職場の辛さに関して動画でも解説をしておりますので合わせてご視聴ください。
- 仕事場でのしんどさや辛さの原因が一体なにかが分かる!
- いったいどうすれば職場でのしんどさを軽減できるのかその方法が分かる!
- 自己肯定感を高めることで仕事場でのやり辛さを解消することができる!
職場のしんどさを改善する方法について解説!
みなさんこんにちは!
突然ですが、質問です。
あなたは仕事をするうえで、次のようなことを感じた経験はありませんか?
- できる同僚と自分を比べてしまうので仕事をするのが嫌になる
- 頑張っているはずなのに結果が追いついてこない
- 相性のよくない上司の下で働くのが苦しい
これらに共通することは、「しんどい」という辛さです。
なかにははっきりとした理由がなくても、会社に行くのがしんどい、働くことがしんどいと憂鬱な気分に悩まされている方も多くいます。
実は、職場での仕事や人間関係にまつわるしんどさの正体とは、自分で自分を大切にできていない、セルフケア不足が原因です。
そして、セルフケアを怠ることで自分の心と体の健康を疎かにしてしまい、スムーズな人間関係や仕事のしやすさに繋がる自己肯定感を自ら下げてしまっています。
そこで、今日の記事では、なぜ仕事のしんどさが生まれてしまうのか、どのようなことが職場において自己肯定感を下げてしまっているのかについて解説し、下がった自己肯定感を回復させる、自己肯定感アップ方法をご紹介していきます。
この記事を読むことで、職場における仕事のしにくさやうまくいかない人間関係を改めることができ、仕事や職場でしんどいと言う悩みを解消できるようになるでしょう。
是非最後までお付き合いください。
職場でのしんどさを感じる理由とは
あなたは、職場で仕事をするとき「しんどい」と感じる理由を説明できますか?
例えば、上司と折り合いがつかなくて仕事がうまく進まないことや、完璧を求めるあまり仕事の効率が悪くなってしまうなど、あらゆる理由が考えられます。
しんどさを分類すると、人間関係や仕事そのもの以外に、理由がはっきりとわからない漠然としたしんどさなど様々あります。
これらの、あなたが抱えている「しんどさ」に共通して言えることは、セルフケアと呼ばれる、自分の心のお手入れができていないということです。
また、セルフケアに意識が向かないのは、職場という仕事環境の影響も関係しています。
会社に所属していると、雇う側と雇われる側として、一種の主従関係が認識されます。
これにより、会社は従業員を守ってくれる存在と錯覚してしまいがちです。
しかし、会社はあなたの心と体の健康を守ってくれるとは限りません。
例えば、長時間残業や上司からのパワハラなどに頑張って耐えた結果、あなたが体調を崩したとしても、会社は助けてくれませんよね。
そのため、あなたの心と体はあなた自身で守るしかなく、心のお手入れであるセルフケアを意識することが、しんどさを解消するために大切なことなのです。
そして、セルフケアができていないということは、自分の心と体に意識を向けられていないと言うことであり、自己肯定感を下げることにつながってしまいます。
それでは一体、あなたの心と体を守るために必要な自己肯定感は、なぜ下げられてしまうのでしょうか?
職場で起こり得る、自己肯定感を下げてしまうきっかけを考えてみましょう。
どのようなことが自己肯定感を下げているのか
会社で仕事をしていると、自分で意識していなくとも自己肯定感を下げるきっかけになることが多くあります。
- 自分と周りの人を比べてしまう
- 行動する前からあれこれ悩み、不安を感じる
- すべての物事について「~すべき」と考える
働いていく中でなにかしらのしんどさを感じている方は、これら3つのうち、1つは当てはまるのではないでしょうか?
それぞれについて、具体的な職場でのシーンを例に、どのように自己肯定感が下げられているのかをみてみましょう。
原因1: 自分と周りの人を比べてしまう
これは、社内の出世競争が激しい会社であればあるほど起こりやすいです。
例えば、ライバル視していなかったはずの同期に出世を抜かれたり、自分よりも後輩の方が先輩に可愛がられたりなど、どれも「勝ち負け」を意識してしまいます。
周りの人と比べて「自分はあいつよりも負けている」と認識することで自信を失い、モチベーションもだんだんと下がってしまいます。
このように、他人と比べることで勝ち負けを意識しすぎてしまったり、努力だけではどうしようもないこともあるということに気づかず、自分を責め続けることに伴って自己肯定感が下がってしまうのです。
原因2: 行動する前からあれこれ悩み、不安を感じてしまう
先ほどご紹介したように、自分と周りの人を比べることが当たり前になると、自分のだめなところに注目しやすくなり、自己肯定感が下がります。
そして、自己肯定感が下がると、思考にも変化が現れます。
それは、仕事や作業に取り掛かる前に、失敗した時のことばかり考えてしまい、悩みや不安を感じやすくなるということです。
このように、行動する前からネガティブな考えになっていることは、本人が気づきにくく、次第に思考のクセとして定着し、さらに自己肯定感を下げることになります。
自己肯定感を高めるには、ネガティブに考えてしまう思考のクセそのものに気づくことが必要です。
しかし、思考のクセそのものを変えようとすると、ネガティブの深みにハマってしまう恐れがあります。
大切なのは、自分を変えようという意識よりも、ありのままの自分を受け入れて理解する、セルフケアを意識することです。
これにより思考のクセを認識できるようになり、不安や悩みにとらわれることを減らすことができますよ。
原因3: すべての物事に対して「~すべき」と考えてしまう
例えば、土日はゆっくりカフェで読書をしようと計画したとします。
しかし、月曜日に控えているプレゼン用の資料作りを思い出したことから、カフェに行く時間ももったいなく感じられ、読書の時間すら作れなくなってしまったシーンを考えてみましょう。
ここでの問題点は、プレゼンの資料作りとカフェでの読書のどちらも「~すべきと」考えてしまっていることです。
「~すべき」という義務感にとらわれてしまうと、達成できなかったときに自己否定に入りやすく、自己肯定感の低下に繋がります。
先ほど例としてあげたシーンでは、プレゼンの資料作りができたとしても「読書ができなかった」と自分を責め、反対に読書を優先したとしても「プレゼンがうまくいかなかったのは読書をしたせいだ」と責めてしまうのです。
「~すべき」という言葉には、意識しなくとも強制力を感じてしまうので、自分を追い込んでしまい、自己肯定感を高めることに必要な心の余裕を失わせてしまいます。
職場でのしんどさを克服する自己肯定感の高め方
先ほどご紹介した、自己肯定感を下げてしまう3つの言動をしてしまっている方は、どのようにすれば自己肯定感が上がり、しんどさから解放されるのでしょうか?
