見出せているかどうかという事です。

②自主性を感じているか
これは、自分が今している事というのは自らの「自由な意思」による選択の結果であると感じられているかどうかと言う事です。

③成長を感じているか
これは、今している事を通じて、確かな成長を実感すると同時に、自分の能力が何かしらの事に貢献していると感じられているかどうかという事です。

言い換えるならば、

これら3つのいずれか、もしくは複数に対して、個人的な喜びや満足を感じている時のことを、
モチベーションが高い状態であると言うことも可能です。

やる気が出ない状態とは

やる気不足の仕組み

しかし、

これら3つのいずれも満たされていない時、どうなってしまうのかというと、

「不快な事を避けたい、すぐに満足したい」

といった、相反する感情が湧いてきます。

つまり、

不快な事は避け、喜びを最大限に今すぐ引き出そうとする、
動物的な衝動が優位になってしまうわけです。

具体的には、

すべき事を先延ばしにし、
他のもっと楽しそうな「気晴らしに」についつい手を出してしまうわけです。

そうした「気晴らし」は確かに、瞬間的に喜びをもたらしてくれるものですが、
みなさんもご存知の通り、その後には虚しさが残りますよね。

そして、
まさにそのような気晴らしについつい走ってしまう状態になっている時のことを、

一般的には

「やる気を感じられない」状態

であると言うわけです。

このメカニズムは、仕事においても勉強においても同様で、

先ほどの3つの要素

  1. 自分のしている事と他者との関係性を感じているか
  2. 自分のしている事に自主性を感じているか
  3. 自分のしている事に成長を感じているか

の有る無しで、

目の前のことに対して、やる気につながるような感情的な高まりが生まれるかどうかが決まってくるのです。

どうすればモチベーションは高まるのか

モチベーションが高まる秘訣

さて、

ここまでの説明の中で注目して頂きたいポイントが1つあります。

それは、

やる気というのは、条件を満たせば、生じるものである

と言う、単純なメカニズムです。

その条件というのは、まさに先ほどの3つの要素

すなわち

  1. 自分のしている事と他者との関係性を感じているか
  2. 自分のしている事に自主性を感じているか
  3. 自分のしている事に成長を感じているか

の事です。

そして、さらに掘り下げると、
それらの要素の有無というのは、どのように決まるのでしょうか?

与えられるのでしょうか?事実としてそこにあるなのでしょうか?

どちらも違います。

自分で見出すものです。

やる気というのは、時折天から降ってくるようなものだと思いがちですが、
よくよく思い返してみると、確かに自らそれら3つの要素のいずれかを見出していた事に気付くはずです。

つまり、

今自分が取り組んでいて、もっとやる気さえあればいいのに、と思っている事の中に、

関係性・自主性・成長性の3つの要素を見出してあげさえすれば良いのです。

そして、

そのためのとっておきの方法があるのです。

ジョブ・クラフティング

ジョブクラフティングの説明

ジョブ・クラフティングとは、

やらされている感覚のある仕事を、やりがいのある仕事に自ら変えていく手法の事です。

この手法のメリットは、仕事への考え方を変えることによって、

自分の関心ごとや強みを生かしながら、自らの意図で仕事を少しずつ作り変えていき、
結果として仕事全般に対するモチベーションを高め質の高い仕事をすることが出来るようになるという事です。

ポイントは、他者の介在無しに、自分都合で自由に考え方を変えられるという事です。

3つの質問

ジョブ・クラフティングでは、

次の3つの質問事項について考えてみて、今の仕事との関係に気づくように、
自分を促します。

質問①
仕事において一番大切な人間関係は何ですか?

質問②
仕事においてあなたの個人的な貢献によって支えられている事は何ですか?例えばあなたの仕事によって助かっている人は誰ですか?

質問③
仕事を通じて自分のキャリアをどう育てどう伸ばしていきたいですか?また、今の仕事はその事とどのような関連性がありますか?

