倒れない計画作りのコツ「MAC」の原則とは?

【計画の立て方連載#5】倒れない計画作りのコツ「MAC」の原則とは?

倒れない計画作りのコツ

今日の投稿では、計画づくりの中でも「計画の作り方」と言う点に焦点を絞り解説をしていきます。

以前、効果的な計画の作り方として、科学的にも実証されている方法として「MACの原則」について触れましたが、

それについてもっと詳しく解説していきます。

MACの原則とは

「MACの原則」とは、アイントホーフェン工科大学の研究チームが、計画立案に関する様々な論文より、

現時点で最も効果的なゴールの設定方法と結論づけた原則のことです。

MACのMとは、測定可能性(Measurable)を意味し、Aとは行動可能性(Actionable)を意味し、そしてCとは適格性(Conpetent)を言い表しています。

意味を説明しますと、

M:測定可能性・・・計画は数値で測れる状態にする
A:行動可能性・・・計画は実際に行動内容で示す
C:適格性・・・計画内容に心理的に同意している

です。

ここまでは、この前サロンの中で共有した内容ですが、

今日はこのMACの原則について、具体例を交えながら解説していきます。

「M 」測定可能にすることについて

まず、測定できない計画とは一体どういうものか例を挙げてみましょう。

・朝早く起きる!
・ランキングをする!
・資格の勉強をする!

このような計画、実は非常に多くの人がしてしまっていると思います。

しかし、何をもって朝早く起きるのか、何をもってランニングしたと言えるのか、何をもって資格の勉強したのか、についてはっきりしていません。

一方で、それらの計画内容を測定可能にしてみるとどうなるでしょうか。これまた例を挙げてみます。

朝6時に起きる
10分間走る
・資格のテキストの第1章を読み終わる

後ほど、これと同じ例を用いてどんどんブラッシュアップしていきますが、最初の例と比べても数字で把握できるようにしただけで、

何をすれば計画を達成できたかどうかがはっきりしました。

このように、何をもって計画を達成したと言えるのかと言う点について、曖昧にしたままにせずはっきりと具体的にすることによって、

計画を実行する能力が一段と高まるのです。

「A 」行動可能にすることについて

行動可能にすると言うのは、ステップ化された細かい行動内容に計画を落としこむという事です。

極端な例として、行動可能ではない計画には次のようなものがあります。

  • 世界を良くする
  • 人類の発展に貢献する
  • ヒーローになる

これらに共通しているのは、

計画として漠然としており一体何をどうすればそれが達成できるのかわからないと言うことです。

言い換えるならば、計画が計画になっておらず、計画が目標の宣言にとどまってしまっている例といえます。

ただ、それは極端過ぎましたので、もう少しわかりやすい例として、

先ほど述べた例を行動可能なものにブラッシュアップしたら次のようになります。

・ 6時に設定したアラームで1度で起き、キッチンで水をコップ一杯飲み、外でストレッチする。

・夕方の5時から、月曜日と水曜日と金曜日に、近くの公園まで行って帰るまで走る、それを10分で行うようにする。

・平日の場合、会社から帰った後、21時から22時まで、テキスト第一章の復習問題まで完成するようにする。それを、今週の金曜日までに終わらせる。

これで、先ほど具体的に何をどう行動するかまでは曖昧だった計画内容が、一体どのような行動をとれば良いかまではっきりしました。

なぜ、このように行動分解して細かく設定すると良いのかと言うと、

計画の実行を簡単に行できるようにすることによって、脳がその計画の実行を簡単なものであると認識し、意志の力をあまり使うことなく実行することができるからです。

「C 」計画の内容に心理的に納得する

最後は、紙に書き出す内容ではありませんが、心の中で行う内容です。

それは、計画の実行自体に心理的に納得すると言うことです。

実は、私たちは計画を立てるとき、なんとなくそれをしたほうがいいかな、程度の認識で計画を立ててしまっています。しかし、その程度の計画だと、なかなかやる気が起きなかったり、心のどこかで別にそこまでやる必要がないので後回しでいいよ、となかなか行動にうつせないと言うことになってしまいます。

心理的に納得すると言うのは、もっとわかりやすく言うと、計画を実行するべきだと心の底から思うと言うことです。

そのためには、次の3つの事について整理してみると良いです。

・その計画の実行が自分にもたらすメリットは何か(効果など)
・その計画の実行をなぜしようとおもったのか(動機の確認)
・その計画の実行によって喜んだり褒めてくれたりしてくれる人は誰か

ジョブクラフティングをする

このように、計画内容について再度自問することで整理することは、

「ジョブクラフティング」

と言う方法でも知られており、

仕事や勉強へのモチベーションを高めるテクニックでもあります。

そして、もちろんのこと計画の実行にも役立てることができます。

ちなみにジョブクラフティングはこちらで詳しく解説しています。

話を戻しますと、この事を、先ほど挙げている例について考えるとこうなります。

①朝早く起きる事は、
1日の生活リズムを整えることになり長期的に見て自分にポジティブな影響を与える。
1日の中で使える時間も増えるので将来の自己投資のための時間ができる。

②日ごろから運動する事は、長期的に見て自分の肉体面、精神面に対して良い影響与える。
また自分が運動習慣をもてば、身の回りの人にも良い影響を与えるだろうし、
体が引き締まるので印象が良くなると思う。

③資格を取っておく事は、自分の将来の選択肢を増やすし、
新しい知識を身に付ける事は教養としてメリットがある。
それに、自分が資格を取ったことを友達や親に報告すればすごいと褒めてくれるだろう。

さて、このような事は、もちろん暗黙のうちに自身の中に思っていたことであるのですが、

それをはっきりと文章や言葉にして言い表すことで、脳がはっきりと認識し ちべーションを高めたり、行動が続きやすくなるんです。

おわりに

さて、今日は計画の作り方として、その効果的な方法を紹介しました。

ただ、今日紹介した方法を厳密に行うとかなり長文になってしまうかもしれません。
このような長文の文章を、毎日の計画であったり毎週の計画として描き出すのは骨が折れますよね。

計画の作り方としては正しくても、計画を作ることそれ自体のハードルを高めてしまうと続きません。何よりも大切な事は、続けることなので、逆に続けられなくなってしまう事は本末転倒ですよね。

そのため、このMACの原則を用いた方法は、一度しっかりと行い、紙などに書いて残しておき、定期的に目を通す程度で良いです。

もし時間に余裕があれば、是非MACの原則に照らし合わせて自分の計画をブラッシュアップしてみましょう!♪

それではまた次回の投稿でお会いしましょう!

 

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