「お菓子中毒から抜け出す方法」については↑の動画でも詳しく解説をしております!
- どうしてお菓子中毒になってしまうのかが分かる!
- お菓子中毒になるとどんな悪影響があるのかが分かる!
- どうしたらお菓子中毒から抜け出すことができるのかが分かる!
この記事では、「お菓子中毒」の危険性と原因、解決方法についてご紹介しています。動画と合わせてご覧いただくことで、お菓子中毒から抜け出すための実践方法を学ぶことができます!
お菓子中毒から抜け出す方法を解説!
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
最近、こんな悩みはありませんか?
- 家にこもりがちで、ついつい甘い物を食べてしまう
- やめたほうがいいと分かっているのにお菓子を止められない
- イライラしたりストレスがたまると、お菓子に手を伸ばしてしまう
これらに当てはまった方は、「お菓子中毒」になりかけている証拠です。
どこか気聞き馴染みのある「やめられない、止まらない」というフレーズ。
このフレーズには「やめられないほどおいしい」という意味の裏側に、
お菓子による中毒性が端的に言い表されているのです。
新型コロナウィルスの影響により、外出ができず、家にずっといる方が増えてきました。
行動を制限されていることでストレスがたまり、時間を持て余した結果、
お菓子などの、甘いものを食べる回数や量が増えてしまう方もいます。
もし、あなたがお菓子を食べ続けることをやめられないと悩んでいるのであれば、
「お菓子をやめられない自分が悪いんだ…」
と責めてはいけません。
お菓子をやめられない理由は、あなたの意志による問題ではなく、お菓子中毒に陥っているからです。
今日の記事では、なぜ私たちはお菓子中毒になってしまうのか、
お菓子中毒になると、わたしたちの体や生活にどんな悪影響があるのか、どうしたら抜け出すことができるのかについてご紹介します。
きっと、記事を見終わった後は、お菓子や甘い物をむやみやたらに食べることを自制できるようになるでしょう。
是⾮最後までお楽しみください。
私たちがお菓子中毒になってしまう理由
まずは、あなたがお菓子中毒かどうかをチェックしてみましょう。
- お菓子を食べ続けることが当たり前
- お菓子を食べないと落ち着かない
- お菓子を我慢するとイライラする
これら3つのチェック項目のうち、1つでも当てはまる方は、お菓子中毒になっている可能性が高いです。
お菓子中毒になってしまう原因とは何なのか。
そこには大きく分けて2つの原因があり、
- 1つは、お菓子に含まれる糖質が引き起こす麻薬作用によるもの
- もう一つは、慢性的なストレスを和らげるために甘いものに依存するようになってしまった
という2つの原因です。
糖質の麻薬作用
まずは糖質の麻薬作用について。
お菓子に多く含まれている糖質には、麻薬のような作用があることを知っていますか?
あなたもケーキやクッキーなど甘い物を食べると、「おいしい」「幸せ」などといった、幸福感を感じますよね。
この幸福感が適度であれば問題ないのですが、程度や回数が増えることにより、 中毒へと発展してしまいます。
簡単に言うと、糖質によって快感の回路ができあがっている状態です。
糖質によって、脳の神経に快感の回路が出来上がってしまうと、
「やめられない、止まらない」
という、先ほどご紹介したフレーズ通りにまた糖質を取り入れたくなってしまうのです。
この快感の回路を脳科学的に言うと、報酬系と呼ばれる脳内神経ネットワークのことを指します。
報酬系とは、欲求が満たされたときに活性化する神経系のことであり、ここが刺激されると脳内に神経伝達物質のドーパミンが分泌され、強い快感をもたらします。
脳は何度でもその快感を求めてしまうので、無限ループのように甘い物を食べたくなり、お菓子中毒になってしまうのです。
慢性的なストレス
次に、原因の2つ目にあげた慢性的なストレスも、お菓子中毒を誘発するきっかけになります。
慢性的なストレスとは、人間関係のトラブルや仕事の忙しさなど、私たちの身近にあるものです。
