友達幻想まとめ解説

【友達幻想まとめ】人間関係がうまくいかない時に大切な視点とは?

  • 人間関係を捉える大切な視点を学べる!
  • 他者との適切な距離感の取り方が分かる!
  • 対人関係への苦手意識を克服する考えが手に入る!

この記事では、「人間関係がうまくいかない」という方を対象に、対人関係を捉える視点として「ルール関係」「フィーリング関係」という人間関係の二面性について解説をしています。

この記事を読む事で、他者との距離感の上手な見極め方がわかり、うまくいっていなかった人間関係を捉え直す視点を手に入れる事ができます。

人間関係うまくいかない

人間関係うまくいかない

みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!

あらゆる悩みの原因は人間関係にあり、
またあらゆる喜びの理由も人間関係にあると言われるように、

人間関係のややこしさというのは、こうした二面性にこそあると言えます。

しかし、

人間とはその字が暗に示すように社会的な生き物であり、

私たちは人間である以上、こうした人間関係にまつわる複雑な二面性と向き合って生きていかなくてはいけないわけです。

前回、こちらの記事では、

関連記事

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距離感のはかりかた

他者との適切な距離感のとりかたについて、
自分軸・他人軸というものを確立する方法にを紹介してきましたが、

今日の記事では、

また違った切り口から、

他者との関係性についての考察をしていきます。

  • 人付き合いがどうも苦手
  • 他者との距離感の取り方が分からない
  • 人間関係の不思議さに興味がある

という方は是非この記事をご覧ください。

それでは始めていきます。

人間関係に潜む様々な二面性

人間関係の捉え方

人間関係と一言で言い表しても、その実際のあり方を見ていくと無限とも言えるパターンがあります。

しかし、そうした人間関係をあえて二面性を持つものとして捉えてみるとどのようなあり方が浮かび上がってくるでしょうか。

例えば、

  • 見知らぬ他者としての人間関係、身近な他者としての人間関係という二面性
  • 手段としての人間関係、目的としての人間関係という二面性
  • 表現相手としての人間関係、承認相手としての人間関係という二面性
  • ルール関係としての人間関係、フィーリング関係としての人間関係という二面性

など、じっくりと考えれば色々な二面性をそこには発見する事ができるでしょう。

そして、

今日の記事ではそうした様々な二面性の中でも、

最後に列挙したルール関係としての人間関係、フィーリング関係としての人間関係という二面性に焦点を当てて話を進めて行こうかと思います。

なぜならば、

人間関係にまつわる悩みの原因を紐解いていくと、

以前解説した「自分軸と他人軸の境界が曖昧」という原因の他にも
他者との間の「ルール関係とフィーリング関係の境界が曖昧」という原因が多々あるからです。

人間関係を捉える2つの関係性とは

ルール関係とフィーリング関係

人間関係の二面性

ルール関係とは、他者と共存していくにあたって、ある決まり事をお互いに守ることで成立する関係性です。

例えば、上司と部下、先輩と後輩、お店とお客、会社と株主など、お互いの関係性を保つ上でのルールがそこにはあるわけです。

そのルールは、契約書や法律といった形で文章化されている場合もありますが、
先輩と後輩、上司と部下といったように、暗黙の了解のうちに作られているルールの方が割合としてはかなり多いことでしょう。

一方で、

フィーリング関係とは、とにかくフィーリングを一緒にして同じようなノリで同じように付き合いましょうという関係性のことです。

ルール関係をドライな関係とするならば、フィーリング関係はウェットな関係であると言えます。

そして、

どのような人間関係においてもそうしたドライな部分とウェットな部分があるわけであり、
その両方の部分の適切な割合というのは人間関係それぞれによって異なるわけです。

ドライな部分とウェットな部分

ドライな関係・ウェットな関係

つまり、あなたが今どのような人間関係を持っていたとしても、

そこにはルール関係によって成り立っている部分と、フィーリング関係によって成り立っている部分とがあるという事です。

しかし、

人間関係に対して苦手意識を持つ人というのは、

人間関係におけるそうしたルール関係とフィーリング関係とのバランス点というものを見失っている事が多いと言えます。

どのようなルールを守ることがその場では期待されているのかということは、状況によって変わってきますが、

その場で守る事が期待されているルールを無視して、フィーリング関係を求めすぎると、

距離感が近くなりすぎて鬱陶しがられたり、やけになれなれしいなと思われてしまうわけです。

一方で、

ルールばかりを気にしていると、それはそれで味気なく窮屈な思いばかりを感じてしまうわけです。

他者との関係性の度合いを見極める方法

もちろん、

ルール関係、フィーリング関係という二面性の度合いによってあらゆる人間関係を説明しうるものではありません。

しかし、

そうした視点を持つことは他者との距離感というものを見定める際にとても便利な視点になります。

二段階で捉える人間関係

共感を楽しむ関係

まず、基本的な考え方としては、

ルール関係という土台の上に、フィーリング関係を構築していくというイメージです。

親子や兄弟といった非常に身近な関係であったとしても、そこには何かしらのルールのような決まり事があるはずです。

他者とは自分以外の全ての人間であり、自分以外の人間と関わる際には、そこには必ず何かしらのルールがある、
と思っていた方が、人との繋がりをめぐる様々なややこしい問題に柔軟に対処していくことができます。

ここで大切なポイントは、

自分の期待するルールと、相手が期待するルールの両方を考慮に入れ、そのバランス点を探すということです。

つまり、

相手のルールに合わせすぎる必要はないということ、そして自分のルールに相手を合わせさせようと強引になってはいけないということです。

目の前の人間関係におけるドライな部分はどこか、見方を変えるならばウェットになりきれない、フランクになりきれない境界線はどこかという視点が必要です。

共感関係を築いていく

そして、

そうした他者との間のルール関係というものを見定めたのならば、その関係性を土台にフィーリング関係を築いていきます。

フィーリング関係というのは、見方を変えるならば共感を楽しむ関係です。
とことん気の合う身近な友達とざっくばらんに楽しく会話をするときなどは、まさにフィーリング関係の度合いが強いコミュニケーションです。

