モチベーションアップの連載企画も最後の投稿です。
大切なことは学んだことをこれからどう活かしていくかです。
前回の投稿では、
「他のチャレンジにどう活かせばよいか」という切り口から、
これまでの知識を簡単に振り返りつつも今後への活かし方について解説しました。
そして今回の投稿では、
じゃあ一体どんなチャレンジをこれから選べば良いのか
というお話をしていきます。
続けることに意味がある
一貫して「続ける」ということに焦点が当たった1ヶ月であったかと思います。
モチベーションの維持も、
意志力を鍛えることも、
行動のハードルを下げるということも、
それらの目的は、続けられるようになるため、です。
思うだけ、考えるだけ、宣言するだけでは変化はおきません。
思考を行動に移し、それを続けることで初めて変化が起きます。
だから、
「続けられるようになる方法」を学ぶということは、とても大切なのです。
そして、1ヶ月ではひたらすらに、その「続ける」ということに焦点を絞って、知識面・実践面の両面から情報を発信してきました。
皆さんには是非この「続ける」ということを続けて頂きたいと思います。
そこで最後の投稿として、じゃあ何を続ければ良いのか、という疑問に答えるべく、いくつかの着眼点をお伝えします。
自分はどう変化したいか。時間をどう自己投資するか。
新しいチャレンジを決めるに先立ち、まず念頭に置いて欲しいことがいくつかあります。
それは、
- 自分自身をどのように変化させたいかをイメージすること
- 時間を自己投資するという発想をもつこと
です。
ここでいうチャレンジとは、自己変化の手段です。
みなさんは自分自身をどのように変化させたいですか?
それは、自己改善という話にとどまらず、
- もっと趣味を楽しめる人生にしたい
- もっと人に役立つ活動を増やしたい
- もっと知らない世界をたくさん見てみたい
など、活動の範囲を広げることも選択肢に入るはずです。
そして、その上で時間を自己投資する発想を持ちましょう。
時間は有限で、そして平等です。
時間をどう使うかは人の自由ですが、それと同時にその人次第です。
だから、チャレンジを決めるに当たっては、
そもそも自分はどうなりたいのか、そして
どう時間を投資するか、
について念頭に置くことは大切です。
もし、チャレンジが明らかになっても、時間がなければ実行できません。さらにいうなら、時間があってもどう変化したいかが分からなければチャレンジも思いつけません。
だから、「自己変化」と「時間投資」この発想が大切です。
チャレンジ選びの3つの視点
さて、その上で、これからまた新しいチャレンジを考えていくにあたって3つの視点をお伝えします。
視点① スキルアップの視点をもつ
一つ目の視点は、スキルアップの視点をもつことです。
スキルアップとは自分の能力を高め、自分の可能性を広げることです。
仕事選びの基準としてよく
- 好きなこと
- 得意なこと
- 人の役に立つこと
の3つが重なったことをすれば良い、という話がありますが、
この「②得意なこと」を増やし、そして質を高めることは、そのまま自分の出来ることの範囲を増やしてくれます。
じゃあ、どんな得意なことを身に付ければ良いだろうかと考えた時、
①好きなこと・・・自分の好きなことはなんだろうか?
③人の役に立つこと・・・自分はどんな風に人の役に立てるか?また立ちたいか?
について、自己整理をしてみましょう。
そして、①と③を掛け合わせたときに必要になる、②得意なこと、というのを見つけ、それをチャレンジとして設定することで、
自分の能力を高め、可能性を広げることができます。
視点② 本当に重要なことをする
本当に重要なことこそ、意外と後回し、そして忘れ去られてしまいがちです。
時間の使い方のハウツーとして、
「重要だけど、緊急じゃないこと」
にこそ意識的に時間を使うようにすれば良い、という考え方があります。
私たちの日々の生活を振り返ってみると、
・重要じゃないし、緊急でもないこと
・重要じゃないけど、緊急なこと
で1日のほとんどが占められているというケースが少なくありません。
重要で緊急なことは、やはり緊急ということもあって、なんだかんだ実行に移せていることでしょう。
しかし、重要だけど、緊急じゃないこと、というのは、なかなか後回しにされて実行できません。
過去を振り返ってみて、「あのことを今も続けていれば大きな差になっていただろうな」という事は多くあるのではないでしょうか?
例えば、
・健康のための筋トレやランニング
・資格取得のための勉強の継続
・読書習慣
などなど。どれも、今すぐやらなくても明日、明後日に大した影響のないことばかりですが、一年、二年というスパンでみると大きな差になることばかりです。
だからこそ、チャレンジとして意図的に行動に移すことは、
その重要だけど、緊急じゃなく、そのために疎かにされてしまっていることを選ぶようにすると良いでしょう。
視点③ そのための時間を確保する
そして3つ目の視点は、当たり前だけど軽視されがちな視点。
それは「そのための時間を確保する」ということです。
例えば、チャレンジとして「読書習慣」を設定したとしても、
肝心の読書をするための時間がなければチャレンジ以前の問題です。
だからこそ、時間を確保するという視点を忘れてはいけません。
チャレンジのための時間を確保するためには、例えば
・それ専用の時間をスケジュールに組み込む
・生活リズムの中に組み込んでついでにできるようにする
・他のことをやめて時間を捻出する
といった方法が考えられます。
ポイントは実行する時間や場所を決めてしまうことです。
例えば、
毎朝、6時から6時半はとにかく読書をする
毎日、電車の中ではとにかく読書をする
毎日10時から11時はとにかく読書をする
この「とにかく」という表現に込められているように、
それを実行する時間をセッティングし、例外を認めずそれを実行するということです。
これは、以前紹介したif-thenプランニングと近い考え方ですが、
時間というのは捻出するよりは、指定して先約をとってしまう方が確実です。
まとめ
是非学んだことを活かすべく新しいチャレンジを設定して継続してみてください。
この最後の投稿では、
念頭において欲しいこととして、
・どう変化したいかのイメージをもつこと
・時間を自己投資する発想をもつこと
の2つを紹介しました。
そして、新しいチャレンジ選びの視点として、
視点① スキルアップの視点をもつ
視点② 本当に重要なことをする
視点③ そのための時間を確保する
の3つの視点を紹介しました。
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