アクティブラーニングとは何か?その手法を例も交えて解説!【科学的に正しい勉強方法とは】

この記事のポイント
  1. 最も効率的な勉強方法が分かる!
  2. アクティブラーニングとは何か、その手法が分かる!
  3. アクティブラーニングの取り入れ方の基本が分かる!

正しい勉強方法とは?

科学的にも正しい勉強方法とは

皆さんこんにちは!ライフハックアニメーションです。

今日の記事のテーマは

「正しい勉強方法」

です。

中高生、大学生の方は受験勉強や試験勉強に。

社会人の方も資格の勉強であったり、生涯学習として趣味でなにか勉強されている方も多いかと思います。

また小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では、
子供の勉強指導などで手を焼いていらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今日の記事では、

「正しい勉強方法」

のことを、

  • 使える知識として記憶に残り
  • 応用的な活用ができ、
  • 自らの血肉となって一生残る

勉強方法と定義づけ、

科学的にもその効果が実証されている方法をご紹介していきます。

是非最後までお楽しみください。

アクティブラーニングとは

アクティブラーニングとは

結論から述べますと、

正しい勉強方法とは、

「アクティブラーニング」

の要素をふんだんの取り入れた勉強方法です。

アクティブラーニングとは、その文字通り、

受動的な勉強ではなく、こちらから能動的になり積極的に勉強に取り組むということです。

このことは、

数十年に及ぶデータの蓄積および、多くの実証データからも、
最も効果が高い勉強法はアクティブラーニングの要素を含んでいると結論がつけられているほどです。

アクティブラーニングの手法とは

それではアクティブラーニングとは具体的には一体どのような勉強方法なのでしょうか。

その具体的な解説に入る前に、ここで少し、

日本人が当たり前のように採用している勉強方法なのだけれども、
脳の観点からは実はアクティブになっておらず、非効率的な勉強方法をいくつかご紹介します。

それは

1つ目・・・蛍光ペンで重要なところに線を引く
2つ目・・・語呂合わせで覚える
3つ目・・・テキストを読み込む
4つ目・・・忘れる前に復習する

です。

1つ目の重要な場所にラインを引く方法は、一見能動的に勉強しているように見えますが、脳的には線を引いただけで満足をしており、その情報を覚える必要性までは感じられていません。

2つ目の語呂合わせの方法は、あくまでも「記憶術」というテクニックの範疇を超えず、使える知識としては決して身につきません。

3つ目のテキストの読み込みは、読むという行為は、実はそれだけだと脳にとっては受動的に情報が入ってきているだけで、勉強という観点からは非効率的です。

4つ目の忘れる前に復習するということは、一見正しく思えますが、実は忘れる前に復習をするのではなく、忘れた頃に復習をするのが一番効果的です。

そのほかにも、多くの勉強テクニックがあると思いますし、親や先輩などから教わった勉強方法など色々とあるかと思います。

しかし、

それらのほとんどが、「使える知識として脳に定着させる」という観点からは、
必ずしも効果的であるとは言えず、むしろ勉強時間のわりには効果が低いという勉強方法になっているわけです。

能動的な勉強方法になっているか

脳をアクティブにする方法とは

さて、それではここで重要なポイントとは一体なんなのでしょうか。

それは、

自分の脳にとって、その勉強方法は能動的になっているかどうか。

という事です。

一見、自分から積極的に勉強に取り組んでいるように見える方法でも、実はそれは勉強してる気になれているだけの能動性に過ぎず、

脳のレベルで見れば、ダラダラとやり過ごしているだけの受動的な勉強方法になってしまっているわけです。

何時間勉強したかであったり、一生懸命勉強しているか、
というのは実は二の次でよく、

大切なのは、

「脳」にとって、その勉強方法は刺激的かどうか

すなわちアクティブな状態に脳をさせるような勉強方法かどうかということなのです。

アクティブラーニングの方法の2つの基本

アクティブラーニングの2つの基本

それでは、一体どのような勉強方法が、脳をアクティブな状態に変えるのでしょうか。

そのためには、大きく分けて2つの要素が、自分の勉強方法の中に組み込まれているかどうかを気にしてみましょう。

その2つの要素というのは、

  1. 脳に思い出させる労力を課しているか
  2. 脳に自分の言葉に変える労力を課しているか

という2つです。

逆に言えば、

思い出す必要が無い場合、そして自分の言葉に言い換える必要が無い場合には、
脳はアクティブになっておらず、受動モードになっていると思えば良いでしょう。

それではそれら2つの要素について、1つずつ解説をしていきます。

条件① 脳に思い出させる労力を課しているか

アクティブラーニングの条件①

「脳に思い出させる」

とは一体どういう事を言うのでしょうか。

一番分かりやすいのは、小テストなど、確認問題を解いている時です。

つまり、

「え~と、なんだったけかなあ。あーそうそう、あれだあれ。」

と、脳から情報を取り出そうとしている時、脳は積極的に動いています。

人間の脳は、

思い出そうとするときに一番活発に動いており、
そのように活発に動いた直後が、脳に情報を刻み込むのに一番効果的なタイミングであることが知られています。

ここで重要なポイントは、先ほどの

「え~と、なんだったけかなあ。」

という瞬間があるかどうかです。

例えば、

  • 忘れないように何度も頻繁に復習をする方法
  • 問題と解答の間をすぐに行ったり来たりする方法
  • 教科書を何度も読み返す方法

には、

「え~と、なんだっけかなあ。」

と脳をフルに動かして情報を取り出そうと努力する瞬間が無い、もしくは足りないので、
脳が楽をさせるだけの方法になってしまっているわけです。

そうではなく、脳にもっと負担をかけなくてはいけません。

つまり、

「え~と、なんだっけかなあ。」

と思うタイミングをたくさん勉強時間の中に取り入れると良いのです。

そのために効果的な方法が、「ミニクイズ」を作りながら勉強する、という方法です。

おすすめの方法は、いつも使うノートの他に、ミニクイズ用のノート、もしくはメモ帳アプリを同時に用意し、
勉強と同時進行でミニクイズも一緒に作っていくのです。

ここでのポイントは、別に答えとセットに作る必要なく、クイズだけでOKです。

なぜならば、答えは後から教科書で確認すれば良いだけであり、
答えも簡単に確認できるようにしてしまうと、先ほどの「え~と、なんだっけかなあ。」と脳をフル活動させる時間が少なくなってしまうからです。

