この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。
- 新年を有意義に過ごすための計画づくりのコツについて解説!
- 目標立て、計画作り、実行の方法を3ステップでご紹介!
- 計画作りが楽しくなる無料オリジナルツールも配布!
今回の記事では、1年365日を自分にとって有意義で成長を実感できるようなものにしていくための方法として、
目標の立て方、計画の作り方、実行の方法、そして目標達成のためのオススメの考え方4つをご紹介します。
計画シートのダウンロード
ここで紹介しているオリジナルシートをこちらから一括でダウンロードできます。
Planning Tool
実現可能な計画を立てるコツや考え方について解説!
みなさんこんにちは!
2020年もそろそろ終わりに近づいて来ましたね!
ところで皆さんは、来年の目標はもう立てましたか?2021年はどんな1年にしていきたいですか?
ただ、次のような課題を感じている方も多いのではないでしょうか?
- 目標を立てたとしても達成できる気がしない
- というか、そもそも目標が見つからない
- それに計画を立てるにしてもその正しい方法が分からない
そこで今日の記事では、そのような悩みを解消し、
一年間を有意義なものへと変化させていくための、
目標立て→計画作り→実行、の効果的な方法を分かりやすく3ステップでご紹介します!
この記事を読み終わるころには、1年の計画をワクワクしながら立て、継続して実行できるようになることでしょう。
まだ来年について考えていない、これから考える!という方も、
すでに新年に向けて動き出している方も、
是非最後までお楽しみください♪
目標→計画→実行!3ステップの効果的な方法
ステップ1 始めが一番肝心!目標の立て方
実は、一番大切なのは、最初の目標を立てる段階です。
よくある間違った目標の立て方として、
- ざっくりで抽象的すぎる
- 魅力的じゃなくワクワクしない
- 達成する必要性をあまり感じられない
というものがあります。
「ダイエットする!」「読書習慣を作る!」「ポジティブになる!」
といった具体度の目標では、なかなかモチベーションも続きませんし、次の計画の段階にもなかなか進めないのです。
意外と盲点ですが、まず大切なのは目標それ自体を洗練させ、具体的にしていくことです。
そのために効果的な方法が、実際のビジネスの現場でも使われる事のある6Rというツールを使う事です。
この6Rを、1年の個人的な目標立てに当てはめると、次の6つのことを明らかにすることになります。
- 状況(Real Situation)・・・今の自分には何が起きているのか?
- 問題意識(Recognition)・・・その状況を自分はどのように捉えているか?
- 要求(Requirement)・・・その問題を自分はどのように解決していくことを望んでいるのか?
- 意図(Reason)・・・なぜそのように解決したいのか?
- 範囲(Range of Work)・・・1年で何をどこまですればいいと思うか?
- 成果(Result)・・・どんな成果を望んでいるのか
それぞれを英語で表すと頭文字が全部Rから始まるので6Rと呼ばれます。
そして、この動画では個人的な目標に焦点を当てているので、さらに
- 価値観(Value)・・・自分が人生で大切にしたいことは何か?
という要素も付け加え、6RVの7つの要素について、自分のケースに当てはめて考えていきます。
それら7つの要素について思考を整理していくことで、
自分を取り巻く生活の現状分析から、向かいたい方向の具体化までを自然な流れで進めていくことができるのです。
漠然と目標を立てるだけだと表面的になりがちですが、それら7つの要素について考えることで、目標を立体的に捉え目標達成までのイメージがしやすくなるのです。
ちなみに、それら6RVの要素について思考を整理しやすくするために、オリジナルシートを用意しております。上記のダウンロードリンクより是非ご活用ください。
ステップ2 絵に描いた餅で終わらせない!計画の作り方
次のステップでは、先ほどのステップで立てた目標を達成するまでの道のりを、具体的にしていきます。