ストレスが長い間続くと、人間は快楽を感じることでストレスによる苦しみや辛さをごまかそうとします。
そして、快楽のなかでも、一番手っ取り早く簡単に手に入れられる方法が食べることであり、特に甘いものは簡単に私たちのネガティブな気分を紛らわしてくれるのです。
あなたも仕事から疲れて家についた後にアイスを食べたり、オフィスでのお昼休憩にチョコレートを食べたりした経験があるのではないでしょうか。
しかし、このようなストレスと甘い物の関係が、お菓子中毒を加速させている原因になってしまっているのです。
お菓子中毒による悪影響
「お菓子中毒の影響って太ったりするだけでは?」と思ったあなた。
実はお菓子中毒による悪影響は、肥満だけではありません。
例えば、
- 老化が進む
- 糖尿病
- 心血管疾患
- ガン
なかでもガンは三大疾病とも呼ばれる、死亡率の高い病気です。
現在10代・20代の方は「若いからまだまだ大丈夫!」と不健康を若さでカバーできるかもしれません。
しかし、積み重なった悪習慣は、30代・40代で病として跳ね返ってきます。
老化
まずは1つ目の老化について、糖質とどのような関係があるのか見てみましょう。
糖質による老化には「糖化」と「酸化」の2つが関わっています。
糖化とは「焦げる老化」です。
これは、血液中のブドウ糖と細胞を作っているタンパク質が、体温で加熱されることによってまるで肉体が焦げ付くように老化していく現象です。
結果として、AGE(終末糖化産物)と言う老化物質が生み出されてしまい、皮膚や骨、血管などの弾力を保つコラーゲン繊維を切断し、細胞を劣化させてしまうのです。
一方で、酸化とは「錆びる老化」のことです。
これは、糖質などがエネルギーに変換される時に発生する活性酸素により、肉体がまるで錆びて行くように老化する現象です。
この活性酸素は、細胞を劣化させたり、遺伝子情報を傷つけて老化を加速させてしまうのです。
糖尿病、心血管疾患、ガン
また、2~4つ目にあげた、糖尿病、心血管疾患、ガンは、お菓子の摂取による血糖値の急上昇によってそのリスクを高めます。
そもそも血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(糖質)のことです。
糖質が大量に含まれているお菓子を食べると、血糖値が急激に上昇してしまい、その結果肥満や糖尿病、動脈硬化、認知症、がんなど、様々な病気のリスクに発展します。
それだけではなく、血糖値の乱高下は、慢性的な疲労感や倦怠感、また急激な眠気といった状態をもたらしてしまいます。
お菓子中毒は薬物依存のような禁断症状が現れないので、自分が中毒に陥っていることに気づきにくいことが、私たちをじわじわと蝕む恐ろしさです。
自覚症状がないので、気がついたときには高血圧や糖尿病といった生活習慣病に陥ってしまうため、意識して注意を向ける必要があるのです。
お菓子中毒から脱却する方法
お菓子や甘い物が身近にある私たちへの救済方法とは、一体何なのでしょうか。
お菓子中毒からの脱却方法として、この動画では効果的な3つの方法を紹介します。
それは、
- 脳をリセットする
- 食べること以外のストレス解消法を見つける
- 表示を確認して「異性化糖」を避ける
の3つの方法です。
どれも今日からチャレンジできる、簡単なお菓子中毒からの脱却方法です。
①脳をリセットする
まず1つ目の脳をリセットする解決方法。
脳をリセットする=食欲の暴走をストップさせる
ということです。
お菓子の食べすぎが続く状態とは、いわば食欲が暴走している状態。
先ほど説明した、糖質による麻薬作用により、快楽に対して脳は鈍感になっています。
この「お菓子が食べたい、止まらない」というように快楽に対して鈍感になった脳をリセットするには、お菓子を一口も全く食べない状態を続けることが1番手っ取り早いのです。
ただ、この方法は、言うのは簡単でも、実際に行うのはとても難しい方法かと思います。
しかし、「ちょっとだけなら大丈夫だよね」と口にしていると、いつまでたっても脳をリセットすることが難しいのです。