そこで、自己肯定感を高めることができる3ステップをご紹介します。
この3ステップを実践することで、自己肯定感を下げるきっかけになる、自分と周りの人との比較を止めることができ、しんどさから解放するためのセルフケアができるようになりますよ。
ステップ1: 他人と比べてしまうことは仕方がないと割り切る
言葉で言うだけでは簡単ですが、このステップ1こそが一番難しいところ。
先ほど、自己肯定感を高めるためには、ネガティブな思考のクセを認識し、ありのままの自分を受け入れることが大切だとご紹介しました。
これと同じように、周りの人と比べてしまうことは誰でも起こりえることであり、比べてしまうことを変えるのではなく、人と比べてしまうそれ自体を認めることが大切です。
こうして割り切ってしまうことで、「自分と周りの人を比べてはいけない」というプレッシャーから解放され、気持ちに余裕を作ることができます。
ステップ2: 相手の頑張りを素直に認める
自分と周りの人を比べているときは、少なからず相手への憧れや「羨ましい」といった感情が生まれます。
これは、相手の自分より優れている部分ばかりが見えている状態であり、相手が経験してきたそれまでの努力や苦労を一切無視してしているからこそ感じられる気持ちです。
しかし、周りの人もあなたと同じように失敗を経験したり、成功するまでに悩みや不安を抱えながら努力をしています。
比べる相手の、成功という結果ばかりに注目するのではなく、そこに至るまでの失敗や苦労、不安などの地道な過程に注目してみましょう。
すると、「あの人は突然成功をつかみ取ったわけじゃなく、自分と同じように努力した人間なんだ」と納得できるようになりますよ。
ステップ3: 比べてしまう相手に感謝する
他人と自分を比べるよりも、そんな他人に自分の改善点などを教えてもらえていると感謝の気持ちをもつようにするほうが、良い影響をもらえ自己肯定感を高めることができます。
そもそも、比較対象として見られやすい人というのは、イライラを他人に見せなかったり、余裕を感じられる発言や行動をしていることが多いのではないでしょうか?
不安や悩み、苦労だけではなく、イライラなどのマイナスの感情を見せない人は、心に余裕があり、セルフケアができている証拠です。
そのような人は自分から遠ざけてしまうよりも、お手本を示してくれていると感謝の気持ちを持ち、一緒にいる時間を増やすことで、あなたの自己肯定感を高めるきっかけにできます。
まとめ
以上いかがでしたか?
今日の記事では、職場におけるしんどさから解放される方法として、自己肯定感を高めるための3つのステップをご紹介しました。
職場や仕事がしんどいと感じてしまうのは、仕事量や残業が多いことや性格があわない人間がいるなどといった外的要因だけではなく、自分で自分を責めてしまう自己肯定感の低さも大きな影響を与えています。
そして、自己肯定感を高めることができると、自分の心と体の健康を守るセルフケアを意識できるようになり、「しんどい」という思いから解放されるようになります。
すると、気持ちに余裕が表れるので、苦手な人と対面しても「人は人、自分は自分」と割り切れるようになったり、ポジティブな思考に変わることで失敗しても立ち直りが早くなるといったうれしい効果を実感できるようになりますよ。
また、
今日の記事と関連して、ポジティブ思考を可能にする考え方についてはこちらの記事で、自分のネガティブな思考パターンに気づく方法についてはこちらの記事で、自己肯定感の高め方についてはこちらの記事で解説しておりますので是非あわせてご覧ください。
この記事の内容が、何か一つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
職場の辛さに関して動画でも解説をしておりますので合わせてご視聴ください。
- しんどさを感じてしまう原因
- セルフケアと呼ばれる自分の心のお手入れができていない
- セルフケアができていないことで自分の心と体に意識を向けられず自己肯定感を下げることにつながる
- 自己肯定感を下げてしまう理由
- 自分と周りを比べてしまう
- 行動する前からあれこれ悩み不安を感じる
- すべての物事について「〜すべき」と考える
- 職場でのしんどさを克服する自己肯定感の高め方
- ①他人と比べてしまうことは仕方がないと割り切る
- ②相手の頑張りを素直に認める
- ③比べてしまう相手に感謝する
参考書籍:
井上 智介(2019) 1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全 大和出版
飯塚 健二 (2020)「職場のやっかいな人間関係」に負けない法: 「あの人」の言葉のクセに解決の糸口がある 三笠書房