計画作りのポイントを一言で言うならば、それは、
「すぐ行動に移せるレベルまでの細分化」です。
例えば、「ダイエットのために頑張って運動する」というのでは十分でありません。
そうではなく、
「夏までに3キロ痩せるために、毎週、火曜と金曜日と日曜日、朝6時から30分、近所を走る。」というように具体的にしていきます。
計画を細分化する上において指針となるのが、ご存知の方も多いかと思いますが「MACの原則」と呼ばれるものです。
これは、効果的な計画作りに必要な3つの要素のことで、それぞれ
- M(Measurable)・・・数字で測定可能にする
- A(Actionable)・・・行動可能なレベルに分解する
- C(Competent)・・・計画の実行に納得できる理由を示す
ポイントは、3つ目の要素のC(Competent)にあるように、計画の段階で「〇〇のために」と理由も明記しておくことです。こうすることで、「めんどくさい」や、「腰が重い」などの理由で先延ばしをしてしまうのをできる限り防ぐことができるはずです。
そして、このMACの原則を用いて1年の計画を立てる時には、
1ヶ月ごとの計画、1週間ごとの計画、1日ごとの計画
というように、段階的に細かく短い期間で設定すると、さらに効果的です。
さらに、分解をしていく際には、
- いつまでにどのくらい、という時間軸での分解
- 目標達成のためには何が必要かという分野軸での分解
- するべき行動のプロセス分解
というように、時間軸・分野軸・行動プロセス軸の三軸からも細かく分解していくようにすると、さらに優れた計画へと近づいていきます。
このステップ2の流れは複雑ですので、
上記オリジナルシートで書き込む中で自然と実践できるようにしておりますので是非ご活用ください。
ステップ3 千里の道も一歩から!実行の方法
そして最後が、実行の段階です。これは、毎日の積み重ねをいかに継続していくかという段階です。
計画作りまではうまくいったとしても、肝心の実行段階でつまずいてしまい、途中で計画を放り出してしまったという方も多いのではないでしょうか。
それではなぜ、実行し続けることができなくなってしまうのでしょうか。
それは無理なくできる、最初の一歩を正しく設定できていないからだと言えます。
みなさんも、「少しでも始めさえしてしまえばとスイスイ進められた」という経験は多いのではないでしょうか。
そして、計画倒れになる時というのは、そもそも手をつけられず先延ばしにしてしまった時ではないでしょうか。
そのことからも分かるように、計画実行のはじめの一歩を、とにかく自分にとって無理のないものにするようにしましょう。
目標達成のためのおすすめの考え方4選
それでは最後に、目標の達成を成し遂げるにおいて、背中を押してくれるようなおすすめの考え方が4つありますので紹介します。
それらの考え方は、一年のはじめに立てた目標とそれを達成するために作り上げた計画を着実に、そして地道に成し遂げていくのをサポートしてくれます。
そして、「自分はかなり成長できたな」と一年の終わりに実感できるように導いてくれるものです。
考え方① 目標はポジティブ、計画はネガティブ、実行はポジティブに
目標はポジティブに立てましょう。その方が魅力的な目標が立てられワクワクを感じ高いモチベーションを維持しやすくなります。
ただし、計画はネガティブに作りましょう。世界中のほとんど全ての人は、計画通りに事を運ぶことが大の苦手です。楽観的に作ってしまった計画は、ちょっとしたアクシデントで簡単に崩れてしまいます。ちょっとやそっとの事では崩れないように、予期せぬ様々な厄介事が降りかかってくることを念頭に計画を立てましょう。
ただし、実行はポジティブシンキングでいきましょう。
毎日が楽しいに越したことはありません。山あり谷ありの日々でも、目の前の事に楽しみを見出し、なにがあっても、なんだかんだ目標を達成できるだろうと、ポジティブな気持ちで取り組むようにしましょう。
考え方② 失敗しても諦めても、常に自分は成長できている
最後までやり抜き、目標を達成する人に共通していること、なんだと思いますか?