脳がリセットされない中途半端な状態が続くと、お菓子を食べられないことがストレスになり、かえって過食を引き起こしてしまう危険性があります。
そのため、一口も食べずにいることが、中毒状態から脱却する近道なのです。
なにも「1年続けてください!」とは言いません。
まずは1週間、お菓子断ちをしてみましょう。
「1年も食べられないのか…」と思うと挫折してしまいますが、1週間と短く期限を決めれば、チャレンジしやすいですよね。
②ほかのストレス解消法を見つける
続いて2つ目にあげた、ほかのストレス解消法を見つけるという解決方法について。
ストレスを発散するために、甘い物を食べたくなる気持ちは痛いほど分かります。
しかしこのストレス解消法では、いつまでたってもお菓子中毒から抜け出せません。
そこで、おすすめしたいストレス解消法が運動です。
運動は食欲を刺激する、コルチゾールやインスリンの作用を抑えてくれる効果があります。
運動習慣のある人は、ストレスを感じた時にコルチゾールの値が上がりにくいことが実証されているので、運動によるストレス解消がおすすめ。
ほどほどに息切れする程度の運動が効果的なので、ペースを早めたウォーキング、お家での運動であれば足踏み昇降などの有酸素運動がおすすめです。
そして、もし、ここまでの方法を試してもなかなかお菓子を止める事は難しそう、私には無理と思われてしまう方は次の方法を試してみてください。
③「異性化糖」を避ける
それは、3つ目の方法である、「異性化糖」を避けると言うものです。
「異性化糖」とは、糖質の中でも高度に加工された糖質のことで次のようなものがあります。
- 高果糖液糖
- 果糖ブドウ糖液糖
- ブドウ糖果糖液糖
- 砂糖混合異性化液糖
これら「異性化糖」は、甘みが強烈に強くなるように人工的に作られており、強い中毒作用を招くだけではなく、肥満や生活習慣病のリスクを大幅に高めてしまう元凶となります。
パッケージの裏側の表示を確認し、異性化糖が含まれている場合は避けるようにしましょう。
ちなみに、食品パッケージの記載には、成分の含有量が多いものから順に表記されているので、これら4つの糖が初めの方に書かれている場合は要注意です。
これらはお菓子だけではなく、健康に良いイメージがある野菜ジュースや乳酸菌飲料、栄養ドリンクにも表記されている場合があります。
イメージにとらわれずに確認するようにしましょう。
まとめ
以上、いかがでしたか?
この記事では、ついつい食べてしまうお菓子がもたらす、「お菓子中毒」の危険性と原因、解決方法についてご紹介しました。
「手持無沙汰でついついお菓子を食べちゃう」
「昔からお菓子を止められなくてどうしよう」
という方は、この記事でご紹介した、
- 脳の食欲の暴走をリセットする
- 食べること以外のストレス解消法を見つける
- 表示を確認して「異性化糖」を避ける
の中から、チャレンジしやすい解決方法から始めてみましょう。
このままお菓子中毒を放置していると、肥満だけではなく、糖尿病やガンなどのリスクを高め、寿命を縮めてしまいます。
お菓子中毒の恐ろしさを知り、健康的な生活習慣を意識することが大切です。
この記事の内容が何か⼀つでもお役に⽴てられたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
- お菓子中毒になってしまう原因
- お菓子に含まれる糖質が引き起こす麻薬作用
- 慢性的なストレスを和らげるために甘いものに依存する
- お菓子中毒の悪影響
- 肥満
- 老化が進む
- 糖化
- 酸化
- 心血管疾患
- ガン
- お菓子中毒から脱却する方法
- 脳をリセットする
- 食べること以外のストレス解消法を見つける
- 異性化糖を避ける
P.S.当記事の内容はYoutube動画でも解説しておりますので合わせて御視聴ください。
参考書籍:
白澤卓二(2019)あの超加工食品があなたを蝕む「お菓子中毒」を抜け出す方法 祥伝社
宗田 哲男(2018)甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 朝日新聞出版