学生の場合ですと「勉強」という名の仕事について次の3つの質問について考えてみると良いでしょう。

質問①
勉強する事にまつわる一番大切な人間関係は何ですか?

質問②
どうして勉強するのですか?あなたの大きな目的・目標・夢との関係性は何ですか?

質問③
勉強をする事によって自分のどのような面における能力が高まっていますか?またその能力は将来的にどのようなメリットを自分にもたらすと想像できますか?

これら3つの質問に対して、ポジティブかつ自由に答えてみましょう。

もし、

それら3つの質問について考える中で、

どれか1つだけでも今取り組んでいる事との関係性を見つけられたのなら、ちょっと胸のあたりであったり、お腹のあたりが温かくて軽くなるような、感情的な高まりを感じると思います。

その感情的な高まりこそが、やる気の正体です。

ツールの紹介

ジョブクラフティング(仕事用)

さて、

このジョブ・クラフティングについては是非みなさんにも一度は取り組んでみて欲しく、
そのために簡単なツールを作りました。

そのツールはこちらです。

この記事の内容を理解しておけば特別な説明はなくても、
その使い方はすぐ理解できるかと思います。

満足のいく出来映えのジョブ・クラフティングが作れたのなら、

家の中の目につきやすい場所に貼っておいたり、
持ち運んでやる気を出す度に確認するのもオススメですよ♪

やる気の有無に無関心になる

まとめ

それでは最後に、今回のテーマに対する個人的な見解を述べておしまいにします。

「やる気」というのは不思議なもので、

実際にペースよく取り組んでいる時には、そもそも「やる気の有無」については無関心で、
「どうしてあんなにやる気を出す事に一生懸命になっていたのだろう。」

とよく思います。

また、

やる気が無い時に、それをどうにかしようと試行錯誤を重ねるものの、
どうしても腰が重くて全く動けない時があるかと思えば、

本当に天からやる気が降ってきたように、「よしやろう!」と思うような時も確かにあります。

今回の記事の内容は、

おそらく取り組んでみた直後は確かにやる気の高まりというのを感じられるかと思います。
しかし、次の日にでもなれば、またいつものやる気のない自分に後戻りという方も多いかと思います。

なので、今日の内容の捉え方としては、
やる気を感じられる確率を高めていく方法であると思うのが適切かと思います。

例えば、

試行錯誤の末、ちゃんとやる気を出して、取り組むべき事に取り組める。
ちゃんと寝て朝起きれば、やる気を感じられる状態に戻っている。

といったような「確率」を高めていくための実践的な方法であると思うのが良いでしょう。

つまり、1回使ってお終いなのではなく、
やる気を高めたいと思った時に繰り返し使う中で、

やる気という感情的な高まりの、
根本的な源泉となる関係性・自主性・成長性の3つの要素を、
無意識レベルで身に染み込ませていけば、

「やる気の有無」についてそもそも無関心という理想的な状態に至れるのではないかと思います。
やる気の有る無しにそもそも悩まない、やる気のある状態を必要な時には当たり前のように維持できるようになることを目指しましょう。

みなさんはどのように考えましたか?

何か1つでもお役に立てておりましたら幸いです。

当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、合わせてご視聴いただけますとより理解を深める事ができます。

最後までご視聴ありがとうございました。

また次回の動画でお会いしましょう。

内容の要点メモ
  • やる気という感情の高まりの起こる条件
    • ①自分のしている事と他者との関係性を感じている
    • ②自分のしている事に自主性を感じている
    • ③自分のしている事に成長を感じている
  • ジョブクラフティングとは
    • やらされている感覚のある仕事を、やりがいのある仕事に自ら変えていく手法

参考文献:
ケリー・マクゴニガル(2016)『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』 泉 恵理子訳
ケリー・マクゴニガル(2015)『スタンフォードの自分を変える教室』神崎 朗子訳 大和書房