それは「成長マインドセット」と呼ばれるものを持っていることです。
成長マインドセットとは、常に自分は成長を続けていると思う考え方のこと。
失敗したり、うまくいかないことがあったとしても、
どのような点において自分は成長できているのかを意識するようにしましょう。
仮に計画通りに行かず、目標が達成できなかったとしても、その過程の中で自分は確かに成長している。そしてどのように成長できているかを意識できている。
そのような成長マインドセットを持っておく事で、ちょっとやそっとのことでは諦めたりしません。
途中で計画が崩れてしまったとしても、崩れたところからまた計画を練り直なおし、前進を続けることができるはずです。
考え方③ 緊急じゃないけど重要なことを大切にする
私たちの日々は、様々な「する事」に囲まれているわけですが、それらはどれも、重要かどうか、緊急かどうかによって大きく4つに分類することが可能です。
その4つの分類の中で、重要で緊急なことはもちろん大切ですが、
重要だけど緊急ではない事の方にこそ注目するようにしましょう。
この、「重要だけと緊急ではない事」のエリアに、人生で本当はしたい事であったり、今自分を成長させるために必要な事が分類されることが非常に多くあるからです。
緊急な事に追われる毎日で、気づいたら一年が終わっているというようにならないようにしましょう。
緊急な事ばかりになってしまわないよう予定を調整し、長期的にみて自分にとって重要な事にもしっかり時間を割り振っていけるようになりましょう。
考え方④ 目標も計画もどんどん柔軟に調整するべき
そして最後に。何事にも当てはまる事ですが、適度な柔軟性は目標や計画にも必要です。
今自分がいる現在地点から見た時には理想に思える世界も、実際に歩み始め、別の地点に移動した後には、また違ったようにみえるかもしれません。
うまくいかない事というのは必ずと言っても良いほどに我が身に降りかかるものです。
そんな時に大切なことは、困難を前にしても諦めたりめげたりするのではなく、
その地点からとりうるベストな道を考えなおし、目標と計画を調整することです。
一度作り上げたものは、時間の経過と共に古くなっていきます。
常に、アップデートを重ねて今自分がいる現在地点からのベストなものへと調整するようにしていきましょう。
まとめ
以上いかがでしたか?
そろそろ1年も終わり、新しい1年が始まりますね!
今日の記事では、1年365日を自分にとって有意義で成長を実感できるようなものにしていくための方法として、
目標の立て方、計画の作り方、実行の方法、そして目標達成のためのオススメの考え方を紹介しました。
今日紹介したオリジナルシートなどはこの記事の上部から一括ダウンロードできますので是非ご活用ください。
また、今日の記事と関連して、こちら一連の3つの記事でも正しい計画作りの方法についてもっと詳しく解説しておりますので、ご興味のある方は是非合わせてご覧ください。
https://www.youtube.com/embed/W9kZzzcxk40↑新年の抱負の決め方、目標の立て方に関しては動画でも解説をしています!↑ 新年の抱負の正しい決め方が分かる! 目標設定の方法が分か[…]
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この記事の内容がなにか一つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。
最後までご愛読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
この記事の内容はアニメーション動画でも解説がされていますので是非合わせて御視聴ください。
・ステップ1 始めが一番肝心!目標の立て方
・ポイント:目標それ自体を洗練させ、具体的にしていく
・実践:6R+1Vを、自分の目標立てに当てはめて考えてみる
1.状況(Real Situation)・・・今の自分には何が起きているのか?
2.問題意識(Recognition)・・・その状況を自分はどのように捉えているか?
3.要求(Requirement)・・・その問題を自分はどのように解決していくことを望んでいるのか?
4.意図(Reason)・・・なぜそのように解決したいのか?
5.範囲(Range of Work)・・・1年で何をどこまですればいいと思うか?
6.成果(Result)・・・どんな成果を望んでいるのか?
+ 7. 価値観(Value)・・・自分が人生で大切にしたいことは何か?
・ステップ2 絵に描いた餅で終わらせない!計画の作り方
・ポイント:すぐ行動に移せるレベルまでの細分化する
・実践:「MACの原則」を用いて計画を立ててみる
M(Measurable)・・・数字で測定可能にする
A(Actionable)・・・行動可能なレベルに分解する
C(Competent)・・・計画の実行に納得できる理由を示す
・計画を分解していく段階では、
・いつまでにどのくらい、という時間軸での分解
・目標達成のためには何が必要かという分野軸での分解
・するべき行動のプロセス分解
をしていくことで、さらに実現しやすい計画になる・ステップ3 千里の道も一歩から!実行の方法
・実践:はじめの一歩を、とにかく自分にとって無理のないものに設定する・目標達成のためのおすすめの考え方4選
・考え方① 目標はポジティブ、計画はネガティブ、実行はポジティブに
・考え方② 失敗しても諦めても、常に自分は成長できている
・考え方③ 緊急じゃないけど重要なことを大切にする
・考え方④ 目標も計画もどんどん柔軟に調整するべき
参考書籍:
芝本 秀徳(2017)誰も教えてくれない 計画するスキル 日経BP
メンタリストDaiGo(2018) 倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ! 河出書房新社
三谷 淳(2019)最高の結果を出す 目標達成の全技術 日本実業出版社