他者との共感というのは次の3つの状態の組み合わせで生まれるものであると言えます。

それは、

  1. 相手に興味を持つこと
  2. 相手を理解すること
  3. 興味と理解とを感情表現すること

つまり、

相手に興味関心を持った上で、相手の意思や感情を理解し、その興味と理解とを感情を込めて表現するということです。

気の合う友達と気楽な気分で会話を楽しむとき、
無意識的にそれら三つの要素を含んだコミュニケーションがされているはずです。

そうした「他者との共感を楽しむ」コミュニケーションの方法については、
こちらの記事で詳しく解説をしておりますので是非一緒にご覧ください。

以上をまとめると、

ルール関係の土台の上に、フィーリング関係を築くというのは、

自分と他者の間にある最低限守るべき暗黙のルールというものを見極め、
そのルールを守った上で、相手との共感を楽しむ関係づくりであるということです。

そして、その一連の流れが、他者との上手な距離感の取り方ということです。

今まで、

他者との距離感というものがいまいち上手にとれてこなかったという方は、

どこまでがルールで、どこからフランクになっていいのか、

というラインへの認識が無かったかもしれません。

もちろん、そうしたラインというのはそもそも曖昧なもので、実体のあるものでは決して無いので、
神経質になる必要はありません。

他人軸と自分軸

ワンポイントアドバイスとしては、

ルール関係・フィーリング関係という視点を持つだけで、他者との距離感の取り方は上手になっているはずであり、
なにも完璧を目指す必要はそもそも無いということです。

また、ルールにしてもフィーリングにしても、
そもそも自分と相手とでは考えている事が全く一緒という事はあり得ないので、

もし相手のことを気にしすぎてしまうと感じられたのでしたら、

前回こちらの記事で解説をしたような、

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距離感のはかりかた

自分軸・他人軸というものを今一度意識してみるようにしましょう。

人間関係への苦手意識を克服する方法

友だち幻想まとめ感想

以上いかがでしたか?

今日の記事では、他者とのコミュニケーションにおいて苦手意識を持っている方を対象に、

人間関係というものを捉える上での視点を1つ紹介しました。

今日紹介した、ルール関係、フィーリング関係というのは、
人によっては逆に頭の中がごちゃごちゃになってしまう理由になるかもしれないので、

もし自分には合わないなと思われたのでしたら、特に神経質になる必要はありません。

まずは、前回解説をした、自分軸・他人軸を確立することに慣れてからの方が、
すんなりと採用できる視点であるかと思います。

また、

当チャンネルでは、人間関係にまつわる様々な悩みに対して他にも、色々な切り口からアプローチをしております。

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それでは最後に記事の内容をまとめておしまいにします。

様々な人間関係

二段階の人間関係

人間関係と一言で言っても、それは色々な視点から分析をすることが可能です。

今日紹介した視点は、

あらゆる人間関係は、ルール関係とフィーリング関係、その2つの関係の度合いによって成り立っているという視点です。

ルール関係とは、他者と共存していくにあたって、ある決まり事をお互いに守ることで成立する関係性です。

フィーリング関係とは、とにかくフィーリングを一緒にして同じようなノリで同じように付き合いましょうという関係性のことです。

ルール関係をドライな関係とするならば、フィーリング関係はウェットな関係であると言えます。

そして、

どのような人間関係においてもそうしたドライな部分とウェットな部分とがあるわけであり、
他者との距離感の適切な取り方というのは、そうした2つの側面のバランス点を見極める事であると言えます。

二面性を見つめる視点を持つことの重要性

しかし、

そもそもの話として、ここまでがルールで、ここから先はフィーリングといった、はっきりしたラインがあるわけではなく、それはどこまでいっても常に曖昧なものです。

そのため、そのバランス点探しに過度に神経質になる必要はありません。

そうではなく、

そうしたバランス点というものがあらゆる人間関係にはあるという視点を持つことが重要という事です。

そして、

それを探りながら距離を縮めていく、もしくは距離感を保つというのが、他者との上手な距離感の取り方であると知ること

その事がそのまま、対人関係への苦手意識を克服していく上での手段となりえるのではないでしょうか。

この記事の内容が何か1つでもあなたのお役に立てておりましたら幸いです。

最後までご視聴ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

P.S.
当記事はYoutube動画でも解説をしておりますので合わせてご視聴いただくことでより理解を深めることができます。

  • 人間関係に潜む二面性
    • 様々な二面性が人間関係を捉え難くしてる
  • ルール関係とフィーリング関係
    • ルール関係とは
      • 他者と共存していくにあたって、ある決まり事をお互いに守ることで成立する関係性
      • ドライな関係
      • 親や兄弟など身近な関係の中にもルール関係はある
    • フィーリング関係とは
      • とにかくフィーリングを一緒にして同じようなノリで同じように付き合いましょうという関係性
      • ウェットな関係
      • 共感を楽しむ関係
  • 二段階で捉える他者との距離
    • まずルール関係を土台にする
    • 土台となったルール関係の上にフィーリング関係を構築する

参考文献:
菅野 仁(2008)友だち幻想 筑摩書房
岸見 一郎, 古賀 史健 (2013) 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え ダイヤモンド社
アルフレッド アドラー(2012)個人心理学講義―生きることの科学 (アドラー・セレクション), 岸見 一郎訳 アルテ

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