ミニクイズ以外にも、「え~と、なんだっけかなあ。」と脳をフル活動させるアイデアは沢山あるかと思います。

そのような一工夫は、一見勉強時間が伸びてしまうように思えてしまうかもしれませんが、

総合的に見れば時間は短縮されますし、また使える知識として脳に定着させるという観点からは本質的な勉強方法なのです。

条件② 脳に自分の言葉に変える労力を課しているか

アクティブラーニングの条件②

2つ目は、自分の言葉に置き換える、という事です。

学んだ知識を、自分の言葉に変える、というのは言い換えるならば、
知識の再構築をしているという事です。

実は、教科書で読んだ知識を、その表現のまま覚えようとするのは、
アクティブラーニングの観点からは好ましくありません。

自分なりの言葉に置き換えるという労力によって、
脳はアクティブになっており、

そのことを通じて初めて、使える知識として自らの血肉とすることができるのです。

といっても、自分の言葉に変えるというのは慣れないうちは、
とっかかりが得られず、思うように言い換えることができないかと思います。

そこでおすすめなのが、

  • つまりそれはどういう事なのかを考える
  • 友達に教えるならどう教えるかを考える

という方法です。

この2つの方法を行うと言うことは、

脳の中で情報の抽象化と具体化の両方を行ったり来たりしながら、
自分なりに納得のいく形に情報を加工するということです。

そして、その情報の抽象化と具体化の間を行ったり来たりしながら、納得のいく形で徐々に情報を加工していく時、
脳はフルに活動しており、まさにアクティブラーニングの状態になっているわけです。

アクティブラーニングの方法まとめ

以上の2つの要素、

すなわち、

  1. 脳に思い出させる
  2. 脳に自分の言葉に変えさせる

という2つの労力を脳に課す時、
脳はアクティブに活動しており、冒頭でも述べた「正しい勉強方法」という観点からは最も好ましい状態になっているわけです。

ちなみに、

この2つの要素は同時に行うことも可能であり、また効果絶大です。

例えば

ミニクイズで脳に思い出させたことを、さらに自分の言葉に置き換えてみたり、

そうして自分の言葉で置き換えた説明文章を、またクイズ化するなどです。

アクティブラーニングで勉強効率を高めよう!

アクティブラーニングの手法まとめ

以上いかがでしたか。

今日の記事では、科学的にも最も効果的な勉強方法であると結論づけられている、

アクティブラーニングについて、
その基本的な考え方を解説してきました。

アクティブラーニングは、一見周りくどいように思えるかもしれませんが、

その回りくどさこそが、脳を目覚めさせ、使える知識として記憶に定着させることに繋がっているわけです。

再度、そのポイントをまとめますと、それは、

  1. 脳に思い出させる労力を課しているか
  2. 脳に自分の言葉に変える労力を課しているか

という二点です。

逆にこの二点が無い、もしくは不十分な勉強方法は、勉強時間の割には効果が薄い勉強方法になってしまいます。

今学生の方は、日頃からその二点を日々の勉強の中に取り入れられないか考えてみましょう。

また社会人の方は、貴重な休日の時間や、移動中などの隙間時間を最大限に活用するためにも、アクティブラーニングになっているかどうかを再確認しましょう。

お子さんの勉強指導をされている方は、是非この動画で紹介したような正しい勉強方法の指導を宜しくお願い致します。

何か一つでもご参考頂けましたら幸いです。

また、アクティブラーニングについてもっと詳しく学びたいという方にはこちらの本がおすすめです。

 

最後に、
当記事の内容は動画でも解説をしていますので、復習も兼ねて是非ご覧ください。

最後までご愛読ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

内容の要点メモ
  • アクティブラーニングとは能動的・積極的に勉強に取り込む事を指すが、ポイントは「脳」がアクティブになっているかどうか
  • 脳が最もアクティブになるのは
    • 思い出そうとしている時
    • 自分の言葉に置き換えようとしている時
  • 思い出す労力を脳に課す方法
    • ミニクイズを沢山取り入れる
    • 忘れる前に復習ではなく、忘れた頃に復習するのが効果的
    • マーカーで線をいくら引いても脳はアクティブになっていない
  • 自分の言葉に置き換える労力を脳に課す方法
    • 「つまりどういう事?」について考える
    • 「友達に説明するならどうする?」について考える
    • 抽象化と具体化の間を何度も往復する中で自分なりに納得のいく形での説明が可能になる
  • 上記2つの要素を取り入れる方法
    • 勉強している内容を同時進行でミニクイズ化
    • ミニクイズ化したことを自分の言葉で置き換えて説明できるようにする
    • 自分の言葉に置き換えた事をさらにミニクイズ化

参考文献:
メンタリストDaiGo(2019)『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』学研プラス
小針 誠(2018) 『アクティブラーニング 学校教育の理想と現実』講談社
教育課程研究会(2016) 『「アクティブ・ラーニング」を考える』東洋館出版社