【選択理論とは】内的動機の心理学

この記事では、「知って役立つ〇〇の法則シリーズ」の1つとして、人間の心理と行動との関係性を説明している「選択理論の法則」について解説をしていきます。

この記事のポイント
  1. 選択理論が何かが分かる!
  2. 人間の心理と行動との関係が分かる!
  3. 自分の行動は自分次第であることが分かる!

選択理論とは

選択理論の要約

選択理論とは、アメリカの精神科医のウィリアム・グラッサー博士が唱えた理論のことです。

この選択理論によると、人は外部からの刺激に反応する形で行動することは実は一切なく、
かならず内部からの動機に基づいて選択的に行動を行なっているとします。

選択理論と車

選択理論と車

ウィリアム・グラッサー博士によると、人間の行動全体は車の仕組みに例えて説明することが可能です。

選択理論で登場する車のパーツは、

エンジン・ハンドル、4つの車輪で、
車輪は前輪と後輪とで役割が区別されます。

まずはじめに、それぞれについて簡単な説明を加えます。

基本的ニーズの5つの要素

基本的ニーズとは

エンジンは、人間誰しもが持つ「基本的ニーズ」に当てはまり、
それは5つの要素で構成されます。

その5つとは、

  • 生存したい
  • 何かに属したい
  • 力を得たい
  • 自由になりたい
  • 楽しみたい

というニーズの5つです。

これら5つのニーズは、
人によって程度の差こそあれ、
誰しもが変えられないものとして持っているとしています。

全行動の4つの要素

全行動とは

そして次に、

4つの車輪についてです。

選択理論ではこれら4つの車輪を合わせて「全行動」と名付けられます。

全行動は、4つの部分で構成されており、

それらは

  • 行為
  • 思考
  • 感情
  • 生理反応

の4つです。

そして、前輪2つが、行為と思考に当てはまり、
後輪2つが、感情と生理反応に当てはまります。

車でも、前輪2つの動きに後輪2つが従うように、

後輪2つに該当する感情と生理反応とは、前輪2つに該当する行為と思考によって、
間接的にコントロールすることが可能です。

そして、先ほどの基本的ニーズが変えられないものとして人間に備わっているのに対して、
この車輪に見立てられる4つの要素は、直接的と間接的の両方によってコントロール可能であるとされています。

上質世界とは

上質世界とは

そしてハンドルは、「願望」に該当しています。

選択理論では、この願望のことが「上質世界」という概念で説明されていますが、

簡単にいうならば、自分の理想像のことです。

そして、ここまで紹介してきた、

  • 車のエンジンに例えられた5つの要素で構成される基本的ニーズ
  • 車の車輪に例えられた4つの要素で構成される「全行動」
  • そして車のハンドルに例えられた「願望」

これらによって、人間の行動は説明可能であるとするのが、
この選択理論の法則の概要です。

選択理論の心理学から学べる事とは

選択理論と心理学

それでは、この選択理論の法則から学べることとは一体なになのでしょうか。

それは、私たち人間は、そうであると気づいている、いないに関係なく、
自分の行動を実は自分でコントロールしているという事です。

つまり、

カッとなってしまってついつい手を出してしまった

であったり、

自分はしたくないのだけれども、上司にさせられているからしょうがない

といった主張をいくらしたところで、この選択理論に従えば、
論理の順番は逆で、

手を出してしまったから、カッとしているのであり、
またしたくないのにしているから、上司にさせられていると理屈をつけてイライラしている

だけなのです。

このように、選択理論の法則では、
自分の行動は文字通り自分でコントロールしているのであり、

当然、自分の行動は自分次第で変えることが出来るとしているのです。

まとめ

選択理論検定

以上いかがでしたか。

この記事では、選択理論の法則について解説をしてきました。

選択理論によれば、私たち人間は、まるで車のように、

基本的ニーズという根本的で変えられない欲求をエンジンに、

自分の理想像へ向かおうとするハンドルを持ち、

実際に車を動かす車輪のように、行動しているのです。

押さえておくべきことは、この一連のプロセスの中に、他者の存在は一切介入していないという事です。

つまり、自分という車を、どのように運転するかは自分次第であるのです。

また、他者も同様に、他者なりの車で好きなように運転しているのであり、
そこに私たち個人が介入してコントロールすることは出来ないのです。

今後、自分のことをうまくコントロールできていないと感じてしまう時があったり、
また他人からの影響を強く受けてしまっていると思うような時がありましたら、

この記事で紹介した「選択理論の法則」について思い出してみて、
自分の行動は100%自分のハンドルさばき次第で変えることが出来るのだということを思い出しましょう。

この選択理論の法則について、

なにか日常の中で活用できそうな場面があったり、
対人関係のトラブルとして選択理論の法則で改善可能なアイデアなどが思いつきましたら
是非動画の方のコメント欄に書き込んで行ってくださいね♪

また、「知って役立つ◯◯の法則シリーズ」は一覧にしてまとめておりますので、
他にも知って役立つ法則を知りたいという方は是非他もご覧していってください♪

何か一つでもご参考になる点がございましたら幸いです。

選択理論についてもっと詳しくなりたい方はこちらの書籍がオススメです。

また、当記事の内容は動画でも解説をしておりますので、
復習も兼ねて是非そちらもご覧していってくださいね♪

ご愛読ありがとうございました。